6月10日ついに関東甲信も梅雨入りが発表されました。平年は6月7日頃、昨年は6月21日でした。しかし、昨年も今年と同じで梅雨入り前から度々雨が降り、常に雨水タンクが補充されて水不足の心配がない関東甲信でしたが、全国的には水不足の地域もあって、稲作への影響が心配されていました。タチアオイは気象庁発表と異なりしっかり梅雨入り宣言していましたが、気象庁としては梅雨前線が南方海上にあるので宣言できなかったのです。しかし南方海上の梅雨前線が時折上がってきて湿った空気を関東甲信に供給してはまた引き下がるという繰り返しでした。近年の梅雨どきは大雨災害も心配されます。

タチアオイ
子どもの頃は花びらを抜き、根元を切り裂いて鼻の上に
貼りつけて、コケコッコーと鳴く遊びをよくやってました
前回「
我が家の隣のビルの燕(ツバメ)が5羽ほど盛んに飛び回って、ピヨピヨ、チュンチュン鳴いていましたが、姿が見えなくなったところを見ると、巣立って、どこかの葦原、萱原へ引っ越したみたいです。7月初めだった去年よりずいぶん早いですね」と書きましたが、間違いでした。やはり未だ居ました。
■ 健康寿命/平均寿命/平均余命
ミスター=長嶋茂雄さんが89歳で亡くなられました。2022年の厚生労働省発表による健康寿命(介護や支援を必要としない年齢)は、男性が72.57歳、女性が75.45歳、一方で、同じ年の平均寿命は、男性が81.05歳、女性が87.09歳です。従ってミスターの89歳は長生きということになりますが、68歳で大病を患ったという意味では、当時としての健康寿命だったということです。別の視点で2023年の日本の平均余命は、男性65歳で約19.52年、女性65歳で約24.38年です。
■ 急ぎ足
6月8日(日)、上野駅から不忍池を回って東天紅本店に向かう途中、朝早く朝食食べずに家を出たので、セブンイレブンに寄っておにぎりを買いました。何もかも値上がりの世の中、昆布と梅が@178円でした。高くなったな〜と感慨深いものがあります。もっとも4月に値上げした理由は昨今のコメ高騰ではなく海苔の不作による材料費上昇によるものだそうです。店を出たらバッタリと岩手県人連合会長と会いました。上野駅で後ろ姿を見て追いかけてきたが、歩くのが早くて追い着けなかったと言っていました。筆者は毎分100mペースで歩くので、まあ速足の方でしょうが、これは運動のためで、別に急いでいるわけではありません。都内では急ぎ足の人が多いように見えるのは、それだけ若い人が多いということです。買い物に行って、老夫婦が寄り添いながらゆっくりというか、ヨタヨタともたれ合いながら歩いている姿を見ると、微笑ましいながらも、あぁ老人だなぁと、我が身を振り返らずに思うのです。もうすぐこうなるだろうと思いながら...。東天紅で1年振りに会って、若いはずなのに杖を突くようになった人や90歳を越えてまだ矍鑠としている人に会い、ここに出てこない人はどうしてるんだろう?と思いを巡らしました。

2025年6月8日(日)上野東天紅で第51回岩手県人の集い
■ 元同僚たちの死や病気
実は最近少年野球の試合で行った小学校で2年振りに元の会社の部下とバッタリ遭遇、コーチをしているとのことでした。「やあ〜久し振り、元気?」と話が弾む中で、今やすっかり疎遠になったその会社の同僚たちの近況を聞いて愕然としました。クモ膜下出血で50代で死去した町田市の人…元気で病気とは疎遠と思っていました。体調不良で検査入院したらその日のうちに亡くなった上尾市の人、これまた恰幅良くて明るくて健康な人でした。役員だった朝霞市の人は退職後糖尿病で足を切断し、昨年末に遂に亡くなられたとのこと、「
♪俺の話を聞け・・・」クレイジーケンバンドのタイガー&ドラゴンが得意でした。もう一度、聞きたいなぁ...。「
東京にはもう何度も行きましたね♪」という歌が好きなのに地方回りばかりしていた所沢市の部長の奥様が73歳で亡くなられた、人事総務の責任者だった川越市にお住まいだった人も急死された、技術開発の中心にいた伊奈町の独身男性は目が見えなくなって休職中、こんな話を聞くと、10年以上前に会社を離れたとはいえ、まだ到底死ぬべきでない人が死んだり病気になっている現実に愕然としました。考えてみると我が親たちは60歳を越えるとしばしば入院して、遠く岩手までたびたび見舞いに行っていましたが、入院もせず食事制限もせず、飲み歩いている自分はこんなに元気で良いのだろうか、などと思ってしまいました。

■ 多死社会
身近な人が死ぬと「死」という現実について考えてしまいます。一昨年11月に隣のおじいちゃんが84歳で亡くなったのは大ショックでした。前日にニコニコと話していた人が突然居なくなったという現実が受け入れられませんでした。557『
変死』(2023年11月12日)をご覧ください。少子高齢化社会というのは昔の話で、団塊の世代が全員後期高齢者に突入した2025年以降は急激に日本社会のありようが変化すると言われています。高齢化によって死亡者数が増加し、人口が減少する社会が「
多死社会」と呼ばれ、日本はすでに多死社会に突入しており、今後死亡者数が増加し、人口減少が加速する状況が強まると予想されています。出生数も死亡数も政府予想より急速に変化しているため、子どもは生まれない、死ぬ人は増える、人口減少速度が加速して、毎年香川県が無くなる速さで人口減少中です。

■ 人生の後始末をどうするか
身近で死ぬ人が増えていますが最近は家族葬ばかりで葬式にも呼ばれなくなりました。結婚式も無いので、冠婚葬祭の費用は以前に比べて激減しました。隣のおじいちゃんの時は、親しかった私達へのお知らせも無く、愕然としました。迷惑なんて考えなくて良いから、お別れさせて欲しかった...昨今の風潮は悲し過ぎます。先般久し振りに岩手県二戸市の葬儀に参列しましたが、曹洞宗のお坊さんが、コロナ禍を経て、風習が何もかも変わったとおっしゃっていました。高い交通費、香典、生花、出費が多くても、お別れしたい気持ちが勝ります。
逝去されてから葬儀までの期間が我が地域では長くなっています。聞くと、火葬待ちのためだそうです。炉の数が足りないのでしょう。今後増設の話があちこちで出てくると思われます。人生の最終段階では、病院への同行などの「
日常生活支援」や、病院や介護施設に入る際の「
身元保証」、葬儀や家財の片付けなどの「
死後対応」が必要になります。従来こうした支援は家族が担うのが普通でしたが、現在、高齢者の約2割は独居であり、身寄りのない人も増えています。多死社会の中で、家族に頼れない高齢者はどうしたら良いのか?民間のサービスも出てきましたが、本人が死んだあと本当に契約通りのことを履行してくれるのか、チェックする人は居ません。また低所得でこういうサービスを契約できない人はどうするのか。結局、行政が後始末しなければならなくなるケースが増えて、自治体が頭を抱えるという事例が出てきました。我が妹夫婦はカトリックですが、身寄りのない人から死後の始末を頼まれて何人か面倒を見ていました。そのために何度か東京往復もしていました。そういう信頼できる人に死後を託すというのもアリですね。

家族葬のシンプル祭壇
■ 当たり前が当たり前でなくなる社会
2025年以降の日本は、多死社会の影響が急激に現れて、これまでの概念では生きられなくなるようです。まず第一に
運輸業界、運転手が急減します。1日で荷物が届くとか、送料無料なんて、「
そんな時代もあったねと♪」、歌でも歌わなければやりきれないという現実が目の前に迫っています。引っ越し料金が急上昇しています。配送依頼に業者が応えられない日は目前に迫っていると言われています。次に
建設業界、中小の倒産が激増しています。人が雇えないからです。資材も高騰して、「積算資料」などの物価本を当てにして予算を組んだら、いざ見積もり取ってビックリというのが日常茶飯事です。官庁の入札に業者が現れず、入札取り止めというニュースが出てきました。予定価格が話にならないと、応札しないからです。中野サンプラザのような事例は今後続出するでしょう。しかも高度成長期に整備したインフラが軒並み老朽化しています。道路、橋、上下水道、待ったなしのリニューアルニーズに対応できる業者が不足しています。需要と供給の乖離は大きくなる一方です。水道料金は全国で上がり続けています。蛇口をひねれば水が出るのは、所によっては当たり前でなくなるかも知れません。第三に
介護業界、賃金の問題で人が集まりません。また介護現場にDX推進が必須と言われながらIT人材が極度に不足しています。首都圏の介護ニーズが急速に高まるのに、人材不足でパニックになるのは目に見えています。昨今話題のコメ作り、あと5年で離農者が急増すると言われています。減反どころの話ではありません。地方に行って、田んぼの畦道に腰を下ろして見回してください。水回りのチェックに来るのは老人ばかりですよ。軽トラを運転して直売所に野菜を運んでくる人も老人が多いですよ。反面、こうして年とっても働いているから農業者は元気だという側面もあります。飲食関連のサービス業も従業員確保がますます難しくなるでしょう。人手不足倒産は当たり前になります。今まで「当たり前」と思っていたことが、当たり前ではなくなるのです。

中野サンプラザの建て替えは宙に浮きました
■ 「頑張れば報われる社会」を
少子高齢化対策が言われながら、多額の予算を投じてもブラックホール東京に人が吸い込まれて、蟻地獄のように地方から人が減って行く、その上すでに多死社会に突入した日本は政府予想よりはるかに速いスピードで人口減少しています。対策はあるのか?日本人の心を変えるしかありません。子どもを産めと言って「わかりました」ということにはなりません。子育て支援に予算を振り向けても、そもそも子どもが産まれないのですから順序が違うのです。中国も韓国も、日本と同様です。ただ中国人などはまだ日本の方がマシと考えて日本を目指す傾向があります。子どもが産まれる社会は、夢と希望がある社会です。コンプライアンスばかり唱えて、規制して、イジメがはびこる社会ではありません。女性が活き活きと躍動する社会です。なによりも「頑張れば報われる社会」が必要です。筆者が経営者だった時代と今では、企業決算が様変わりしました。利益の額が信じられないほど爆増しました。従業員に還元しないからです。これを税金で吸い上げて社会福祉に回すような法改正が必要です。そうなると企業経営者は税金で取られるくらいなら従業員に回そうとして、報酬が増える、年金原資もここから生まれます。報酬成果対応システムはほぼ現実化していますから、「頑張れば報われる」、安心して結婚する、子どもが産まれる社会になります。消費税がどうのこうの、それは出ることを心配する議論で、入ることを計れば良い、金持ちも貧しい人も消費額は極度の差はないので、収入を増やす、もちろんそれには所得税がかかりますが、国民の所得を増やす政策に転換すべきです。更に不動産を持つ人が優遇される状況も変えて、課税強化と相続税強化で流動を促す、そうなると必然的に頑張らないといけなくなり、報われて豊かな生活が出来れば旅行もするし飲食もする、活気溢れる社会になるはずです。そもそも人口激減社会なのに国会議員が多過ぎます。人口が減るなら議員も減らすのが当たり前です。

■ イスラエルのイラン攻撃
イスラエルがイランの核関連施設などへの攻撃を実施、軍参謀総長や著名な核科学者ら多数を殺害されたイランは、大規模な反撃を行うと明言しました。これまではヒズボラとの抗争の中でイランへの攻撃があったわけですが、今回は明確にイランを標的にしているだけに黙ってはいられないでしょう。ただロシアがウクライナ戦争でそれどころじゃなくて支援してくれないので、それを見据えてネタニヤフが攻勢に出ているようです。トランプ米大統領が中東各国に駐留する米国大使館関係者などに避難してもいいよと呼び掛けたニュースを見て、これは何かあるなと思っていました。イスラエル国内では長期化するガザ戦闘に対し厭戦ムードが広がり、ネタニヤフ首相の支持率が低下しています。内閣解散の危機はかろうじて乗り切ったものの、政権運営は綱渡りの状態が続き、自らは汚職罪に問われています。ガザ戦闘に続き、イラン攻撃も自らの保身をかけた危険な賭けと見られます。ルビオ米国務長官は、イスラエルのイラン攻撃について事前に連絡を受けていたとしながらも関与を否定し、明らかに迷惑だと言わんばかりで、今度ばかりはイスラエルを支援すると言いませんでした。米とイランが核問題で協議を重ねる中というタイミングでの攻撃で、米国が不本意というのは本心でしょう。バンス副大統領はじめトランプ政権幹部は、中東での紛争には余程のことが無い限り関与しない姿勢です。アメリカの利益にならないことはやらないよという一貫した姿勢です。戦争なんてやめてくれという日本の一貫した姿勢も変わりませんが、第二次大戦後80年経った今でも、戦争が続く現状に怒りを覚えます。

■ トランプとマスクの決裂
イーロン・マスク氏とトランプ米大統領の喧嘩は、マスク氏が"Twitter"を買収して規制を外し、真偽を問わず自由に投稿できるようにした"X"と、"Twitter"に嘘八百を投稿して規制をかけられたドナルド・トランプ氏が自ら設立した"Truth
Social"の間で繰り広げられました。ソーシャルメディアとしてのユーザー数は余りにもかけ離れているので、マスク氏が有利なようにも感じられるかもしれませんが、相手は米国大統領、しかも自らを「キング」と呼ばせて、やりたい放題のヒトですから、有利とかなんとかいう問題ではありません。ロサンゼルスのデモには州兵ばかりか、海兵隊まで投入する構えです。それなのに連邦議会襲撃者には恩赦を与え、偽善との批判を受けていますが、大統領特権は何でも使おうとの構え、喧嘩を売るには最も厄介な相手です。6月14日には米陸軍創設250周年を祝う盛大なパレードを実施して、米軍を使って武力と政治的な権力を誇示するという長年の目標がかなうことになります。習近平やプーチン、金正恩ならやるのが普通ですが、歴代の米大統領は、軍事パレードは不要で好戦的だとして距離を置いてきました。これが仮想敵国に対しての演出ならともかく、自国民に対して向けられるのは信じられないことです。もはや大統領を規制できるのは司法だけという状態ですが、一次政権の時に最高裁判事を自らに近い人を過半数にしているだけに自信があるのでしょう。

我が家のアブチロン;チロリアンランプ
■ One big beautiful bill actのもたらすものは?
トランプとマスクの確執の原因となった大型税制改革法「1つの大きく美しい法案(One
big beautiful bill act)」について、議会予算局は、「
アメリカの財政赤字を2兆4000億ドル(約348兆円)増やしてしまう可能性がある」と言っています。これに対し、トランプ大統領と支持者たちは、「
減税によって経済成長が高まれば、政府の歳入が増え、結果として財政の健全化につながる」と反論しています。この法案では特に年収10万7200ドル(約1553万円)未満の低所得労働者の税率が引き下げられ、チップや社会保障や残業にかかる税金が廃止されることになっています。米国は貧困率世界一の国です。年収10万7200ドル(約1553万円)未満が低所得と言われると、平均所得460万円の日本人は「ウッソー」と言うでしょうが、それだけ生活費がかかる国ということです。貧困率は貧しい人の割合を示し、世界2位は日本です。しかし日本には生活保護制度があるので、乞食はほとんどいません。米国では低所得層のアメリカ人に食料支援などを行っている公的医療保険制度メディケイド(Medicaid)や低所得者向けの食料支援プログラムであるSNAP(Supplemental Nutrition Assistance Program)があって、現物支給で支える仕組みがあり、日本でも最近では子ども食堂や、食料無料配布などが行われるようになってきましたが、米国では大金持ちが貧困層に施すというのが当たり前になっています。この減税法案ではメディケイドやSNAPのような支出も削減されることになっているのです。議会予算局のフィリップ・L・スウェーゲル局長は、2025年5月20日付の書簡で、「
低所得者向けの税率の引き下げがあるにもかかわらず、この法案は貧しいアメリカ人に悪影響を及ぼすだろう」と述べています。「
議会予算局の推計によると、2027年には所得分布の最下位10%の世帯資産が所得の約2%減少し、2033年には約4%減少すると見られる。これは主に、メディケイドやSNAPなどの現物給付の減少によるものだ」、「
これに対して、最も高い収入層の世帯では、2027年に手取り収入が約4%増え、2033年には約2%増える見込みだ。これは主に、彼らが支払う税金が減るためだ」と述べています。つまりこれは格差拡大法案だと言っているのです。6人のノーベル賞経済学者は6月2日、
この法案がアメリカの富の格差をさらに悪化させるという書簡を発表しました。減税が実は高所得者に有利に働き、「
高所得者の収入や利益が増えるのに、低所得者の収入や支援が減るような内容になっている。これほどアメリカの借金を増やす法案でありながら、所得の低い下位40%の世帯に確実に損失をもたらすのは非常に問題だ」と指摘しています。この「1つの大きく美しい法案」が投資家の不安を増大させているのは、インフレの懸念を強めるだけではなく、法案の一部の規定が米国債の利回りに対する信頼を揺るがすだろうと見られるからです。結果として国債利回りが上昇(国債価格下落)、ドル安、金価格の上昇をもたらすだろうと見られるからです。

ピンクの薔薇と黄色の薔薇
■ “古古古古米”も放出するぞ!
農林水産省は、これまで古米から始まり、古古米・古古古米が備蓄米として販売されてきましたが、6月10日、新たに小泉進次郎農水大臣が表明したのは、5年前のおコメ=古古古古米の放出です。すでに放出していた2021年産の“古古古米”10万トンに加え、2020年産の“古古古古米”10万トンを、今回初めて放出することにすると発表したのです。この20万トンの放出で、元々約90万トンあった備蓄米は、今回の放出後に残り10万トンとなります。「
コメをじゃぶじゃぶにしていかないといけない。それじゃなかったら価格は下がらない」と小泉進次郎農水大臣は語りましたが、果たしてじゃぶじゃぶになるほどコメはあるのか?近所のスーパーを一渡り回ってみましたが、まだ備蓄米のかけらも見当たりません。

■ ブランド米が値下がり、且つ急にスーパーの棚に並んできた
ただスーパーの商品棚で明らかな変化がありました。我が家から最も近いスーパーではこれまで棚がほぼ空っぽでしたが、「
緊急値下げ」というあきたこまちがこれまでより500円以上安く大量に並んでいました。コシヒカリなどは従来と同様5kg5千円以上で数袋しかありません。埼玉で人気のスーパー「ベルク」でも、これまでほとんど5千円以上だったブランド米が高くても4千5百円ぐらいに下がり、4千円ちょっとの米が多量に並んでいました。数も価格も全く様変わりです。価格はすべて税込価格で表現しています。イトーヨーカ堂では木徳神糧の米が5kg\3,777で販売されていました。小泉進次郎農水大臣にボロ儲けと指摘されて、意地を見せたのでしょう。近隣では最も安かった生鮮市場TOP(マミーマート)は相変わらず並べたら売れる状態のようです。カルローズしか並べていないジャパンミートも近々動きがあるのではないでしょうか。埼玉県では最も大量に備蓄米を仕入れたヤオコーはこれまでブランド米はほぼ5千円以上で販売していましたが、6月13日から31店舗で5kg2,160円の備蓄米販売を始めました。ただ我が家近辺のお店にはまだ登場していません。
ホームページで販売予告するそうです。ヨークベニマル(本社:福島県郡山市)も6月12日から1店舗で5kg2,160円の備蓄米販売を始め、中旬以降順次各店舗で販売するそうですが事前公表しないとのこと。ホームページチェックに鵜の目鷹の目、販売戦略ですね。いずれにせよ、備蓄米に殺到する人々の姿を見て、このままでは売れ残るとマズイと考えて、これまで出てこなかったブランド米が出てきて、しかもかなり安くなった、これは「
コメじゃぶじゃぶにする」小泉進次郎農水大臣の打ち手が効果を発揮し始めている現れです。こうなると消費者はもう少し待ってみようという心理になってコメが売れなくなり、投げ売りも出てくるのではないでしょうか。

ガクアジサイ;ダンスパーティ

オーソドックスな紫色のアジサイ

白いアジサイ
■ 何故日本市場で米は高いのか?
辛坊治郎氏が6月10日、滞在中の米ハワイのドン・キホーテで発見した日本米についてレポートしていました。「
米国産米12.99ドル=145円/$換算で1,885円はともかく、日本産コシヒカリが19.99ドル=145円/$換算で2,898円!アメリカの人件費が日本の倍以上であることを考えると、日本では、流通段階のどこかで誰かが大儲けしてるとしか思えない」・・・と書いていました。韓国や東南アジアでも日本のブランド米は3千円以下で買えるそうです。何故日本では高いのか?単純です。辛坊治郎氏ならずとも分かることですが、日本の農家は高い米を出していない、JAも自ら言うように高いコメを出していない、だから輸送費がかかる外国でも安い、日本ではどこで高くなっているのか、小売りとの間の卸売業者としか思えない、こういう事になるのです。

ハワイ「ドン・キホーテ」のコメ売り場
■大川原化工機冤罪事件上告断念
機械製造会社・大川原化工機の社長らが生物兵器製造に転用可能な装置を無許可で輸出したとして逮捕・起訴され、後に起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件を巡る裁判で、警視庁と検察それぞれが上告しないことを表明しました。これにより、5月28日に東京高裁が「逮捕と起訴を違法」と認定し、東京都と国に合わせておよそ1億6600万円の賠償を命じた判決が確定することになります。警察と検察は謝罪と共に、事件の経緯を検証し、何故こんなことが起きたかを究明して再発防止するとしています。そもそも基礎直前にそれを取り消したのですが、その間大川原化工機の社長以下3人を長期拘留し、顧問の相嶋静夫さんが体調を崩して、検査するも医師が「経過観察」として拘留を解いて病院へ移すことを認めませんでした。このような「人質司法」と呼ばれる日本の司法の在り方は過去度々批判されてきました。カルロス・ゴーンなどこんな日本の司法には耐えられないとして、カネの力でアメリカのプロを雇い、脱走してレバノンに逃げました。相嶋静夫さんはその後胃がんと判明し死亡しました。遺族は適切な治療を受けられていれば死亡することはなかったと憤懣やるかたないとのこと、当然ですね。警察と検察の対応は当然として、「人質司法」を認めた裁判所は反省する必要は無いのでしょうか?残念ながら今の日本では裁判所についてはその責任を追及することは出来ません。

ゼフィランサスピンクとラークスパーの競演
■ 自動車部品大手のマレリが連邦破産法適用をアメリカの裁判所に申請
自動車部品メーカー大手のマレリホールディングス(本社:さいたま市北区宮原町)は、日産自動車など取引先の業績悪化に伴って資金繰りが厳しくなり、金融機関との債務の減免をめぐる調整も難航したため、11日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条の適用をアメリカの裁判所に申請しました。事業を継続しながら負債を整理し、再建を目指すとしています。旧カルソニックカンセイとイタリアのマレリと統合したグループで、しまむらの本社ビルを購入して本社としています。これまでも民事再生したりしていますが、先行き厳しいですね。

マレリ本社:さいたま市
■ 元横綱白鵬の宮城野親方が、日本相撲協会を退職
大相撲で優勝45度を誇る元横綱白鵬の宮城野親方が、日本相撲協会を退職しました。弟子だった元幕内力士の暴力問題で宮城野部屋が閉鎖され、再開のめどが立たないうちに弟子9人が角界を去って行った、それが退職理由の一つだそうです。9日に記者会見を開き、相撲の新たな国際組織の設立を目指し、相撲の普及と発展に尽くすと述べました。伊勢ケ浜部屋を継承する照ノ富士の下はいやだ、ということではない、と言います。独断で手順を省いた横綱土俵入り、危険な肘打ちを見舞う立ち合いなど、国技の伝統と横綱の地位を軽視した現役時代の振る舞いは、目に余るものがありました。それでも横綱として大相撲を支えてきた功労者でもあります。弟子の暴力を巡る不始末は、協会が懸念した通りの結果となりました。朝青龍と日馬富士の両横綱は自身の暴力がもとで引退し、貴乃花親方(元横綱貴乃花)は、弟子が日馬富士から受けた暴力の対応を巡り、協会と対立して退職しました。平成以降に誕生した横綱11人(現役を除く)のうち、角界を去ったのは6人、協会の統治能力の低さにはあきれるばかりです。今回の問題では部屋の再開時期を示さず「飼い殺し」の状態に置いて、いじめとしか思えない協会のありように、YOSHIKIやトヨタの豊田章男会長は憤懣やるかたないようです。6月12日、愛知県豊田市のトヨタ自動車本店で開催された定時株主総会で、質問を受けた豊田章男会長は『
こんな終わり方ないよね』というのが私の正直な気持ちです、と語り、相撲の発展に白鵬翔氏と連携していく意向を明確に述べました。

遠藤にエルボースマッシュ!この相撲は許せませんでした
■ 橋幸夫さん復帰コンサート出演
アルツハイマー型認知症を公表していた歌手の橋幸夫さん(82)は2025年5月31日に救急搬送され「一過性脳虚血発作」と診断を受け入院しました。いわゆる脳梗塞の前兆症状です。今月8日に退院、11日に滋賀・東近江市立八日市文化芸術会館で行われた「夢グループ20周年記念コンサート」に出演しました。退院した時点ではステージなど到底無理という状態だったのが、いざ当日になるとシャンとして、みんなビックリしたそうです。「いつでも夢を」や「潮来笠」等を歌唱しましたが、認知症でも昔ながらの歌詞はスラスラ出てくるんですね。途中1番を終え、2番に入る前にお話が長過ぎて入りのタイミングをロスしたら、話を続けて、きちんとフォローするプロ根性を見せました。ただやはり下写真のように10年前川越でのコンサートとはまるで生気が違いました。認知症とはこういうもんなんだなと考えさせられました。今や日本では1千万人以上居るという認知症患者、なりたくないなぁ、と思います。ただ、下写真の中でも冠二郎さんや葛城ユキさんは既にこの世の人ではありませんから、ステージに立つだけでも大したものです。

10年前、ウェスタ川越でのコンサートを見に行きました(2015年8月10日)
■ 安楽亭ワンコインランチ
焼肉「安楽亭」の
ワンコイン肉丼ランチは3種類あります。税込500円はコスパ最高、美味しくて、スープ/デザートもついて、しかもスープお代わり無料、焼肉ランチはご飯もお代わり無料です。しかもランチタイムは17時まで!牛丼に比べたら絶対こちらがオススメです。豚スタミナ丼/豚キムチ丼/鶏の唐揚げ丼の3種があります。ドリンクバーを付けてもいいですね。特に珈琲がお勧めです。


豚キムチ丼/スープ/デザート これで税込500円
(2025年6月15日)
BACK No.
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ミスターロス 長嶋茂雄さん逝去、えきねっと予約、トランプとマスク、備蓄米 |
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一指禅閉店 肉高麺低、らーめん五葉、ラーメン業界の栄枯盛衰、のぶが嫌い |
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龍岩寺 曹洞宗、九戸城の戦い、二戸市、オオキンケイギク、プログレス閉店 |
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プラザ合意に学ぼう トランプ関税、プラザ合意、広末涼子さん、万博開幕 |
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第三者委員会 トランプ自爆テロ? 兵庫県、フジテレビ、我が食生活、秋田選挙 |
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Baseball MLB東京開幕、少年野球チーム数激減、北海道の野球場、カルローズ |
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混とんとした世界 「二月会」、兵庫維新、米ウ首脳会談決裂、みのもんた |
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水森かおり JAいるま野・歌謡ショー、ミャンマー東部特殊詐欺犯罪拠点摘発 |
2025年2月23日 |
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異変 第2次寒波、河津桜開花遅れ、備蓄米放出、高湯温泉、川越・朝霞市長選挙 |
2025年2月18日 |
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雪 新春の懇親会、上越市高田、日産・ホンダ破談、石破−トランプ会談、DeepSeek |
2025年2月10日 |
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熱海 風の子駅伝、来宮神社、熱海梅園、糸川遊歩道アタミザクラ、森永卓郎 |
2025年2月2日 |
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長野駅通り魔事件 善行寺口バス停、ナカジマ会館天ぷらそば、豊昇龍横綱 |
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平均余命 阪神淡路大震災30年、トランプ2.0始動、照ノ富士引退、佐々木朗希 |
2025年1月19日 |
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落ち葉ケーキ作りと薪割り体験 おおたかの森、LA山火事、中居正広ピンチ |
2025年1月12日 |
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年末年始 激動の2024年、2025年の展望、年賀状終い、紅白歌合戦、箱根駅伝 |
2025年1月6日 |

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