619  平均余命

 雨が降りませんね。日本海側は大雪なのに、関東は高い山にブロックされているために、乾燥した空気が吹き下りて、火事に要注意です。1月20日(月)が大寒ですが、天気予報によれば1月19日(日)までが寒さのピークで、1月20日(月)からは暖かい日が続くとのこと、花粉も関東では2月中旬から飛散し、その量は例年より多いそうです。ず〜〜っと晴が続き、3月は例年より気温が高くなるとのことです。桜も早いかな?


ろう梅が咲き始めました


■ 日本気象予報協会「tenki.jp」がつながりにくい事象
 少年野球のサイトにリンク掲載している天気予報tenki.jpサービスが1月9日(木)午前7時1分頃から、断続的につながりにくい事象が発生しました。1月15日(水)午前7時51分頃から再び起きました。断続的なDDoS攻撃によるネットワークの長時間にわたる輻輳が原因とのことです。最近色々なところでこうしたサイバーテロが起きており、ネット社会の脅威となっています。サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向けて、政府は警察や自衛隊が独立した機関の事前承認を得たうえで攻撃元にアクセスし無害化する措置を講じることなどを盛り込んだ法案の概要を1月16日(木)自民党に示しました。これを受けて自民党は、その概要に沿って法案を作成し、通常国会に提出する方針を確認しました。



■ 阪神淡路大震災から30年
 1月17日と言えば30年前、1995年を思い出します。98『大震災から20年』(2015年1月17日)をご覧ください。1995年1月17日午前5時46分52秒、淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源とする、マグニチュード7.3の大地震でした。仕事面でも神戸営業所があり、販売店さんや従業員、顧客が被災し、会社を挙げて被災地支援に大わらわでした。


藤原紀香はこの地震を機に東京へ出て来ました


■ 平均余命
 厚生労働省は2024年7月26日、2023年分の平均寿命と平均余命が記載された令和5年簡易生命表を発表しました。これによりますと、男の平均寿命(0歳の平均余命のこと)は81.09年、女の平均寿命は87.14年となり前年と比較して男は0.04年、女は0.05年上回りました。平均寿命の男女差は、6.05年です。75歳まで生存する者の割合は男性75.3%、女性87.9%、90歳まで生存する者の割合は男性26.0%、女性50.1%となっています。いずれも平均寿命と同様、3年ぶりに増加に転じました。厚生労働省の発表を分かり易く解説した高齢者住宅協会の「サ高住情報提供サービス」ホームページをご覧ください。平均余命は、男性65歳は19.52年、女性65歳は24.38年、男性75歳は12.13年、女性75歳は15.74年となっています。

 グラフ上でところどころ伸びが減少に転じているところが見られます。1995年は阪神淡路大震災、2011年は東日本大震災です。2020年以降はコロナ禍です。いかにコロナ禍での死者が多かったか一目瞭然です。高齢者の増加で、死亡者数が増えています。特に寒い1〜2月は死者が多く、富士見市・ふじみ野市・三芳町で共同設置した入間東部広域斎場しののめの里では、知人が母親の火葬を依頼したら10日待ちと言われたそうです。

■ 日本は中国より邪悪だ!
 アメリカメディアは米国鉄鋼大手「クリーブランド・クリフス」が、別の鉄鋼メーカーと組んでUSスチールの買収に動いていると報じました。クリーブランド・クリフス社のゴンサルベスCEOの会見には耳を疑いました。「中国は悪い、中国はひどい。でも日本は中国より邪悪だ! 日本は中国に、鉄鋼関連も含めて多くのことを教えた。われわれはアメリカ合衆国だ!日本は注意しろ!日本は己を分かっていない。1945年以来、何も学んでいない!アメリカがどれほど善良で、慈悲深いか学んでいない。日鉄の橋本CEOは、自分のことをマフィア呼ばわりしているが、もし証明できなければ車や犬、家も奪ってやる」・・・いやはやこの発言には怒りというよりも哀れを感じました。米国内でもSNSでは、ブラジルから出て来て世界22位の鉄鋼メーカーのCEOになった人物が、米国の同盟国である日本をこのように揶揄するほうがヘン、日鉄を上回る条件を示してから言いたいことを言うべきだ、という声であふれているそうで、ちょっと安心しました。ただ、英紙「フィナンシャル・タイムズ」は、トランプ2期目の米国ではこのようなジャパン・バッシングが再燃すると警鐘を鳴らしました。

■ トランプ2.0始動1月20日
 トランプ大統領の第2期が始まりますね。まずはイスラエルに圧力をかけてガザでのハマスとの戦闘の6ヶ月停止を実現させました。カナダとメキシコに25%の関税を課すとか、中国には今より+10%の関税をかけるとか、移民を追い返す、グリーンランドとパナマ運河を米国のものとするなどと言っています。石油や天然ガスは掘って掘って掘りまくれ、地球温暖化なんてフェイクだ、とバイデン政権と真逆のことを言っています。帝国データバンクが全国2万6721社を対象に実施した、トランプ2.0の影響を聞いた調査には、1万935社(回答率40・9%)が答え、マイナスの影響があると答えた企業は43・9%、分からないとしたのが38・3%、プラスの影響を見込む企業が10・4%、「影響はない」とする企業が7・4%でした。IT業界はこぞってトランプ詣でに走っています。さてどうなるか?注目です。

■ どうなる?2025年日本経済
 2025年になってから日経平均株価が冴えません。一方で米国のダウ平均株価は好調です。為替はドル高円安から若干円高方向に向かっています。日銀が利上げのニュアンスを示していることが要因の一つと言われています。世間では初任給を30万円、33万円、いや41万円にする、などと何やら景気の良い話が出ています。ところが実質賃金は相変わらずマイナスが続き、名目賃金の上昇が物価に追い着いていないというのが実態です。賃金を上げるので商品も値上げするという動きが背景にあるようです。実際買い物してると、何もかも値上がりしていて、政府の発表している数値と実態が乖離している感じがします。それだけではなく、外食をしても旅行しても、とにかく上がり幅が異常です。こんな状況では利上げするしかないのではないでしょうか。

■ フジテレビやばい
 中居正広さんの女性トラブルに関して、フジテレビの港浩一社長(72)が定例社長会見を行いましたが、その方式がNHKはじめ他のテレビ局からも一斉に疑問をもって報じられました。事態鎮静化が目的とは思えない歯切れの悪い会見が、火に油を注ぐ形になりました。一夜明けた1月18日、スポンサーが続々とCMの取り下げを発表し、ACジャパンの広告だらけとなりました。これは大変です。日本生命、明治安田生命、トヨタ自動車、アフラック生命などが、同局へのCMを当面の間差し止め、今後も他の企業が追随する可能性は高いでしょう。フジテレビは開局以来、最大の危機を迎えました。

■ 照ノ富士引退
 大相撲の横綱・照ノ富士(33=伊勢ケ浜部屋)が1月17日、東京・両国国技館内で引退会見を行い、「できる限りのことをやってきた。今場所、思うように相撲できなくなり、これ以上、中途半端な気持ちと体で土俵に上がれないと思い、決断した」と述べました。14年の現役生活については「良いときも悪いときもあったけど、たくさんの方に支えられてきた」と感謝の思いを口にしました。23歳での大関昇進後、両膝のケガや糖尿病などにより序二段に転落しながら復活した強い精神力には、角界の多くの人から称賛の嵐でした。強い横綱と言えば白鵬ですが、残念ながら今は悲惨な状況です。対照的に照ノ富士が称えられる、その違いが何なのか、大相撲ファンであれば言わずもがなですね。会見に同席した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「横綱に昇進する姿は奇跡に近い。精神力は誰よりもあると思う」と称えました。


■ 佐々木朗希ドジャースへ
 プロ野球ロッテからポスティングシステムを利用して米大リーグ(MLB)移籍を目指す佐々木朗希投手(23)が1月18日、ドジャースとマイナー契約を結んだことを自身のインスタグラムで発表しました。大谷翔平、山本由伸と3人揃い踏みになるわけで、日本のファンにとっては朗報ですが、米国内ではますますドジャースが有利になるとブーイングが出そうですね。菊池雄星投手が今期からロサンゼルス・エンゼルスに移籍しましたので、今年は岩手県出身の3人;菊池雄星、大谷翔平、佐々木朗希がロサンゼルスに集結することになりました。ちなみに世界屈指の名門大学であるスタンフォード大学に進んだ佐々木麟太郎もカリフォルニア州ですが、スタンフォードはサンタクララ郡でサンフランシスコのすぐ南ですから、ロサンゼルスの600km程北です。有名なパロアルト市にスタンフォード大学のキャンパスは一部かかっており、ナント!キャンパスの広さは千代田区の3倍だそうです。シリコンバレーの真っ只中ということからしても、世界のIT先進地、続々とユニコーンが生まれる地域です。スタンフォード大学はどんなに優秀なアスリートでも、高校時代の成績が優秀な学生しか入れないそうですから、そこに入れたということはスゴイことです。



(2025年1月19日)


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