583  経済危機の予感

 5月は爽やかな季節です。北海道に行けばライラックの花が咲いているでしょう。今年は土曜日にズラ〜っと予定が入っていて、最後は都内で飲んでくる、何が楽しいの?と思われるでしょうが、実は自分自身もそう思うことがあります。同窓会やふるさと会の会合があるのです。そういう会はどんどん高齢化していて、お先が真っ暗とは言いませんが暗いのは間違いなく、打ち手は難しいのが現状です。少子高齢化が進む日本では仕方ないことです。老人になって、他人と交流してニコニコしている人と、しかつめらしい表情で、何かに怒りの矛先を向けようかという人の2タイプの人が居ます。先行き長くないのに、何をいまさら腹立てるのでしょう?万葉集に「生者遂毛死物☆有者今生在間者樂乎有名」といううたがあります。☆部分はヘ(ひとやね)の下に小と書いて、「しかり」と読む漢字です。大伴旅人の詠んだうた、「酒を讃むるの歌」のうちのひとつですね。読みは・・・生ける者つひにも死ぬるものにあればこの世なる間は楽しくをあらな・・・です。生きている者は結局は死ぬものだから、この世にいる間は楽しく生きて行きたいものだ・・・ということで、実は今の心境はこれなのです。


光る君へ

■ 警鐘を鳴らす二人
 世界三大投資家と言えばウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズの三氏ですね。少子高齢化が進む日本に対してジム・ロジャーズ氏は、打開策を何も講じなければ「日本という国はなくなる」と警鐘を鳴らしているのは有名な話です。今40代以上の日本人は、できるなら日本以外の場所に引っ越しなさい、日本での残りの人生は良いものにはなりません、40年後、日本は幸せな場所ではなくなっているはずで、それに備える必要があるからだ、と言うのです。一方飲食大手・ワタミの創業者であり会長兼社長CEOの渡邉美樹氏は、2013年にアベノミクスに賛同して参議院議員となりましたが、1期6年でもうウンザリだと引退した人です。国民に現状を伝えない日本政府や、膨大な国債を買い続ける日本銀行の政策姿勢から、「このままでは日本は破綻する」と訴え続けています。その二人が対談しているのをネットで見ました。紹介しましょう。

ジム・ロジャーズ氏

■ 世界不況への見解は異なるが...
 ジム・ロジャーズ:2022年の年末、世界中の多くのエコノミストが「2023年中に非常に高い確率で不況が到来する」と言っていました。しかし、その予測は当たりませんでした。実は大勢の人が「来る」と言うときほど、不況は来ないものなのです。では、いつ来るのか。私は、2024年以降に来ると考えています。インフレが高止まりしていることや、金利が高くなっていることは、遠からずやってくる不況の兆候です。また、世界中の株式相場に新たな参加者たちが集まっていること、これも不況の前触れです。ここ数年の間に新しく株式投資を始めた人たちは「お金を儲けるのはこんなにも簡単なのか」と思っているかもしれませんが、そうしたときに不況は到来しやすいのです。
 渡邉美樹:最近の世界情勢を見ていると、世界各国がしっかりとお金の回収を始めているという印象があります。世界経済は十分にコントロールされつつあると思うので、おっしゃるような世界不況は来るのだろうか?と疑問を感じます。ただ、日本の状況はまったく異なります。日銀はマイナス金利を解除し、利上げを決定したとは言え、短期の政策金利は0〜0.1%です。これは、本格的に金利を上げると、日銀が債務超過に陥り、国家予算を組めなくなるからです。日本の経済破綻が世界に影響を及ぼす可能性が高いと考えています。

■ 借金が世界不況のきっかけに
 ジム・ロジャーズ:もちろん日本が経済危機に陥れば、その影響は世界中に波及します。今後どこか大きな国が経済危機に陥ったら、全世界が何らかの不況に陥るでしょう。アメリカをはじめ、世界各国の中央銀行は利上げを実施していますが、その裏でお金の増刷は止まっていません。それは、日本でも同じですし、世界中の政府がまだまだお金を印刷し続けているので、利上げをしても、その裏でお金を刷り続けていれば、借金はさらに増え続けて行きます。この傾向は2008年から続いています。世界中の政府はリーマンショック後に大量にお金を刷るアクションをとりました。そのため、世界経済はリーマンショックから2020年のコロナショックまで大きな不況もなく、成長し続けることができたのです。しかし、お金を印刷し続けたことによって、これまで経験したことのない水準まで借金が膨れ上がっています。2008年以降は中国ですら借金を増やし続けており、今後はとてつもなく大きな経済危機が我々を待ち構えていると感じています。
 渡邉美樹:確かに世界各国の政府はお金を刷り続けてきましたが、EUもアメリカもバラまいたお金の回収をはじめています。これから2〜3年は金利高が続くでしょうが、インフレとの戦いはソフトランディングするのではないかと私は思います。一方で日本は、別格の借金と財政ファイナンス(財政赤字を賄うために、政府の発行した国債等を日銀が直接引き受けること)をし続けています。だからこそ、日本が大きな危機のきっかけになるのではないかと懸念しているのです。ただ、それが世界レベルの大きな危機に発展するかどうかは疑問です。

■ 救世主は居ない
 ジム・ロジャーズ:2008年のリーマンショックでは、当時借金が少なかった中国によって世界が救われました。今はその中国でさえも大きな負債を抱えています。そのため、今後の経済ショックの際に中国が世界を救うシナリオは考えにくいでしょう。世界中の国がお金を刷り続けて借金を重ねてきたために、預金を豊富に持っている国はありません。救世主となる国が現れるとは考えにくいのです。先進国の中では比較的借金が少ないドイツですら、すでにいくつかの州が財政難に陥っています。次の経済危機が起こった際に、世界を救える国を私は思い浮かべられません。借金をし続ける国の未来がどうなるかを、多くの人が理解する日がやってくれば、借金の膨れ上がった国の国債は、誰も買わなくなります。そして、中銀が市場のコントロールを失えば、その国は破綻するか、衰退の一途をたどるのです。
 渡邉美樹:世界各国でさまざまな問題がありますが、ジムさんは、2024年はどんな年になると考えていますか。

■ 終わる日本の楽しいひととき
 ジム・ロジャーズ:2024年については、世界一の経済大国であるアメリカに関して、まず考えなければいけません。アメリカは2009年からずっと成長を続けていて、歴史的にはもっとも長い成長期間となりました。そう考えると、2024年には大きなショックが来ると予測しています。アメリカで大きなショックが起きれば、それは必ず、日本やほかの世界の国々にも大きなインパクトを与えます。その意味でも、皆さんはもっと心配するべきです。特に日本は日銀がETF(上場投資信託)を大量に購入し続けてきました。3月に日銀はこれを止めると発表しましたが、どこかでショックが起きれば、日本の株式市場も大きなダメージを受けるでしょう。日本にとって2024年は、ひとときの楽しい時間が終わる年になるでしょう。
 渡邉美樹:日本は17年間も金利を上げることができませんでした。日銀は2023年にこれまででもっとも多くの国債を買いました。利上げに踏み切りましたが2024年は、さらにたくさんの国債を買い続けることになるでしょう。私は、2024年は日本が破綻する最終局面に到達する年になるのではないかと思っています。

■ 不満を抱えている人の増加が難題
 ジム・ロジャーズ:どの国も今は借金を増やし続けています。日本は日銀が国債を買っているという独特な問題もありますが、中銀がお金を刷り続けて借金をし続ける、これはどこの国にも当てはまります。アメリカは世界でもっとも借金を多くしてきた国です。それも2024年に大きな危機が起こるとした理由の一つです。私は、2024年以降の世界経済について、とてつもなく大きな経済的問題が出てくるだろうと予測しているわけですが、その根拠の一つは世界中に不満を抱えている人が数多くいることです。さまざまなニュースを見ている限り、それは明らかです。不満を持つ人は今後も増えて行くでしょう。この問題をいかに早く解決するかが、中銀や政治家にとっての難題です。手っ取り早く解決する唯一の方法は、借金をし続けて、国民にお金をバラまくことです。それによって問題は一時的に解決するかもしれませんが、どこかで効果がなくなります。その後はとても大きな痛みを伴うでしょう。そして、世界各国は経済面で大きな衰退を見せるはずです。2025〜27年には、世界各国にとても不幸な国民があふれると予測しています。
 渡邉美樹:コロナショックでお金を刷りすぎたため、世界の多くの国は現在、資金の回収に入っています。2024年以降は、その影響でインフレが続き、ジムさんが言うように大きな痛みと経済衰退が訪れると思います。先ほども言いましたが、その中で私がいちばん心配しているのは日本の状況なのです。日本でもインフレが進んでいますから、長く低金利を維持することはできないでしょう。しかし、今以上に金利を上げれば、日銀が債務超過に陥ります。つまり、日本は国家予算を組めなくなってしまうのです。私は、2024年は世界全体が苦しみ、2025年には日本がきっかけとなって、大きな世界経済ショックが起きるのではないかと心配しています。日銀の債務超過や日本の国債の格付けの低下などが、大きな引き金になるのではないかと思っているのです。

渡邉美樹氏

■ 小さな問題が引き金となって世界不況へ
 ジム・ロジャーズ:私も、2024年以降に大きな経済危機が起こると考えていますが、タイミングが唯一の相違点です。まずは小さい国や、小さい企業の破綻がきっかけになるのではないかと思っています。どこかで小さな問題が起きたとき、世界中の人は「大したことはない」と言います。しかし、それから数週間後、数ヶ月後に、その「大したことない」ことが引き金となって、大きな世界経済危機をもたらします。しかし、その小さな問題がどこから始まるかは、私にもわかりません。渡邉会長がおっしゃるように、仮に日本がショックの発端になると、非常に大きな世界的危機につながるでしょう。しかし私は、日本が発端になる可能性は低いと考えています。問題の発端は日本ではなく、ヨーロッパやアメリカになる可能性が高いでしょう。ただし、万が一、日本が引き金となった場合、それはとてつもなく大きなグローバル危機につながることは明らかです。
 渡邉美樹:ジムさんが危機のきっかけとなると考える出来事はどんなことでしょうか。どこかの国でデモが起きる、などでしょうか。

■ 次に起こる危機は史上最大のものになる?

 ジム・ロジャーズ:危機の発生を順序立てて整理すると、まず何かが破綻し問題を起こします。それは小さな企業であったりします。リーマンショックの場合、最初にアメリカの投資銀行、ベアー・スターンズが破綻しました。その数ヶ月後にリーマン・ブラザーズが破綻して、世界中に危機が波及して行きました。コロナショックではウイルスへの感染拡大を防ぐために、世界中が国を閉鎖したことが引き金となりました。次に起こる危機は1929年の世界大恐慌、あるいはその後のすべての危機よりもはるかに大きく悪いものになるのではないかと、私は懸念しています。繰り返しますが、過去の危機のきっかけは小さい銀行や企業の破綻でした。最初は小さい銀行や企業がつぶれていき、そこからどんどん大きくなっていきます。着火点は本当に小さいところであることが多いのです。今、火花は世界のいたるところに出ています。不動産業界を見ても、オーストリアを本拠とする不動産大手;シグナ・ホールディングスが2023年11月に破綻しました。中国でも不動産最大手の恒大集団が実質破綻しました。こうした大手企業の破綻が飛び火する可能性はあると思いますし、その答え合わせができるのは数年後になるでしょう。繰り返しますが、1930年代にオーストリアで1つの企業が破綻して、そこから大恐慌がはじまりました。もしかしたら、次の危機もオーストリアが発端になるかもしれません。それが大恐慌につながるかどうかはわかりませんが、ステップの一つになる可能性はあると思います。

■ 危機に備えることを考えるとき
 以上紹介しましたが、このお二人が話した内容は怖いですね。もしそうなったとき自分は何をすべきか、考えて、打ち手を決めるべき時期かもしれません。ただ、ジム・ロジャーズ氏は以前から警鐘を鳴らし続けているものの、世界の状況は反対方向に進んでいる気がします。世界的投資家というのは、みんなが思う方向をヘッジする故にもうかるという面があります。いわゆる逆張りですね。今カネ余りの状況ですからバブルであるのは間違いありません。バブル状態では一部がもうかり、多数が苦しむ、その不満が地政学リスクを産みますから、ウクライナやパレスチナ、また南米、アフリカなどで上がっている火の手は世界経済危機の前哨である気がします。

■ 鶯宿温泉のホテル加賀助事業譲渡、改装〜再開する見通し
 我が定宿で、度々紹介してきた雫石町・鶯宿温泉のホテル加賀助(資本金1200万円、川口善昭代表取締役)は、東京都内の会社に事業譲渡する方向で調整を進めているそうです。以前宿泊予約しようとホームページを見たら2月から休業していて、再開はこの頁でお知らせしますとありました。いったい何が起きたのか雫石町役場の知合いに問い合わせたら、改装などを経て今夏に再開するとの見通しと聞いているとのこと。しかし数年前に外壁塗装の工事をやっていたし、俄かには信じられませんでした。加賀助は1940(昭和15)年創業で、客室は6階までの37部屋で宴会場を備えています。後継者不在であることは間違いありません。コロナ中は東京からお孫さんが疎開してきていました。従業員の皆さんは解雇されたのでしょうが、みんな知り合いだっただけに心配です。

加賀助の外観

■ 鶯宿温泉のホテル長栄館が破産
 これまた我が定宿で、雫石町鶯宿の老舗温泉旅館・長栄館(資本金4千万円、照井久美子社長)が2024年2月20日、盛岡地裁から破産開始決定を受けたそうです。破産管財人の管理下で営業を継続し、6月をめどに譲渡先の企業を探しているとのこと。岩手日報によれば負債総額は28億7401万円で、債権者数は120人。選任された破産管財人の太田秀栄弁護士(岩手弁護士会)が財産を管理し、地裁から事業継続の許可を得て一時的に運営を担うとのこと。外国籍を含む従業員21人は解雇せず、当面は通常通り営業するそうですが、コロナ禍で経営が悪化した宿は数多く、星野リゾートや伊東園ほか大手企業の傘下に入って生き延びることが出来なければ、そのまま廃業も考えられます。インバウンドで儲かるところは良いですが、もはやニッポンの老人客を相手にしたら未来は無いでしょう。熱海などでは中国資本が宿を買収しています。長栄館は日本の源泉かけ流しの名旅館と採り上げられたこともこともあります。東日本大震災の折には山田町の被災者を受け入れて感謝されました。筆者が家庭教師した社長は壮年のとき病死しました。我がゆかりの宿で、夫婦はもちろん、一家で宿泊したり、大学の同窓会も主宰したりしただけに残念です。 


■ 万博会場でガス爆発
 大阪・関西万博の開幕を来年4月に控え、人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の会場予定地で今年3月に起きたガス爆発事故が波紋を広げています。溶接作業で出た火花がトイレの地下空間にたまったガスに引火して起きた爆発でコンクリートの床など約100平方メートルを破損したが、作業員にけがはありませんでした。夢洲の一部では廃棄物処分場として利用されてきた経緯から、可燃性ガスが発生しており、大阪府が会期中に計画する子供の無料招待事業に対し、教育現場から「待った」の声が上がっているそうです。大阪市議会でも問題を追及する動きが出ており、万博を巡る論争の火種になりかねない状況です。ただ、同様なことは千葉県などでも起きていて、こちらは地下に天然ガスがたまっていて、ガス抜きしたり、場所によっては集めて燃料に使ったりしています。

■ トヨタ営業利益5兆円超え

 トヨタ自動車によりますと、2023年度の売上高は45兆953億円で、2022年度からおよそ21%増加し、本業のもうけを示す営業利益は、およそ2倍の5兆3529億円でした。 いずれも過去最高で、営業利益が5兆円を超えるのは日本の企業で史上初です。クルマは随分高くなりましたが、これはインフレで価格が上がっているからで、海外で売れる価格が上がれば日本国内での価格も上がらざるを得ません。もう一つの要因は円安です。円換算すれば黙っていても儲かる・・・すべての自動車メーカーが、「儲かって儲かって困る」状態なのです。

絶好調;プリウス

■ 三菱自工の場合
 「儲かって儲かって困る」と言えばMMC、三菱自動車工業をもじって昔は言ったものです。では三菱自工の状況はどうか?2023年度通期(2023年4月1日〜2024年3月31日)の決算発表によれば、通期の売上高は前年同期(2兆4581億4100万円)から13.5%増となる2兆7895億8900万円、営業利益は前年同期(1904億9500万円)から0.2%増の1909億7100万円、営業利益率は6.8%、当期純利益は前年同期(1687億3000万円)から8.3%減の1547億900万円でした。増収減益です。また、グローバル販売台数は前年同期(83万4000台)から1万9000台減の81万5000台でした。売上高と営業利益は過去最高の数字です。2023年度に実施した中国事業の見直しの影響に加え、2022年度に行なったロシア市場からの撤退による損失の影響が残ったことで減益となっています。中国市場では販売台数がほぼ半減しました。半面「アウトランダー」シリーズが販売を牽引した北米市場、「デリカミニ」が好評を博した日本市場で大きく販売増となっています。BEV(バッテリ電気自動車)は2024年に入って台数増に急ブレーキがかかっていて、ハイブリッドが好調というのは他の日本メーカーと同じです。販売台数が減ったのに増収の要因にはやはり円安が大きいでしょう。

デリカD:5

■ マツダ絶好調
 マツダの販売台数はここ数年で減少傾向(直近の売上高・営業利益は高水準)にありましたが、2023年度は前期比12%増の124万1000台を販売し、盛り返しました。さらに売上高4兆8277億円(前期比26%増)、営業利益2505億円(76%増)、当期純利益2077億円(45%増)と3項目において「過去最高」を達成しました。特に「大きな乗用車」が北米で好まれたのが好調の要因のようです。

マツダCX-3

■ ホンダ新型フリード
 決算好調はHONDAも同じです。2023年度の連結売上収益は20兆4288億円と前年度比20.8%増、営業利益は1兆3819億円で77.0%増となり、税引前利益は1兆6423億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1兆1071億円と、いずれも過去最高を更新しました。
 そんな中、注目はHONDAが先行発表した新型フリードです。6月発売で、8年ぶりにフルモデルチェンジし、好調のTOYOTAシエンタに対抗します。好評の「車中泊仕様」も、装いを全面刷新、5人乗り仕様は、リアシートから後ろの空間を全面的に専用設計としています。一見すると、ステップワゴンをややコンパクトにしたイメージで、デザインも良く、売れそうですね。
(2024年5月12日)


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