572  芽吹き

 二十四節気の「雨水」が過ぎました。農耕を始める目安ですね。ふじみ野こどもエコクラブでも竹林作業から畑作業に切り替えました。冬越しのエンドウやカキナ、ニンジン、玉ネギ、ニンニク、ネギなどの周りの草取りをしました。畝も整備し、ジャガイモの植え付けに備えました。我が家の鉢からは球根植物が芽吹き、菊や薔薇、ユキヤナギ、飛燕草(ラークスパー)の若葉がスクスク成長、沈丁花も花開きました。


■ 「菜種梅雨」と「三寒四温」
 「菜種梅雨」とは 例年、冬から春に移り変わる際に日本付近に一時的に前線が停滞し、ぐずぐずと雨が続くことを言い、菜種の頃なのでこのように呼ばれます。 ただ、通常は菜の花が咲く3月〜4月によく起きる現象で、今回のように2月のうちに前線が停滞することを「菜種梅雨」と呼ぶべきかは、気象予報士の間でも判断が分かれるところだそうです。ただ、今年はもうあちこちで菜の花が咲いています。本来はソメイヨシノと一緒に咲く花だったはずですが、今年は河津桜と一緒に咲き出しています。
 「三寒四温」という言葉、もとは中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉として用いられました。冬のシベリア高気圧から吹き出す寒気が7日ぐらいの周期で、強まったり弱まったりすることに由来する言葉とされています。日本の冬には『三寒四温』はほとんどありません。その代わり、日本では早春になると低気圧と高気圧が交互にやってきて、低気圧が通過し寒気が流れ込んで寒くなった後、今度は高気圧に覆われて暖かくなり、周期的な気温の変化を繰り返すことが多くなります。今はまさに、「菜種梅雨」と「三寒四温」の時節ですね。

■ 春を告げるネコヤナギとフキノトウ
 春を告げる代表格はネコヤナギの芽、わがふるさとではこれを「めんめっこ」と言います。もう一つはフキノトウ、わがふるさとではこれを「バッケ」と言います。。

ネコヤナギ


ふきのとう

■ 春の野草ナズナとホトケノザ
 ふじみ野こどもエコクラブの畑では、一面のホトケノザの紫の花が綺麗、ナズナの白い花も目立ちます。ナズナは春の七草ですが、別名「ぺんぺん草」です。

ナズナ、別名「ぺんぺん草」


ホトケノザ

■ 川越温泉の梅
 川越温泉の紅梅がきれいです。


■ 近所の河津桜
 我が家の近くの河津桜が開花しました。

■ なでしこジャパン
 なでしこジャパンのパリ五輪アジア最終予選第1戦は北朝鮮女子代表とアウェーの戦い、どういうわけか中立地のサウジアラビアでの対戦となり、0-0で引き分けとなりました。しかしテレビにくぎ付けで見てましたが、後半若い北朝鮮に押し込まれる時間が長くなり、なんとか引き分けたという展開、男子の不本意なBEST8も口惜しかったですが、どうもニッポンどうした?という感じですね。28日に国立競技場で行われる第2戦はホームなので、大声援で後押ししたいものです。

■ 卓球女子、あと一歩で中国に勝てた
 2024年2月24日、韓国・釜山で開催されている世界卓球選手権・団体戦女子決勝、2勝2敗で迎えた最終第5試合、15歳の張本美和が東京五輪個人金メダルの陳夢を相手に第1ゲームを先取する大健闘をみせたものの、最後力尽きて、50数年ぶりの中国撃破はなりませんでした。世界ランク1位の孫穎莎が強かった。しかし、張本美和の健闘は、日本の将来に希望を抱かせました。今回の中国はインド戦でも3-2で薄氷の勝利、なんとエースの孫穎莎が敗れるという波乱がありました。今後の卓球界は面白そうですね。

張本美和の今後は楽しみ

■ バスケットボール男子中国撃破
 有明コロシアムで2024年2月25日行われたバスケットボール男子アジア・カップ予選C組で日本代表は、中国に76-73で勝ち2連勝、五輪などの主要国際大会では1936年のベルリン五輪以来88年ぶりに中国を下しました。

■ 宮城野親方への厳重処分
 大相撲の元横綱・白鵬の宮城野親方が弟子の幕内北青鵬の暴力問題で、日本相撲協会から最下位の年寄への「2階級降格」と「報酬減額」の懲戒処分を受けました。また、師匠としての素養や自覚が大きく欠如しているとして宮城野部屋については、来月の春場所は、所属する伊勢ヶ浜一門の中で任命された師匠代行が監督することになりました。協会のコンプライアンス委員会の答申には、監督責任に加えて二つの報告義務違反が挙げられました。22年名古屋場所中に最初の暴行事実を知ったにもかかわらず、先代親方や協会に報告しなかったことが、日常的な暴力につながったと指摘、更に昨年九州場所中の器物損壊と暴行事案も速やかに報告しなかった点を問題視されました。今や大相撲界の暴行問題に対する厳罰は当たり前なのに、甘く見ていたのを問題視したのでしょう。幕内最長身の有望力士北青鵬もこれでおしまいですね。

■ 日経平均株価上昇、史上最高値突破
 日経平均株価は2024年2月22日、ついに終値で3万9098円68銭をつけ、バブル絶頂期の1989年12月29日の史上最高値・3万8915円87銭を34年ぶりに更新しました。バブル再来と心配する声も聞かれますが、何をおっしゃる、米国のダウ平均はこの間に2753.2→3万8612.24、ナント!14倍になったんですよ。ちなみに1989年12月29日のドル円は1ドル=143円40銭でしたから今より円高でした。当時の日本の10年債利回りは5.720%、現在は0.715%、米10年債利回りは7.88%から4.32%に下がっています。金価格は5倍以上になっています。日本がやっと34年前と同じになったと言っても、韓国でもこの間3倍以上になっていますから、日本の株価が安過ぎるというのが現実なのです。

■ 山本陽子さん逝去
 品のある凛とした美しさで 清楚な役も悪女役もこなしたスター女優 山本陽子(やまもと・ようこ=本名同じ)さんが2024年2月20日に急性心不全で死去されたそうです 81歳でした 静岡県熱海市に居を構えており 帰宅直後の突然の死でした 2月2日に放送されたテレビ朝日「徹子の部屋」に日活のスター同士だった俳優 高橋英樹さん(80)と共に出演し 「健康である限り いろんな役に挑戦したい」と言ってました 4月に舞台出演する予定で台本を読んでいたそうです 和服が似合う清楚な日本女性というイメージですが 高橋英樹さん曰く「ほぼオトコ」で 運転好きのカーマニア 麻雀が趣味で酒も好き 昭和の強い女性の典型でした 山本海苔店のCM57年はギネス記録です 「ピンピンコロリで逝きたいねぇ」というのは老人の合言葉ですが まさしく見事な人生でした
(2024年2月25日)


次へ    前回へ    最新ページへ    つぶやき最終回