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 2024年2月15日(木)は南寄りの風が強まり、気温が上昇した関東や北陸、四国地方で「春一番」が発表されました。一気に春を通り越えて、初夏の陽気の所もありました。関東では去年より2週間も早い「春一番」だそうです。さすがに花粉を感じますね。そんな中、この先の1ヶ月予報が気象庁から発表されました。気温は全国的に平年より高めですが、かなり寒暖差が激しくなりそうです。15〜16日は強風が吹き荒れ、21日(水)までは最低気温も高く、最高気温は4月並み、雨が降るようになって22日(木)からはグッと寒くなるそうです。暖房も、防寒具もまだ必要なようです。

■ お弁当・お惣菜大賞2024
 スーパーマーケットやコンビニエンスストア、 専門店等で実際に販売している数多くのお弁当・お惣菜・サラダ・パン等の中から、食の専門家で構成された審査員により、特に優れた商品を選出し表彰する「お弁当・お惣菜大賞2024」、今年も我が家の近く「生鮮市場Top!(マミーマート)」が最優秀賞3冠、最多17品受賞で、全国のスーパーの中で名に恥じぬトップに輝きました。


■ 弁当部門トップは?
 弁当部門は2,570件のエントリー中36件が入選、最優秀賞に輝いたのは、生鮮市場Top!(マミーマート)の「三陸産茎ワカメと鮭の炊き込みご飯弁当」¥398でした。

生鮮市場Top!;三陸産茎ワカメと鮭の炊き込みご飯弁当;¥398 コスパ最高です

■ 総菜部門トップは?
 総菜部門は2,405件のエントリー中31件が入選、最優秀賞に輝いたのは、サミットストアの「すだち薫る!5種のお出汁きのことれんこん」¥258でした。

サミットストア;すだち薫る!5種のお出汁きのことれんこん;¥258

■ サラダ部門トップは?
 サラダ部門は928件のエントリー中16件が入選、最優秀賞に輝いたのは、生鮮市場Top!(マミーマート)の「島豆腐と沖縄産もずくの塩ドレサラダ」¥398でした。

生鮮市場Top!;島豆腐と沖縄産もずくの塩ドレサラダ;¥398

■ 麺部門トップは?
 麺部門は1,062件のエントリー中16件が入選、最優秀賞に輝いたのは、生鮮市場Top!(マミーマート)の「ギルトフリーミートソースのスパゲティ」¥498でした。

生鮮市場Top!;ギルトフリーミートソースのスパゲティ;¥498

■ その他気になったもの
 丼部門で入選した「そこらへんの草天丼」・・・埼玉県春日部市で昭和47(1972)年創業のみどりスーパーの商品で¥310です。「翔んで埼玉」では、埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ、という名セリフが登場します。

みどりスーパー;そこらへんの草天丼;¥310
そこらへんの草天丼売り場では、埼玉県人限定と書いてありますが、安心してください 埼玉県民でなくても買えます!


そこらへんの草あられ(\334)は春日部の老舗おせんべい屋『太田屋米菓』とのコラボ商品


そこらへんのプリプリケツぷりんパン(\359) 見た目にインパクトがありますね
 丼部門で入選した「2種の鮭を味わうご馳走親子重」・・・生鮮市場Top!(マミーマート)の商品で¥598です。

生鮮市場Top!;2種の鮭を味わうご馳走親子重;¥598
 1,257件のエントリー中18件が入選した寿司部門は、高ければ良いものではなく、やはりコスパと見た目が大事、コモディイイダの入選「青森サーモン入り!10種のイイダ海鮮丼」が目に留まりました。これで¥499ですよ!

コモディイイダ;青森サーモン入り!10種のイイダ海鮮丼;¥499
 1,501件のエントリー中18件が入選したパン部門、生鮮市場Top!(マミーマート)は「イタリア産トリュフ香る自家製たまごサンド」¥298と、「ごろごろ五色豆の自家製蒸しパン」¥298が入選しました。

イタリア産トリュフ香る自家製たまごサンド;¥298


ごろごろ五色豆の自家製蒸しパン;¥298

■ 弁当と言えば・・・
 我が少年野球チームでは卒団式の後、ほっともっとの弁当を食べ、その後、午後に親子試合をするのがならわしです。何故ほっともっとなのかはいきさつ不明ですが、筆者は今年チキン南蛮弁当¥550を注文しています。


ほっともっと;のり弁当;¥390


大館名物、花善の比内地鶏の鶏めし弁当¥980は最高ですよ、秋田駅でも購入できます


岩手大学で頂いた鯖弁当も美味しかった!
水産大学校、東京海洋大学、岩手大学と連携して、釜石で獲れたサバの「蓄養」の実現に向けた共同研究に取り組んでいる釜石ヒカリフーズ株式会社の「三陸釜石産柿の葉寿し弁当」で、地元特産のさば、さんまを特製タレに漬けて煮込んだ漬けさば、漬けさんま、表面を炙り香ばしく仕上げた炙りさんまを酢飯に載せたものです。みそ漬けと紅しょうがも添えられています。

■ 米国旅行
 こどもエコクラブのメンバーが家族でアメリカ西海岸に旅行してきたので、話を聞きました。2023年12月25日に成田を出発して10日間ほど、「この円安ですから大変な出費だったでしょう」と聞いたら、「一財産無くなったので今年はもう納豆生活だわ」と笑っていました。「ディズニーランド行きましたか?」と聞いたら、「入園料は舞浜の3倍、とにかく物価が高いと感じた」そうです。一例として娘さんがポップコーンが食べたいというので、千円あれば大丈夫だろうと7$渡したら、14$だったそうです。150円/$ですから、ポップコーンが2,100円!何ということでしょう。バケット付きならともかく、レギュラーなら日本では¥500ですよ。ポップコーンと言えば映画館、TOHOシネマズではLサイズで¥530、イオンシネマではソフトドリンクとセットで¥850です。

■ 奇祭「黒石寺蘇民祭」…千年以上の歴史に幕
 岩手県奥州市の黒石寺に伝わる奇祭「黒石寺蘇民祭」は2024年2月17日、下帯姿の男衆らが最後の蘇民袋の争奪戦を繰り広げ、一千年以上の歴史の幕を閉じました。昨年末に檀家(だんか)の高齢化と担い手不足を理由に今回が最後と公表され、境内には全国各地から多くの観光客らが詰めかけたそうです。16年ぶりに黒石寺を訪れた花巻市の会社員、佐藤さん(53)は、JR東日本が2008年に掲示を拒否したことで話題となった下のポスターのモデルです。「蘇民祭の名の通り将来、蘇ってくれれば」と話したとのこと。「ななめのつぶやき267『蘇民祭』(2008年2月24日)を参照下さい。
 

■ 鶏卵価格下落
 高騰していた鶏卵の卸売価格が急落しています。昨年は鳥インフルエンザ感染拡大による供給減少や、ウクライナ侵攻に伴う飼料代の値上がりで生産抑制が広がり、品薄高となりましたが、今やピークの半値となっています。昨年の品薄高で加工・業務筋の需要が減少し、輸入の粉卵などへの切り替えも進みましたが、一部は定着し、今も国産品の需要は十分回復していない一方で、生産は鳥インフルエンザからの回復が進み、増量が続く見通しだそうです。

■ 日経平均株価上昇、史上最高値へあと50円
 年初に3万3200円台で始まった日経平均は1ヶ月半で5千円以上、値上りしています。2月16日の東京株式市場で、日経平均株価は一時、前日終値に比べて700円以上上昇し、3万8860円台に上昇、バブル景気の1989年12月29日につけた終値の史上最高値(3万8915円87銭)に迫りました。ただ、過熱感への警戒と週末の利益確定の動きからその後は値下がりし結局、終値は3万8487円となりました。追い風はアメリカの株高です。また中国で株価下落が止まらず、行き場を失ったマネーが日本株に向かっていることも要因です。

2009年7月発行の本 当時はリーマンショック後の暗い雰囲気でした

■ 景気低迷が続いています
 内閣府が2月15日に公表した2023年10−12月期のGDP統計(1次速報値)で、実質GDPは前期比−0.1%、前期比年率−0.4%と予想外に下振れ、2四半期連続でのマイナス成長となりました。事前予想の平均値は、前期比年率+1.2%程度でした。 インバウンド需要は拡大していますが、個人消費と設備投資が3四半期連続のマイナスとなったためです。個人消費は引き続き物価高、実質賃金低下の強い逆風に晒されています。これを何とかしない限り、日本経済の回復は無いでしょう。

■ 2023年名目GDPで日本は世界第4位に転落
 2023年の実質GDPは前年比+1.9%、名目GDPは+5.7%と高めとなりましたが、ドル建て換算の名目GDPは4兆2,106億ドルとなり、ドイツの4兆4,561億ドルに抜かれ、世界4位に転落しました。国際通貨基金(IMF)は、2026年にインドが日本のGDPを上回ると予想しています。更に先行きインドネシアにも抜かれ、日本は先進国から脱落すると言われています。一人当たりGDPでは既に世界で27位と言われ、台湾にも抜かれています。マラソンでドンドン後ろから来た走者に抜かれて行く様を想定すれば分かり易いでしょう。
 ただ日本より上位の国もヤバイ状況です。中国は不動産不況、供給過剰、人口減少といった構造問題を抱え、この先成長率は一段と低下する見通しです。ドイツも景気後退の状況です。米国経済は比較的堅調ですが、中期的には経済が低迷する可能性もあります。

■ 経済・生活実感とずれる株高
 足もとの経済は弱さが目立ち、また個人の生活は物価高、実質賃金下落の強い逆風に晒されている一方で、株価は大幅に上昇しており、経済や生活実感との間にずれが生じています。日経平均株価の上昇理由については上で書きました。この状況でNISA、NISAと言っている政府の気が知れません。

■ 2024年の日本経済成長率は大幅低下へ
 2023年の日本経済は、年前半は高成長、年後半には息切れ感が広がりました。インバウンド需要による成長率押し上げ効果が、年後半には弱まっていったことなどが主な要因です。物価高、実質賃金下落による個人消費への逆風が、年後半の成長ペースを落としました。政府は昨年11月に決定した総合経済対策で、給付金と定額減税の実施を決めましたが、既に発表されている軍事費の大幅増や、少子化対策財源を考えれば、赤字国債増発やステルス増税が明白であり、国民の気持ちが冷めているだけに景気浮揚効果は疑問です。しかも国際的にはこれでは円の価値が上がりようが無いのです。春闘の後には、家計の間で期待したほどの賃金上昇率とはならず、実質賃金の下落がなお長く続き、個人消費が一段と下振れると予想します。

■ 日本復活の目はあるか
 経済評論家の中には、人口減少が続く中でも、一人当たり生産性を高める取り組みを続けることで、より豊かな生活を実現することは可能だという人も居ますが、恐らくそうはならないでしょう。何故ならば、「失われた30年」の間でも、日本国民はずっと今の政治体制を許容してきたからです。この先、行き過ぎたドル高円安が修正されることが日本経済復活のカギですが、実はこの円安をもたらしているのは、日本のサービス消費の動向なのです。いくら日本国民が汗水流して働いても、益はGAFAMに流れて行ってしまう現状です。年寄りまで、みんなスマホ眺めて何してるのでしょう?日本国民は着実にアマゾン依存を強め、iPhoneを使い、ググって、SNSにのめり込む、UberEatsが定着しました。インバウンドはいずれ行き詰ります。何故なら宿泊は人手不足で飽和するのが眼に見えているからです。こんな状況を打破できるのは政治だけですが現状はどうか?裏金がどうのこうの...与党、野党と言ってますがそんなに違いはありません。日本が躍進したのは、徳川家康が江戸幕府を開いた時と、明治維新と、太平洋戦争に負けてガラガラポンでお金が紙くずになった時だけです。つまり政治体制がガラリと変わった時です。日本が復活するためには、誰かに依存する体質をぶっ壊して、生きる希望を見出すこと、これしかありません。

■ ロシアのナワリヌイ氏死亡
 ロシアのプーチン政権と対立し、服役していた反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が2024年2月16日、収監先の北極圏のヤマロ・ネネツ刑務所で死亡したとタス通信などが伝えました。同刑務所は極寒の過酷な環境下にあり、ナワリヌイ氏は昨年12月に移送されたばかりでした。3月の大統領選を前に、強権支配を強める政権に対し、獄中からもメッセージを発し、反政権運動の象徴的役割を担っていました。プーチンにとっては目障りだったのでしょう。391『日本の凋落』(2020年9月6日)をご覧ください。ドイツ政府がロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に対して神経剤ノビチョクによる毒殺が図られた「明確な証拠」があると発表したことが書かれています。恐れ多くも、国家間でこのような非難合戦が起きるほど、ロシアの汚いやり方は糾弾されてきました。先のブリゴジン氏もそうですが、ロシアではプーチンに逆らえば殺される・・・そんな指導者をいただく国民は、それでもプーチンを支持しています。かつて日本兵が極寒のシベリア収容所でどんな酷い仕打ちを受けたか、伯父さんもシベリア帰りでしたが、決して口に出さぬまま生涯を終えました。しかし、他にも近所にシベリア帰りの人たちが居て、洗脳されたと聞きました。そうしなければ生きて収容所を出れなかったとのことでした。拷問よりも洗脳のほうが、ヒトがヒトに対して行う行為としては卑劣です。それを受け容れない人は死ぬ運命にある、そういう国なのです。
ナワリヌイ氏
(2024年2月18日)


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