99  空き家

 3軒隣がセブンイレブンです。クロネコメール便を出しに言ったら、背がすらりと高いキレイな若い女性の二人連れが出てきました。「あの店員さん、メッチャかわいいねぇ〜」、「そうだねぇ〜」という会話が聞こえました。そんなカワイイ子がいるのか・・・と興味津々入って行ったら、「いらっしゃいませぇ」という声と共にAKB48みたいな女の子が出て来ました。ナルホド、ナットク。ところでクロネコメール便が3月で廃止だそうです。そんなぁ〜〜〜、続けてよ。
 この「かわいい」については近々触れます。その前にモンダイ・・・
   豚が離婚して食べるお菓子        な〜〜〜んだ?
   三つの野菜が入っている飲み物      な〜〜〜んだ?
答えは最下段にあります。

■ 災害の関連ページ
 前回は阪神・淡路大震災から20年というテーマでした。我がESSAY、つぶやきでは残念ながら災害に関するテーマが多いのです。51『大雪被害』(2014年2月23日)、31『災害と地震』(2013年9月23日)、25『事故と災害』(2013年8月12日)、つぶやき478『あれから1年』(2012年3月11日)、427『東日本大震災』(2011年3月20日)、426『M9.0の大地震』(2011年3月13日)、326『東大』(2009年4月12日)、291『ゲリラ豪雨』(2008年8月10日)、243『風が吹けば』(2007年9月10日)、236『また地震』(2007年7月22日)、185「水と火」(2006年7月29日)、184「航空機事故」(2006年7月23日)、176「地震」(2006年5月28日)、169「突風」(2006年4月8日)など、枚挙に暇がありません。

■ イスラム国の人質事件
 大騒ぎです。民間軍事会社の湯川遥菜(はるな)氏が「イスラム国」に殺害された写真を、ジャーナリストの後藤健二氏が持って、当初の身代金2億ドルの支払い要求に代り、ヨルダンにとらわれている死刑囚の女との交換を日本国政府に求めるインターネット画像が配信されたとのこと。これは安倍晋三首相がイスラエル訪問している時に合わせた、「イスラム国」の作戦でした。後藤さんはシリアの「イスラム国」支配地域に潜入する前、「自分の身に何かあっても、シリアの人たちのせいにしないで欲しい。すべて私の責任だ」、と言っていました。もともと湯川さんは民間軍事会社を設立して・・・というくらいですから、戦闘をビジネスにしようというわけで、命を惜しんでというわけではないでしょう。後藤さんは制止を振り切って「イスラム国」支配地域に潜入したわけですから相応の覚悟が先の言葉を言わせたのです。日本国政府も、マスコミもやたらに騒ぐべきではありません。卑劣なテロリストの尻馬に乗るだけです。他人に恐怖を与えて支配しようとするヤカラは、ナイジェリアのボコハラムはじめ、世界中どこにでも居ます。日本でも過去、ヘイトスピーチなんてありませんでした。「朝鮮人は殺せ!」と書いたプラカードを持って堂々と行進するデモを許してはいけません。今回の事件で日本国政府が過剰に反応して、だから軍備強化を、秘密保護を、集団的自衛権をということになると、トンデモナイ方向へ行ってしまいます。

■ 女子ニュースキャスター
 NHK朝の「おはよう日本」のメインキャスターは岩手県陸前高田市出身の阿部 渉アナウンサーと横浜市出身の鈴木奈穂子アナウンサーです。ところが鈴木奈穂子さんが年明けなかなか出てきませんでした。寺門亜衣子アナウンサーがずっと代役でした。さては妊娠したか?なんて思いました。視聴者は勝手なもので、好き嫌いをハッキリ言います。鈴木奈穂子さんはその後NHKのおはよう日本出演者ブログで1月9日カレーを作ったことを紹介していましたので、単なる冬休みだということは分かりました。この人の魅力はちょっと天然のところがあり、「まちかど情報室」の鹿島綾乃さんにいじられて、その対応がカワイイと人気があるのです。長い休みの後やっと出て来ました。NHKで他にニュースキャスターとして好きなのは、井上あさひさんや橋本奈穂子さん、上條倫子さん、和久田麻由子さんです。中でも橋本奈穂子さんは鈴木奈穂子さんより1学年上ですが、可愛いのにハプニングに動じない度胸と落ち着きがあって、ニュースだろうがバラエティだろうがこなしてしまいます。独身なのは惜しいな〜と思います。
 日本テレビのニュースZEROの山岸舞彩もいいですね。築地場外市場の卵焼き屋の娘で、NHKのスポーツキャスターで人気が出て、ニュースZEROにスカウトされました。バリバリのスポーツウーマンで、水泳の影響で肩がガッシリしています。桐谷美玲と一緒に出ています。
 テレビ東京の報道番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」で16年もメインキャスターを務めた小谷真生子さんの後任に、同局きっての人気アナウンサー大江麻理子さんが昨年3月31日就任した時は、「大丈夫かなぁ〜」と心配でした。経済問題で財界人や経済評論家などを向こうに回して渡り合うには、ものすごい知識と機知と冷静さが求められます。「かわいい!」ではダメです。JALのキャビンアテンダント出身の小谷真生子さんもNHKからスカウトされましたが、「ジジ殺し」と言われるほど財界人に人気が有り、「財界のマドンナ」とも呼ばれました。父親がNHKのアナウンサーだったので転勤族で、大阪で生まれましたが小学生のうち3年間はオーストラリアだったそうです。聞き上手で、ウィットに富んでいました。ファンが固定したために長続きしたのです。この間、2回結婚して離婚しましたが、娘がいます。
 人気女性アナランキング1に輝いたこともある福岡県出身の大江麻理子さんは、見事にワールドビジネスサテライトのメインキャスターを務めています。それどころか、半年も経たないうちに結婚することを発表したのです。2014年9月17日に婚姻届を出しました。お相手はマネックス証券社長で同グループCEOの松本大(まつもと・おおき)さん、15歳の年の差婚です。松本大さんは只今51歳、さいたま市生まれ、開成中、高を経て、東大法学部卒で、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券に入社。その後、ゴールドマン・サックスに移り、ゴールドマンサックス史上最年少30歳でゼネラルパートナーとなり、株式公開を数ヶ月後に控え、そのままパートナーのポジションを保てば上場プレミアム報酬で数十億円を手にすることができる立場であったにも関わらず、その機会を捨て、1999年に35歳でマネックス証券を設立したのです。数十億円を捨てたオトコとして有名になりました。彼は「お金は後からついてくる」が持論です。目の前のカネに目がくらんではいけないということです。米経済誌「フォーチュン」では“次世代を担う世界の若手経営者25人”の一人に選ばれました。ネット証券のジャンルでマネックス証券は大成功し、今や日本のみならずグローバルなオンライン金融グループの総帥を務めています。世界の金融界で知られた男、1年間のニューヨーク赴任で、大江麻理子さんは松本大の凄さが分かったのでしょう。
 大江麻理子さんは今もテレビ東京の社員であり、平日はワールドビジネスサテライトが有りますから、帰宅は深夜でしょう。多忙な二人なのに、それでも結婚して夫婦であるほうが良い、結婚はどんな動物でもオトコが求めて承諾していただいて成立するものですから、松本大は立派です。草食系男子よ、見習いなさい!

鈴木奈穂子

橋本奈穂子

山岸舞彩

小谷真生子

大江麻理子

■ 松本大のつぶやきが好き

 松本大さんは筆者の大好きな経営者です。平日は毎日つぶやきをネットにアップしており、筆者の現役時代は毎日それをチェックしていました。「温厚で、穏やかで人当たりがいい」と評判で、つぶやきを見てもそれが良く分かります。政治問題など、触れないほうが無難なのにきちんと問題提起します。ただし、偏向したことは書きません。問題を鋭く突きながら、読者に提起するところがスゴイですね。なかなかグルメで、それも楽しみです。世界を飛び回る経営者の中でも一番忙しいと思いますが、偉ぶるところがありません。若い社員からも人気があるのはよく分かります。
 大江麻理子さんが結婚を発表した2014年9月16日更新の「マネックス社長 松本大のつぶやき」の最後で、「数年間独身でしたが」と記しているように、松本大さんは離婚歴があり、子供もいます。その翌日の婚姻届提出の理由は、その日が一粒万倍日だから、とのこと。松本大さんのつぶやきの中でも、昔からの慣習や言い伝えを大事にしているところがあり、参考になります。月の満ち欠けと人間の心理に連動性があることも含め、金融とは気持ちの要素が強いということ、人間の生活も同様ということでしょう。
 ネタ元→http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40595

■ 郊外住宅地の空き家の増加
 我が家の周りはこの数年、ものすごい建築ラッシュです。東京に隣接した埼玉南部でありながら武蔵野の自然が残っていたのに、林は少なくなり、畑も住宅やマンションになってきました。東京はウォーターフロントに高層マンションが建ち並び、クレーンの数は最盛期以上のように感じます。また、介護施設も建築ラッシュです。人口が減っているのに新築住宅が増えているということは、すなわち空き家が増えているということです。
 我が家は都心まで1時間ぐらいなので、駅前には高層マンションが建ち並び、戸建て住宅は土地面積30坪ぐらいの小さな区画がひしめきあっています。それでも3〜4千万円です。もうちょっと広いと5〜6千万円です。田舎なら豪邸が建ちますよね。昔、岩手から両親が来たとき、「かわいそうに、岩手だば小屋だ」と言われました。同じ予算でもうチョット広いところというので、都心から1時間半〜2時間ぐらいの郊外住宅地をかつて大手デベロッパーが次々と開発しました。丘の上の広い道路脇に小綺麗な住宅が整然と並ぶ典型的な日本の郊外住宅地、どの住宅にも広い庭と車庫があり、近くには緑豊かな公園が点在している、そうした住宅地でも空き家が目立ち始めています。よく見てみると、一見、手入れが行き届いていても、昼間から雨戸を閉ざしたままの住宅があちらこちらに見つかります。子どもたちは独立して都心に移り住み、残された夫婦は定年を迎え、60〜70代を迎えています。住宅地では、老人ホームに入居したり、病気になったりして、住み慣れたわが家を離れる人が相次いでいます。また、夫婦2人では広すぎる一戸建てや、駅までバスを使わなければならない交通の不便さを嫌って、駅前のマンションなどに引っ越す人も増えています。
 これまでは年間10万戸ペースの空き家増加でした。今後、団塊の世代が亡くなり始める2020年頃になると、年間20〜30万戸ずつ空き家が出てくるそうです。

■ 空き家率全国平均は13.5%
 2014年7月、総務省発表によると、全国の「空き家率」は820万戸となり、総住宅数6063万戸に占める割合が過去最高の13.5%になったことが新聞やテレビで大きく報道されました。7、8軒に1軒です。築40年以上になる空き家は、管理が行き届かないまま放置されたため、ブロック塀や瓦などが崩れて隣の住宅の敷地や路上に落ちてくることもあるということです。こうした空き家は、放火の対象になったり台風や大雪などで倒壊したりして、周りの住宅や通行人に危険を及ぼすおそれがあると指摘されています。このため、空き家対策に乗り出す自治体が相次いでいます。『空家等対策の推進に関する特別措置法』は、2014年11月19日に成立しました。元岩手県知事の増田寛也さんが所属する野村総研の試算によりますと、2040年には、このままいくと36%から40%が空き家になる、「お隣は空き家」の時代になるそうです。
 我が実家は雫石の国道46号線に面していましたが、母親が仙台の介護施設に移って無人となり、大雪で庇が折れて雨漏りするようになったため、大風の災害などで屋根が飛ばされたりしたら近所迷惑になると考えて解体して今は更地にしました→右写真。我が家の6軒分ぐらいの土地です。

岩手県雫石の実家跡地、向こうに見えるは宮沢賢治の愛した七ツ森のひとつ

■ 日本の住宅の価値

 日本の住宅というのは建てた時、買った時がいちばん高いのです。買って人が住んだ瞬間から、物件は中古住宅マーケットに移ってしまうので、土地は別にして建物はいきなり2割くらい下がります。2000万円のものがいきなり1600万円になるのです。10年でだいたい半値ですから、1000万円も下がり、25年でほぼゼロ、と考えて良いでしょう。10年で1000万円ならば月額8万3千円です。持ち家より賃貸の方が良いと考えるのも頷けますね。ヨーロッパの都市では賃貸が普通です。日本の木造住宅で25年を越えますと、むしろ、壊すのに、解体費用が坪単価3万〜3万5千円かかりますから、ゼロではなくマイナスになるのです。だから壊さないで放置する人が多いのですね。
 ただし、立地のいいマンション、あるいは物件総額の高いマンション、いわゆる億ションのようなものは、中古になっても価値がそんなに下がらない唯一の市場です。これだけが例外なので、金持ちはいつまで経っても金持ちだ、というのが日本不動産の現状で、これはずっと変わりません。

■ 新築を作り過ぎ
 そもそも空き家がどんどん増えていくのは、新築を作り過ぎているからです。戦後から高度成長期に向かって、新築をたくさん作って買ってもらおうという政策だったわけですが、それがいまだに続いているのです。いまや、新築ゼロでも、人口が減少しているわけですから、空き家は増えます。なのに、まだ新築をどんどん作っている。この過剰な新築建設が止まらないのは、日本社会に計画性が無いからです。規制すべき役所のお役人が、建設業界に天下る例が多いことも新築が止まらない原因です。空き家にしておくと不利になれば、リニューアルや解体ビジネスが隆盛になるはずです。

ふじみ野市(旧大井町)にある廃工場
 日本にはいま、6063万戸の住宅があるのですから、その住宅のなかで、もう壊したほうがいいものと、直せば住めるものと、どんどん切り分けて行かなければなりません。建物が傾きかけて危ないとか、あるいは街の景観を著しく損なうようなものについては、補修するように、あるいは解体するように、自治体が勧告や命令ができるようにする、従わない場合には、各自治体で建物を壊すことも可能になり、その取り壊し費用をあとから請求することもできる、そういう法律ができます。

■ 今後のキーワードは「線引き」
 空き家対策のキーワードは「線引き」です。中長期的には、すべての郊外住宅地が従来の形で生き残ることは無理なので、人の住む環境を整える街とそうではない街を、はっきり分けるようにする『都市再生特別措置法等の一部を改正する法律』が出来ました。自治体が居住調整地域を都市計画に定めることができるようにするというものです。つまり、居住誘導を可能にしたわけですね。この地域は税金も投入するし、場合によっては容積率も上げる、上下水道のインフラもちゃんと整備します、税制も優遇します、人が住むのに快適な状況を作るけど、この道路一本はさんで向こうは何もしません、というわけです。決めるのは各基礎自治体です。今までのような、だだっ広い街づくりはもうできません。人が住むところと住まいないところ、その線引きをして、この道路のどこまでなんだというのをそれぞれの自治体で決めてくださいということです。
 もう一つは固定資産税の優遇策廃止です。200平米までの小規模宅地では固定資産税が課税標準の6分の1に減免されます。解体費用がかかる上に、固定資産税が6倍になるのでは、空き家放置したほうが得ということになるのです。最近では「空き家の見回りサービス」などという商売が出てきています。

上の廃工場を別角度からパチリ、荒れるがままです

■ 日本創成→地方創生→人が集まる仕掛け→地方分権へ
 空き家になると必ず出てくる増田寛也さん(我が配偶者のハトコです)が日本創成会議を主宰しています。2040年には日本の市区町村の約半分がなくなるというレポートを皆さまもご存知でしょう。若い女性がいなくなった市区町村が消滅すると言います、子供が生まれないからです。地方だけではなく、23区内でも東京の豊島区は、「消滅可能性」があると報告書にはあります。池袋のある豊島区では、危機感を持った区長が記者会見をして、若い人たちを呼び込む仕掛けをつくる、と発表しました。補助金を入れて、いまある空き家を魅力的にして、若い人に住んでもらおう、古い建物をリノベーションして利用してもらおうとか、そういう町おこしをやりますというわけです。ほかには、たとえば秋田県なんて秋田市自体がなくなるということになっています。県庁所在地もなくなっちゃう!?
 ドイツの例では、凝縮度の高いコンパクトな街に集まって住むことで、たとえばマンション一階がぜんぶ店舗になっていて、ここに店舗を出すと、そこでみんな日用品の買い物をします。人が集まることで仕事が生まれるわけですね。地域がさびれることへの対策は、人が集まる仕掛けです。ドイツや北欧、あるいは富山市でもやっていますが、真ん中に人を集めて路面電車を敷き、高齢者の方は一日中乗っても100円ですよとか、ここに家を建ててくれたら100万円の補助金を出しますとか、家賃補助をしますとか、そんな政策で仕掛けています。思い切って中央集権という形を変えて、国家公務員を減らし地方公務員に移し、権限委譲しなければなりません。先進事例のドイツでは、地方の官僚がすごく優秀です。何故優秀かというと、地方分権が進んでいるので、自分の地元で仕事をすることが楽しいからです。

■ 30年空き家のままの廃工場
 ところで廃工場の写真を載せましたが、この建物が何故今だに壊されないままなのか、ずっと疑問に思っています。看板は右写真のように「株式会社いすゞ製作所」です。今は新潟県三条市に本社がありますが、科学機器で有名な堅実な会社で、昭和13(1938)年創業ですから、もう社歴は76年を越えています。この建物は昭和45(1970)年5月竣工で、昭和59(1984)年10月に新潟工場を新築して移転しました。つまりそれ以来30年、空き家のままというわけです。社内の恒温槽部隊はスピンアウトして、すぐ近くに株式会社ロバートという会社を起業しました。技術力があって価格も安いので、一時期国内でも一世を風靡しましたが、今はありません。いすゞ製作所がこの土地・建物を保有したまま放置しているとは思えないので、所有権移転した後、持ち主がそのままにしているのでしょうか?施錠された門には「ALSOK」の標識がかかっています。
 日本三大廃墟というと、廃止されたテーマパークや宿、鉱山跡地、米軍基地跡、旧日本軍施設など様々ありますが、数々の説があっても必ず入るのが岩手県八幡平市の松尾鉱山緑ヶ丘住宅です。かつて硫黄を掘削していました。日本初のセントラルヒーティング鉄筋コンクリート住宅で、雲上の近代都市と言われて栄華を極めた夢の跡です。廃墟マニアの聖地と呼ばれています。2011年10月8日(土)在京盛岡広域産業人会の旅行で訪れたときの模様→クリック
 

廃工場の看板には「いすゞ製作所」とあります


■ サッカーアジアカップ
 準々決勝でまさかの敗退、UAE戦を見ていて皆さんどう感じましたか?3分の2が日本の攻撃、攻めに攻めて35本もシュートを打ってたった1点、PK戦では本田と香川が外しました。香川はまだ25歳、若手とは言えないまでも、遠藤や長谷部の頑張りから見たら、まだまだ若い、ちょっとメンタル弱過ぎです。ヨーロッパでの不振もここに原因があるのでは?遠藤や岡崎が引っ込んだ後ですから、本田と香川が外したら、負けて当然でしょう。アジア杯4戦を見て、世代交代のときがやってきたと感じました。長友の運動量やガッツ、岡崎のファイトはまだまだ現役ですが、酒井高徳、清武、柴崎、武藤は今後の主力です。乾は期待されながらも、やはりフィジカルの強力なガイジン相手だとイマイチですね。本田の強さに並ぶ若手が出てきて欲しいものです。アギーレ監督の采配をどうのこうのと言う人がいますが、それは時期尚早でしょう。むしろオーソドックスな形で入り、途中から攻撃にチェンジするアギーレ戦術は、見ているほうをワクワクさせます。そういう意味ではガンバ大阪の宇佐美を召集して欲しいですね。何しろ枠を捉えるシュートが少な過ぎる、若手もチャンスに決められない、キーパー正面だったり、ゴールポストに弾かれる、パスを繋いでゴール前まで迫るのにゴールを捉えられないのは、意表を突いていないからです。解説者が「打てっ!」と叫ぶ場面が何度もありましたがパスしてしまう、縦パス受けて迷わず打てば、甘いコースでもキーパーは対応しきれないもの、特に岡崎慎司などは動物的な勘で走り込んで決める選手、ブンデスリーガのマインツでたびたび見せる素晴らしいゴールは、決めてくれ!というパスが来るから決まるのです。日本チームではそれが無いので岡崎が遊んでしまう、香川のシュートをヘディングでコースを変えて決めた素晴らしいゴールがありましたが、あれが必要なんです。まあ、メンタルトレーニングからやり直しですね。GKの川島はもう限界です。PK戦での過去の輝きはもう、思い出となってしまいました。92『老人』(2014年12月7日)で「情けない!日本サッカー」と書きました。「男が居ないね」と言われる現状を打破するには、精神面の鍛え直しからです。

■ モンダイの答え
   豚が離婚して食べるお菓子        トンガリコーン
   三つの野菜が入っている飲み物      三ツ矢サイダー
(2015年1月26日)


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