244 三回忌
■ 1日2兆5千億円が動く・・・日本企業も動く アリババは午前0時のセール開始から過去最速となる3分1秒で流通総額は100億元(約1700億円)を超え、この日だけで2兆5千億円が動くというのですからすさまじいですね。日本企業は中国市場ならびにEC(Eコマース)への参入によるシェア拡大を目指しており、経済産業省によりますと、中国消費者の越境EC購入先は米国に続いて日本が2位で、2016年の日本からの購入額は前年比30.3%増の1兆366億円に上ったそうです。売れ筋商品はアパレルや靴、化粧品に加えて、食品、飲料などの割合が高くなっており、その理由は、中国消費者がECを利用する上で「商品の品質が保証されている(正規品)」ことを支持しており、日本製品のクオリティの高さが魅力となっているようですね。漢方薬の原料がすべて中国からの輸入なのに、中国人観光客が日本でツムラの漢方薬をこぞって買い求めることと同じです。 ■ 母の死〜葬儀の思い出2015年
■ 母の一周忌2016年 一周忌は本来命日に近い日に行うべきとされていますが、ちょっと早過ぎではあるものの、皆の都合に合わせて2016年9月24日(土)に行いました。このことは185『一周忌』(2016年9月27日)に書きました。9月22日(木・秋分の日)は「さんりく大船渡 東京タワーさんままつり」の日で、高校同級生の戸田公明大船渡市長が上京するので、前夜内幸町で懇親会を主宰しました。翌9月22日、雨の東北道を岩手に向かって走りましたが、ずっと雨が追いかけてくるような嵐の中の運転でした。
お料理は白金豚(はっきんとん)のしゃぶしゃぶが美味でした。すべての料理が上品でおいしくて、満足しました。「帆立の苺煮」が出たのには感動しました。 9月23日(金)は盛岡市西見前の連れ合いの実家に泊まりました。向かいの大きな屋敷が、連れ合いのハトコである増田寛也さん(前岩手県知事3期、総務大臣2期)のお母さんの実家です。
■ 母の三回忌2017年
■ つなぎ温泉ホテル大観 つなぎ温泉ホテル大観は、高校後輩の大友啓史監督の映画『3月のライオン』のロケが行われたホテルです。216『3月のライオン』(2017年4月29日)をご覧下さい。詳細は過去たびたび紹介しているので省略します。「楽天・男一人旅に人気の宿ランキング」で全国1位に輝いた豪華温泉ホテルです。
■ 鶯宿温泉100%源泉かけ流しの長栄館 三回忌法要の後、塔婆を持って雫石町営七ツ森墓地に墓参してここで解散、我が夫婦と娘夫婦、息子一家(孫二人)は盛岡市西見前の連れ合いの実家を訪問し、連れ合いの兄弟が一同に会して寿司会食、カラオケして、隣の本家に挨拶して、再びとってかえしてつなぎ温泉の前を通って鶯宿温泉長栄館に泊まりました。娘夫婦も温泉オタクなので、100%源泉かけ流しの温泉を体験させようと言う趣旨です。この湯花漂うやわらかい湯の良さを実感するには一度や二度ではだめですね。以前東京の老夫婦とご一緒したとき、六連泊とおっしゃってました。「お食事がとてもいい」とのことでした。湯治なのでしょう。普通なら介護施設に入るようなお歳なのに、こういうところでゆったりと過ごせるのは素晴らしいと思いました。
■ 東日本大震災の被災者受け入れ 長栄館のエピソードを紹介しましょう。現社長就任の4年後、東日本大震災が起きました。実は筆者は2011年3月12日(土)鶯宿温泉・ニュー鶯山荘で御所中学校の同期会が予定されていたため、旅行バッグを持って、当時社長をしていた埼玉県北戸田の会社へ出勤し、終業後埼京線で大宮へ向かい、東北新幹線で雫石へ行く予定でした。今でも忘れはしません、2011年3月11日(金)14時46分・・・すさまじい激震に襲われました。自社ビルの社屋もつぶれるかと思うほどの凄まじさ...もちろん雫石の長栄館でも激しい揺れに続く停電...利用客には全員ロビーに集まってもらい安全を確認したそうです。翌々日3月13日の朝、ほとんどの利用客が帰ったあと、照井社長は津波被害が心配な沿岸部に家族がいる従業員たちとともに、東の海方向へ車を走らせました。3日間通って従業員の2家族を同館に迎え入れました。
■ 値上げする飲食、値下げする小売り 消費者の節約志向が根強い中、小売りと外食産業で価格戦略が全く違いますね。外食では人件費や原材料費の高騰で値上げに踏み切る動きが広がっていますが、大手スーパーは値下げキャンペーンに動いています。いったいどうしてでしょう。
■ 肉肉街道 我が家の面する川越街道のリンガーハット(長崎ちゃんぽん)が廃業し、東京トンテキ・ステーキの王様になりました。すし銚子丸は何になるかと思ったら、ステーキハウス・ブロンコビリーになるのだそうです。向かいには「ステーキの宮」があり、並びにはまだ開店してそれほど経っていない「炭火焼肉・京雅(みやび)」があります。この店はチョット奥まっているのが難点で、以前は「男道」という店でした。近辺には肉関係だけで、「焼肉きんぐ」、「安楽亭」、「びっくりドンキー」、「焼肉さんあい」、「牛国屋」、「炭火焼肉酒家・牛角」、「凱旋門」があり、「とんかつとんQ]や「かつ庵」などもあります。まさしく、国道254号線(川越街道)の肉肉街道ですね。 ■ 日経平均株価はバブル期以来の株価回復 日経平均は9月中旬以降の上げ幅が約4000円となり、当面の節目と見られた2万3000円を超え、1992年1月以来ほぼ25年10ヶ月ぶりに2万3000円台を回復しました。最近の株式市場は投資環境に大きな変化がない中で、「買うから上がる、上がるから買う」といった需給要因による急激な株高が現実です。11月10日の東京市場は3日続落、下がったところでの押し目買いでしょう。 世界的に株高傾向が続いています。グローバルでインフレが安定しているため、緩和的な金融環境が続いていることが原因です。日本の株高も、総選挙での与党勝利を受けたアベノミクス継続期待だけでなく、こうしたグローバルな株高環境が背景にあると思います。景気拡大が長引いて完全雇用に達しても、労働分配率の低下によって、賃金上昇やインフレ上昇が遅れるので、有り余ったお金は資産価格の著しい上昇を継続させます。実体経済からかい離した資産価格の急上昇は、最後には実体経済を巻き込む大きな調整をもたらすリスクを感じさせます。政府及び日銀は政策転換すべき時期に来たと考えます。なお筆者の経験によれば、こうした警告の後、更に一段の急上昇、そして奈落の底となるでしょう。 ■ 与野党反転の経済政策 選挙が終わり、トランプ大統領が来日し、何やらめまぐるしく政治の世界は動いて行きますが、今回の衆議院選挙でも、選挙システムによって国民の多数が支持しなくても圧倒的な議席を得ることができるという結果が出ました。また首相を支持しなくとも政党は自民党が良いという有権者が比較的多いことも示されました。
■ コレで良いのか日本社会 しかし、少子化はそれで解決するのでしょうか?子育てしやすいから子どもを産むかというと、過去の事実や、今のアフリカでの子どもの急増を見ているとそうではないことが分かります。Unicefが哀れな子どものために寄付を募っています。どうしてそんなに産むのでしょう?最も端的な例は、外国人が日本に来ると子どもを産まなくなるという事実です。日本社会が変貌しているのです。安倍首相のキャッチは確かに素晴らしい、しかし、結果は労働者の実質賃金アップには繋がらず、非正規労働者が増加し、格差が年々拡大して、貧困層がジワリジワリと増加しています。GDPはほぼ単独で世界から取り残され、お隣の中国にドンドン引き離されています。日本人が豊かだなんてどれほどの国民が思っているでしょうか?これは想像ですが、いまだに三分の一ぐらいの人がそう思っているのではないでしょうか。かつては大多数の人がそう思っていました。減ってはいても、まだまだ神話を信じている人は多いのです。北朝鮮がどうだと言う前に、やるべきことがたくさんあるはずです。しかし、若者が立ち上がらない、子どもも産まない、これでは仕方ありません。 ■ 血液1滴でがん13種類診断できる検査法 1滴の血液から13種類のがんの有無を同時に診断できる検査法を国立がん研究センターなどのチームが開発したというニュースがありました。「腫瘍マーカー」を使う現在の血液検査と比べ発見率が高く、ごく初期のがんも見つけられるのが特長だそうです。 腫瘍マーカー検査は、主にがん細胞が死ぬ時に出るタンパク質を検出するもので、ある程度がんが進行しないと発見が難しいと言われます。今回発表された検査法は、がんが血中に分泌する「マイクロRNA」と呼ばれる物質に着目し、分泌量の変化を調べることで、どのがんも95%程度の確率で発見できたそうです。13種類は胃がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胆道がん、膵臓(すいぞう)がん、大腸がん、卵巣がん、前立腺がん、ぼうこうがん、乳がん、肉腫、神経膠(こう)腫です。人工知能(AI)を分泌量の分析に利用すれば、検査の精度をさらに高められる可能性があるそうです。チームは、まず乳がんの検査法としての承認を目指したいとしています。期待ですね。 (2017年11月12日) |