
216 3月のライオン
| このところ米軍機か自衛隊機か、多分後者と思いますが低空飛行でブンブン飛び回ります。恐らく北朝鮮との緊張に絡む動きでしょうが、近くに自衛隊の基地や米軍基地があるだけに、心穏やかではありません。ミサイルが飛んできたらどうするの?しかも弾頭にサリンなんか付けて来られたらたまったもんじゃありません。核シェルターが注文殺到だそうです。それはそうでしょう。攻められたら反撃するのが自衛隊の役割です。ただ、そうなったら戦争になります。とにかく話し合いで、外交で解決するしかありません。 ■ 日当たりが良くなくても
■ 前後編一気通貫
■ 人それぞれだけど、やはり支えあわなくちゃ 3月のライオンは「将棋をテーマ」にした作品ではなく「将棋を職業とした一人の男の子の人生」とそれを取り巻く人々を描いている作品と見ました。将棋のルールがわからなくても楽しめる作品です。神木隆之介演じる主人公桐山零と小学校時代からのライバルで友人の二海堂役は染谷将太、病気持ちながら零のことを叱咤激励します。この役作りは素晴らしい!あのほっそりしたイケメンの染谷将太が、どうやってムッチリ二海堂に変身したのだろう?しかもあの目力・・・スゴイ!佐々木蔵之介の島田八段は山形出身、ふるさとの干し柿やお菓子をぱくぱく食べています。山形から送られてきたダンボールを開封していた時、ダンボールに「JAてんどう」の文字が見えました。目力のスゴイ伊藤英明の後藤九段との手に汗握る対局は迫力がありました。干し柿とまんじゅうをぱくぱく、もぐもぐ食べながらの睨み合いです。『それでもボクはやってない』で一躍有名になった加瀬亮が演じた宗谷冬司名人の落ち着き払った着物姿、線が細いようでいて本当に強い人の魅力を感じさせます。今ひっぱりだこの有村架純は零の義理の姉、香子役で、プライドが高くて気性が激しくて、後藤九段の不倫相手ですが、清純なイメージをかなぐり捨てて、新たな有村架純を見ました。川本家三姉妹の温かさ、おねえちゃんの倉科カナが優しそうで綺麗、お嫁さんにしたい!ヒロインひなちゃん役の清原果耶が零の恋人、和菓子屋のおじいちゃんが前田吟、姉妹を残して家を出た父・誠二郎役が伊勢谷友介、いつも昼に屋上でカップラーメンを食べてる高校の林田先生が高橋一生、零の育ての親幸田柾近が豊川悦司です。この作品の魅力はなんといっても登場人物たちがみんな葛藤しながら、成長していく様でしょう。人間はそれぞれ立場があり、それぞれの思いを抱えており、触れ合ったりぶつかったりしながら各々自分の答えを見つけて行くのですが、結局人は支えあわなくちゃ、というところに原作の筋があり、大友啓史監督はそれを見事に描き出しましたね。 ■ モデルは誰? 桐山零のモデルは誰?宗谷冬司名人のモデルは誰?と考えた時、桐山零が中学生でプロ棋士となり、卒業後将棋でメシ食って新人王のタイトルを得たものの、まだその先は不明です。宗谷冬司名人が中学在学時の15歳でプロ棋士になった後、21歳で史上最年少で名人位に就き、さらに史上初の七大タイトル独占を成し遂げたとなっています。史上最年少で名人と言えば谷川浩司・前の日本将棋連盟会長ですが、史上初の七大タイトル独占となると羽生善治さんです。ハニュウではなくハブです。だから宗谷冬司名人にピッタリの人は居ません。
■ 中学生プロ棋士・藤井四段が羽生三冠破る! ところで現実が『3月のライオン』ピッタリとなる事件が起きました。将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が、インターネットテレビ局「AbemaTV」による企画で、第一人者の羽生善治三冠(46)を破る殊勲の白星を挙げたのです。七冠独占を達成するなど、30年以上にわたって活躍を続ける第一人者を初対戦で破る衝撃的な一局でした。2017年4月23日に放送されたのですが、実際は2月に行われた非公式戦の対局だそうです。で、藤井聡太四段は、プロ公式戦ではデビュー後11連勝し、新記録を達成し、2017年4月17日には自身の連勝記録を13に更新しました。敗れた羽生三冠は「藤井四段は鋭い攻めをする、新人とは思えない落ち着きを持っている。どんな棋士になるか、とても楽しみ」と話しました。 ■ 最も年齢の離れた公式戦で加藤一二三九段も撃破 藤井四段は昨年10月、史上最年少の14歳2ヶ月でプロ入り、羽生三冠の15歳2ヶ月を上回る早さです。羽生三冠は1989年、竜王戦の挑戦者になり、19歳2ヶ月で初のタイトルを獲得しています。藤井聡太四段は昨年12月24日、東京都渋谷区の将棋会館で現役最年長棋士の加藤一二三(ひふみ)九段(76)と対戦し、デビュー戦を白星で飾りました。勝利最年少記録です。両者は62歳差で、日本将棋連盟によると公式戦で最も年齢の離れた対戦でした。加藤一二三九段は藤井四段を「強い」とベタ褒めでした。終盤、初めてチラリと加藤一二三九段の顔を見たのだそうです。「ボクの勝ちです」ということだな?と加藤一二三九段は感じたそうです。末恐ろしいですね。「中学生棋士」は加藤一二三九段(76)、谷川浩司九段(54)、羽生善治三冠(46)、渡辺明竜王(32)に続き史上5人目です。いずれも名人や竜王などのタイトルを獲得して、大成しています。加藤一二三九段は元名人で、1954年に14歳7ヶ月で棋士になり、藤井四段に破られるまで最年少記録でした。 ■ まるで漫画を追いかけるように現実が進行 『3月のライオン』を藤井聡太四段は愛読していたのでしょうか。この漫画は2007年以来、もう長く続いています。羽生善治三冠と同齢の先崎学九段(46)が監修しています。映画化されてまさに公開されたそのときに藤井聡太四段が現れる、まさに現実は○○より奇なりですね。藤井聡太四段はまさしく『3月のライオン』とともに育った世代です。ただ将棋の世界では、もはやAIのほうが人間より強くなっています。三浦弘行九段(第29期竜王戦挑戦者)が、スマホで将棋ソフトを使用して対局中にカンニングを行ったのではないかと疑われ、結果としてその証拠は無いと結論付けられ、日本将棋連盟の谷川浩司会長、島朗常務理事(いずれも当時)の2名が辞任、続いて3人罷免され、新たに佐藤康光会長となり、将棋界の信用回復と三浦九段の名誉回復に取り組むということになっていますが、こういう現実は勘弁して欲しいですね。
■ 東北だったからよかった・・・今村雅弘復興大臣更迭 ところがその今村雅弘復興大臣が自身が所属する自民党二階派のパーティーの挨拶で、「いろいろお騒がせしてます」と言って笑いを誘った後、東日本大震災が「まだ東北だったからよかった」と述べました。これをYahoo!ニュースで知った筆者は、怒っちゃいけないと思いながらも、自らのいとこたちが3人も家を流され、母や弟を始めたいへんな被害を受けた現状を知るだけに、心底頭に来ました。当時首相官邸で経済財政諮問会議に出ていた安部首相と菅義偉官房長官は会議終了後協議し、「もうかばうことはできない」という結論に達しました。首相はその足で同じパーティーに向かい、挨拶で「東北の方々を傷つける極めて不適切な発言があった。首相としておわびしたい」と陳謝しました。自民党の面々の面前でそこまで言われたら即刻辞任するのが普通なのに、今村氏はその後、「辞任する考えはないか」という記者団の質問に「そこまでまだ及んでいない」と答えたのがニュースで流れました。「どういう感覚なんだ、このヒトは!」と思いました。菅義偉官房長官が今村氏に直接更迭を通告するまで辞めるという感覚が無かったのです。オドロキですね。 ■ 支持率揺るがぬ安倍総理 従来ならばこうした大臣は内閣に留まれないものでした。それは国会質問に満足に答えられなくて法務省刑事局長に代理答弁させる金田法相、国会答弁で森友学園の顧問弁護士などやっていないとキッパリと否定しながら実は裁判に出ていたとか、防衛省の部下を管理できない実態が露呈した稲田防衛相,、文化学芸員がガンだと言って猛反発を食らった山本地域創生相なども同様です。「おんぶ」と「長靴」で辞めた政務官、女性問題で辞めた政務官、一体この内閣はどうなってるのか?しかし、現在の政治状況は、与党が圧倒的多数で、しかも維新を安部総理が抱き込んでいますから、野党が何を言おうと「○○の遠吠え」みたいな状況になっています。何しろ森友問題があっても首相の支持率は揺るがず、首相自らが「忖度」を冗談で使うような状況です。こうした状況下で閣僚の失言が続くのは緊張感がないからでしょう。 それにしても金田法相の眼はなんでしょうね。人間の尊厳は顔に出るというのは、心が顔を作るからです。立派な人は年を取るほどに立派な顔になります。偉くなって尊敬される人は、いかにも立派な顔になるものです。それなりの地位に就きながら、立派に見えない人は何かがある、これは私見ですが、長く人間をやっているとつくづくそう思います。 ■ 人たらし
(2017年4月29日) |