393  鳴門海峡T

 暑さ寒さも彼岸までと申しますが、今年はいち早く秋の到来です。夏の暑さが半端でなくて、35℃以上は当たり前という日々がずっと続いていましたが、海水面温度が高いため台風9号、10号が立て続けにやってきて、沖縄、奄美、九州、朝鮮半島に大きな被害をもたらしたと思ったら、一転南関東も気温が下がりました。雲が多くなったためと思われますが、雨が降ったので殺人的な炎天下での畑作業も楽になり、何より水を運んで撒く作業が無くなったのが助かります。

■ 暑さ日本一=熊谷?今年の埼玉は鳩山
 しかし残暑はまだ続くようです。今年の天気ニュースで、埼玉・鳩山で39.○℃などというフレーズが頻繁に出てきて、アレ?熊谷は?と思いました。実はこの数年、川越から鳩山、比企丘陵にかけて異常な高温が観測されるようになって来ました。熊谷は荒川が流れる一面の平坦地で、フェーン現象で気温が急上昇する土地柄ではありません。高温で有名な山形盆地や甲府盆地、岐阜県多治見などと異なり、暑い空気が吹き溜まるとは思えません。これは高知県四万十市も同じですが、四国は高山があるので、山から吹き降ろす熱風は有り得ます。しかし高温日本一の熊谷は、南の海上からの熱風が東京のビル群にブチ当たり、建物内の冷房のため排気される熱で更に加温されて吹き上がり、それが降り注ぐために暑いのです。近年東京も高層ビルがニョキニョキ建ちました。そのために熊谷を日本一に押し上げたのですが、風の角度がちょっと西ならば鳩山になるのです。今年は鳩山で40℃越えがありました。

■ ブロンコビリー閉店
 244『三回忌』(2017年11月12日)で、『我が家の面する川越街道の「リンガーハット(長崎ちゃんぽん)」が廃業し、「東京トンテキ・ステーキの王様」になりました。「すし銚子丸」は何になるかと思ったら、「ステーキハウス・ブロンコビリー」になるのだそうです。向かいには「ステーキの宮」があり、並びにはまだ開店してそれほど経っていない「炭火焼肉・京雅(みやび)」があります。この店はチョット奥まっているのが難点で、以前は「男道」という店でした。男・清原の写真がズドーンとでかく張られていました。近辺には肉関係だけで、「焼肉きんぐ」、「安楽亭」、「びっくりドンキー」、「焼肉さんあい」、「牛国屋」、「炭火焼肉酒家・牛角」、「凱旋門」があり、「とんかつとんQ]や「かつ庵」などもあります。まさしく、国道254号線(川越街道)の肉肉街道ですね」と紹介しました。ところが「東京トンテキ・ステーキの王様」は1年で廃業し、「ステーキ&ハンバーグ モンスター・グリル」になりました。「炭火焼肉・京雅(みやび)」もすぐさま閉店し、隣のDVDショップも閉店して取り壊され、更地になって、次はリサイクルショップになる予定とのことで、まだロープが張られ、工事が始まっていません。しかしすぐ近くに人気のリサイクルショップ「トレジャーファクトリー上福岡店」が有ります、大丈夫でしょうか?「ステーキハウス・ブロンコビリー」の店頭には「2020年9月30日閉店」の看板が掲げられています。COVID−19の影響で、外食業界は厳しいですね。「マクドナルド」や「かつや」は好調、明暗が分かれています。我が家の隣組の「大戸屋」もついにコロワイドの軍門に下り、経営陣は総入れ替えでしょう。これを見てか、定食レストランの「やよい軒」が2020年9月9日(水)から9月16日(水)まで、『チキン南蛮定食』760円と『味噌かつ煮定食』780円を490円で販売するキャンペーンを実施しましたが行きませんでした


ステーキハウス・ブロンコビリーふじみ野店

■ 1年9ヶ月前の四国一周の旅
 303『四国一周T』(2018年12月31日)から306『四国一周W』(2019年1月21日)まで4回にわたり、2018年12月13日から15日まで四国一周の旅に行って来たことを紹介しました。羽田を出発して徳島空港に着いて、ここからぐるっと時計回りに一周して、最後は「渦の道」を見て、徳島空港で徳島ラーメンを食べて、羽田へ帰って来ました。途中お遍路さんにも随所で遭遇しました。

2018年12月13日から15日まで徳島発着時計回り四国一周のコース

■ 「GoToトラベル」で鳴門海峡じっくりステイ
 あれから1年9ヶ月、車の修理でだいぶお金が出て行きましたが、めげずに「GoToトラベル」で鳴門海峡に行って来ました。今回はこれについてご紹介します。COVID−19のこともあるので、いろいろ動かず、鳴門海峡じっくりステイとしました。オーシャンビューのリゾートホテル三泊四日フリータイム、これには目的がありました。自宅から上福岡駅→東武東上線で池袋→JR湘南新宿ラインで大崎乗り換え山手線で次の駅・品川へ→京急羽田空港線急行に乗り換えて京急蒲田のみ停車であっと言う間に羽田空港へ、第1ターミナルの閑散とした有様に唖然としました。羽田を出発した機内は満席ではありませんが、そこそこに乗客は居ます。徳島空港に着いて、到着ゲートを出たら、案内板を掲げた人たちが沢山居ますが、目当てのホテルの案内が見当たりません。迎えのバスの出発時刻まで時間があるので待つことにしました。1Fセブンイレブンで買い物して、さてバスは?心配になって空港外へ出て待つことしばし・・・それらしきマイクロバスが来た!近くへ行ったら、あちらも来て、アオアヲナルトリゾート、当たりでした。それにしても飛行機から沢山乗客が降りたのに、乗り込んだのはたった二組四人、大丈夫なの?大型ホテルなのでさぞお客さんが多いだろうと思っていたので意外でした(後で分かったのですが、このホテルはマイカーやレンタカーで訪れる人が多いようです。客層が若いので送迎バスはあまり利用しないのでしょう)。それと、埼玉の殺人的暑さに比べて23℃の涼しさにビックリ!

アオアヲナルトリゾート外観 海の向こうは淡路島 本館の右に離れてセントセラフィク教会建つ

アオアヲナルトリゾート(駐車場・テニスコートから筆者撮影)

■ アオアヲナルトリゾート
 アオアヲナルトリゾートは1991年4月開業、四国唯一のインターナショナルホテルとして運営され、2020年に迎える開業30周年に向けて館内をリニューアルして2019年4月1日「ルネッサンス リゾート ナルト」から「アオアヲナルトリゾート」とリブランドしました。レストラン&バー5、温泉大浴場6、宴会場4、セントセラフィク教会、オリジナルショップ、アロマ&タラソテラピーサロン、阿波の國(ホテル内の祭りエリア)、テニスコート、ガーデンプール&ビーチ&マリンスポーツ、他の設備があり、特に海に面したセントセラフィク教会は素適で、ブライダル設備も充実しています。宿泊料金はお一人様18,650円〜(1泊朝食付き/2名1室/税金、サービス料、入湯税込み)とそれなりで、館内レストランの食事も夕食5,000円〜で、フレンチフルコースや阿波海鮮会席料理などはかなりの値段、お酒も高価です

入口のモニュメント(筆者撮影)

部屋のベランダから見た海(筆者撮影)

北側に波除けとビーチ、その向こうに鳴門大橋、淡路島(筆者撮影)

南側は鳴門市方面、その奥に徳島阿波おどり空港(筆者撮影)

■ ツインルームに宿泊
 宿泊した部屋は7階のツインルーム(36u)でした。ベランダの真下は海です。波の音を聞きながらベランダのチェアで過ごす夕暮れは最高、朝は早く起きて、真っ暗な海の上の空が徐々に白み、やがて東側の海から朝日が昇る様を眺めるのは贅沢な時間でした。部屋の設備はほぼフルで、すべて揃っている印象、WiHiも完備しており、ゆっくりくつろげます。このホテルの特長は、従業員が男女とも若い!お掃除してくれる人までも若くて素適な女性たちというのが、さすが高級リゾートホテルという感じがします。高齢者雇用が増えてきた宿泊施設が多い中、これは新鮮な感動でした。

アオアヲナルトリゾートのツインルーム

■ 1F テラスカフェ オーゲ
 海浜リゾートらしく、広い窓から海の見える「テラスカフェ オーゲ」は、朝食、ランチ、ディナー、そして部屋やプールサイド、ビーチへのテイクアウトセットにも対応してくれます。アフタヌーンティーやスイーツ、夜はキャンドルで灯されたロマンティックな店内で軽めのディナーメニューが揃っています。朝食ブッフェとランチを利用しました。連泊客には珈琲とすだちジュースがいつでも無料でした。ランチのビーフカレーは絶品です。

1F テラスカフェ オーゲ

■ 2F 阿波郷土料理 彩
 阿波の國の城下町をイメージさせる店内で、出来立てアツアツの料理が提供されます。徳島の山海の美味を前菜、刺身、焼き物、揚げ物、蒸し物など、鳴門でしか味わえない昔ながらの素朴な味で提供するというのがキャッチで、到着日の夕食と、出発日の朝食に利用しました。料理はどれも大変美味でした。コロナ対策で混みあわないよう人数制限と客席のソーシャルディスタンス確保対策が施されていました。これは他のレストランも同様ですが、入店時にマスクの着用と手指のアルコール消毒、赤外線の体温検査が実施されます。ブッフェ時はマスクとポリ手袋を着用し、トングは45分毎に交換されます。サービススタッフはマスクを着用し、一部サービススタッフは手袋も着用していて、店内各所の除菌作業を頻繁に行っており、特にボタン式マシンはアルコールでまめに拭いていました。ちなみに個別なら朝食¥1,600、ランチ¥2,500、ディナー¥5,000、プラス税金、サービス料だそうです。

2F 阿波郷土料理 彩

鯛めしは絶品でした

■ 8F メインダイニング フォーシーズンズ
 2日目のディナーは、最上階にあるメインダイニングで、フランス料理と繊細な日本料理の技法が調和するフレンチ会席「鳴門紅葉鯛と阿波美豚のデュエット」・・・ひときわ優雅なお食事を楽しみました。国産ワインはハーフボトル¥3,000〜、フルボトル¥4,600〜でした。もちろんグラスオーダーもできました。ちょっとお酒にオカネはかかりますが、こういうときだからこそエイッ

8F メインダイニング フォーシーズンズ

フレンチ会席「鳴門紅葉鯛と阿波美豚のデュエット」
を美味しくいただきました
〜MENU〜
1erEntree   鳴門紅葉鯛のカルパッチョ 秋野菜のサラダ仕立て
香川県産ブランド魚「オリーブハマチ」を 小豆島オリーブオイルとタプナードソースでいただきます
2emEntree 徳島県産カマスのテリーヌと焼き野菜
秋鯖のリエット仕立て 香草風味
戻り鰹のミキュイと焼きなす
鴨胸肉のロースト 徳島県産柿と共に
地鶏「阿波尾鶏」とむかごのエスカベッシュ
Soupe クリーミーに仕上げた徳島県産かぼちゃのスープ
Poisson ふっくら焼き上げた鳴門紅葉鯛 徳島県産きのこのソースで
Viande 徳島県産ブランド肉「阿波美豚」のロティに鳴門金時のヴィエノワーズを添えて 秋の味覚葡萄のソースで
Dessert 鳴門金時とりんごのミルフィーユ仕立て バニラアイス 温かいキャラメルソースを掛けて
Cafe ou The コーヒー 又は 紅茶
Pain プチパン

国産ワイン

■ 1F 海鮮 鳴門
 3日目のディナーは、1Fの鳴門海鮮「鳴門」で、ちょっと遅めの夕食、大塚国際美術館から帰って来て、明日はいよいよ三泊四日の旅のおしまい、鳴門の海の幸に舌鼓を打ちながらゆっくり日本酒を味わいますか...もちろん地酒を頼みました。各種呑み比べ・・・大吟醸酒、特別純米酒、純米酒、いろいろ...

1F 海鮮 鳴門 夜の海を眺めながら...

秋の島会席

〜お品書き〜
食前酒   「ナルトタイ 純米原酒 水ト米」の菊酒
先付 徳島県産ブランド肉「阿波美豚」と徳島県産蓮根の炒り煮 名産「鳴門金時」すり流し 鳴門金時チップ
小鍋 地鶏「阿波尾鶏」とブランド玉子「あわそだち」の満月親子鍋 白玉 白菜 沖洲葱 にんじん
造里 鳴門紅葉鯛 戻り鰹 あおり烏賊 土佐醤油 鳴門塩 山椒塩 柚子塩
焼物 鳴門紅葉鯛柚庵焼 はじかみ 揚げ銀杏
揚物 鳴門金時を使った鹿の子揚げ
酢物 鳴門紅葉鯛昆布〆菊なます
食事 徳島県産原木椎茸やきのこを使って焦がし福寿醤油の香り炊き込み御飯
香の物 二種
留椀 鯛骨出汁の御膳味噌仕立て
甘味 きな粉プリン

■ 鳴門温泉
 1F 露天風呂「縹」〜はなだ〜は、目の前の鳴門海峡からの潮風に吹かれながら岩石でつくられた和風の露天風呂を満喫できます。夜中に男女入替されます。泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で、海のミネラルと重曹を含み、地底1120mからポンプアップされた温泉は、pH7.8程度の弱アルカリ性、美肌の湯です。

1F 露天風呂「縹」〜はなだ〜檜の湯

1F 露天風呂「縹」〜はなだ〜椿の湯
 8F 展望風呂「瑠璃」〜るり〜は、海を見下ろしながら浸かる湯です。

8F 展望風呂「瑠璃」〜るり〜
 薬草の入った「草木の湯」と、いよかん、はっさく、甘夏、すだちなど徳島産の季節の柑橘が浮かぶ「柑橘の湯」があり、夜中に男女入替されます。
 次回は引き続き「鳴門海峡U」をご紹介します。
(2020年9月21日)


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