316  令和
 鬼怒川温泉の奥の川治温泉に行ってきました。後日紹介します。3月末は修了や卒業の季節、4月は入学・進学や社会人としての出発の季節、いずれにしても心浮き立つ季節ですね。植物が発芽し、花開き、萌える時期、人も同じです。この時期と言えば、花粉症患者には辛い季節、高校野球春のセンバツ大会、お花見、この三つです。3月29日は、毎年恒例飛鳥山公園でお花見、1年に1回、このときだけしか会えぬ人に会えるのが楽しみで行って来ました。翌30日は在京雫石町友会の役員会で湯島、川治温泉以来喉を痛めて発熱気味でやや辛いです。

■ 新元号は「令和」
 「平成」に代わる新たな元号は「令和(れいわ)」となりました。2019年4月1日、菅義偉官房長官が記者会見で発表しました。続いて安倍晋三首相も会見して談話を読み上げ、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明しました。政府によると、万葉集の「梅花(うめのはな)の歌」の「初春月、気淑風=初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ」から引用したそうです。

■ 日銀短観・・・大企業製造業の景況感が大幅悪化
 日本銀行が4月1日発表した3月の企業短観は、大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)が、前回の昨年12月調査から7ポイント下落のプラス12で2四半期ぶりの悪化、2012年12月(9ポイント下落)以来の大幅な下げ幅となりました。中国をはじめとする海外経済の減速や半導体を含むIT関連需要の調整が下押し圧力となり、逆風にあえぐ企業の姿が浮き彫りになりました。

我が家の陽光桜は満開です(3月28日)
花桃は咲き始め 庭に苦土石灰撒いて畑の準備中

■ 花粉の季節
 我が街の余熱利用健康施設エコパのプールにあるサウナでいつも一緒になる人が「花粉で参った」と嘆いていました。薬の話などで周りと盛り上がっていましたが、筆者が「私は念仏で対策してます」と言ったら、サウナの中にシラ〜ッとした空気が流れ、皆様から無視される雰囲気だったので、以後口を慎みました。しかしながら実は本当なのです。「花粉は無害」、「花粉は無害」、称名念仏、南無阿弥陀仏♪と唱えて、自分の免疫機能に対して教育しています。仏教を信じているわけではありませんが、花粉を異物と感じて抗体を発生させ、ヒスタミンを発生させるメカニズムを絶つためには、自分の全身に「花粉は異物だが有害ではない」と浸透させなければいけないのです。「骨身に沁みさせる」ためには念仏しかありません。クリスチャンの方にはゴメンナサイ。花粉症についてはななめのつぶやき428『ジェネリック』(2011年3月27日)で、270『林業』(2008年3月16日)で、あるいは9『アレルギーが増えたのは何故?』(2003年3月8日)で触れました。昔は無かった花粉症が今なぜ?ということについては、腹の中に寄生虫が居なくなって、花粉を敵と誤認するようになったという説が有力ですが、おそらく生活が衛生的となって、敵が減ったことが最も原因としては高いのではないか?と思われます。あるいは飲食の内容が変わったこともあるかもしれません。アトピーとか食物アレルギーとか、近年になってから出てきたものは、一様に同じ原因だと思います。

■ 花粉症罹患率はドンドン増えている
 ヒントは、外国では有病率が低いのに、日本だけ突出して高いと言うことです。また患者数がドンドン増えているということです。日本人の「きれい好き」は有名です。すなわち、生活がクリーンになっていくほどに花粉症患者は増えるということです。
 では実際の罹患率はどうなんでしょう。厚生労働省や環境省がデータを発表しています。それによると2008年度で20%台後半との事、右図は東京都健康安全研究センターの報告です。毎年発表されていて、最も信頼度の高いデータです。1963年に初めて花粉症という言葉が世に出て以来、特にこの10年で急増、今やほぼ二人に一人というところまで患者数は増えているということです。

東京都健康安全研究センターの花粉症患者実態調査(2016年度)
 結局環境がクリーンになって、免疫機能が敵を失った結果、花粉のようなものでも敵とみなして攻撃態勢に入ってしまうわけです。少しぐらい不潔でも、そんな環境に身を置いていれば花粉どころではないのです。この10年で急増しているということは、それだけクリーン度が増しているということです。以前、花粉の季節に仕事で上海に行ったとき、あの埃っぽい街で、遠くがスモッグで霞んでいる街で、花粉症の症状はピタッと治まりました。「違うでしょう」と、我が免疫機能を叱りました。

■ 花粉症発症率は山梨77%でダントツ
 右下図は「ウェザーニュース」が3月21日に発表した調査結果です。沖縄は杉や檜が無いので花粉症に苦しむ人はおらず、北海道も花粉飛散が少ないので調査の対象となっていません。
直近の3月半ばに聞き取り調査を実施して、9361人の回答を集計したところ、58%は花粉症の自覚があることが判明しました。最も高いのは山梨で77%。2位に8ポイントの差をつけてダントツ首位となりました。山梨に次いで高かったのが、群馬、静岡、埼玉、東京など関東・東海がランクインしています。一方、花粉症と自覚のある人の割合が最も低いのは、青森でわずか31%。トップの山梨とは46ポイントの差があり、その違いは歴然です。次いで低かったのは鹿児島、鳥取、岩手で、東北や西日本を中心としたエリアに集中していました。
 上の東京都の調査は「有病率」なので、実際に花粉症患者である人です。しかも最新は2016年調査、およそ49%です。「ウェザーニュース」は、花粉症の自覚がある人の調査で、東京で2019年61%です。10年で20%増のペースですから、両方ともに信頼できるように思います。ウェザーニュースが独自に全国に設置している花粉観測機「ポールンロボ」による観測結果も載っていますが、福島から関東南部、甲信、東海などで花粉の飛散数が特に多かったことが分かります。

ウェザーニュースが調べた都道府県別花粉症発症率

■ 花粉症対策はセルフケア
 杉林の隣で生まれ育ったのだから、てっきり花粉症にはならないと思っていた筆者は、周囲で「クシュン、クシュン」している人を見ては、口には出さないものの、「都会育ちの軟弱者が」と思っていました。ところがあるときから眼が痒い、くしゃみが出るようになって、そうかこれが花粉症かと思い、「バチが当たった」と後悔したものです。1996年ごろのことですね。当初は病院で薬を貰い、その後は薬局でベーリンガーインゲルハイムのアレジオンを買って服用していました。しかし花粉は無害なのにどうしてヒスタミンが出るのか?流行に遅れまいとする感受性が高過ぎるのか、いろいろ考えました。別に金が惜しかったわけではなく、無害なものに反応する我が身を戒めなければ、と思いました。対症療法ではなく、原因の素から絶たなければダメ、そこでメディカルケアはやめて、セルフケアに切り替えました。マスク、発酵食品(お酒、ヨーグルト、納豆)と念仏です。黒酢が有用だという人もいますね。まあこれも発酵食品ですから。また湿度が低いと駄目なようなので、部屋を加湿しています。お蔭様でずっと薬は服用していません。間違い無く念仏は効果があります。悩みは、この体験を話しても、ほぼ信じてもらえないことです。どうしてでしょうか?

■ お花見
 毎年恒例飛鳥山公園でのお花見は、寒かった!公園北側に「パークレール」という乗り物があって、行列していました。JR王子駅の京浜東北線のホームから桜が綺麗に見えますが、中でモクレンが赤紫のきれいな花を咲かせています。

2019年3月29日

2015年4月2日

■ 春のセンバツBEST4揃う
 第91回選抜高校野球大会はBEST4が揃いました。準決勝は4月2日(第10日)、第一試合11時習志野(千葉)−明豊(大分)、第二試合13時半東邦(愛知)−明石商(兵庫)です。準々決勝は東邦以外は大接戦をモノにして1点差で際どく勝ち上がりました。東邦はマーチングバンドが海外遠征で不在のため、大阪桐蔭のブラバンに代役登板してもらっての快勝でした。応援スタイルが違って、東邦はマーチングバンドなのでいわば踊りながら演奏するみたいに見えます。大阪桐蔭は吹奏楽ですから、座ったり、立っていても踊りはしません。そこで事前に東邦のマーチングバンドが大阪桐蔭高校を訪問し、5時間にわたりレクチュアしたそうです。東邦の応援の中に稀に聞き慣れた大阪桐蔭の応援歌が流れ、アレッと思ったりしました。準決勝は東邦のマーチングバンドが海外遠征から帰って大阪桐蔭との150名合同応援になるので、習志野応援団の「美爆音」に匹敵するかもしれません。ちなみに習志野応援団は「美爆音」が近隣住宅からクレームついたので、当初より演奏要員を減らすと共に大太鼓を4台から1台に減らすそうです。あまり気を使わないで、ガンガンブチかまして欲しいです。選手にとって強力な応援は何より励みになるのです。
 前にも書いたように、出場32校の主将が「優勝候補」を投票した結果、星稜が17票獲得してダントツの一位で、「高校野球ニュース」が予測したところでは、【Aクラス】星稜・横浜・智弁和歌山・筑陽学園・札幌大谷・明石商業、【Bクラス】広陵・龍谷大平安・東邦・履正社・高松商業・八戸学院光星でしたが、明石商業と東邦が前評判通りということです。

■ 星稜奥川投手を攻略した習志野飯塚投手は17回無失点
 筆者脱帽!した大会ナンバーワン右腕奥川恭伸投手擁する星稜は、ナント2回戦で習志野(千葉)に敗れました。習志野(千葉)のエース飯塚投手は筆者大好きな部類の投手です。いかにも負けん気が強そうで、耳が福耳で、「打てるものなら打ってみろ」と気迫で投げ込んできます。投球の合間にバックに対して大きな声をかけます。大きな声を出すことで味方も自分も鼓舞しているのでしょう。星稜の奥川投手は最後までニコニコして投げ、好感の持てる投手です。ピッチングはジャイアンツの菅野みたいな迫力がありますが、バットを短く持って鋭く振ってテキサスヒットになる習志野打線はさすがでした。高松商業は春日部共栄を13K4安打完封したエースを先発させずにドドンと失点してこれが最後までひびきました。先発オーダーを見て、「ダメダコリャ」と思いました。どこか故障してるんだろうと思いましたが、その後出てきたエース香川が快調なピッチング、首をひねりました。解説者も同じ事を言っていましたが、近年よくあるパターンで、エース温存〜手遅れというヤツです。

■ 明石商(兵庫)−東邦(愛知)に注目
 Aクラスで唯一残った明石商業はさすがですね。投打に力があります。東邦は危なげない勝ち上がりで、エース・石川が防御率0点台を記録、今大会3試合で38安打と打撃陣も絶好調です。明豊(大分)はA、Bクラスには挙げられませんでしたが、もともと有名プロ野球選手を輩出し、甲子園でも名が売れています。ただ1回戦で大会ナンバーワン左腕横浜の及川(オヨカワ)投手と当たるということで事前予想からは外れたのかもしれませんが、相手エースを打ち崩して13−5と圧勝、波に乗りました。準決勝も白熱した戦いが予想されますが、特に予測A−B対決の第二試合明石商(兵庫)−東邦(愛知)は注目です。

■ 優勝候補の星稜が習志野に敗北
 ところでその2回戦、テレビで見ていましたが、優勝候補の星稜(石川)が習志野(千葉)に敗れる波乱が起きました。星稜は先取点を奪い、エースの奥川投手もさすがのピッチングでしたが、習志野が初めて二塁に走者を進めた4回、1死二塁で4番打者を迎えた打席の途中、主将の山瀬慎之助捕手(3年)が球審に何か言ってます。何を言ってるんだろうと疑問でした。4番打者が安打を放つと習志野打線がつながり、星稜は同点の1点を奪われました。
この回7人目の打者に1球目を投げたところで、球審が審判を集めて協議に入りました。テレビカメラは星稜ベンチを映し出し、林監督が身を乗り出していました。結局なにやらよく分からぬまま試合は再開、この回は同点止まりでしたが、失点後リリーフした習志野のエース飯塚投手は、気迫のピッチングで点を与えず、流れは習志野に傾いて、7回についに1点とって逆転、9回にはダメ押しホームランが出て3−1で星稜は姿を消しました。

■ 前代未聞のクレーム劇
 試合後に、星稜の林和成監督(43)がサインの伝達行為があったとして、習志野(千葉)の小林徹監督(56)に猛抗議したそうです。同点につながった場面に疑念を抱き、「フェアじゃない」と怒り心頭で、試合終了後、報道陣の取材が終了するや、星稜の林監督が習志野の控室に乗り込んで、小林監督と数十秒話して自校の部屋に戻りましたが、しばらくして再び習志野の部屋へ行き、今度はサイン伝達の疑念を直接伝え、強い口調で「ここで証拠の画像を見せましょうか!」と言い放って部屋を出たそうです。監督同士が健闘をたたえ合うことはあっても、直接抗議するのは極めて異例で、しかも舞台は甲子園です。「聞いたことがない」と日本高野連の竹中事務局長も首を横に振りました。
 両校が球場を出たあと、大会審判委員二人が「お立ち台」に上がり、大勢の報道陣に対応しました。窪田副委員長は「現段階で、(サイン伝達は)ない、というのが最終結論」と話しました。翌日からは試合前、対戦校に対してフェアプレーの徹底を喚起することを決めました。

赤い生垣にはベニカナメモチ(もしくはレッドロビン)が多い

■ サイン伝達アピール
 後からネットで経過を知りました。星稜は習志野の初戦(3月24日)を甲子園で視察した時から、二塁走者から打者へサイン伝達している疑いがあると疑心を抱いていたそうで、本塁側から撮ったビデオで疑念を深め、対処法も話して、この試合に臨んでいたようです。4回、1死二塁で4番打者を迎えた打席の途中、主将の山瀬慎之助捕手(3年)が球審に「サインを盗んでいるようです」とアピールしたようです。球審が審判を集めて協議したのは、星稜の林監督が二塁を指さし「セカンドランナー」と大声で叫んだのに気付いてのことです。これは確認をしないといけないと思った球審がタイムをかけて、4人で集まり、協議をしましたが、サイン伝達しているとの判断には至らなかったので、二塁審判は、その時、二塁にいた走者には「まぎらわしい動作はしないように」と伝え、球審は捕手に審判団としてはサイン伝達は判断できなかったと協議結果を伝え、主将の山瀬慎之助捕手はベンチの林監督にしぐさで伝えたようです。林監督から分かったという動作があったということで、プレーが再開されたといういきさつです。

■ 過去の事例
 サイン伝達に罰則規定はなく、いわば「マナー違反」ですが、高校野球においては、サイン盗みは「周知徹底事項」において禁止が全加盟校に通達されています。プロ野球でも同様に禁止されています。野球の本場米国では、フェアであるか否かを最も重視するため、「マナー違反」どころか「論外」であってそんなことは誰もしないといわれています。しかし高校野球ではこれまでも2013年の選手権大会の花巻東、2016年センバツでの秀岳館などに「サイン盗み」の疑いがあり注意を受ける場面がありました。2013年8月19日の全国高校野球選手権準々決勝、花巻東が5−4で鳴門を下した試合では、鳴門・日下大輝捕手が試合途中、球審に、花巻東の二塁走者・千葉の動きを訴えました。「走者がサインを出しています」と訴えたのです。日下は開始後すぐに不自然な動きを感じたそうです。「走者が首をかしげたり、内角を攻めようとしたら、打者が後ろに下がったり...意識せずにいつも通りやろうと思ったんですが、あそこまで露骨にやられたんでもう(球審に)言おうと」思ったそうです。8回2死二塁、多々野の2球目に試合は止まりました。塁上から手を一、三塁方向に向けるなどの不自然な動き、「サイン盗み」に見える行為があったと判断し、審判の判断で千葉に注意し、ベンチには注意したことを伝えて試合は再開されました。
 再開後、鳴門は逆転され、日下は9回2死満塁で三飛を打ち上げ、最後の打者になりました。「そういうチームに負けたくない、と思って力みました。悔しいです」。ベンチを出た顔に涙があふれました。このときの千葉と言えば「カット打法」も物議を醸しましたね。背が低い選手ですが、ファウル打ちが上手く、徹底的にカットして球数投げさせ、最後は歩くという打者で、投手にとっては最も嫌なタイプでした。ピッチャーがそれならとど真ん中を投げるとビシッとヒットを打つというトンデモナイ打者で、この「カット打法」には賛否両論渦巻きました。

■ イライラで自滅?
 星稜はサイン伝達の他にも、習志野応援団の「美爆音」も要注意と考えて事前視察していたようですね。試合前にいろいろと相手方を研究するのは当たり前ですが、あまりにも考え過ぎたのではないでしょうか?優勝候補なのですから、「ドンと来い」と構えるべきだったと思います。
 星稜の林和成監督は遊撃手として1学年上の松井秀喜さんと三遊間を組んで1991年夏1992年春夏の甲子園に出場、松井が5打席連続敬遠された1992年夏は2番打者でした。その体験から「フェア」に関しては人一倍敏感なのかもしれません。ただ敬遠は堂々たる作戦、「松井さえ抑えれば大丈夫」だったことがむしろ問題でした。
 問題は監督がイライラして、その気持ちが選手に伝染してしまったことでしょう。やるならやってみろぐらいの気概が監督には求められるのではないでしょうか。両軍ベンチを見ていて、習志野の小林監督はさすがだな、と感じました。優勝候補を向こうに回して、選手を信じて堂々としている感じでした。相手にしたらイヤな感じの監督です。

■ 日の出の太陽が眩しくて...
 パソコン部屋で日の出を迎える日常ですが、段々と太陽の出る位置が北のほうに向かうため、このごろはまぶしくて、太陽高度が上がるまでスライドカーテンを下げるようになりました。

透明半球

■ 訃報・・・波乱万丈の人生 「エンターテイナー」ショーケン逝く

 「ショーケン」の愛称で親しまれた歌手・俳優の萩原健一(本名萩原敬三)さんが 2019年3月26日午前、10万人に1人ともいわれる難病(GIST消化管間質腫瘍)のため東京都内の病院で死去されました 68歳でした 亡くなる2日前 夫婦でジムに通いトレーニングしていたそうです その翌日親戚がマンションに集まっている中 救急車で搬送されたそうです 最後までカッコよく逝っちゃいましたね 
 さいたま市与野の生まれ 不良でした 16歳でグループサウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカルとしてデビュー 「神様お願い!」や「エメラルドの伝説」がヒットし 一躍スターになりました 俳優としても活躍しました “4度の逮捕と結婚” 波乱に満ちた人生でした 1983年大麻不法所持で逮捕 1984年には飲酒運転で逮捕 その翌年には週刊誌の記者などへの暴行で書類送検され 2004年には車を運転中にバイクと衝突事故を起こし逮捕 さらに2005年には主演映画の出演料を巡るトラブルで映画プロデューサーを脅迫 恐喝未遂容疑で4度目の逮捕で 懲役1年6ヶ月執行猶予3年の有罪判決を受けました
 1975年に『太陽にほえろ!』で共演した小泉一十三(ひとみ)さんと初めての結婚をしてから結婚は4回 2番目の妻はいしだあゆみさんで アントニオ猪木の元妻・倍賞美津子さんとは長く事実婚 1996年にヘアメイクアーティストの女性と3度目の結婚 2011年にモデルをしていた理加さんと4度目の結婚「俺は“まだ60歳だ!”と思えた ジェットコースターのような人生だったけれど メリーゴーランドみたいにしたいなと思って...」と語りました 奇しくもこの年 病魔との闘いが始まっていたのですが 萩原さんは公表しませんでした
 NHKは3月29日 萩原さんが大河ドラマ「いだてん」に出演すると発表しました 第20代首相の政治家・高橋是清役を熱演 これが遺作だそうです 収録は昨年11月に行われ 現場では病を感じさせない重厚感あふれる演技を披露していました 6〜7月頃に放送予定の第25回から登場するそうです 視聴率超不振の「いだてん」のカンフル剤になるでしょうか NHKは昨年の「不惑のスクラム」もそうですが ショーケンが大好きだったようです この人ほど様々な表情で写真に写っているひとは珍しい・・・それだけ多彩で アウトローからイイオジサンまで演じ分けられる稀代のスターでした 同じ年の生まれなので 他人事ではありません 安らかなる眠りをお祈り致します  合掌


萩原健一Official Web Siteより

■ 訃報・・・菊池雄星の父・雄治さんが59歳で逝去

 マリナーズ・菊池雄星投手(27)の父・雄治さんが3月31日早朝に逝去されたそうです
 訃報については シアトル・マリナーズが30日(日本時間31日)発表しました 59歳 がんで闘病中だったそうです 雄星の初登板・初先発は東京ドームでの3月21日 対オークランド・アスレチックス2回戦 4回2/3を2失点の好投でしたが 勝ち投手の権利まであと一人というところで無念の降板 この試合でイチローが現役引退しました 2回目は29日(同30日)のレッドソックス戦(シアトル)に先発し 6回3失点の力投で勝ち投手の権利を残してマウンドをゆずりましたが 抑え投手が被弾して初勝利を逃しました 試合終了から数時間後に 雄治さんは静かに息を引き取ったそうです 菊池投手は30日マリナーズを通じてコメントを発表 「本日 かねてより病気療養中であった父・菊池雄治が永眠いたしました 生前 父は私に野球に専念し そのままチームの勝利のために頑張ってほしいと言っていました 私は父の願いに敬意を表し 全力で頑張り 残りのシーズンを父にささげたいと思っています」という内容でした 雄星の次の先発登板は4月4日(日本時間5日)のホワイトソックス戦ですメジャー初勝利を天国の父に届けるよう頑張れ!
 実は雄星の育った家は我が連れ合いの実家のすぐ近くで 見前中学校の後輩でもあります 雄治さんは学生時代バレーボールの選手でバレーボールチームのコーチもしていました 「何をやっても無駄にならない」という方針で 息子に新体操 バレーボール 水泳 ピアノ 書道 そろばん 絵画・・・掛け持ちで習い事を経験させましたが 小3の時に見前タイガースで始めた少年野球にのめり込み 盛岡市立見前中学校在学中は盛岡東シニアでプレーして 東北選抜の一員に選ばれ 全国大会優勝に貢献しました 見前中学校の3年間 雄治さんはPTA会長を務め 花巻東高等学校に進学すると父母会長も務めました 息子の進路には常に口を挟まずに息子の意見を尊重し いつも夫婦で息子を応援する姿が見られました 体調不良でメジャーのマウンドをその目で見ることはかなわず この夏生まれる予定の孫にも会えなかったのは心残りでしょう
 雄治さんはJA岩手県中央会で重要な役職を担っていました 雄星より体が大きく優しい人でした 新居ができたばかりなのに残念です May your soul rest in peace.  合掌


在りし日の菊池雄治さん(スポーツ報知より)
(2019年4月1日)


次回へ    前回へ    最新ページへ    つぶやき最終回