■ 花粉の季節 我が街の余熱利用健康施設エコパのプールにあるサウナでいつも一緒になる人が「花粉で参った」と嘆いていました。薬の話などで周りと盛り上がっていましたが、筆者が「私は念仏で対策してます」と言ったら、サウナの中にシラ〜ッとした空気が流れ、皆様から無視される雰囲気だったので、以後口を慎みました。しかしながら実は本当なのです。「花粉は無害」、「花粉は無害」、称名念仏、南無阿弥陀仏♪と唱えて、自分の免疫機能に対して教育しています。仏教を信じているわけではありませんが、花粉を異物と感じて抗体を発生させ、ヒスタミンを発生させるメカニズムを絶つためには、自分の全身に「花粉は異物だが有害ではない」と浸透させなければいけないのです。「骨身に沁みさせる」ためには念仏しかありません。クリスチャンの方にはゴメンナサイ。花粉症についてはななめのつぶやき428『ジェネリック』(2011年3月27日)で、270『林業』(2008年3月16日)で、あるいは9『アレルギーが増えたのは何故?』(2003年3月8日)で触れました。昔は無かった花粉症が今なぜ?ということについては、腹の中に寄生虫が居なくなって、花粉を敵と誤認するようになったという説が有力ですが、おそらく生活が衛生的となって、敵が減ったことが最も原因としては高いのではないか?と思われます。あるいは飲食の内容が変わったこともあるかもしれません。アトピーとか食物アレルギーとか、近年になってから出てきたものは、一様に同じ原因だと思います。 ■ 花粉症罹患率はドンドン増えている
■ 花粉症発症率は山梨77%でダントツ 右下図は「ウェザーニュース」が3月21日に発表した調査結果です。沖縄は杉や檜が無いので花粉症に苦しむ人はおらず、北海道も花粉飛散が少ないので調査の対象となっていません。
■ 花粉症対策はセルフケア 杉林の隣で生まれ育ったのだから、てっきり花粉症にはならないと思っていた筆者は、周囲で「クシュン、クシュン」している人を見ては、口には出さないものの、「都会育ちの軟弱者が」と思っていました。ところがあるときから眼が痒い、くしゃみが出るようになって、そうかこれが花粉症かと思い、「バチが当たった」と後悔したものです。1996年ごろのことですね。当初は病院で薬を貰い、その後は薬局でベーリンガーインゲルハイムのアレジオンを買って服用していました。しかし花粉は無害なのにどうしてヒスタミンが出るのか?流行に遅れまいとする感受性が高過ぎるのか、いろいろ考えました。別に金が惜しかったわけではなく、無害なものに反応する我が身を戒めなければ、と思いました。対症療法ではなく、原因の素から絶たなければダメ、そこでメディカルケアはやめて、セルフケアに切り替えました。マスク、発酵食品(お酒、ヨーグルト、納豆)と念仏です。黒酢が有用だという人もいますね。まあこれも発酵食品ですから。また湿度が低いと駄目なようなので、部屋を加湿しています。お蔭様でずっと薬は服用していません。間違い無く念仏は効果があります。悩みは、この体験を話しても、ほぼ信じてもらえないことです。どうしてでしょうか? ■ お花見 毎年恒例飛鳥山公園でのお花見は、寒かった!公園北側に「パークレール」という乗り物があって、行列していました。JR王子駅の京浜東北線のホームから桜が綺麗に見えますが、中でモクレンが赤紫のきれいな花を咲かせています。
■ 春のセンバツBEST4揃う 第91回選抜高校野球大会はBEST4が揃いました。準決勝は4月2日(第10日)、第一試合11時習志野(千葉)−明豊(大分)、第二試合13時半東邦(愛知)−明石商(兵庫)です。準々決勝は東邦以外は大接戦をモノにして1点差で際どく勝ち上がりました。東邦はマーチングバンドが海外遠征で不在のため、大阪桐蔭のブラバンに代役登板してもらっての快勝でした。応援スタイルが違って、東邦はマーチングバンドなのでいわば踊りながら演奏するみたいに見えます。大阪桐蔭は吹奏楽ですから、座ったり、立っていても踊りはしません。そこで事前に東邦のマーチングバンドが大阪桐蔭高校を訪問し、5時間にわたりレクチュアしたそうです。東邦の応援の中に稀に聞き慣れた大阪桐蔭の応援歌が流れ、アレッと思ったりしました。準決勝は東邦のマーチングバンドが海外遠征から帰って大阪桐蔭との150名合同応援になるので、習志野応援団の「美爆音」に匹敵するかもしれません。ちなみに習志野応援団は「美爆音」が近隣住宅からクレームついたので、当初より演奏要員を減らすと共に大太鼓を4台から1台に減らすそうです。あまり気を使わないで、ガンガンブチかまして欲しいです。選手にとって強力な応援は何より励みになるのです。 前にも書いたように、出場32校の主将が「優勝候補」を投票した結果、星稜が17票獲得してダントツの一位で、「高校野球ニュース」が予測したところでは、【Aクラス】星稜・横浜・智弁和歌山・筑陽学園・札幌大谷・明石商業、【Bクラス】広陵・龍谷大平安・東邦・履正社・高松商業・八戸学院光星でしたが、明石商業と東邦が前評判通りということです。 ■ 星稜奥川投手を攻略した習志野飯塚投手は17回無失点 筆者脱帽!した大会ナンバーワン右腕奥川恭伸投手擁する星稜は、ナント2回戦で習志野(千葉)に敗れました。習志野(千葉)のエース飯塚投手は筆者大好きな部類の投手です。いかにも負けん気が強そうで、耳が福耳で、「打てるものなら打ってみろ」と気迫で投げ込んできます。投球の合間にバックに対して大きな声をかけます。大きな声を出すことで味方も自分も鼓舞しているのでしょう。星稜の奥川投手は最後までニコニコして投げ、好感の持てる投手です。ピッチングはジャイアンツの菅野みたいな迫力がありますが、バットを短く持って鋭く振ってテキサスヒットになる習志野打線はさすがでした。高松商業は春日部共栄を13K4安打完封したエースを先発させずにドドンと失点してこれが最後までひびきました。先発オーダーを見て、「ダメダコリャ」と思いました。どこか故障してるんだろうと思いましたが、その後出てきたエース香川が快調なピッチング、首をひねりました。解説者も同じ事を言っていましたが、近年よくあるパターンで、エース温存〜手遅れというヤツです。 ■ 明石商(兵庫)−東邦(愛知)に注目 Aクラスで唯一残った明石商業はさすがですね。投打に力があります。東邦は危なげない勝ち上がりで、エース・石川が防御率0点台を記録、今大会3試合で38安打と打撃陣も絶好調です。明豊(大分)はA、Bクラスには挙げられませんでしたが、もともと有名プロ野球選手を輩出し、甲子園でも名が売れています。ただ1回戦で大会ナンバーワン左腕横浜の及川(オヨカワ)投手と当たるということで事前予想からは外れたのかもしれませんが、相手エースを打ち崩して13−5と圧勝、波に乗りました。準決勝も白熱した戦いが予想されますが、特に予測A−B対決の第二試合明石商(兵庫)−東邦(愛知)は注目です。 ■ 優勝候補の星稜が習志野に敗北 ところでその2回戦、テレビで見ていましたが、優勝候補の星稜(石川)が習志野(千葉)に敗れる波乱が起きました。星稜は先取点を奪い、エースの奥川投手もさすがのピッチングでしたが、習志野が初めて二塁に走者を進めた4回、1死二塁で4番打者を迎えた打席の途中、主将の山瀬慎之助捕手(3年)が球審に何か言ってます。何を言ってるんだろうと疑問でした。4番打者が安打を放つと習志野打線がつながり、星稜は同点の1点を奪われました。
■ サイン伝達アピール 後からネットで経過を知りました。星稜は習志野の初戦(3月24日)を甲子園で視察した時から、二塁走者から打者へサイン伝達している疑いがあると疑心を抱いていたそうで、本塁側から撮ったビデオで疑念を深め、対処法も話して、この試合に臨んでいたようです。4回、1死二塁で4番打者を迎えた打席の途中、主将の山瀬慎之助捕手(3年)が球審に「サインを盗んでいるようです」とアピールしたようです。球審が審判を集めて協議したのは、星稜の林監督が二塁を指さし「セカンドランナー」と大声で叫んだのに気付いてのことです。これは確認をしないといけないと思った球審がタイムをかけて、4人で集まり、協議をしましたが、サイン伝達しているとの判断には至らなかったので、二塁審判は、その時、二塁にいた走者には「まぎらわしい動作はしないように」と伝え、球審は捕手に審判団としてはサイン伝達は判断できなかったと協議結果を伝え、主将の山瀬慎之助捕手はベンチの林監督にしぐさで伝えたようです。林監督から分かったという動作があったということで、プレーが再開されたといういきさつです。 ■ 過去の事例 サイン伝達に罰則規定はなく、いわば「マナー違反」ですが、高校野球においては、サイン盗みは「周知徹底事項」において禁止が全加盟校に通達されています。プロ野球でも同様に禁止されています。野球の本場米国では、フェアであるか否かを最も重視するため、「マナー違反」どころか「論外」であってそんなことは誰もしないといわれています。しかし高校野球ではこれまでも2013年の選手権大会の花巻東、2016年センバツでの秀岳館などに「サイン盗み」の疑いがあり注意を受ける場面がありました。2013年8月19日の全国高校野球選手権準々決勝、花巻東が5−4で鳴門を下した試合では、鳴門・日下大輝捕手が試合途中、球審に、花巻東の二塁走者・千葉の動きを訴えました。「走者がサインを出しています」と訴えたのです。日下は開始後すぐに不自然な動きを感じたそうです。「走者が首をかしげたり、内角を攻めようとしたら、打者が後ろに下がったり...意識せずにいつも通りやろうと思ったんですが、あそこまで露骨にやられたんでもう(球審に)言おうと」思ったそうです。8回2死二塁、多々野の2球目に試合は止まりました。塁上から手を一、三塁方向に向けるなどの不自然な動き、「サイン盗み」に見える行為があったと判断し、審判の判断で千葉に注意し、ベンチには注意したことを伝えて試合は再開されました。 再開後、鳴門は逆転され、日下は9回2死満塁で三飛を打ち上げ、最後の打者になりました。「そういうチームに負けたくない、と思って力みました。悔しいです」。ベンチを出た顔に涙があふれました。このときの千葉と言えば「カット打法」も物議を醸しましたね。背が低い選手ですが、ファウル打ちが上手く、徹底的にカットして球数投げさせ、最後は歩くという打者で、投手にとっては最も嫌なタイプでした。ピッチャーがそれならとど真ん中を投げるとビシッとヒットを打つというトンデモナイ打者で、この「カット打法」には賛否両論渦巻きました。 ■ イライラで自滅? 星稜はサイン伝達の他にも、習志野応援団の「美爆音」も要注意と考えて事前視察していたようですね。試合前にいろいろと相手方を研究するのは当たり前ですが、あまりにも考え過ぎたのではないでしょうか?優勝候補なのですから、「ドンと来い」と構えるべきだったと思います。
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