236 巡り紀行
■ 鶯宿温泉・ホテル森の風は日本のホテル・旅館100選、五つ星の宿 巡り紀行だけを書けば上記のようになりますが、実際には盛岡で東北新幹線はやぶさを降りて妹宅へ寄り、岩手大学で先生に学内を案内して頂き、迎えのバスが来て鶯宿温泉・ホテル森の風に直行〜宴会、宿泊しました。今回の岩手紀行は、鶯宿温泉のホテル森の風に宿泊して懇親会が主目的でした。卒業以来45年振りに会った輩も居ました。
■ 雫石銀河ステーション
■ 典型的田舎風景の好摩駅周辺
■ 2年半前の浅虫温泉の話 東北新幹線が盛岡以北に延伸されたとき、昔は国鉄東北本線でしたが、盛岡以北はIGR(いわて銀河鉄道)としてJRから切り離されました。IGRは電車ですから、すごくスピードが出ますが、駅の停車時間が長い!青森に入ると「青い森鉄道」になりますが、線路はつながっているので、アイボリーホワイトのIGR(いわて銀河鉄道)とブルーの「青い森鉄道」が相互乗り入れしています。以前青森県の浅虫温泉に行ったとき、105『大丈夫』(2015年3月8日)で紹介しましたが、「青い森鉄道」の車中で、女優の室井滋さんと遭遇しました。鉄道旅のロケでした。
■ 新安比温泉・塩の湯 さて好摩駅から再びJR花輪線に乗りますが、これはディーゼルカーです。花輪線は「十和田八幡平四季彩ライン」という別名がある地方交通線で、好摩駅から主要駅としては荒屋新町(八幡平市)、秋田県に入り、鹿角花輪、十和田南を経由して大館までの路線です。大館で奥羽本線につながります。JR東日本東北エリアの路線図(PDF)をご覧下さい。荒屋新町で降りて、迎えの車で新安比温泉・塩の湯・静流閣へ行きました。途中で北舘製麺の立派な工場がありました。おいしい蕎麦を提供している有名な蕎麦屋さんに出会えて感激!
■ 岩手の純米酒利き酒セット付き和食膳に大満足 静流閣には「金の湯」と「銀の湯」があります。これは伊香保温泉と同じです。「銀の湯」も「強塩泉」ですが、ぬるくてすぐ出ました。たまたまでしょうが、やはり黄褐色の強烈な「金の湯」は魅力です。 ところで静流閣の食事ですが、「岩手の純米酒利き酒セット」を選びました。「ミネラル分豊富なおいしい水と、大地が育む米。酒づくりにぴったりの岩手の中硬水で醸造される逸品の数々を利き酒でお楽しみください」といううたい文句と、鷲の尾「純米原酒」、浜千鳥「特別純米酒」、南部美人「特別純米酒」の三点セットという内容に惹かれました。このブランドはいずれも岩手の誇る銘酒です。南部美人「特別純米酒」は2017年7月6日ロンドンで開催された世界的なワイン品評会=インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)日本酒部門で「世界一」に輝きました。夕食は地元の食材にこだわった和食膳で、「安比舞茸の釜飯」は、素晴らしく美味しいご飯でした。「八幡平ポークあい」の陶板焼きや、わかさぎのマリネはほっぺたが落ちそうで、地元の逸品「ふうせつ花」の寄せ豆腐は紫色の山ぶどう塩をパラパラ降って食べるのですが実に上品な味でした。デザートはバイキング形式で、アイスクリームもセルフでした。大満足でした。
翌朝静流閣の車で荒屋新町駅に送ってもらい、JR花輪線でまた好摩へ行き、IGRで岩手県北端の二戸市へ行きました。二戸駅に連れ合いの叔父さんご夫妻が迎えに来ていました。豪華な車に乗せてもらって龍岩寺に行って祖父の墓参り、すぐ近くの酒蔵・南部美人に寄ろうと思っていましたが、残念ながらお休みでした。この辺りの二戸の商店街は電線地中化してスッキリしています。電柱が無いと、写真を撮ったときに風景が美しいのです。
しかしIGRでは盛岡まで1時間8分かかるので、二戸駅から東北新幹線はやぶさで南下して盛岡へ向かいました。21分で着いてしまいました。東北本線に乗り換えて二駅目、岩手飯岡へ、連れ合いの実家に宿泊しました。 ■ 磐梯熱海温泉 翌朝岩手飯岡→盛岡→こまちで仙台へ向かいました。仙台には弟が住んでいます。母の関係で頻繁に通った街、杜の都、海も山もある起伏に富んだ街ですが、今や高層ビルが立ち並ぶ大都市です。この日は定禅寺通りジャズフェスティバルがあります。これはとにかくイベントが多い仙台市でも特に人気のイベントなので、途中下車したいなぁ〜と思いながらその誘惑を振り切って、やまびこに乗り換えて郡山へ向かいました。
■ 「あつ湯」と「ぬる湯」に注意 これで思い出したのですが、磐梯熱海温泉には「あつ湯」と「ぬる湯」があり、「あつ湯」は郡山市営源泉として混合泉が一括管理されており、1号、2号・・・、5号まであったかな?磐梯熱海温泉の各旅館、ホテルも引いていますが、泉温53℃、pH9.1のアルカリ性単純泉、無色透明、無味無臭なので全く温泉気分がしないのです。肌もヌルヌルしません。ただわずかにミネラル分が含まれているようで、郡山ユラックス熱海の露天風呂には「温泉成分で床が滑りやすいので注意」と書いてありました。pH9.1ですから、何度も入っていれば知らず知らず肌がきれいになるのでしょう。ただスーパー銭湯との違いは、塩素臭がしないことでしょうか。やはり磐梯熱海温泉では「ぬる湯」の「萩姫の湯」に入らなければ駄目だと反省しました。山の上の神社から湧き出る「保護組合泉:萩姫の湯」の泉質は単純硫化水素泉、源泉温度38℃、無色透明、無味で、微かな硫黄臭がします。この硫黄臭で、温泉気分になるのです。ただし、これまた旅館によっては独自の源泉もあるので、余程注意して調べないと分かりません。「あつ湯」だけのところが多いのではないでしょうか。 ■ 次は「あさま」に乗って信州へ 再び磐梯熱海駅からJR磐越西線で郡山へ、東北新幹線やまびこに乗り換えて大宮へ、今回の東北新幹線、秋田新幹線の旅は、乗った列車がすべて満席でした。こんなことはあまり経験がありません。スゴイですね。JR東日本ホクホク?東北人気でしょうか。紅葉もまだなのに。あらかじめ指定席をとっていたから良かったものの、やまびこの自由席ですら空いていません。 大宮から北陸新幹線あさまで上田へ向かいました。これは自由席に乗りましたがガラガラでした。新幹線車内の窓から見る軽井沢駅前のショッピング街やレストラン街の広大な駐車場は満杯、新幹線ではなく車で来るところなんですね。 ■ しなの鉄道で東御市の田中駅へ
■ 千曲川温泉;ゆうふるtanaka
■ 上田駅の「ちくま」という駅ソバの麺の美味いことにビックリ 田中駅からしなの鉄道で上田へ向かいました。高校生がいっぱい乗って混んでいました。上田駅で駅前をちょっと散策しました。やはり電線地中化してスッキリしています。観光名所上田城があります。ビルが立ち並んで大きな街だという感じがします。駅前に立派な竹風堂のお店がありました。信州土産と言えば竹風堂というほどの有名なお菓子屋さんです。いろは堂のおやきとか、小布施堂の栗鹿の子なども大人気です。 新幹線駅の改札口を出てすぐ、しなの鉄道の乗り場は左折して階段を上りますが、左折する前の角に「ちくま」という駅ソバの店がありました。信州名物には蕎麦もあります。駅ソバへの期待度はそんなに高くないのですが、なんとなく美味しそうな予感がして入ってみました。普通のそばと(特)の付いたそばがあります。ゆで麺と生麺みたいです。蕎麦食いはまずかけそばなんて言う人もいますが、筆者はかき揚そばを頼むヒトなのです。普通のかき揚そば、¥380、これは安い。食べて驚きました。麺が美味い!駅ソバでこの蕎麦はさすが信州!安いほうのゆで麺ですよ。 腹もくちたところで北陸新幹線あさまで大宮へ、自由席は空いていました。軽井沢でドドッと乗ってきましたがまだ満席にはなりません。高崎で満席になりました。大宮でJR川越線に乗り換え、川越で東武東上線に乗り換えて上福岡へ、やれやれお疲れ様でした。 ■ 帰宅してエコパへ
■ 不倫報道花盛り 不倫報道が花盛りです。ベッキー騒動を契機として、急激に不倫報道が増加したというデータがあります。あの時も、ハッキリ言ってベッキーが可哀そうだと思いました。そんなことをおおっぴらに言ってはいけないような雰囲気がありましたが、好きだ嫌いだとかいう感情は人間が持つ特性です。動物は本能で行動しますが、人間はそれを抑えつつ生きています。しかし時に感情を抑えられないこともあります。 不倫報道は俳優と政治家で顕著です。報道されるのは著名人だからで、凡人ならばあまり騒ぎにはなりません。元SPEEDの自民党・今井絵理子参院議員と元神戸市議の橋本健氏(政務活動費の不正疑惑で辞職)、夫が自殺した元SPEEDの上原多香子さん、民進党を離党した山尾志桜里議員、俳優の渡辺謙さん、女優の斉藤由貴さん、枚挙に暇がありません。不倫はそんなにも身近なものなのでしょうか... ■ 不倫の男女差 不倫そのものが増えているかどうか事実は分かりませんが、「携帯電話やSNSの普及により、人から隠れての連絡や密会が容易になったことに加え、これまでは限られた世界の話だったことが、インターネットや報道で見聞きするようになり、心理面のハードルも下がっていることも考えられる」とYahoo!ニュースに載っていました。確かにそれもあるかもしれません。昔は村祭りなどは男女の密会の機会でした。不倫のウワサが飛び交っても、あまり大した騒動にはならなかった気がします。こども心に、大人のそうした行動はあるものなんだと、本質を知らないのに妙に納得していた覚えがあります。 そもそも金持ちや政治家は二号さんが居るのは当たり前で、妻はその存在に耐えてきた歴史があります。愛人が男のステータスだといわんばかりで、男の不倫に昔の世論は寛容だったのですが、もし妻の不倫が明らかになったら袋叩きでした。不倫で批判を受ける女性が目立つのは、旧刑法の姦通罪で妻の不倫だけが婚姻を壊すと考えられていたことに通じます。男女が平等でなかった時代から戦後になって、法律は変わっても、価値観だけは変わっていないのでしょうか... ■ 不倫に怒る人に潜む“不純”な3つの成分 一方で先のYahoo!ニュースでは、「不倫話が気になってしまうのは、パートナーとの間の不満や、羨望やストレスが考えられる」とも書いてありました。不倫に怒る人に潜む“不純”な3つの成分があるそうです。@否認=自分には不倫願望などないと自己正当化、A羨望=他人の幸福が我慢できない怒り、B怒りの「置き換え」=鬱憤を晴らすため“弱者”に怒りをぶつける−−−>つまり、不倫は人のみちに外れることですから「悪」であることは明白ですが、犯罪ではありません。当事者が解決すべき問題で、外野が口をはさむ問題ではないのです... ■ たたかれる不倫の二要素 そもそも「五体不満足」の人でさえ不倫で離婚しました。子供が3人もいて、献身的に15年も尽くしてくれた妻がいて、それなのに5人も相手がいたなんて・・・。このときの不倫報道でもそうですが、「たたかれる不倫」には二つの要素があるようです。一つは言行不一致の場合で、クリーンなイメージを打ち出していた人が不倫をした場合、「言うこととやることが違うじゃないか!」と大きな批判を受けやすいのです。二つ目は、その不倫関係が婚姻を壊すかどうかで、必死になって妻に謝って許してもらった結果収まったなどということがあります。しかし妻の不倫はなかなか円満には終わり難いようです。ただ女性にスゴイ生活力がある上に美貌、などということになると叩かれやすいみたいですね。普遍の真理は、オトコはオンナに選ばれるもの、オンナのほうに主導権があるのは、どんな動物でも同じ、だからメスは地味でも良いが、オスはキンキラキンに飾り立ててメスの気を引こうとするのです... ■ 結婚、妊娠で違約金? ドラマ「黒革の手帖」(テレビ朝日系)主演や数々のCM・イメージキャラクター契約を結ぶなどして、今大活躍の女優、武井咲さんがEXILE・TAKAHIROさんと結婚、現在妊娠中として、大きな話題を呼びました。しかし仕事のキャンセルや組み直しの可能性が生じ、多方面に迷惑をかけた違約金が10億円に上るのではないかという報道がありビックリ、しかし弁護士によれば「報道は事実ではない。10億円などあり得ない」そうです。そもそも契約に結婚や妊娠を理由にした制限条項が含まれることは普通無く、仮にあったとしても裁判所が認めないそうです。それはそうですね、刑事事件ならともかく、結婚や妊娠なら祝いこそすれ、賠償なんて話は有り得ません。そういう報道が出ることこそハラスメント... ■ 法科大学院の撤退相次ぐ 今年の司法試験合格者が発表されました。かつて国が3千人を目指すとしていた合格者はまたまた減少、1543人と、かろうじて国の最低目標ライン千五百人をクリアしました。法科大学院の撤退は相次いでおり、ピークの半数で、立教・青学も来年度から学生を募集しないことにしたそうです。法科大学院をくぐらない「抜け道」とも言える「予備試験」の通過者の合格率は、法科大学院修了者全体の約3.2倍で、どの法科大学院よりも高くなりました。加計学園の獣医学部新設問題で触れましたが、学生枠を増やしたことが逆目に出る典型です。他にも同様な事例がしこたまあります。「だから言ったじゃないの」と文科省のお役人の歯軋りが聞こえて来そうです... ■ 高齢社会対策・・・年金支給年齢引き延ばし 厚生労働省は2017年9月13日、専業主婦世帯などを対象にした年金の加算制度で事務処理ミスなどがあり、1991年からの26年間で10万5963人に計598億円の支給漏れがあったと公表しました。一度に判明した支給漏れとしては過去最大だそうです。 前回触れた内閣府の有識者会議における高齢社会対策の基本的な考え方を示した骨子案ですが、2017年9月12日の会議でまとめて発表されました。年金の受給開始年齢を70歳より後に遅らせることができるよう、現在よりも選択の幅を広げ、高齢者の就労を促すことなどが柱です。国の高齢化対策の指針である「高齢社会対策大綱」を五年ぶりに改定するのを受けて発足した有識者会議の報告内容を踏まえ、政府は新たな大綱を年末までに閣議決定する予定です。公的年金には、受け取り始める年齢を最高で70歳まで遅らせる代わりに、毎月の支給額を増やせる「繰り下げ受給」の仕組みがあります。骨子は繰り下げ受給の上限を70歳から延ばすことを検討すべきだとしました。自民党のプロジェクトチームも今年4月、同様の提言をまとめています。実際に制度化するかどうかは、今後厚生労働省が検討するそうです。骨子は「すべての高齢者が意欲・能力を生かして活躍できる社会」を掲げ、定年制や年功賃金についても、高齢者が働きやすい仕組みにする必要があると指摘、就労や起業など社会参加を促すことで健康を維持してもらい、社会保障費の抑制につなげたい考えです。 しかし 働け 働け 働け 鉄矢 働いて働いて働きぬいて 休みたいとか遊びたいとか そんな事おまえいっぺんでも思うてみろ そん時は そん時は死ね それが人間ぞ それが男ぞ と言われてもねぇ... ■ 大相撲ピンチ?チャンス? 幕内最年少の21歳、東前頭三枚目の阿武咲(おうのしょう)が初日から関脇御嶽海、関脇嘉風、小結玉鷲と連破し、四日目大関初挑戦で照ノ富士を引き落としで破り、続いて横綱日馬富士に攻め込まれながら素早く回り込んで、足が付いて行けない横綱が前方宙返り一回転、5連勝としました。休場中の横綱・稀勢の里に鍛えられ、1949年の15日制定着後で初となる新入幕から3場所連続の二ケタ勝利に挑みます。昭和以降では初めて3横綱が初日から不在のなか、3日目には人気の大関高安と幕内宇良が休場しました。カド番の大関・照ノ富士(25)は6日目から左膝の負傷により休場し、3横綱2大関が休むのは1918(大正7)年夏場所以来99年ぶりとなりました。照ノ富士は大関からの陥落が確定しました。幕内力士の同時休場数は公傷制度が廃止された2004年以降の新記録です。ただ一人の横綱としての責任感からか、重圧からか、日馬富士は3連続金星配給、両国国技館には座布団が舞いました。しかし4横綱3大関の中で日馬富士とカド番の大関・豪栄道の1横綱1大関しか出ていないとなると、この二人には「頑張れ!」と言うしかありません。どうしてこんなことになってしまったのでしょうか... ただ6日目大関・豪栄道は阿武咲に攻め込まれながら土俵際体をひねって勝ち、横綱日馬富士も貫禄の相撲で勝って、7日目も勝って、何とか体面を保っています。御嶽海と嘉風の両関脇がやっとエンジンがかかってきて、阿武咲も1敗を守っています。上が居ない分チャンスがあると、若手がイキイキ躍動すれば、それはそれで面白いのではないでしょうか。場所前に人気者宇良の木瀬部屋に見学に行って稽古を見て、その後チャンコを食べる予約があったのですがドタキャンになったのは、何かウラがあったのでしょうか... ■ パワハラで舞台出演ドタキャン 女優の鳳恵弥さん(36)と女優・牧野美千子さん(52)が2017年9月12日、女優・鈴木砂羽さん(44)が主演・初演出を手がける舞台「結婚の条件」の出演をキャンセルすると発表、初日直前の舞台降板について、2人の所属事務所は「演出鈴木砂羽氏から人道にもとる数々の行為を受けた」と説明しました。同舞台は脚本家の江頭美智留さんが主宰する「劇団クロックガールズ」が上演するもので、15回目となる今回は、鈴木砂羽さんの初演出が注目されていました。鳳さんはこの日更新した自身のブログで、脚本家の江頭美智留さんとともに罵声を浴び、土下座を強要されたなどと稽古場での出来事を説明、「事務所は私と牧野さんを身体を張って守って下さいました」とつづりました。また牧野さんもブログで「事務所に所属した以上その指示に従うのは当然ですが、もし、自分がフリーだったら、同じ結論を出さなかったかも。とも。色んなことを飲み込んで続行していたと思います。結果的に事務所は私たちの立場を守ってくれました。どちらが正解かはわかりません」と、悩める心境を明かしました。 この件を採り上げた各テレビ局の報道番組は一様にドタキャン女優たちとその所属事務所を批判、プロにあるまじき行為としました。当の江頭美智留さん自身がパワハラや土下座強要など無かったと表明、現場に居合わせた他の出演者たちから聞いた話でもそんなパワハラは無かったとのことで、形勢不利と見た所属事務所は騒動終結宣言、結局鈴木砂羽さんと舞台「結婚の条件」の応援メッセージのような結果となり、何をかいわんや... ■ 積水ハウスが63億円騙し取られた! 東京五輪バブルを前にして、いま都心の不動産売買は活況を呈しています。その“間隙”に潜り込んで、巨額のカネを騙し取る事件が起きました。大手住宅メーカー「積水ハウス」が、63億円騙し取られるという驚愕の事件です。これはすでに同社が8月に発表していましたが、9月15日、警視庁に詐欺容疑で告訴状を提出して受理されました。 問題となっているのは品川区西五反田2にある約2000平方メートルの土地、約二反部、600坪ですね。筆者のような田舎者は、「あぁ、実家の敷地の倍ぐらいか、大したこと無いな」と思うのですが、オットドッコイ、この土地は、長く不動産業界では有名な注目物件でした。JR五反田駅を降り、目黒川の方向に少し歩くと、鬱蒼とした樹木に囲まれた古びた建物があり、玄関には「日本観光旅館連盟 冷暖房バス付旅館 海喜館」という看板がかかっていますが、営業はしていません。坪単価は1000万円以上、バブルで総額100億円以上も見込める土地なのだそうです。所有者はこの「海喜館」の3代目女将・Sさん(73)です。積水ハウスはこの土地を総額70億円で購入することとし、4月24日、仲介業者が所有者から土地を購入し、同社に転売するという契約を結び、手付金として15億円、6月1日に所有権移転の登記申請を行なう際に48億円が支払われ、残りの7億円は申請完了後に支払う予定だったそうです。4月24日に交わされた契約のとき、土地所有者のSさんと不動産ブローカー、そして彼らの委任弁護士が同席、一方、積水ハウス側には司法書士と弁護士、仲介業者の代表が同席しました。しかし同社が法務局で土地の所有権を移転する手続きをしたところ、所有者側から提出された書類が偽造されていたことが判明し、申請を却下されました... ■ 地面師「池袋のK」 「地面師(他人の所有地を利用して詐欺を働く者)」と呼ばれるグループに、不動産のプロと思える積水ハウスがまんまと騙されてしまったのは驚きです。Sさんはその後、亡くなったようで、事件発覚後の6月24日に、弟とされる大田区の男性2人に所有権が相続移転されています。契約時に立ち会って所有者Sさんになりすました女は、本人確認用の印鑑登録証明証、パスポートなどを偽造した本人確認書類を使ったとみられ、実はこの女、事情通の不動産関係者の間で「池袋のK」と呼ばれる地面師で、その“相棒”と思われる不動産ブローカー「成りすまし犯」とカップルのようです。過去にもこの種の事件に関係したことがあるとのこと。典型的な地面師事件ですが、この種の犯罪の難しさは、なにがしかの報酬を受け取った成りすまし犯以外は、すべて「善意の第三者」を装うことができることです。話を持ってきたブローカー、仲介業者、不動産業者、購入者(社)、間に入る司法書士や弁護士などが、「私も騙された」となると、どこまでが地面師グループかがわからないのだそうです。63億円ものお金をこの地面師グループはどうやって管理するのでしょうか... ■ Jアラート 北朝鮮は日本時間2017年9月15日午前6時57分ごろ、北朝鮮西岸からミサイルを発射し、7時6分ごろ、北海道上空から太平洋に抜けました。政府はJアラート(全国瞬時警報システム)を発令して警戒を呼び掛けました。北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県の12道県。その住民には、空襲爆撃が起きるかのように、「安全な場所に退避を」と避難指示を発令したのです。「地下に潜れ」「頭を抱えて屈め」などと言われても...北朝鮮は一番陸地の少ない津軽海峡の上を通過するように狙って発射していますから精度は高いようですが、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県はいくらなんでも遠過ぎるのでは?北海道と北東北3県はまだしも...呼応してテレビの地デジ、BSともに一斉にこの報道一色。実はこれはそういう義務があるのですが、黒塗りの枠は何かイヤな感じ、日本に危険は無いと判断したので迎撃はしなかったようですが、たまたまテレビを点けていて、いきなり臨時ニュースになり、どのチャンネルにしても同じ報道、待ってましたという感じでした。驚いたのは北朝鮮報道では大概出てくる共同通信元平壌支局長の磐村和哉氏が背広にネクタイ姿でフジテレビのアナウンサーの横にいました。政府では菅官房長官が記者会見、どう考えても早過ぎ!安倍首相はインドから帰る飛行機の中でした。これでわかったのは、政府もテレビ局も9月15日朝絶対ヤルはずと待ち構えていたということですね... ■ 衆議院解散へ! 安倍晋三首相は年内に衆議院を解散する模様です。2017年9月28日召集の臨時国会冒頭で踏み切るのではないかと報道されました。これで9月17日朝から衆議院議員は一斉に選挙準備に走り回るでしょうから、もう山本リンダの「どうにも止まらない」モードに突入です。報道各社の世論調査で内閣支持率が回復しています。一方、民進党は離党騒動で混乱しており、日本ファーストの会の新党結成は途上で、とてもじゃないが準備が整いませんから、磐石なのは公明党と共産党ぐらい、絶好のチャンスと判断したのでしょう。ただ野党の召集要求にようやく応じた臨時国会冒頭での解散は、森友学園・加計学園問題を隠すものだとして野党からの反発は必至だし、国民がどう判断するかですが、野党の候補者が揃わないうちの選挙では、有権者も困るでしょう。北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射が続く中、政治空白をつくることへの懸念は与党の中からもあります。解散時期は最も早い場合は臨時国会召集日の28日で、この場合は10月10日公示〜22日投開票、または17日公示〜29日投開票の日程を想定しているようです。そうなると22日投開票予定の青森4区、新潟5区、愛媛3区の衆院トリプル補選は10日の告示後でも解散した時点で中止になります。余りにも国民無視の解散・総選挙となりそうですね。 (2017年9月17日) |