217 介護施設
我が家の周りは家がドンドン建ち、ショッピングセンターや保育園、介護施設、セレモニーホール、病院の建設ラッシュです。住宅建設が盛んと言うのは地域経済に活況をもたらします。住宅産業は裾野が広いので、広範囲に仕事が行き渡り、雇用を生むからです。 ■ 建設ラッシュ・・・火葬ラッシュ
■ 奥山恵美子仙台市長が突然の引退 ビックリしました。奥山恵美子仙台市長が7月の市長選への立候補を見送るとの突然の意向表明で、立候補を前提に対応を検討していた市議会には激震が走りました。2期8年の実績から、絶対有利とみられていた現職が、本年度予算を本格編成した後に引退表明するとは誰も思わなかったでしょう。実は彼女は高校の後輩で、谷藤裕明盛岡市長と同期です。恐らく何かのっぴきならない事情が生じたものと思います。誰もが3選を疑っていなかったし、本人もそのつもりだったから本年度予算編成に臨んだはずです。河北新報によりますと、次期市長選での後継指名について聞かれて、「現職による指名は市民のリーダーを選ぶ上で適切だろうか」と否定しました。引退理由については、自身の年齢のほか、母親(97)の介護もその「理由の一つ」とし、「40年以上、仕事を応援してくれた。安心した老後の暮らしを与えたい」と語ったそうです。自身の年齢といっても、65歳は政治家としてはまだまだトシではありませんが、仙台市長というのはものすごい激務であることは間違いありません。むしろ親の介護を理由とした引退は、サラリーマン社会でも今や重大問題になっています。我が同期でも親の介護を理由に定年前に大企業の管理職を捨てて田舎に帰ったら、担ぎ出されて市長になったり、議会の副議長をやってるヤツもいます。弱った親を捨て置けない、これこそ子の心情ですが、高給取りがその地位も収入も捨てるというのは余程の覚悟、決断です、スゴイことです。 ■ 仙台の介護施設で大往生した母
■ 「カオス」現象のニッポン ふじみ野市の人口増加はなぜ?現代ニッポンは、地方で過疎化が進み、都市は過密化が進む、これは「カオス」と言える現象です。人間の心の中にある本能的なものが働く結果の現象です。政府は今「地方創生」と言っていますが、現実は進んでいません。これを変えるには徳川幕府のような壮大な構想力と実行力が必要です。利根川の流れを変えて、銚子に河口を移すなんて、あの時代に良くぞ出来たものです。他にも水利の改変は様々行われました。隅田川を経由して江戸と川越の間を舟運で物資輸送するために新河岸川をクネクネと蛇行させ、水の流れを緩やかにして水深を確保するなんて、実にとんでもない技ですよね。ふじみ野市の新河岸川は海抜6mですから、隅田川の河口、お台場との高低差はわずかで、もともと水はゆっくりと流れるのですが、水を溜めて水深確保するために蛇行改修したわけです。新河岸川は途中で隅田川と名前を変えますが、この地点が上で触れた板橋区の舟渡斎場、戸田葬祭場のあるところ、これら施設は荒川と新河岸川〜隅田川に挟まれた舟渡〜浮間という地区にあります。隅田川は少し下流の岩淵水門で荒川から分かれ、ここが起点ですが、現実には舟渡地区から新河岸川→隅田川という名前になっています。 ■ 利根川・荒川・多摩川で形成された関東平野 関東は坂東太郎利根川と埼玉の荒川、山梨・埼玉〜東京・神奈川の多摩川という三大河川で形作られた平野です。ずっと昔には多摩川が荒川に注いでいて扇状地を成し、その水が関東ローム層の大地を侵食した痕跡が我が家のすぐ隣にあります。ここが崖になっていて、崖の上は鶴ケ岡、下が川越市下松原や藤間です。南に行くと鶴ケ岡から崖を下ったところが亀久保、丘の上に鶴が居て、下った窪地に亀が居る、昔の人たちの命名能力はスゴイ!多摩川は今では奥多摩から羽村〜立川〜狛江と流れて東京湾に注ぎ、河口は大田区と川崎市、すなわち東京と神奈川県の境になっています。ただ羽村から分水して清瀬を通り、柳瀬川、新河岸川に注ぐ野火止用水というのが今でも残っています。江戸時代の人たちは本当にスゴイ! 江戸時代にはこうした壮大な水利事業によって食糧が確保され、人口が急増しました。209『課題先進国』(2017年3月13日)で書きましたが、徳川幕府が成立した1603年の人口はまだ1千万人強だったのにそこから急に増加し、100年後には3千万人を越え、そこから漸減に転じます。江戸時代の後半150年は人口が減少したのです。人々の暮らしが安定したので、種の保存という本能的な働きが鈍ったためだと思います。現在の日本も同じ現象が起きていると思います。こういったことが「カオス」なのです。しかしそれを打ち破ることが出来るのもまた人間というものなのです。 ■ 高級介護付有料老人ホーム
■ 別の介護付有料老人ホームもオープン 「ライフ&シニアハウス川越南七彩の街」のある一帯は鶴ヶ岡4丁目で、ホンダテクニカルカレッジ関東の校舎と寮、埼玉県営住宅大井鶴ヶ岡団地、長谷工の「コスモガーデンズ七彩の街」という立派なマンションなどの大きな建物が並び、隣にはふじみ野市鶴ヶ岡コミュニティセンターとゆずり葉保育園があります。此処の園児たちが定期的に介護付有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス川越南七彩の街」を訪問します。老人たちにとっては、こうした幼児、児童との触れ合いが何とも言えない癒しになるからでしょう。
■ 「ヴィラ ポルトガル」閉館
■ 《ナルク横浜》で豊かなシニアライフを! 但馬惟友さんとマヌエーラさん夫妻はナルク横浜に入会したようです。ナルクは、手助けを必要としている人々に、地域のボランティアがお手伝いする全国に拠点がある会員相互のボランティア団体だそうです。人生に定年はありません。ナルクの会員は自立、奉仕、助け合いをモットーに、援助の手が必要な方々に支援活動をし、それを「時間預託」として貯えて、将来その点数を使って他の会員から援助を受けることができるという、いわば昔あった「無尽」みたいなシステムですね。高齢化社会になって、いろいろなものが出来てきました。 ■ 野草 少年野球のグラウンドを借りている小学校に野草が群生しています。もちろん草取りもしていますが、植物の勢いは物凄く、追いつきません。ノビルが終り、今一番華やかなのはセイヨウタンポポの黄色い絨緞です。ドクダミやスギナもスゴイ!野草は一般的に花が小さいものが多いのですが、ハコベやオオイヌノフグリ、ホトケノザなどもルーペで拡大して見るととても綺麗な花です。カタバミやツユクサも綺麗です。
■ 軍艦マーチが聞こえてきませんか? きな臭さはまだ続いています。空母カールビンソンと打撃群に、自衛隊のイージス艦「あしがら」と護衛艦「さみだれ」が合流し、戦術訓練と通信訓練を実施、日本のワイドショーは一斉にこの事実を取り上げ、「日米の緊密な連携を示すことは、核実験の兆候がみられる北朝鮮への大きな圧力になる」などと報じました。一方、稲田防衛大臣は、アメリカ側の要請を受けて、海上自衛隊の最大級の護衛艦「いずも」に日本周辺の太平洋で、安全保障関連法で可能となったアメリカ軍の艦艇を守る任務を自衛隊が初めて行うように命令を出しました。 核問題などをめぐり、アメリカの要請も受けて北朝鮮への圧力を強める姿勢をみせる中国を、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙;労働新聞が名指しで批判したことについて、中国共産党の機関紙;人民日報が激しく反発するなど、中・朝の対立が先鋭化しています。中国は核実験を続けるなら石油供給を止めるなどの圧力を加えているみたいですが、一方でロシア軍が北朝鮮国境に向けて集結しつつあり、もし中国が石油を止めるならロシアが供給するのでは?などという憶測も流れています。安部首相はロシアのプーチン大統領と会談し、プーチンは「あくまで話し合いで、六ヶ国協議を再開しよう」と提案したみたいですが、そもそも六ヶ国協議を破綻させたのは北朝鮮です。したがってプーチン提案は、やっても無駄なことをやろうということで、事実上北朝鮮支持としか考えられません。 ニュースを見ていると北朝鮮の現状は大日本帝国陸軍を見ているようです。いやむしろ中国や朝鮮半島を侵略していた大日本帝国よりはまだマシと言えるかもしれません。ワイドショーの取り上げ方を見ていると、何か軍艦マーチが聞こえてきませんか?かつて大日本帝国は世界中の国から批判されて孤立、米国から石油供給を止められた結果、開戦に反対した海軍を押し切って、真珠湾攻撃決行、「ニイタカヤマノボレ一二〇八」、「トラ・トラ・トラ」となったのです。軍事的圧力に加えて経済的圧力を加えられて、自暴自棄になったかつての経験を忘れてはなりません。戦争に勝利者は無し、日本人も中国人もロシア人もフランス人もドイツ人も皆知っています。 (2017年5月6日) |