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 最近日本中で地震が頻発しています、日本列島の地下で歪みが大きくなっているのでしょう。先日も千葉で大地震があり、スマホが唸りましたが、身構えても全く揺れません。我が家の建つ武蔵野台地は関東ローム層の強固な岩盤の上に有り、東日本大震災で関東で最も揺れなかった場所と東大地震研が発表しました。それ以来、学者が移住して来るようになりました。2011年3月11日(金)、筆者は戸田市美女木の会社に居ました。震度5強、社屋が壊れるのではと言う恐怖を味わいましたが、帰宅したらふじみ野市の自宅は全く何かが落ちたような様子も無く、余りの違いにビックリしました。

■ 梅雨入りは?
 5月29日(月)以降ずっと雨続きの予報が出ています。沖縄には5月31日(水)から6月1日(木)ごろに、強烈な台風2号がかなり接近する恐れがあります。そのため6月1日(木)にかけて、北日本付近に延びていた前線が南下して、西日本や東日本に停滞する見込みだそうです。このころには台風2号が沖縄に近づくため、台風周辺の暖かく湿った空気が前線を刺激して、大雨や雷雨の可能性もあるそうです。沖縄・奄美では5月18日梅雨入り、平年ですと関東甲信は6月7日ごろで、昨年は1日早い6日でした。凄かったのは梅雨明けで、6月27日ごろに早くも梅雨明けしたとみられると発表されたのですが、後になって平年より4日遅い7月23日ごろと訂正されました。過去にない大幅な見直しも無理もないところがあって、例年の梅雨明け同様カラリと晴れて太陽がギンギラギンとなって真夏日が連続したので、実感として梅雨明けしたと感じました。ところがしばらくたってまたグズグズし出したのです。さて今年はどうか?ふじみ野こどもエコクラブの畑のアオイは見事に花盛りなので、アオイの気持ちは入梅したみたいですよ。


ふじみ野こどもエコクラブの畑のアオイ(2023年5月26日)

■ 岩手県人連合会の献血ボランティア
 5月28日は春と秋に岩手県人連合会が行っている献血ボランティアに参加しました。「参加しました」というよりも、役員なので仕切るほうの立場、応援の人たちもたくさん来てくれました。自らは献血できない人ばかり、65歳までに献血を1回もしたことのない人は65歳を超えたら献血不可、1回でもしたことのある人は69歳まで献血できるそうです。筆者は献血大好きで、会社でも日本赤十字のバスが横付けして献血してたので、献血回数が多い人ということで感謝の盾を頂いたこともありますが、BSEの発生、すなわち変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の患者が日本でも確認されたことを受けて、1980年から1996年の間に英国に1日(1泊)以上滞在された方からの献血はご遠慮下さいと言われ、その後献血習慣が途絶えました。
 役員は池袋駅東口10時集合でした。道行く人に上の紙を差し込んだティッシュを配りました。ティッシュ配りは初めての経験ですが、献血をして欲しい年代の人は素知らぬ顔で通り過ぎ、献血対象外の老人などはにこにこして手を差し出します。子どもも受け取ってくれます。日曜日なのでスゴイ人通り、若い人が圧倒的ですが、ガイジンも多いですね。献血してくれる人は若い女性が多いのですが、血液検査で不可とされる人も多かった...また服用薬の関係で対象外とされる人も居ました。ちなみに協力してくれる若い女性は綺麗な人ばかり、何故でしょう?途中昼食を摂り、16時に終了してからは居酒屋で飲み放題の宴会、終わってカラオケ・・・岩手県人の定番です。

記念写真

■ 妙義グリーンホテル&テラス
 昨週雨で畑作業が出来ないので、群馬県の日本三大奇景の一つ・妙義山を展望するホテルに行きました。アコーディアグループのゴルフ場を見下ろす「妙義グリーンホテル&テラス」です。プロが選ぶ「日本のホテル100選」に入選したホテルです。アコーディアグループのゴルフ場のホテルと言えば、昔は秩父の「彩の森カントリークラブ」のホテルで年越ししたものです。大晦日に行って正月を過ごしました。楽天トラベルで予約して3回ぐらい年越ししたでしょうか。秩父神社に寄るのも恒例でした。

妙義グリーンホテル&テラス(筆者撮影)
 「妙義グリーンホテル&テラス」は、地下2,000mの自家源泉から湧き上がる天然温泉・・・美人の湯とも言われる妙義温泉を有します。泉質は「炭酸水素塩泉」。6000万年前の太古の海のエキスをふんだんに含み、他の温泉ではなかなか体験することができない、肌にまとわり付くような、トロリとした肌触りが特徴です。大浴場からは恐竜の背中のような「妙義山」の大自然を望むことができます。

7Fの部屋の窓から見た妙義山とゴルフ場(筆者撮影)
 妙義グリーンホテル&テラスでは、上州の食肉と地場野菜の持ち味を生かした郷土料理を提供しており、1階のディナー会場では夕食のしゃぶしゃぶが絶品、しゃぶしゃぶ以外の料理もたくさん用意されています。ブッフェ形式で、自分で食材を取りに行きます。肉も牛肉、豚肉、鶏肉、つみれ、エビなど魚もあり、野菜やキノコ、うどん、シラタキなども山盛りでした。朝食は11階のスカイレストラン「飛行船」でこれまたブッフェ形式、和食も朝食もありますが、ディナー会場ではお客さんがたくさんいたのに、8時過ぎに行ったら人がパラパラです。外は雨なのにゴルフでしょうか?観光でしょうか。帰る時ゴルフ場には車がいっぱい駐車してましたから、雨でもゴルフをやるのでしょうか?
 このホテルが「日本のホテル100選」に入選した理由は明白です。夕食のしゃぶしゃぶは食べ放題ですが、アルコールも飲み放題、恰幅の良いゴルフ客たちは信じられないほどの肉のトレーを抱えて食べまくってました。我が家の近くにあるしゃぶしゃぶのお店でこれ食べたら、飲食費用だけでトンデモナイ金額になりそうです。我ら老人は食えと言われてももはやあまり食べられないので、食べ放題と言われてもそんなに食べません。しかし飲み放題の方は任せて下さい。平日で1泊2食1万円チョットと言う、信じられない価格、コスパ最高です。しかもエレベータの中に貼ってあったポスターには「平日1泊3食飲み放題食べ放題ゴルフプレー付き1万5千5百円」という信じられない価格が...

大浴場

■ 事件が頻発
 今回は事件について触れます。過去には346『事件』(2019年10月29日)で桶川ストーカー殺人事件や元看護助手西山美香さんの冤罪事件、村木厚子さんの郵便不正冤罪事件について触れました。また、464『人質事件』(2022年1月30日)では、2022年1月27日(木)夜に起きたふじみ野市立西原小学校、我々の少年野球練習場所に隣接した住宅での事件について触れました。

■ 長野県中野市の蕎麦屋
 5月24日(水)にスマホのGoogleニュースで「長野の山中で隠れ家的激うま蕎麦屋に出逢った。旨い・量多い・安いの三拍子が揃って教えたくない秘密の蕎麦屋」というものを見ました。「涌井せんたあ永江店」という店だそうです。九州生まれの九州育ち、ひょんなことから群馬に住むことになり、群馬の美味しいものを日々探し求めている人のぐんぐるブログの、5月22日付ブログでした。長野の山中ということで、住所は長野県中野市永江7910だそうですが、なるほどこれは山深い場所です。富山から高速を使って長野県入りし、中野市の山道を通っている時に出逢ったお店とのこと。野尻湖の東方、斑尾高原の南にあります。くねくねとした山道を登ったところにあり、お店の前の駐車場に多くの車とツーリングのバイクがいっぱい停めてあったそうです。バイクツーリングするバイカーたちはグルメが多いので、この店はきっと旨いんだろうと思ったそうです。中野市と言えば長野市の北東部、南は栗菓子で有名な小布施町、北は新幹線の駅もある飯山市、長野県の北端で隣は新潟県です。東隣は山ノ内町、西隣は飯綱町です。旨い蕎麦屋「涌井せんたあ」のある地域は中野市の北西の外れです。

これが普通盛り、涌井せんたぁのもり蕎麦

■ 長野県中野市の4人殺人事件
 ところが翌5月25日(木)中野市江部(えべ)で大変な事件が起きました。江部と聞いて、アレ?あの蕎麦屋の?と思いましたが、テレビ画像で見ると家がたくさん建っていて山中ではありません。永江ではなく江部でした。「江」という字がつくのは千曲川の関連かもしれません。「涌井せんたあ」の永江から事件現場の江部は千曲川を挟んで南南東に直線で10.3kmあります。4人を殺した立てこもり事件、現場は青木正道・中野市議会議長の自宅で、犯人の男は青木氏の息子31歳という衝撃の事件でした。刃物で刺されて死亡したのは近くに住む村上幸枝さん66歳と竹内靖子さん70歳、散歩仲間でした。散弾銃で撃たれて死亡したのは中野警察署の玉井良樹警部補46歳と池内卓夫巡査部長61歳でした。散弾銃で殺人、立てこもりと言うと、昨年1月27日(木)夜に起きたふじみ野市立西原小学校、我々の少年野球練習場所に隣接した住宅での事件を思い出します。女性たちから悪口を言われたと思って殺したとか、警官たちは拳銃で撃たれると思って発砲したと言っているそうですが、犯行の内容から見てこの供述は信用できませんね。そもそも全身迷彩服に迷彩帽、マスク、サングラス姿からして完全な戦闘モードです。畑で農作業をしていた男性(72)が女性の叫び声の方向に顔を向けると、「おじさん、助けて」と走ってきた女性を追いかけて、眼の前で刃物で刺したそうです。「何でこんなことをするんだ」と男に問いかけると「殺したいから、殺してやったんだ」と落ち着いた声でそう答え、サバイバルナイフのような刃物をさやに納め、来た道を歩いて戻っていったとのこと。すぐ110番したそうですが、老婦人を刺して、この男の人には関心が無いということは通り魔ではなく確信犯です。お父さんもお母さんも地元の名士で、父親はすぐ議員辞職しました。こういうときに父母の教育がどうのこうのと言ってはいけません。脳の中がおかしくなってるわけですから...

妙義グリーンホテル&テラスのツインルーム、妙義山ビューです

■ 市川猿之助の父母の死亡事件
 5月18日(木)、歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が東京都内の自宅で両親と共に倒れているのがマネージャーによって発見され、病院に緊急搬送されて猿之助は一命を取り留めましたが、お母さんはその場で死亡が確認され、父親の市川段四郎さん(享年76)も病院で息を引き取りました。亡くなったお父さんの段四郎さんは、市川猿翁(三代目市川猿之助)さんの弟で、猿翁さんが作り上げた『スーパー歌舞伎』を支えた歌舞伎界の重鎮でしたが、近年は舞台に出られる状況ではなく、亡くなったお母さんが介護していたそうです。薬を飲んで自殺したと見られますが、謎だらけの事件です。猿之助さんは倒れた当日も、明治座の舞台に立つ予定でしたが急きょ休演、ところが興業元の松竹は素早く動いて昼の部「不死鳥よ 波濤を越えて」を市川團子さん(19)、夜の部「御贔屓繋馬」を中村隼人さん(29)さんが代役を務めて見事に続演させました。このあたり、歌舞伎界のしたたかさと、BCP(事業継続計画)の鮮やかさに舌を巻きました。中村錦之助の息子である中村隼人さんは代役を務められる実力はありますが、まだ10代の市川團子さんの舞台は、終演時歌舞伎では見られないスタンディングオベーションが7分も続いたと話題になり、市川團子を見ようと歌舞伎ファンが押し寄せる・・・スゴイ話です。
 歌舞伎界の名門である「澤瀉屋(オモガタヤ)」、本来ならば猿翁さんの跡を継ぐのは息子の香川照之さん(57)だったはずですが、母親の浜木綿子さんが離婚後、梨園と距離を置いたため、香川さんも歌舞伎界とは距離を置き、俳優として人気がありました。その後市川中車として歌舞伎にもデビューしましたが、昨年、香川さんの性加害が報じられ、テレビや映画には出られない状況に陥りました。香川さんと息子の市川團子さんの梨園入りをプッシュしたのが従弟の猿之助さんで、その功績もあり、一門の大名跡である猿之助を継いだと見られます。猿之助さんは歌舞伎界のスーパースターであるだけでなく、ドラマなどでも活躍していました。香川照之さんの顔芸を継げるとしたら猿之助さんと言われていましたが、結婚しておらず跡取りが居ません。歌舞伎界、梨園は、とにかく男子を産んでもらわないと「家」が継続できない、家社会、オトコ社会です。澤瀉屋は團子さんがゆくゆくは猿之助を継ぐことになるとみられていましたが、この事件で一門の存続が危ぶまれる状況になりました。しかし思わぬ團子人気で、新たなスター誕生です。それにしてもこの事件は謎に包まれています。一番ヘンなのは、遺書とみられるものの内容がマスコミにリークされていること、普通は有り得ないことが起きていることです。

妙義グリーンホテル&テラスの露天風呂、もちろん妙義山ビュー

■ ジャニー喜多川の性加害事件
 大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」の元所属タレントが、創業者ジャニー喜多川(2019年に死去)からの性暴力を相次いで告発している問題で、今頃になって大騒ぎです。ジャニー喜多川の性暴力問題については、1960年代から週刊誌などで報じられ、同氏を訴える裁判の中で被害証言も出ていました。さらに1988年には、元所属タレントでフォーリーブスのメンバーだった北公次氏が、ジャニー喜多川による性被害を著書『光GENJIへ―元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』で告発していました。1999年の「週刊文春」の一連の報道でもクローズアップされますが、ジャニーズ事務所はこれについて裁判で対抗するなど、争う姿勢でした。2000年4月の第147回国会衆議院の「青少年問題に関する特別委員会」で、自民党の阪上善秀代議士(当時)がこの問題を取り上げました。これについて厚生省(当時)、警察庁、法務省、NHKを管轄する郵政省(当時)が答弁しましたが、事実ならば犯罪だが・・・と一般論として片付けられて大きな問題にはなりませんでした。2003年には東京高裁で性加害を認定されましたが、それでもジャニーズ事務所に忖度してテレビ局やスポーツ紙はこの問題に触れないようにしてきました。しかしその後もいろいろなタレントから告発が相次ぎ、ついに大きく取り上げられるきっかけになったのは、2023年3月に放送されたBBCのドキュメンタリー『J-POPの捕食者・秘められたスキャンダル』でした。さすがにそれまでダンマリを決め込んでいたテレビ局も無視できなくなり、NHKが「クローズアップ現代」で採り上げ、TBSも続きました。ジャニーズ事務所の現社長である藤島ジュリー景子氏は14日午後、一連の問題について謝罪する動画と文書を発表しました。ジャニー喜多川とその姉の藤島メリー泰子元名誉会長も2021年死去し、説明では「この2人以外には知ることのできない状態が恒常化していました」として、「自分は知らなかった」と説明しましたが、これで収まるわけはありません。実際2021年にジャニーズ事務所を退所した近藤真彦さんも「知らないで済む問題じゃないでしょ」と指摘しました。しかし不倫問題を追及されて「ありがとうジャニーさん」と言って退所した人が、大きな事言えるのでしょうか。

ジャニーズのひとり

■ 「世界のキタノ」の見解
 ビートたけしこと北野武氏は5月24日、カンヌ国際映画祭で開かれた自身の監督作品『首』の上映会で、ハリウッドレポーターのインタビューに応じ、「日本でもようやく、LGBTQのことや性的ハラスメントについて声をあげる時代が来た」、「しかしそういった(ハラスメントの)話は、これまでずっと(私たちの業界を)取り巻いてきた」などと述べ、「戦後、日本には巨大な芸能事務所ができた。そういった事務所は、(公平な)契約を結ぶより、タレントを奴隷のように扱ってきた。それは今でも続いている」、「タレントの収入が搾取されている。最近、そういった過去の古い制度的慣習やその他の問題が、明るみに出ている」とも述べたそうです。つまり芸能人の間ではみんな知っていたが、声を上げなかった、上げれば排除されて芸能界を追われたということです。こんな発言が出来るのは「世界のキタノ」だからですね。

第76回カンヌ国際映画祭で上映された監督作品「首」、レッドカーペットを夫人と手をつないで歩く世界のキタノ

■ 芸能界の問題多数・・・今後も事件が続くか?
 そもそも日本のメディアがこれまで見て見ぬふりをしてきて、それを海外のメディアから指摘されてやっと重い腰を上げたということです。「ジャニーズ事務所」の問題以外でも、かつて芸能界ではたくさん問題が起き続けています。それが事件となったのが今回ですが、ジャニー喜多川の異常な性癖、セクハラ問題については口にするのもおぞましいし、しかも絶対的権力を持っているのですからパワハラでもあります。新しいところではSMAPの解散問題、タッキーこと滝沢秀明氏の離脱など...ジャニーズ事務所を取り巻く問題は今後も続きそうです。

岩手県はCMでのんを支え続けました

■ のんが干された事務所移籍騒動
 筆者的に問題だと思ったのは能年玲奈が2013年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインを演じて大人気となり、2014年の主演映画『ホットロード』で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど大活躍で、将来を嘱望されていましたが、所属事務所・レプロエンタテインメントとの契約期間中に事務所を辞めたいと申し出て、事務所がそれに応じなかったため、両者の信頼関係が崩壊して、「事務所に反旗を翻し、話し合いにも応じないタレントのために仕事を取っては来られない」とレプロエンタテインメントは主張、一方で、「退社せずに所属しているのに、仕事をさせてくれない」と、能年玲奈の不満も募り、両者は真っ向から対立しました。2016年6月末から本名の能年玲奈ではなく“のん”という名前で芸能活動を再スタートしたのです。所属事務所への義理を通さずに、移籍や結婚に踏み切って、芸能界を干された有名人は数知れません。のんが干されてしまったのは、芸能界のしきたりに従わなかったからで、日本の芸能界では、それほどまでに芸能事務所の力が強いということです。しかし2016年11月公開の第二次世界大戦の広島県呉市を描いた「この世界の片隅に」という映画で、「主人公の少女・すずの声は、のん以外考えられない」という、監督・片渕須直の熱烈なオファーを受けての出演となりました。これで風向きが変わりました。次々に仕事が入るようになりましたが、相変わらずテレビへの露出はありませんでした。それほどまでにテレビ局の芸能事務所への忖度は強いということです。一貫してのんを支え続けたのは岩手県です。岩手県のCMキャラクターとして活躍しています。いま「のんと毎日新聞」など、再びのんはフィーバーしていますが、NHKが連続テレビ小説『らんまん』に合わせてBSプレミアムで『あまちゃん』再放送をして、再びのんがテレビ画面に出て、10年前を知らない人の間でSNSで人気となっています。

この二人似てますよね どちらがのんでしょう?もうひとりはめいです

■ 福田こうへいの事務所移籍問題
 演歌歌手として、全国にたくさんのファンがいる福田こうへいは、筆者と共に雫石町観光大使ですが、氷川きよしが休んでいる今、演歌界の期待を一身に担っている存在です。なにしろ大御所北島三郎からは“演歌界の宝だ”という評価を得ており、五木ひろしや八代亜紀などのベテランにも可愛がられています。52歳で民謡歌手の父・岩月が死去した後、自らも数々の民謡大会に出場し、民謡界では全国的に知られた有名人で、在京雫石町友会の総会にはゲストとして雫石町から派遣されて歌ってくれていました。ずいぶん小柄な民謡歌手だなぁという印象でしたが、東日本大震災が勃発して、雫石町のエンターテイナーおばあちゃん;中川愛子さんに誘われて三陸沿岸の被災地慰問に度々出かけました。その模様がテレビ放映されたりして、福田こうへいはこれを機に盛岡市のサンビルにある呉服店「ふじ美苑」を退社し、36歳という遅咲きながら演歌歌手としてデビューしたのです。デビュー曲である「南部蝉しぐれ」は、もともと父・岩月の歌でした。♪南部 盛岡 雫石 ♪思えば遠いふるさとよ・・・大ヒットしたことで2013年の第64回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしただけでなく、第55回日本レコード大賞新人賞まで受賞する快挙を成し遂げました。ところが2014年12月24日、所属事務所「オフィスK」がFAXでマスコミ各社へ文書を送付したのです。「福田こうへいの度重なる債務不履行に対して話し合いに応じるよう努めてまいりましたが、本人にその意思はないと判断し、法的手続きを開始いたします」と言う内容です。福田こうへいが「ノア」に移籍しようとしたことでトラブルになったようで、契約に関する見解の相違があったようです。芸能界、ことに歌謡の世界は、昔から反社会的勢力との関係が取り沙汰される世界とも言われています。かねてより大手芸能事務所「バーニング」の社長に気に入られていた福田こうへいですが、「事務所に対して不義理を働いた」というのは芸能界ではおきて破りです。ましてや売れたらすぐに移籍するというのは「もってのほか」とされています。田舎者の福田こうへいはこのあたりの「オキテ」など知らなかったのか?そもそも「オキテ」があること自体、ヤクザの世界です。バーニングの社長と言えば、「芸能界のドン(黒幕)」として、表舞台に顔は出さずに、絶大な権力と影響力を持つ、と噂されている人で、この人の逆鱗に触れてはひとたまりもありません。ただ福田こうへいを支持する熱烈なファンの声に押されてか、2016年6月に話し合いがついて和解し、1年半の裁判沙汰が決着して、やっと新曲が出せるようになったのです。ちょうどのんがもめていた時期と重なります。またSMAPの解散騒動もこの頃で、結局2016年末をもってSMAPは解散し、キムタクだけがジャニーズ事務所に残りました。2019年には元SMAPの「新しい地図」の3人に圧力をかけた疑いで公取委がジャニーズ事務所に注意しています。

■ 山川穂高書類送検
 WBCで「侍ジャパン」の一員として栄えある優勝に貢献した、埼玉西武ライオンズの山川穂高選手(31)は、5月11日、『週刊文春』により不倫が報じられました。妻子がありながら年下の知人女性と関係を持ったということで、それだけならよくある話なのですが、問題はそれが警察沙汰になっていたという事でした。しかもこういう場合口を慎しむべきなのに、記者たちからインタビューされてペラペラ話し、それが火に油を注ぎました。球団と親会社の判断は早く、翌日の5月12日に西武ライオンズは山川の一軍登録を抹消しました。山川は「同意の上」と説明しましたが、警察沙汰になり、和解も出来ず、ついには書類送検される破目になりました。沖縄生まれの山川穂高選手は岩手県の富士大学出身で、愛されキャラとされていました。盛岡駅にはWBCで活躍した大谷翔平、佐々木朗希、山川穂高・・・というポスターもありましたが、もう剥がされたでしょうね。山川穂高は熱烈なあいみょんファンですが、当のあいみょんのファンたちからは大ブーイングが上がっているそうです。

山川穂高のインスタグラムより

■ 円安傾向に
 円安が進んでいます。週末140円/US$を越えて終了したことで、昨年のような151円/US$は無いにしても140円台半ばを試すことはありそうです。要因は何かと言えばやはり米国の景気が堅調で、IMFが米国はもっと利上げすべきだと昨週末に見解を出したように、日米金利差がもっと拡大するという見込みからです。野村総合研究所の木内登英氏は、「昨年は『ドル高』の性格が強かったのに対して、現在は『円安』の性格が強い」と指摘しており、「7月にかけて140円台半ばから後半まで円安が進む余地がある」けれど、「植田総裁は早期の政策修正には慎重であるが、2024年後半以降には、徐々に政策を見直し、向う数年を視野に入れれば、1ドル109円程度まで円高が進み、異例の金融緩和が作り出した行き過ぎた円安が解消されていく」と述べています。

木内登英氏
 一方第一生命経済研究所の永濱利廣氏は「5月25日に行われた植田和男・日本銀行総裁のインタビューでは、金融緩和を続ける方針を改めて強調する中でも、物価上昇の基調を重視し、インフレ目標未達でも緩和を縮小する可能性があることについて言及したことには注意が必要です」と述べて植田日銀の今後の政策姿勢に注目していました。永濱氏は円安は悪くない論者で、むしろデフレ下でドンドン日本の沈没が進んだのは円高だったからで、円安でモノの値段が上がれば給料も上げなくちゃならない、設備投資もしなければならない、結果日本の景気は良くなって行くと言っています。

永濱利廣氏
 日本の経済評論家の多くはやがて円高になると言っていますが、筆者がずっと書いているように、国力が落ちた上に少子高齢化で先行き暗い日本の貨幣の価値がどうしたら高くなるのでしょう?現に円安になっても以前のように輸出が増えて貿易黒字が増えるどころか赤字のままです。以前は投資のリターンで総合収支は黒字だったのにこれまた赤字に転落しました。日本の産業構造が変わり、工場は海外移転して、モノづくりの力が落ち、研究開発力も落ち、以前は世界トップだった半導体も見る影もなく、ワクチンさえも開発で後塵を拝する国になったのです。むしろ植田総裁は円安を悪とは考えておらず、副作用を抑えながら徐々にあるべき姿に戻して行こうとしている、それしかやりようが無いほど黒田総裁下で残された負の遺産は大きいというのが本当のところでしょう。したがって過去の栄光である円高はもはや訪れないのではないか、もし「良い円高」になったら、そのときこそ日本経済復活でしょうが、筆者の目の黒いうちには無い気がします。

植田日銀総裁

■ ゴキブリが居なくなった?
 余熱利用施設エコパの露天風呂でおばあちゃんたちがこんな会話をしたそうです・・・「最近ゴキブリ見ないわねぇ」、「そう言えばそうね、前はゴキブリホイホイとか使ったけど...」、「ゴキブリは外から侵入して来るし、空飛ぶから、林の木が伐採されて巣が無くなったんじゃないの」といった会話だったそうです。ゴキブリが林で営巣してるかどうかの真相は分かりません、ただクワガタ採りに行くとゴキブリを見るそうです。ゴキブリの侵入を阻止するためには、ゴキブリにとって住みにくい環境にすれば良いのです。その4つのポイントは
  @キッチンの生ゴミを放置しない
  A排水口を清潔にする
  B段ボールを長期間放置しない
  C観葉植物に注意
だそうです。なるほど我が家ではしっかり守ってますね。

妙義グリーンホテル&テラスの夕食、これはシャブシャブ食材だけで、他にもたくさん料理があります

■ ジャパネットたかた
 テレビでジャパネットたかたのスマホCMをやってました。あの甲高い声で、「通話無料、データ15Gで、5万円もするスマホの機種代込みで4,980円のところ、今だけ、明日までお電話いただければ3,980円で提供します!」ってやってました。こういうのを見て飛びつくのはあまりスマホに詳しくない人でしょう。

■ 新聞値上げ
 またまた値上げ通告・・・6月から4,900円になるそうです。値上げと新聞離れの負のサイクルが続きそうですね。

妙義グリーンホテル&テラスの朝食、和食も洋食もあります

■ 役所広司が男優賞!
 あまり良い話題が無かったので、最後に嬉しい話、第76回カンヌ国際映画祭で役所広司が男優賞に輝きました。ドイツの巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督が東京で撮り上げた『パーフェクト・デイズ(原題)Perfect Days』で主演を務めました。

レッドカーペットを歩くヴェンダース監督と役所広司
(2023年5月29日)


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