534  酒の話

 5月下旬は雨続きで畑作業が次々中止となりました。台風2号の影響で6月2日(金)夜から6月3日(土)にかけて大雨が降り、日本各地で被害が出ました。ふじみ野市でも洪水警報が出て、更に大雨で排水が追いつかなくなる「内水氾濫」が発生する恐れがあるとして、元福岡の767世帯1634人に「高齢者等避難」の情報が出されました。5段階の大雨警戒レベルのうち警戒レベル3で、高齢者や体の不自由な人などに避難を始めるよう呼びかけるものです。

■ タケノコ採り
 6月3日(土)は当然ながら少年野球も中止でした。ただし午後から台風一過みたいな晴れになったのでグラウンドの水たまりも減って行き、6月4日(日)は少年野球大会のためグラウンド作り、ふじみ野こどもエコクラブでは「タケノコ採り」を行いました。タケノコは「筍」と書く通りしゅんは10日ほどで終わります。以前は孟宗竹の太い竹の林をメンテナンスしてましたが、今は真竹なので細い竹です。しかし筍としてはコチラの方が美味しいですね。


■ 日経平均株価;バブル崩壊後最高値を更新
 2023年6月5日(月)の日経平均株価終値は3万2217円、およそ33年ぶりに3万2000円台を回復、最高値を更新しました。先週末からの上げ幅も693円で、今年最大となりました。アメリカの債務不履行が回避されたことから、投資家の間に安心感が広がったほか、円相場が1ドル=140円台まで円安・ドル高が進んだことも株価を押し上げました。また、日銀の植田総裁が大規模な金融緩和の継続姿勢を示していることやインバウンドの急回復も追い風となりました。ちょっと怖い動きですね。急変動は上げも下げも急激だからです。ただし投資家にとっては滅多に無い絶好の状況でしょう。クワバラ、クワバラ...

■ 酒販売の状況は今・・・?
 若者が酒を飲まなくなった、コロナ禍で居酒屋がつぶれている・・・酒を販売する店はさぞ苦しかろう・・・と思われますが、意外にもそうでもないようです。酒類専門店は、消費者の節約志向が強く、低価格品の需要が大きくなっていますが、一方でコロナ禍で、自宅で酒を飲む「家飲み」が定着したと言われています。居酒屋じゃないなら、高い酒を飲もうという人も居て、高級酒も売れてるそうです。新型コロナ感染拡大による外出自粛や在宅勤務で「家飲み」の需要が増加した一方で、飲食店やホテル向けの業務需要は減少しました。酒類専門店は、日本経済新聞社の「日本の専門店調査」によりますと、2021年度の売上高の1位はやまや、2位はカクヤスグループ、3位はリカーマウンテン、4位はオーリック、5位は奥田商店だそうです。

■ 酒類専門店は今・・・?
 宮城県塩釜生まれの「やまや」は酒販最大手で、本社は仙台です。創業一族の山内英靖会長、佐藤浩也社長の体制、山内さんなので「やまや」なのでしょう。1970年創立の「やまや」の2023年3月期連結決算は、売上高1527億64百万円(前年比+6.5%)、当期純利益は19億30百万円(前年比▲56.1%)でした。酒販2位の「カクヤスグループ」は1982年創立、本社は東京都北区豊島にあり、ディスカウントがはびこっていた酒販業界の中で、安売り競争から宅配へと戦略を転換し、成長しました。元々は社名からして格安な酒の販売を志向しながら、戦略転換したというところがすごいですね。「カクヤスグループ」の2023年3月期連結決算は、売上高1149億60百万円(前年比+34.4%)、当期純利益は6億9百万円(前年は▲28億8百万円で大赤字)でした。京都に本社のある酒販第3位リカーマウンテンは非上場で親会社は株式会社リカマンホールディングスです。山根伸太会長が1990年に滋賀県長浜市で興した若い会社で、本社は京都ですが、本店は長浜です。社長の伊藤啓(アキラ)さんは40代の若い社長です。さすが、オーナー会社だけあって、年齢関係なく登用するのでしょう。下の業績推移を見るとハンパ無いですね。コロナ禍で店舗数は減らしたものの売上高は伸び続け、また店舗数も回復しています。

リカーマウンテンのホームページより転載

■ 新酒鑑評会
 全国新酒鑑評会の結果は、2023年5月24日午前10時にインターネットで発表され、ここまで9年連続金賞受賞トップの福島県は、14の銘柄が金賞を受賞したものの、山形の20銘柄などに及ばず10回連続の日本一を逃しました。新潟県も今年こそはと狙っていたと報道されていましたが、ダメでしたね。詳しくは「独立行政法人 酒類総合研究所」のホームページ「令和4酒造年度 全国新酒鑑評会入賞酒について」をご覧ください。

■ 池袋サンシャイン60の利き酒会
 毎年恒例の「日本酒フェア2023」が2023年6月16日・17日、池袋のサンシャインシティ(豊島区東池袋3)展示ホールで開催されます。6月16日・17日の「第15回全国日本酒フェア」と、17日に行う「令和4年酒造年度 全国新酒鑑評会公開きき酒会」「日本酒セミナー」から成り、全国各地のさまざまな種類の日本酒の試飲や、造り手との交流ができる毎年恒例のイベントです。入場料は各3,000円。「全国日本酒フェア」では、全国45都道府県の蔵元が、風土や文化などその地域ならではのテーマを掲げ出店し、各地の日本酒の試飲販売を行ないます。「公開きき酒会」では、鑑評会で入賞した約400点の日本酒が試飲できます。会場では、地域別に日本酒を配置します。気に入った酒を探して飲む人や、全種制覇を目的に来場する人もいるそうです。
(2023年6月5日)


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