517  喜多方ラーメン

 節分そして立春が過ぎました。今後はもう氷点下になることは滅多に無いでしょう。梅の便りも聞こえてくるでしょうがそうなると杉花粉が飛び始めます。今年はとても飛散量が多いそうで、憂鬱な季節でもありますね。

■ ガスト閉店、この業態はもはや諦めか?
 前回、近所のホンダテクニカルカレッジ関東の近隣のラーメン屋と居酒屋の2店舗が閉店したと書きました。実は上福岡駅前のガストも1月に閉店してしまいました。以前書いたように川越岸町のステーキガストが閉店し、上福岡駒林のガストも閉店したばかりです。この閉店ラッシュはいったい何?どうして?と思います。下の地図ご覧ください。この広域に、ガストはたった2店舗になってしまったのですよ。どうやらすかいらーくグループは、ガスト業態を諦めたみたいですね。


■ ファミレスや定食屋の苦衷
 ちなみに上福岡駅前のガストの隣の「やよい軒」も1月に閉店してしまいました。人気の定食屋だったのに何故でしょう?ふじみ野市には東入間警察署の隣に「餃子の王将」がありますが、今絶好調だそうです。しかし遠いので筆者は行きません。駅近ではなく、川越街道に近いところで、ジョナサンやバーミヤン、蔵之介食堂や山田うどんなどが近くにあります。すかいらーくグループは苦戦しているみたいですね。筆者はよく川越のジョナサンでランチしてましたが、今や日替わり定食が¥799、普通のメニューで\1,000以下はほぼありません。原材料が値上がりし、光熱費も上がり、人件費が上がって、ということになれば致し方ありません。外食業界の今後はどうなるのでしょうか。

■ 喜多方ラーメン一杯食べるために...
 みちのくひとり旅は一面真っ白の銀世界でした。まずは上福岡駅8:09→8:13川越8:25→8:48大宮9:13(新幹線やまびこ53号)→10:06郡山10:15(磐越西線快速あいづ1号)→11:21会津若松11:25→11:42喜多方下車、元祖源来軒でラーメン食べました。たった一杯¥700の喜多方ラーメンを食べるためにわざわざ喜多方まで行きました。日本三大ラーメンと言えば札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメンという人がいます。イヤイヤ、違うよという人もいるので、まあ、それはさておきましょう。小さい町がラーメン屋だらけですから、日本百名山踏破と同じように、喜多方ラーメン屋踏破というのも良いのではないでしょうか。喜多方ラーメンの起源は大正時代、中国浙江省から渡ってきた19歳の青年・藩欽星(ばんきんせい)が、チャルメラを吹きながら屋台で支那そばを売り歩いたのが始まりといわれています。王貞治さんのお父さん;王仕福さんと共に日本にやってきたそうです。その藩青年が『源来軒』という名で開いたので元祖を名乗っているのです。当時は「支那そば」と言われていました。喜多方ラーメンの特徴は、「平打ち熟成多加水麺」という独特の太い縮れ麺で、雪で足元の悪い中どうしても出前に時間がかかるため、麺が伸びないように加水率を高くしたようです。麺に含まれる水分が多くなれば、スープを吸いにくいため伸びづらくなります。2〜3日熟成させることで、強いコシと粘りを実現しました。スープはあっさり、豚骨ベースの透き通ったスープです。市内には100店舗ほど有りますが、「喜多方老麺会」に加盟しているのは35店舗ほど、高齢化に伴い徐々に減って行くようです。

喜多方駅から歩いて5分ぐらい

源来軒の中華そば

2014年12月に行ったたんぽぽ亭のラーメン 94『光のページェント』(2014年12月22日)参照


■ 2022年に一番行った「ラーメンチェーン」ランキング
 関東の40代を対象に「2022年で一番行ったラーメンチェーン」というテーマでアンケートを実施した結果がネットに出ていました。それによると、第1位は「日高屋」、第2位は「幸楽苑」でした。この結果は納得です。どちらも我が街にあり、「日高屋」は上福岡駅前、「熱烈中華食堂」をキャッチフレーズに掲げるチェーン店で、埼玉県の大宮駅前で創業した店です。中華そばは驚きの¥390、野菜たっぷりタンメン¥550、味噌ラーメン¥570などのラーメンを中心に、野菜炒め定食¥620など定食類も取り扱っています。ちょい飲みする老人客が目立ち、おつまみメニューも充実しており、さまざまな楽しみ方ができます。



中華そば

 一方「幸楽苑」は国道254号、いわゆる川越街道近くにあり、駅からはちょっと離れた郊外型の店です。福島県で創業したチェーン店で、現在では東北や関東など東日本エリアを中心に店舗を展開しています。昔ながらの味わいが魅力の看板メニュー・中華そばをはじめ、みそや塩など多彩な味わいのラーメンを提供、中華そば・味噌ラーメン・塩ラーメンは490円とリーズナブルな価格が特長です。中華そばクラシックは¥390、「日高屋」の中華そばと同じですね。



中華そば


■ 筆者が好きなラーメンは?
 いわゆる「ラーメンオタク」と呼ばれる人たちには「日高屋」や「幸楽苑」は論外と言われるようですが、オタクではないラーメン愛好家の筆者は、うまいものはうまいと思います。2023年1月31日には船橋でのお通夜帰りに、東武東上線下板橋駅前の「点心」でもやしそば¥500を食べてきました。昔から通う店ですが、ここのもやしそばは絶品です。昔上福岡駅前に筆者が足しげく通ったサッポロラーメンの店がありました。大将が亡くなって閉店した時は絶望しました。安くはなかったですが、もやしのシャキシャキ感と味噌のスープと太麺の絡みが絶品でした。中華そばと言えば関東では一般に醤油ラーメンです。しかし筆者は味噌ラーメンが好きなのです。「日高屋」には塩ラーメンがありません。野菜たっぷりタンメン¥550が相当するでしょうか、これはリーズナブルプライスですね。味もまあまあです。味噌ラーメンは「日高屋」¥570、「幸楽苑」¥470、したがって「幸楽苑」に行く時のほうが多いですね。味噌野菜ラーメン¥600も良いですね。我がふじみ野市の「日高屋」の店員さんは中国人男性、昼飲みしている客が目立ち、「幸楽苑」の店員さんは女性が多く、昼時間帯はアルバイトでしょうが若くて綺麗な女性たち、その後はベテランの女性、いずれも日本人、お客様でアルコールを頼む人は見当たりません。このあたりに大きな違いがあります。決算では「日高屋」が上、「幸楽苑」は苦戦していますが、その理由がアルコールと店員でしょう。駅前と郊外というのもアルコール提供からして納得です。上福岡近辺には他にも「ラーメンそら」、「麺屋鶏口」、「麺屋ぶっきら坊」、「麺屋英」、「ラーメン五葉」、「岡ちゃんラーメン」、「蔵之介」など有名なラーメン店がひしめいています。最近では「麺処とみや」もオープンしました。我が家の隣の豚骨ラーメン「一指禅」はいつも行列してる人気店で、同じく隣の「三ツ矢堂製麺」もそこそこ客が入っていますが、いずれも筆者は行きません。ラーメンの好みの違いです。味噌ラーメンが好きなのなら「蔵之介」ですが、ちょっと遠いので...


下板橋駅前「点心」のもやしそばも¥500に値上げ、それでも安いですね


幸楽苑の味噌ラーメン


どさん子ラーメン


新千歳空港で食べたサッポロ味噌ラーメン


徳島空港で食べた宝ラーメン


東池袋・大勝軒本店の中華そば


昭和レトロな大井ショッピングセンター入口にある麺処ぶっきら坊の中華そば


和光市の麺屋樹真の端麗塩そば


盛岡市中津川・上の橋近くの「中河」の中華そば
盛岡市は「麺文化のまち」でもあります  クリック


早稲田「メルシー」の中華そば


バーミヤンラーメン

■ 釜玉ラーメン/中華そば
 讃岐うどんの本場・香川県で生まれた「釜玉うどん」・・・釜揚げうどんと卵を組み合わせた造語です。茹でた麺に生卵と醤油を混ぜて食べるシンプルなうどんですが、そのスタイルが今、ラーメン界に押し寄せているそうです。東急東横線・都立大学駅前の高架下に店を構える「釜玉中華そば ナポレオン軒」の基本メニューは「釜玉中華そば」です。小・並・大の3サイズが選べて、小サイズは490円です。少量の醤油ダレに浸かった太麺の上に、卵黄と白髪ネギが乗った釜玉中華そばは、釜玉うどん同様に麺と卵をかき混ぜて食べるそうです。卓上には「しいたけ酢」「かつお節粉」「きくらげ」などの薬味が置かれ、好きな時に「味変」が可能です。何故こんなものが出て来たのか?総務省の調査では、中華そば(外食)の全国の平均価格は2020年12月に約600円でしたが、2年後には約632円まで上がっています。1000円超のラーメンもある時代ですから、安く食べたいというニーズに対応するには具材をシンプルにするしかないという発想でしょう。埼玉県や福島県にも釜玉中華そば(ラーメン)の専門店が出現し、東京のラーメン店でも、メニューとして「釜玉」を提供する店舗が出てきているようです。シンプルな食べ方で、具を用意する手間も省けるため、家庭でのラーメンの食べ方の選択肢のひとつとして浸透する可能性もあると見られます。

■ クルマの話
 少年野球の練習場所:西原小学校へ土日、自転車で延々3.5km走って行きますが、その途中の住宅街で叶澤医院の直ぐ近くの家にカッコイイHONDAシビックが駐車してありました。完全にスポーツカーだな、燃費悪いだろうな、なんて思いながらも、カッコイイのでこの家の前を通るのが楽しみでした。シビックなんて滅多に見ないからです。それがある日突然ダイハツの軽自動車ムーブに置き換わりました。車検の代車だろうか?と思っていましたが、いつまで経っても同じクルマです。どうやら乗り換えたみたいですね。100歩譲ってコペンとかキャスト、タフト、タント、あるいはHONDA/N-Boxならまだしもどうして?ワカリマセン...

HONDAシビック

■ COVID-19第8波は感染収束に向かうも死者は多い
 新型コロナ感染症はまる3年を経過していまだに変異を繰り返しながら、収まる気配を見せません。こうなると季節性インフルエンザと同じように考えざるを得ないということで、5月連休明けから日本では感染症5類相当へ変更するそうです。下のグラフを見ると、第6波から第8波は明かな違いが分かります。第6波は感染者の波に遅れて死者が増えました。これが通常と思われます。第7波は感染が急拡大した割には死者は相応には増えなかった・・・オミクロン株の弱毒性を示しています。第8波は感染者をつかまえ切れていない、実際の感染者ははるかに多いと推定されます。しかも感染者の減少が急です。通常感染者は急増して漸減するのが普通ですから、この減少の仕方は異常です。感染状況はふじみ野救急病院の駐車場を見れば一目瞭然ですが、この前まで、広大な駐車場に車がビッシリだったのに今やガラガラです。閑古鳥が鳴いています。すなわち、もう病院に来ない、解熱剤を飲んで寝ているという状態なのでしょう。

2023年1月12日時点

2023年2月1日時点を拡大すると

■ 首都圏マンション価格の話
 新築マンションの価格上昇が止まりません。不動産経済研究所(東京・新宿)が1月26日発表した2022年の首都圏新築マンションの平均価格は前年比微増の6288万円と、2年連続で過去最高を更新しました。一方で、発売戸数は2年ぶりに前年実績を下回り、3万戸を割り、価格高騰で手が出なくなっていると見られます。東京23区の平均価格は前年比1%下がり8236万円と2年連続で8000万円を超えました。神奈川県は5411万円、千葉県は4603万円とそれぞれ3%、7%上昇、埼玉県は5267万円と前年比1割近く上昇しました。購入者が減れば価格も落ち着くでしょうが、中国人など投資で購入する向きもあるようです。不動産関係者は市場の先行きに警戒感を強めているようです。

■ 落宰房夫さん逝去
 在京盛岡広域産業人会顧問で 葛巻ふるさと会会長でもある落宰房夫様が かねて病気療養中のところ 薬石効無くご逝去されました 享年70歳でした
 お通夜は1月31日(火)18時〜 告別式は2月1日(水)9〜10時 セレモ船橋駅北口ホール(〒273-0864 千葉県船橋市北本町1-3-11 TEL:047-421-4444 FAX:047-421-4460)で執り行われました(最寄り駅:東葉高速鉄道 東海神駅) 通夜は大きな会場なのに入りきれず 廊下で大型モニターを見ながら待機する状況で 人は死して名を残すと言われますが 故人の人徳が偲ばれました
 落宰房夫様は そのお人柄で葛巻ふるさと会や在京盛岡広域産業人会を和やかにリードされ 多大なるご貢献を頂きました 2013年〜2015年には副会長も務められました 奥様と同郷の大船渡市出身の歌手;大沢桃子が大好きで コンサートの追っかけをされているという 微笑ましい一面もありました ふるさと葛巻町が大好きで 岩手県人会ほか色々な集まりには必ずと言っていいほど出席されては 盛んに「わがまち」くずまきワインほか特産品をPRされていました あのふるさと愛には いつも感動しました 2022年にお会いした時は、新型コロナに罹患して肺が真っ白になり死ぬ思いをしたとおっしゃっていました 快復したとばかり思っていましたので 慙愧に耐えません
 在りし日を偲び、やすらかな眠りをお祈り申し上げます      合掌



返礼品はギフトセレクト、喜多方ラーメン×10セットをオーダー
(2023年2月5日)


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