94  光のページェント

 米国とキューバが国交正常化交渉を開始するという明るいニュースがあります。オバマ米大統領のこの方針は、共和党が、大統領の外交政策を攻撃する新たな材料になるでしょう。先般のCIAの拷問問題と言い、オバマ大統領が積極的に共和党では為しえない情報公開や国際融和政策で攻勢をかけている感じです。一方オバマ大統領はCNNのインタビューで、北朝鮮風刺映画の公開を予定していたソニー米映画子会社へのサイバー攻撃に関連して、北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定するかどうか検討していると語りました。サイバー攻撃は北朝鮮の犯行と断定したオバマ大統領は、今回のサイバー攻撃を戦争行為とは考えておらず、むしろサイバー空間における破壊行為と受け止めていると述べました。
 今週は車で仙台に行き、母を見舞い、仙台の光のページェントを楽しみ、ホテルキャッスルイン仙台に泊まり、隣の大江戸温泉・コロナの湯を楽しみ、翌日は宮城蔵王ロイヤルホテルで雪見風呂を楽しみ、更に会津喜多方で喜多方ラーメンを食べて来ました。

■ 仙台定禅寺通りけやき並木の光のページェント
 仙台に母を訪問するのは2ヶ月に一度ぐらいになってきました。退職したこともあって、毎月のように行っていた時期よりはチョット減りました。しかし、93歳という年齢から、いつ何があってもおかしくないので、なるべく顔を出したいと思っています。弟が仙台に居るので、面倒を見てもらっています。折角だから、「2014SENDAI光のページェント」を見たほうがいい、という弟の提言があり、勾当台公園斜め向かいの三越前で弟と落ち合って、散策しました。定禅寺通りと勾当台通りが交差するところに仙台市役所と宮城県庁があり、仙台市役所の南側に大きなビヤテントがあり、KIRIN一番絞りキッチンやYEBISU BARがあります。いろいろな屋台が出て、たくさんの人々が寒い中でハフハフ言いながら焼き物を食べています。ちいさなスケートリンク=スターライトリンクがあり、羽生結弦や本郷理華を輩出した日本フィギュアスケート発祥の地だけあって、大勢の人たちがスケートを楽しんでいました。
 イルミネーションは18時ちょうどに点灯します。みんな、時計を見ながら待っていて、パッと点灯した瞬間、通りを埋め尽くした人たちから歓声が沸きあがりました。その美しさは、現場で見るしか表現のしようがありません。

仙台定禅寺通りけやき並木の光のページェント(2014年12月19日夜)

■ 宮城蔵王ロイヤルホテル
 宮城蔵王ロイヤルホテルに宿泊しました。その名の通り、蔵王山麓の東側=宮城県側の遠刈田温泉を通過してすぐのところにあります。東北新幹線『白石蔵王駅』よりバスで約40分、仙台駅からも直行バスが出ています。東北道『村田IC』より車で行きました。温泉は肌に優しい良い湯でした。露天風呂の周りは雪が積もり、雪が降る中の情緒溢れる雪見風呂となりました。夕食のテーブルでは、上品な料理が、美しい女性にサーブされて絶妙なタイミングで次々と出てきます。地酒を冷で味わいながら料理に舌鼓を打ちました。あ〜、満足。
蔵王ロイヤルホテル外観:2014年12月21日

ウッドデッキ調露天風呂、やさしい湯でした

■ 東京駅開業100周年記念スイカで大行列、販売中止したら大混乱
 JR東日本が東京駅開業100周年を記念し、2014年12月20日午前に限定販売したIC乗車券Suica(スイカ)をめぐり、東京駅丸の内南口の窓口に購入希望者が殺到した問題で、JR東日本は安全を確保するため約2時間半で販売を中止しました。これで、買えなかった人が駅員に詰め寄るなど、駅周辺は大混乱となりました。限定販売予定だったのは赤れんがの駅舎をデザインしたスイカ1万5千枚。1枚2千円で1人3枚まで購入可能とのことでした。余りにも行列が多く、午前8時だった販売開始時間を前倒しして7時14分から売り出したのですが、この時点で約9千人が列を作って、身動きがとれないほどの状態になりました。
 テレビでは各社がこれを放送しており、朝の時点では「すごいなぁ〜」と思いながら見ていました。東京駅の知らない部分などが放映されて、今度また東京駅に行ったら良く見てみよう、なんて思っていました。しかし、宮城蔵王ロイヤルホテルにアーリーチェックインしてテレビを点けたら、安全確保のため記念スイカ販売が打ち切られ、「納得いかない」と怒った人たちで大混乱、という映像が流れていました。朝のインタビューを見ていただけに、それはそうだ、怒るのは当然だ、と思いました。
 JR東日本は、2006年3月、東京駅八重洲口で、赤レンガ駅舎の復元決定などを記念したスイカを限定1万枚で販売。この際には混乱がなかったことなどから、今回の100周年記念スイカも、駅で直接販売することにしたようです。JR東日本は本日、当初予定していた限定販売を取りやめて、希望者全員に1月下旬から販売することを発表しました。

■ バドミントン女子ダブルスで日本ペアが日本勢として初優勝

左:高橋礼華選手と松友美佐紀選手のペア
優勝してガッツポーズ!
 中東のドバイで行われたバドミントンの世界トップ選手で争う「スーパーシリーズファイナル」の女子ダブルス決勝で、高橋礼華選手と松友美佐紀選手のペアが、ロンドンオリンピック金メダルの中国のペアに勝って、この大会、日本勢として初優勝を果たしました。現在、世界ランキング2位の高橋選手と松友選手のペアは、世界ランキング1位の中国ペアをゲームカウント2−0でストレートで下しました。高橋選手と松友選手のペアはバドミントン界では「タカマツ」ペアの愛称で呼ばれています。高橋選手は奈良県出身の24歳。松友選手は徳島県出身の22歳で、2人は仙台市の高校の先輩と後輩で、当時からペアを組んでいます。バドミントンで優勝するというのは大変なことで、この二人はこれから17歳の山口茜選手と共にアイドルとなるでしょう。
■ 喜多方ラーメン
 宮城蔵王ロイヤルホテルから白石ICで東北道に入り、帰る途中、折角だから会津若松の八重の桜の舞台・鶴ヶ城を見て、喜多方に向かい、喜多方ラーメンを食べてきました。喜多方市役所の隣にラーメン館というのがあって、ここでお土産の喜多方ラーメンを買い、その隣にあるタンポポ亭で喜多方ラーメンを頂きました。630円、美味しかった(^-^) あの太麺の歯応えが良いですね。

喜多方市役所隣のたんぽぽ亭


たんぽぽ亭の喜多方ラーメン

■ 高速道路が次々開通
 今年は12月第3週の爆弾低気圧で雪が珍しく多く降り、仙台でさえも白くなっていて、道路にはありませんが、さすが東北は寒いという感を強くしました。蔵王連峰は真っ白で、宮城蔵王ロイヤルホテル周辺は道路も冠雪しており、坂道は滑りやすくなっていました。融雪剤が撒かれています。会津若松や喜多方も一面白銀の世界でした。会津若松の鶴ヶ城観光は車の窓越しで済ませました。また行く機会もあるでしょう。このお城は、本来は「若松城」なのだそうですが、地元の人が鶴ヶ城と呼ぶのだそうです。
 常磐道は常磐富岡と浪江の間のわずか14kmの距離を残して2014年12月6日開通しました。来年のGW前には、首都圏から母の居る仙台港ICまで繋がります。圏央道の桶川北本IC〜白岡菖蒲IC(延長10.8km)も2015年度の開通、心待ちにしています。我が家の直ぐ近くの関越道三芳PAのスマートICから入り、関越道〜圏央道〜東北道〜仙台南部道路〜仙台東部道路で仙台港ICで降りると、ほぼ高速道路だけで行けます。

八重の桜の舞台=会津若松・鶴ヶ城
(2014年12月22日)


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