自衛隊機だと思うのですが、轟音を響かせて編隊飛行し、うるさくて堪りません。低空飛行なのでうるさいのです。狭山市などでは入間基地の離発着で頭の上スレスレに飛ぶのですが、我が家近辺でも機体の字が見えるくらいの低空です。しかもグルグル回っていて何度もやってきます。大井通信所があるので警戒しているのでしょうか?気のせいか分かりませんが、国際情勢が不穏になるとこれが増える気がします。 ■ 台風15号での停電復旧が進まない 台風15号による千葉県を中心とした大規模な停電は、9月27日まで復旧に要するということで、東京電力に頼らざるを得ないとはいえ、あらためてこの台風の凄さを痛感します。前回、隣家の駐車場に屋根の棟板が落下して、我が家の屋根が破損したのではないかと疑って建築会社に調べてもらったことを書きました。たまたま今回は最大の被害が千葉県でしたが、台風のコース次第では東京都も埼玉県も、同じような被害になった可能性があるわけで、改めて災害に備えなければならないと肝に銘じました。 千葉県は9月10日、台風15号による農林水産業の被害額が126億7400万円に上るとの集計を発表しましたが、どうやらそれどころではないようです。政府は17日午前7時時点で千葉県、茨城県を中心に218億円、今後更に増えるだろうとのこと。 ■ 激甚災害指定すらされない
■ 館山市在住のさかなクン 千葉県の台風被害者にとってはもはや「いじめ」にあっているような心境では無いでしょうか。相手が天変地災ですから文句の言いようもないでしょうが、屋根が壊れ、雨漏りして、電気は来ず・・・となると、もはやいじめられているような心境だろうということです。それでも東日本大震災のように多くの人が亡くなっているような状況でないのが、まだしもということでしょう。
■ 「いじめている君へ」 そうしたさかなクンの記事・・・「いじめている君へ」をご覧下さい。 中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。いばっていた先輩が3年になったとたん、無視されたこともありました。突然のことで、わけはわかりませんでした。 でも、さかなの世界と似ていました。たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。 中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。 ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり、悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。広い空の下、広い海へ出てみましょう。(朝日新聞2006年12月2日掲載) 魚に限らず、人間も、小さな世界に閉じこもらず、広い海へ出なきゃいけませんね。 ■ 激しさを増す日韓対立 とにかく韓国と日本政府の対立が激しくなり、それに応じてネット上では韓国バッシングだらけ、テレビなどのメディアもこれをやれば視聴率が取れるというわけで、いつも同じような顔ぶれで韓国叩きに明け暮れています。しかし何度も書きますが、天然資源もない島国ニッポンにとっては、一番の資源はヒトです。外国と仲良くして、日本で加工したものを買って頂く、最近では日本に来て頂いておもてなしする、ということで海外からお金を頂くことが生きる道です。それを、一番近い隣国と喧嘩することで台無しにしているのが現状です。しかもそれに日本人の3分の2がそうだ、そうだと政府のやり方を支持する、いったい日本人はどうなってしまったのかと嘆きます。隣国は「恨(ハン)の国」です。国民性を知り尽くして安倍政権の前までは上手く付き合ってきました。経済関係では切っても切れないパートナーとなってきました。米国から貿易でバッシングされると、上手く製造を韓国へ移管して、その部品や製造装置を日本から供給するという形で日韓は手を携えてきたのです。いまやサムソンは日本にも無いほどの巨大企業になりましたが、米国からいじめられた日本が、技術者をサムソンへ送り込んで、結果サムソンは大きくなったのです。実に日本人の巧妙な手口ではありませんか。 ■ ウォン安が進行し、難しい局面の韓国経済 ただ文在寅(ムン・ジェイン)政権は財閥解体を目指しました。サムソンの実質トップの副会長は逮捕され、長く牢獄に繋がれました。大幅な最低賃金引き上げを行った結果、企業は雇用を抑える結果となり、若者の雇用はますます減って、人手不足の日本に職を求めて韓国の若者が流入しています。韓国経済は落ち込んで、ウォン安が進行しています。韓国は輸出で成り立つ国ですから、ウォン安は輸出企業にとっては有利です。しかしこれ以上韓国の財閥企業が米国輸出を増大させたらトランプ大統領が黙っていないでしょう。韓国企業にとっては大変難しい局面です。通貨が安くなることは、難しい問題を内包しているのです。韓国経済の落ち込みに危機感を抱いて、文在寅大統領は一転、方針転換して財閥に対して秋波を送っています。 韓国では日本製品不買運動や日本旅行自粛の動きがありますが、日本ではネットやメディアの嫌韓の嵐の割にはそうした動きが目立ちません。韓国への旅行客も堅調です。ただ、韓国の格安航空会社が韓国人旅行客減少に伴って減便しているため、日本人旅行客もやがて減っていくかもしれません。 ■ 朝鮮人いじめ かつて日本が朝鮮を併合して、日本へ朝鮮人を連れてきてどんな仕打ちをしたか、今やほとんどの日本人は知らないでしょう。それはまさしく「いじめ」の世界でした。安倍政権の閣僚たちもほぼ皆知らないはずです。しかし我々団塊の世代はかろうじて親から聞いていた最後の世代でしょう。知らない人は歴史を勉強してください。安倍政権以前の日本の政権が、韓国に対峙してきたやり方は、過去の歴史を知っていたからこそでした。「歴史認識」と言う言葉がよく出てきますが、米国が日韓の歴史認識問題で決して日本の味方をしないのは、大日本帝国から朝鮮を解放した戦勝国としての歴史があるからです。そして日本は今に至るまで74年間、ずっと敗戦国として米国にひれ伏してきました。それは日本が憲法を変えて、9条を変えて、自立しない限り変わりません。韓国にとってはその意味で米国は恩人です。日本と違って敗戦国ではありません。ただかつて同胞だった北朝鮮が中露をバックに敵対しており、しかもほぼ核保有国になったので、米国をバックとした韓国にとっては常に油断ならない存在でした。日米安保があるので韓国も日本と仲良くしなければというのがコレまででした。しかし文在寅大統領は光復節の演説で「2045年には南北統一を目指す」と宣言しました。ベトナムの例を見れば分かりますが、米国が引き上げたらどうなるでしょう。文政権が、在韓米軍を要らないというのなら、それはトランプ米大統領にとってはNo Problemです。しかし日本にとっては防衛線が日本になるだけに由々しき問題です。日韓がかつてないほど冷え切った関係になっているのにはこうした背景があるのです。 ■ 部落差別といじめの文化 いじめの典型と言えば「部落差別」です。東北生まれの筆者は、意味がわかりませんでした。だって部落は普通にあったし、それがどうして差別なの?と思いました。部落を差別するのは都会だからだろうと思っていました。ところがどうも、部落の意味が違うみたいなのです。西日本のほうにそういうものがあるらしいと聞きました。社会人になると、「部落解放同盟」とか「同和対策事業」と言うのをよく聞くようになりました。企業活動でも、「同和」と聞いただけで、水戸黄門の葵の御紋の印籠をかざされたときのように「ハハーッ」と引き下がるものと教えられました。被差別部落の出身者は、肩身狭く生きていかなければいけない、しかし部落解放を振りかざすヤカラはヤクザ以上に怖いと言われたものです。 村八分というのは全国的に有ったみたいですね。日本人は農耕社会なので、結いなど共同作業、助け合いの社会であって、そこに入れない人はつまはじきにされたのです。日本人の底流には、こうした「いじめの文化」が脈々と流れているのではないでしょうか。 ■ おしん いじめのドラマと言えば「おしん」ですね。橋田寿賀子の脚本はどうしてあんなにいじめにいじめて、耐えに耐えていかなければならないのか、それが受けるということは、いじめの社会なんだなと実感します。「おしん」は海外でも大ヒットした国がありましたが、さっぱり受けない国もありました。国民性でしょう。特に佐賀県のおしんの姑の仕打ちはひどかった...筆者は佐賀県でも随分仕事しましたが、いい人ばかりでしたよ。あのドラマを見て佐賀県人はいささか頭に来たのではないでしょうか。ただ、あの時代の嫁姑の関係は全国的にあんな感じだったと言う人が多かったので、時代だったのでしょう。「渡る世間は鬼ばかり」ではだいぶニュアンスが変わりましたね。お母さんのキミさんが元気だった頃の幸楽の嫁は大変でしたよ。しかしお母さんが亡くなって、息子の眞は幸楽を継がないと出て行って、嫁の貴子さんは親戚付き合いが嫌い、もはや五月は姑という立場ですらありません。「家」は崩壊したけれど「店」は残っている、しかし年老いて身体がままならなくなり、娘の愛に叱られる始末です。 ■ 有明海・諫早湾潮受け堤防の裁判
■ 豚コレラ感染拡大 大問題になってきています。ついに埼玉県でも確認され、大量殺処分されています。加えてTPPや米国との貿易協定で、日本の養豚業者は二重三重の苦しみにあえいでいます。いっそ廃業しようか、という声も出てきており、深刻な問題になりつつあります。 ■ きなくさくなってきた国際情勢 サウジアラビアの石油施設が攻撃され、米国はイラン政府の関与はともかくとして、イラン国内からの攻撃だと断定した模様です。そうした中、安倍首相は24日にイランのロウハニ大統領とニューヨークで会談するようです。トランプ米大統領は今回の事件でロウハニ大統領と会談するわけには行かないので、日本が仲介するということでしょう。英国のジョンソン首相は、EU離脱の論議を封印するためあろうことか議会を閉会しました。もはや英国に見切りをつける企業も出てきました。このままでは英国経済もドンドン落ち込むでしょう。イスラエルのやり直し総選挙でネタニヤフ首相率いるリクードは過半数に届かず、首相続投は連立協議次第のようです。 (2019年9月18日) |