176  格安スマホ

 我が家では庭のきゅうりやトマト、ナス、ゴウヤが毎日ドンドン出来て大変です。一生懸命知り合いにあげています。特にプチトマトがものすごい、あの生命力はスゴイの一言です。ミョウガも芽を出してきました。朝顔も2階の屋根まで伸びています。昆虫がいっぱいやってきます。この昆虫もスゴイ。人間なんて自然界ではそんなに強い存在ではないのでは?と考えさせられます。昆虫と言えばポケットモンスターです。
 ポケモンGO騒ぎはスゴイですね。たかがスマホ・ゲームと言うべきか、GPSと連動して、現実の場所にポケモンが居るということ、迷惑と言う場所もあるでしょうし、人が寄ってくるので是非ここにポケモンを、と誘致する場合も出てくるでしょう。そのうち市役所に「ポケモン課」というのができてもおかしく有りません。なにしろ人が集まれば、そこでなんらかの消費活動が起きるからです。
 ただ米国では早くも人気のピークが過ぎて下り坂だそうです。それはいろいろな理由があるみたいですね。当初任天堂(京都)の株価が急騰しましたが、今急落中・・・忙しいことです。

■ Pokemon GO
 ”Pokemon GO”は、eという文字の上にアポストロフィー「'」のような符号が付いています。これはアキュート・アクセント(鋭アクセント・左下がり)というものです。日本人はポケモンはフラットに発音し、GOにアクセントする人が多いと思いますが、アチラのひとはポケモンの「ケ」を高く発音するということです。ポケモンの日本での公式ホームページは→http://www.pokemongo.jp/です。このホームページの最下段に「The Pokemon Company」、「NIANTIC」、「Nintendo」という3社のロゴが記載されています。株式会社ポケモン (The Pokemon Company)は、ポケモンのコンテンツを作り配信する会社です。ポケットモンスターには、ピカチュウやツタージャといったタレントがいて、彼らをどんなメディアに登場させ、どんな商品にし、どう育てていくかを考え、プロデュースするのが株式会社ポケモンの仕事なんだそうです。ポケモンは誕生から20年を迎えましたが、常に子どもたちに大人気です。ポケモンはゲームソフト「ポケットモンスター」のシリーズに登場する架空の生き物です。自然の中で昆虫を捕まえるという子どもたちの遊びをゲームの世界で作り出し、その昆虫が小さなモンスターとしていろいろ居るわけです。ポケモンを「収集・育成・交換・対戦」という形で遊ぶわけですね。ゲームに限らず、どのようなポケモンコンテンツでもこの点は共通していますし、時代や場所を限定せずにプレイヤーの共感を得られる要素というわけです。

 つまりポケモンコンテンツをプロデュースするポケモン社と米ゲーム会社「ナイアンティック」、任天堂が共同で企画したのが”Pokemon GO”のようです。米ゲーム会社「ナイアンティック」の協力会社が日本のゲームフリーク社みたいです。スマホのカメラや位置情報機能、地図データを使い、現実の風景の中にポケモンがいるかのような合成映像を見ながら遊ぶわけです。地図を手がかりに公園などを歩いて探し、見つけるとスマホを操作し、ポケモンを閉じ込めるアイテム「モンスターボール」を当てることで捕まえるのです。「昆虫採集」にも通じるような喜びが人気につながっているようで、他の人が持つポケモンと自分のものを戦わせることもできるのです。しかもかつては屋内でする遊びだったゲームを、屋外に出て、歩き回りながらするものに変えたのです。
モンスターボール

 「ポケットモンスター」世代の子どもたちが大人になって、今”Pokemon GO”で遊んでいます。スマホの基本ソフト「アンドロイド」や「iOS」に対応し、アプリを無料でダウンロードして遊びます。基本プレーにお金はかかりませんが、有利に進めるための一部アイテムに課金されるそうです。

■ イオンモバイルの格安スマホにして月額料金が1,438円
 137『ケータイ料金値下げ』(2015年10月24日)の中で、筆者は毎月スマホ代としてauに5千5百円弱払っていて、それも自宅にauひかり(プロバイダ:Sonet)を導入したため2年間だけauスマートバリュー割引▲1,410円が含まれてのことと紹介しました。このままなら、2016年半ばにはこの割引も無くなって月額6千8百円ぐらいになる、しかもスマホ端末は買い取りましたから、この月額料金には端末代が含まれていません。12月にauショップに行って、安くならないかと相談したら、無料通話1,000円分の現状プランが一番安いと言われたけれど、どうやら格安スマホに替えれば月額料金が安くなりそうだ、とわかりました。しかし何にしようかとウジウジしながら月日は過ぎ、そのときに155『灯台』(2016年3月1日)で紹介した如くイオンモバイルが格安スマホに参入というニュースを見て早速イオンに申し込んだものの、色々開通トラブルがあった話を紹介しました。しかし今は月額1,438円で済んでいます。auの料金の5分の1ですよ。データ通信量2GB、音声通話SIMでSMS(ショートメールサービス)付き月額980円→税込1,058円、イオンスマホ安心保証(壊れたり水没したりしたとき無償交換)オプション350円→税込378円、ユニバーサルサービス料2円の合計です。スマホでゲームなどしないので、メールやホームページ参照などで月々のデータ通信量は500MBにも達しません。容量の5分の1しか使っていないことになります。

■ 「ニクキュー」「ワンキュッパ」…格安スマホ、競争激化
 「ニクキュー(299円)」「ワンキュッパ(1980円)」など、「格安スマホ」各社が料金の安さを競い合っています。一般の消費者にも徐々に浸透して、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手3社は客を奪われて戦々恐々・・・・かと思いきや、実態はかなり違うそうです。
 ワイモバイルは6月から始めた「月々1980円」のプランについて「まずは、私たちの存在を知ってもらうための料金設定だ。6月は鬼のようにテレビCMを出した」と説明しています。契約から1年間、音声通話を含む基本料金を通常の2980円から1980円に下げる(料金はすべて税別)、桐谷美玲が80年代へタイムスリップしてディスコで踊るCMです。低料金で中高生ら初めてスマートフォンを持つ人を取り込む戦略とのこと。
 さらに安い「ニクキュー(299円)から」をうたうのが、プラスワン・マーケティング(東京)が運営する「フリーテル」です。データ通信だけの契約で、月100MBまでしか使わない場合の料金なので、若者にはムリだし、この容量ではスマホを持つ意味がありません。一般的とされる3GBタイプだと月900円で、格安スマホのなかでも低価格を売りにしています。
 格安スマホの料金はこれまで、音声通話無しで月1,600円前後が中心でした。ライバルの大手携帯会社は月6千5百円〜7千円程度かかるのでこれは魅力です。最近は格安スマホ同士の競争が激しくなり、料金に差が付き始めています。ただ、一見安く見えても割引期間が限られていたり、データ通信量が多いと料金が高くなったりすることもあり、注意が必要です。

我がスマホ:富士通ArrowsM01

 格安スマホに郵便局とツタヤも参入しました。郵便局はメイン顧客層のシニアをターゲットにしているようです。ツタヤも参入したということは、20代〜40代もターゲットに入った、つまり全世代が格安スマホの利用者層に今後広げられるということで、大きな企業の参入でハッキリしたのは格安スマホ市場は息が長いということです。

■背後に大手キャリアの影
 NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手3社にとって、「脅威」にもみえる格安スマホですが、実は大手自身が深くかかわっています。我がスマホの画面にはNTTdocomoと表示されます。すなわち回線はNTTドコモであり、IIJ(インターネットイニシアチブ)にイオンモバイルが委託しているようです。格安スマホ各社の大半は、ドコモから通信容量をまとめて買い取り、小分けして利用者に売っているのです。ドコモにとっては、いわば回線を「卸売り」している形で、自ら広告や販売、顧客対応などにお金をかけることなく一定の収益を得られるというわけです。
 「ワンキュッパ(1980円)」のワイモバイルはソフトバンクの「第2ブランド」です。KDDIもグループ会社のUQコミュニケーションズで格安スマホを手がけています。自社から格安スマホに流出する利用者をグループ内に引きとめ、二つのブランドで一般の客と低価格志向の客の棲み分けを図る戦略でしょう。電話使用が多いビジネス客や、パソコン代わりにスマホを使うヘビーユーザーは格安スマホだとかえって高くつく場合があるからです。
 ただ、MM総研が2016年6月に発表した調査では、格安スマホ利用者のうち「価格が高くても大手の方がよかった」と答えたのは5%未満。格安スマホの市場シェアはまだ約3%だそうですが、認知度が上がってさらに利用者が増えれば、こうした大手の「両面作戦」は見直しを迫られるかもしれません。

■ 土用の丑の日

 7月30日(土)は土用の丑の日です。スーパーなどでうなぎの蒲焼を売っていて、随分高くなったな〜というのが率直な感想です。国産うなぎは1尾2千円以上します。うな重は2千5百円〜3千円ぐらいで食べられるはずと思っていましたから、スーパーでこれではうなぎ専門店は大変だろうなぁと思います。特上とか極上なら3千5百円〜5千円と言うこともあるかもしれませんが、庶民なら2千円ぐらいで食べたいと思うのがうなぎ愛好家というものだったんですが、年々うなぎは庶民から離れて行くのでしょうか?
 うなぎと言えば埼玉県では別所沼が有名ですが、川越では「いちのや」や「ぽんぽこ亭」、ふじみ野では「しょうざん大穀」や「一味亭」が有名です。
 前にも書きましたが、年々うなぎが高くなるのは漁獲量が減っているからです。グアムの隣辺りで産卵し、遠く日本まで回遊してくるわけです。日本と中国のうなぎはどうしてこんなに価格差があるのだろう?不思議ではありませんか?どっちも水の中泳いでいるんだから、と思うあなた、うなぎは今やほとんど稚魚からの養殖なんですよ。日本のうなぎはビニールハウスで水温管理しながら大切に育てられます。筆者が以前居た会社の商品に「ウナサーモ」という調節計がありました。

うな重 美味しそう

 創業者が浜松の出身でした。浜松と言えば鰻、ビニールハウスで水温管理するために温度調節するための計器、だから「ウナサーモ」なのです。もう30数年前からある商品です。すなわち日本のうなぎは「温室育ち」なのです。ビニールハウスですから狭いですね。対して中国のうなぎは広大な池に穴を掘って育てます。露天です。運動量が違います。したがって中国のうなぎは大きくなり、身も締まり、皮も厚くなります。スーパーで見比べると、大きくて分厚くてたくましそうな中国産と、細くて薄くてひよわそうな日本産、ご飯に載せてたれ掛けてどちらを食べたら美味しいでしょう?

■ 三日三晩の土用干し・・・梅干さなくちゃ
 土用と言えばもうひとつ、「梅干しを干さなければ」と思います。「三日三晩の土用干し」というのがこの季節の仕事、夫婦でせっせとざるを並べて干します。梅雨が明けたこの時期の仕事です。

■ 埼玉・花咲徳栄が甲子園3季連続出場
 第98回全国高校野球選手権大会の埼玉大会は花咲徳栄のブッチギリの優勝で甲子園3季連続出場となりました。長年高校野球をウォッチしてきた筆者ですが、今年の花咲徳栄のように強いチームは滅多に見たことがありません。一頃の大阪桐蔭より打力では下回っても投手力では上です。加えてとにかくバントが上手いのです。4番でもバントで確実に得点圏に走者を進めます。1番から9番まで穴がないので、何処からでも点が獲れます。かつて読売巨人がV9を達成したとき、王、長嶋にさえも送りバントをさせた川上哲治監督、1点をもぎとることが勝利のカギ、面白くない野球と言われましたが、選手は観客を喜ばせるために野球をやっているわけではなく、勝ちたい気持ちが一番ですから監督の采配に忠実に従って動いたのがこのものすごい記録を達成させた要因です。春は浦和学院が優勝していますが、夏の甲子園を制覇したことの無い埼玉、関東は各県皆優勝しているのになぜかと不思議でした。花咲徳栄の強さは投攻守すべてバランスした総合力の高さです。次の対戦相手が花咲徳栄となると、強豪校といわれるチームの監督たちが一様に顔をしかめて「精一杯頑張ります」と言うのがやっと、それだけすべての面において強いと認められてきました。5回戦まですべてコールド勝ち、準決勝5-0春日部共栄、決勝6-0聖望学園、点を取られたのは1回戦14-3で5回コールド勝ちした試合だけ、この試合では投げなかったエース高橋昂が2回戦からの6試合、37回52奪三振無失点、とてもじゃないが高校生では打てないというピッチングでした。昨年夏、今年の春と、甲子園ではすっかり有名になった高橋昂ですが、重い速球と多彩な変化球はあるものの制球にやや難がありましたが、冬場の走り込みと、久喜の自宅から加須の高校まで往復18kmを走って通い、はちきれんばかりの太ももと腰周りが、全盛期の野茂英雄みたいになりました。これでコントロールに磨きがかかって、このまますぐ甲子園に行ったら何処のチームも打てないのでは?という完成度です。しかも今年の夏は有名校、常連校が次々敗退しています。そんな中での花咲徳栄そして高橋昂となれば、ネームバリューだけで埼玉に深紅の大優勝旗をと期待してしまいます。

■ 甲子園出場決定後に監督退任〜一転撤回
 そういえば静岡の常葉菊川が甲子園出場を決めた翌日、森下監督(55)が甲子園には行かないと選手たちに言ったそうです。来月から御殿場西の監督に就任するので、甲子園では頑張ってよ、と言って選手たちは動揺したというニュースでした。今週でサヨナラと言われたら前日に監督を胴上げした選手たちは?(@,@)?を通り越して・・・、当然です。なんて非常識な、と思っていたら、日本高野連がこれを認めないと伝え、常葉学園の強い慰留もあって一転撤回、どうも裏に何かありそうですナ。
 森下監督は1978年(昭53)にセンバツで初優勝した浜松商の主将で、卒業後、中部電力に入社し、社会人野球で活躍しました。1981年、母校の浜松商コーチに就任し、日大三島の監督を経て、2002年から常葉学園菊川の事務職員となりコーチに就任、2006年8月に監督に就任しました。翌2007年、センバツに出場して全国制覇、その後も度々甲子園で輝かしい戦績をおさめてきました。「バントなしのフルスイング」という指導方針が話題になり、その精神は現チームにも引き継がれています。確かに常葉菊川と言えば強打のチーム、しかしこの戦法は確かに痛快ではありますが、相手が花咲徳栄の高橋昂のような投手では通用しないでしょう。
(2016年7月29日)


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