連日暑い日が続きます。土日、照り返しの強いグラウンドに居ると、いくら水を飲んでもトイレに行きません。皆汗になって出てしまうからです。熱中症にならないように水分補給は欠かしませんが、暑いということは=疲れるということです。エコパのバーデプールで癒しますが、足の疲労がなかなか抜けません。熱い湯で筋肉を弛緩させます。7月26日(土)は全国的に猛烈な暑さで、福島県伊達市梁川では全国で今年最も暑い39.9℃を観測、伊達市梁川と言えば桃の名産地でしかも現地で買えばとても安いのです。高校野球の甲子園常連、聖光学院がありますね。福島市は観測史上1位となる39.2℃まで上がりました。北海道では暑さは一時なので、以前はエアコンを設置していない家もありましたが、さすがにこの暑さでは購入せざるを得ませんね。今年初めての大型である台風9号は、マリアナ諸島から北東へゆっくり進んでいます。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は25m/sです。この台風は、7月27日15時には小笠原近海に達し、その後31日にかけて小笠原近海を北上する見込みです。ふじみ野市は8月1日までずっと天気予報は晴マーク、最低気温ずっと25℃越え、すなわち熱帯夜の連続、最高気温は36〜38℃、8月2日(土)にやっと雨マークが出ますが、この土日は少年野球合宿なので、どうしてここだけ雨マークが出るのか、と恨めしいですね。7月半ば以降ずっとお湿り無しでした。お隣川越市やさいたま市、そして埼玉県北部は多摩地方や秩父から雷雲が西→東と移動してザーッと雨が降りますが、東京都に近いふじみ野市は全く降らず、3週間カラッカラなので、畑の里芋もピンチです。
これだけ暑いと避暑ですね。恒例の万座温泉に向かいます。強い酸性湯で消毒した肌を癒すため、四万温泉のアルカリ泉に浸かって来ます。、万座から四万の温泉

巡り、どうして両方「万」なのでしょう?
■ 叙勲祝い
前回書いたように7月20日(日)は参議院議員通常選挙の投票日でしたが、盛岡で叙勲祝賀会があったので不在者投票し、東北新幹線に乗りました。盛岡駅西口バスターミナルに大型観光バスが迎えに来て、これに乗って盛岡グランドホテルに向かいました。小山の上の鬱蒼とした緑に包まれたホテルです。盛岡市はビジネスホテルがいっぱいあり、東京と違って価格は低料金です。盛岡グランドホテルは昔ながらのちょっとラグジュアリーなホテルです。国立大学法人岩手大学の前学長岩渕明氏が瑞宝中綬章を受章されたお祝いですが、祝賀会に先立って、岩渕明先生の講演がありました。

岩渕明先生の講演
■ 記念講演
岩渕明先生は機械工学を教え、機械学会の副会長も務めた方ですが、記念講演の内容は意外にも日本における人口の増加、縄文人と渡来人がいかにして日本国を形作って来たかを考察するものでした。全国に縄文遺跡が散在しますが、東北には特に多いこと、渡来人は南方から日本にやってきたがその多くは朝鮮半島からで、古代中国からの圧迫で王国まるごとやって来るような歴史があったこと、そんな中で「大和」は古くからの縄文人を蝦夷と呼んで討伐して行ったこと、一部はアイヌとして北海道で存続したこと、こうした歴史を考えれば「日本」とは縄文人と外来人が作ってきた国であり、「ヤマト」の主体は渡来人であった、北米や南米に残る古代からの民族は縄文人と同じような人たちであったことが語られました。

人類の移動の歴史
ホモサピエンスは約7万年前にアフリカから外へ移住し始め(出アフリカ)、アフリカ東部の突端であるいわゆるアフリカの角からアラビア半島を経由して世界中へ展開したものだと考えられていること、ペルシャ(現在のイラン付近)に至り、メソポタミアを起点に、インドから東南アジア、オセアニア方面にむかう「南ルート」、中央アジアを経由してアルタイ山脈、東アジア、北アジア方面に向かう「北ルート」、中東からヨーロッパに向かう「西ルート」の3方向に分かれ拡散したと考えられるとの説明がありました。南ルートをとった集団がオーストラロイド、北ルートの集団がモンゴロイド、西ルートがコーカソイド、非出アフリカ(アフリカから出なかった集団)がネグロイドということです。7万年前から1万年前は「最終氷期」と言われ、ベーリング海は氷に覆われていたため、ユーラシア大陸からアラスカへ古モンゴロイドは移民して、カナダや北米大陸でインディアンになった、さらに千年で南米南端まで到達したと言われます。エスキモーは比較的最近にシベリアからアラスカに進出し、グリーンランドまで拡散、寒冷な気候に適応して進化した新モンゴロイドであるとされています。
このように見てくると、人類のルーツはアフリカで、日本人は「南ルート」のオーストラロイドが本来の起源と言うことです。ただ人類は各地でその土地に適応して進化し、縄文人は寒冷適応する前の古モンゴロイドに属すと考えられているそうです。日本人を染色体から分析すると、縄文系と弥生系が多く、日本列島に最初に現生人類集団が到来した縄文人(古モンゴロイド)はアイヌ人・沖縄人・本土日本人の3集団と考えられています。日本国内では、九州南部、長崎県、沖縄やアイヌに特に高頻度で見られ、四国南部、紀伊半島の南部、東北地方の太平洋側、隠岐、五島列島などの僻地や離島、すなわち周囲から隔絶され交通不便だった小集落で縄文系の人々が高密度で残存していることを示していると考えられます。弥生人は稲作と共に中国大陸から朝鮮半島や山東半島を経由して入ってきたオーストラロイドと考えられますが、そのルートは多岐にわたり、古モンゴロイド系の縄文人もまたルートは多岐にわたるようです。
人類の歴史から考えると「グローバル化」というのはこうした古代に帰ることであり、移民の歴史から考えると昨今の「反グローバル化」の動きは歴史の中の矮小な部分であって、人類の争いの歴史もまた矮小なものであるから、ギクシャク変化しながら収束すべき方向へと向かっていく、その変化を楽しむことも、就労から解放されたシニア世代の出来ることであるとのお話でした、大谷翔平や菊池雄星が、アメリカ大陸に渡って世界中がビックリするような活躍をする、まさにグローバル化の申し子である彼らは南部藩、伊達藩、その前は縄文人であることを考えるのも楽しいことだというお話でした。なお岩渕明先生は現在仙台市にお住まいで、長年お世話になった盛岡市からUターンしたのは、石巻の生まれだから昔戻りしたのだそうです。東京方面へ移住した人もやがてUターンするようになるのでは?とのお話でした。そう言えば石巻にも縄文遺跡がたくさんありました。ななめのつぶやき344『
地獄に仏』(2009年8月16日)では奥松島の「宮戸島」に泊まった時のことを紹介しました。この時泊まった宿は1年7ヶ月後東日本大震災津波で水没しましたが復興しました。震災後再び宮戸島を訪問、そこから野蒜海岸を通り、石巻を回ってきました。震災の爪痕は痛々しかったですね。
■ 祝賀会
京都から馴染みの大学の学長や事務局長も見えられて、やぁ、お懐かしいと話が弾みました。埼玉県にあるものつくり大学の事務局長と話していたら、行田市の行田邦子市長の話が出て、先日上野東天紅でお会いしたばかりですよと話したら、不思議な縁にビックリされてました。NTTドコモの前社長の吉澤さんとは度々お会いしますが、この席でも会いました。岩手大学の小川智学長が発起人代表で、他の発起人は高校後輩の岩手県達増拓也知事や、岩手県工業技術センターの熊谷理事長、IBC岩手放送の鎌田代表取締役会長、岩手大学の長田理工学部長など、それぞれに旧交を温め合いました。

祝賀会であいさつされる岩渕明先生
終わって正面玄関を出たら岩手大学方面と盛岡駅西口バスターミナル方面の大型バス2台が待っていました。やはり大学関係者が多いので、大学行きがあるのですが、盛岡駅行きのバスに乗って盛岡から帰る東北新幹線の中では、パソコンでずっと参議院議員選挙の選挙速報を見ながら注目していました。
(2025年7月28日)

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