7月18日(金)関東甲信地方の梅雨が明けたとみられると気象庁が発表しました。続いて東北北部も梅雨明け、これで梅雨のない北海道以外のすべての地域が梅雨明けしました。
■ 参院選
参議院議員通常選挙は7月20日(日)投票でしたが、盛岡で叙勲祝賀会があったので不在者投票しました。今回の選挙は与党が過半数割れするのでは?と言われていて、公示前より選挙戦に突入してからのほうがどんどん情勢が与党に不利になっているとマスコミが報道していました。その理由はマスメディアを見ない若年層が、SNSなどによって既成政党ではないところに傾いていること、それは反与党、親安倍、反民主なのだそうです。かつて安倍晋三首相を支えていた若者たちが、安倍氏を失って、「手取りを増やす」国民民主党や、特に参政党を大きく支持する方向に向いたからだそうです。「これ以上日本を壊すな」や「日本人ファースト」という参政党に共鳴する若者が多いとのことでした。また働き盛りの女性たちが参政党支持に傾いているのは、候補者が既成政党の候補者に比べてフレッシュな女性が多いことが理由かと思われます。高齢者が亡くなって自民党や公明党、共産党の支持層が減っていること、無党派層が与党から離れて国民民主党や参政党に移っていることも指摘されました。立憲民主党も既成政党のご多聞に漏れず支持が伸びていませんが、他党に比べてなんとか踏ん張っているという情勢です。さて結果はどうなったか。下記の政党は選挙前に政党交付金をいただいている政党です。
■ 結果は与党の過半数割れ、3年前と様変わり
7月20日(日)盛岡から帰る東北新幹線の中で、パソコンでずっと選挙速報を見ながら注目していました。なるほど事前報道通りの展開でした。大宮で川越線に乗り換えましたが、山手線のトラブルがあったらしく、今のJRはこういうとき連動するシステムになっていて、埼京線も遅れ、15分遅れでした。川越から東武東上線に乗り換えて、自宅に着いたのは日付が変わる頃でした。お酒を飲みながら午前2時過ぎまでテレビを見ていました。
与党が過半数割れし、事前予想通り国民民主党と参政党が躍進しました。投票率58.51%は2022年の前回参院選の52.05%から6.46ポイント上昇です。参院選の投票率が50%台後半に達したのは、民主党政権下で行われた2010年以来で、すべての都道府県で前回を上回り、12都県で60%を超えました。最高は山形県の62.55%、最低は徳島県の50.48%。投票率が高かったところは、有権者の危機感が高く、それが投票所に向かわせた原因との報道です。期日前投票者数は2618万人あまりで2022年から3割以上増え、衆院選も含めて過去最多を記録しました。有権者全体に占める割合は25.12%で、2022年から6.44ポイント増えました。投票率6.46ポイント増、期日前投票6.44ポイント増、すなわち、前は投票しなかった人が期日前投票を選択したと考えられ、3連休の中日が投票日だったことで、現役世代の投票が増えたということです。

■ 投票率が上がり、新しい勢力へ向かう
マスコミ報道では投票率がグンと上がったのは若者が投票したからとのこと。若者はSNSで国民や参政のキャッチコピーに共感したようです。比例代表の得票数は自民党1,280万票、国民民主党762万票、参政党741.9万票、立憲民主党739.7万票、公明党521万票、維新437万票、れいわ新選組388万票、保守党298万票、共産党286万票、みらい151万票、社民121万票、N党67万票、再生51万票で、立憲民主党が野党第三党に転落、共産党は保守党にも抜かれる凋落ぶり、N党はもうオシマイですね。
自民党が52議席から39議席、4分の3となる惨敗、それ以上深刻な公明党は14議席から過去最少の8議席へと激減、神奈川、埼玉、愛知で現職落選、都市部での衰退が目立ち、支持母体の創価学会・池田大作名誉会長が95歳で死去されて以降、勢いの衰えが顕著です。共産党はそれ以上に深刻で7議席から3議席へ、かつての社民党同様奈落の底へ真っ逆さまという状況です。日本維新の会は6議席から7議席へと増やしましたが、前回12議席と躍進した勢いは止まりました。立憲民主党はかろうじて改選22議席を維持、しかし与党が激減したことを考えれば、その受け皿になり得ず、比例票で野党第三党に転落したということは実質負けです。
国民民主党は4議席から17議席へと大躍進、衆議院議員選挙の勢いそのままです。やはり手取りを増やしてほしい人が選挙に行ったのでしょう。参政党が1議席から14議席へと超躍進したのは、グローバル化に反対する勢力が躍進している世界的傾向と同じです。欧州では以前からハッキリこの傾向が見られましたが、MAGAで当選したトランプの米国が顕著です。イチ、ニッ、サンセイトウというコールで、最終盤一気に聴衆が増えて行った有様は、兵庫県斎藤知事の選挙と同じでした。SNS、動画で見て、現場へ向かう、これが新しい選挙のスタイルです。ただし国政で躍進する前に既に地方選挙では参政党の勢いが見られました。我がふじみ野市の市議会議員選挙でも当選して、これから参政党の勢いは増して行くだろうと見ていました。既成政党の政治で30年間低迷してどんどん没落し、しまいには子どもも生まれなくなったニッポンの現状に怒った若者の向かう先にちょうど現れたからです。それは先般の日本維新の会の姿と同じ、しかし維新が党内運営のゴタゴタで躍進が止まった現状を見ると、参政党も明日は我が身と考えて、支持者を失望させないように基盤を固めなければいけませんね。
■ たった3年でどうしてこんなに変わるのでしょう?
3年前の参院選のときは奈良市で応援演説中に安倍元首相が銃撃され死亡する事件もあって、自民党が大勝しました。公明党は1減で踏ん張り、野党が全般に議席を減らす中、維新が倍増躍進、れいわ、N国、参政が初議席を得ました。まさしく今回とは真逆、どうして?なぜ?たった3年でこんなに変わるのでしょうか?つまり、3年後はまたどうなるか分かりませんが、ハッキリ言えることは、与党はいま大ピンチだということです。古いタイプの政治家にはお引き取り願って、若者受けする候補者に替えていかないと次は無いな、という感じがします。そんな中、自民党比例ではヒゲの佐藤正久議員が次点落選し、滑り込んだのが維新からはじき出された鈴木宗男さん、これで良いのでしょうか?
■ 株価、為替、金利の状況いかに?
トランプ関税の相互関税発動を8月1日に控え、いま世界の経済状況やいかに?と見てみると、意外に安定しています。その理由については前回も書きました。一方で経済危機にも備えなければとも書きました。SMBC日興証券の2025年7月18日(金)週間株式アウトルックによれば、日経平均株価、ドル円相場、主要先進国の政策金利の推移と来週の見通しは下記のようです。



トランプ関税の相互関税発表で3月末から4月初めに株価もドルも暴落し、これでTACOになったトランプ大統領がプラス関税の発動を3ヶ月延期したため、またジワジワ戻ってきました。しかしこの間、関税による収入が米政府の財政を急速に潤しています。トランプ政権発足後の1〜6月では計872億ドル(約13兆円)の収入があり、ウハウハです。今後は法人税に次ぐ安定財源としての位置づけを固めれば、今後政権が交代しても関税撤廃や引き下げが困難になるのでは?と言われています。減税すると言ってますから、その財源だからです。金利動向が注目です。世界で最も強い通貨となったスイスフラン、金利はゼロになりました。各国金利が軒並み下落する中、日本だけが上昇トレンドです。かつてはマイナス金利でしたから、上がるしかありません。
■ 東京の新築マンション平均価格は1億3千万円!
金利が上がって来ると住宅ローンが上がります。東京23区の2025年上半期(1〜6月)の新築マンション1戸当たりの平均価格は1億3064万円で、前年同期比20.4%上昇し、過去最高を記録しました。首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)全体で見ても、新築マンションの平均価格は9396万円で、前年同月比25.5%上昇しました。東京23区では、2億円や3億円を超える高額物件の発売が相次ぎ、平均価格を押し上げる要因となっています。中古マンションの平均希望売り出し価格は、東京都心6区で前月比2.9%高の70平方メートル当たり1億6064万円で、最高値を更新しました。いったい誰が買っているのでしょう?住宅ローン金利が上がることで、水を差すことになるでしょうが、投資と考えなければ買えないような価格、そうです、そこにこの上昇の要因があるのです。1980年代後半、40年前を知る我々からすると、この先がどうなるか、分かりますね。歴史は繰り返します。
■ 保育園の倒産件数が過去最高ペースを記録
保育園の運営事業者の倒産や廃業がこの上半期で前年同期比7割増と、過去最高ペースで進んでいるそうです。待機児童ゼロを目標に、保育施設の増加や無償化が進んだ一方で、加速し続ける少子化により、9割近い自治体で待機児童問題は解消し、保育園同士が園児を奪い合う時代に突入したのです。さらに給食の材料高騰や、保育士不足で受け入れ定員数を埋められず、経営を圧迫する事態になっているそうです。我が家近くには保育園がたくさんあります。626『
保育園』(2025年3月9日)をご覧ください。
■ 訃報
2012年ロンドン五輪レスリング女子48キロ級で金メダルを獲得した
小原日登美(おばら・ひとみ、旧姓=坂本=さかもと)さんが2025年7月18日、死去されたようです。自衛隊が公表しましたが死因は明らかになっていません。44歳でした。青森・八戸工大一高から中京女子大(現至学館大)に進み、基本に忠実で粘り強いレスリングで活躍。伊調馨さん、吉田沙保里さんらと強豪日本女子の礎を築きました。2008年北京五輪出場を逃してマットを離れたものの、2009年に復帰、初出場の2012年ロンドン五輪で女子48キロ級を制したのです。激闘で右目付近を大きく腫らしながらつかんだ金メダルに涙を流す姿は感動を呼びました。世界選手権は計8度優勝、2022年には世界連合(UWW)の殿堂入りを果たしました。ロンドン五輪後に引退し、自衛隊で後進の指導に当たり、2021年に日本協会理事に就任、2028年ロサンゼルス五輪に向けた日本のコーチ陣にも入っていました。
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冒険家で俳優の
和泉雅子(いずみ・まさこ)さんが2025年7月9日午後1時3分、原発不明がんのため自宅で死去されたそうです。77歳でした。所属事務所によると、生前葬を営んでおり、葬儀は故人の遺志で行わないとのこと。子役を経て、1961年に日活に入社し、「七人の挑戦者」で本格的に映画デビュー。「非行少女」や「エデンの海」など、多くの映画に出演しました。山内賢さんとのデュエット曲「二人の銀座」が大ヒットしましたね。1985年に隊長として遠征隊を組織し、北極点到達に挑戦しましたが、断念。1989年に2回目の挑戦で、出発から62日目に日本人女性として初めて北極点踏破に成功しました
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俳優の
遠野なぎこさん(45)が、東京都豊島区の自宅マンションで2025年7月3日に死亡しているのが見つかったそうです。警視庁は現場の状況から事件性はないとみているとのこと。捜査関係者によると、3日午後3時過ぎ、関係者から「家を訪問したが、鍵がかかっていて連絡がとれない」と110番があり、警察官がマンションの室内で、女性が倒れて死亡しているのを発見、DNA型鑑定の結果、17日に身元が遠野さんと判明したとのこと。遠野さんは、NHK連続テレビ小説「すずらん」(1999年)でヒロイン役を務め、テレビドラマやバラエティー番組などに出演。2013年に出版した自伝で摂食障害を公表していました。
(2025年7月21日)

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