617  年末年始

 天気予報では1月6日(月)ふじみ野市で雨が降るとの予報です。11月28日以来降雨ゼロの日が続いていますので、40日ぶりの雨か?期待しましょう。何しろ畑の野菜もさすがに葉が黄変してきてるので、雨が欲しいのです。ただしその後10日間、ずっと晴予報です。

■ 青森県では記録的大雪
 こんなこと、おめおめとつぶやいているあなたはどこの人?と言われそうな「あずましの里通信」を見て、いや〜大変だな、それでも生きているんだ...と思う今日この頃・・・今年の雪は尋常ではありません。黒石市、弘前市、青森県では「豪雪対策本部」をそれぞれ設置し、その対応に追われています。過去にこれほどの積雪は経験がありません。黒石の積雪はすでに1メートルをゆうに超えています。今日の5日は曇りから晴れとなりましたが、火曜日以降は再び雪の予報となっています・・・とのことです。後期高齢者が経験ないと言うのですからその凄まじさが分かります。
 弘前市では1月4日午前10時、1月としては観測史上最高となる積雪114cmを記録、朝から多くの市民が沿道の雪かきや屋根の雪下ろしに追われたそうです。午後9時の積雪は八甲田山系の酸ヶ湯で402cm、青森空港で196cmとのこと。人間が埋まってしまいますね。12年ぶりに豪雪対策本部を設置した青森県では、宮下知事が「今回の豪雪は災害だ」と述べ、除雪の徹底を指示したそうです。この要因はいわば「線状降雪帯」とも言えるような現象で、夏場の猛暑の影響で、青森県の北西方向の日本海では平年より約3℃も水温が高い地点があり、冬でも海からの水蒸気が大量に発生しているところに、極東ロシアの東南端辺りから、上空の強い寒気によって海からの大量の水蒸気が冷やされて線状の雪雲が次々と流れ込んで大雪をもたらす、まさに地球温暖化の影響だそうです。

2025年1月4日弘前市百石町で除雪に追われる市民たち(東奥日報から)

■ 激動の2024年
 2024年はいきなり元旦の能登大地震と津波、火災、2日の羽田空港での航空機衝突事故、不穏なスタートでした。その後も南海トラフ地震情報発出や、相次ぐ台風襲来、能登はダブルパンチの水害に見舞われました。平均気温は史上最高となりました。訃報も相次ぎました。選挙の話題も多く、東京都知事選挙、自民党総裁選挙、衆議院議員選挙、兵庫県知事選挙、アメリカ大統領選挙などが相次ぎ、それぞれドラスティックな結果となりました。米不足や物価高騰などネガティブな話題ばかり、そんな中救いとなったのはパリオリンピックでの日本勢の活躍や、大谷翔平の活躍でした。

■ 2025年の展望
 さて、2025年はどのような年になるのでしょうか?
  【1月】米大統領就任式(20日)、「アメリカ・ファースト」を掲げるトランプ政権が発足
  【2月】ドイツでおよそ20年ぶりとなる解散総選挙実施
  【3月】マイナンバーカードと運転免許証が一体化した「マイナ免許証」の運用開始
  【3月】読売新聞社が国内に上場する333銘柄で構成する「読売株価指数(読売333)」を創設
  【4月】大阪府夢洲で「大阪・関西万博」が開幕(4月13日〜10月13日)
  【7月】参議院議員の任期満了・・・参議院議員通常選挙実施予定
  【9月】東京・国立競技場で「世界陸上競技選手権大会」開催
  【10月】マイクロソフト社のWindows 10およびOffice 2016の延長サポートが終了
  【11月】東京で耳の聞こえない、聞こえにくいアスリートのための国際的なスポーツ大会「夏季デフリンピック競技大会」が開催・・・どうして夏季?
  【12月】従来の健康保険証が有効期限切れ
 人口減少下における今後の日本経済・政府財政を展望すると、どうしても暗い話題になりがちです。日本で求められる第一は高齢化の進展で医療・介護分野の充実ですが、それを担う若者が減っているので、労働者の奪い合いはし烈になるでしょう。それ故賃金は当然上がる、非正規雇用労働者は募集しても集まり難くなり、高齢者にも求人が続き、運転手や建設労働者も不足して物流や土木・建築では人手不足倒産も有り得ます。一方でITスキルを持った人は高額報酬を求めて転職する、労働者間格差も大きくなると考えられます。円安は容易には解消しません。日本の個人投資家がドルを買う事も背景にあります。この年末年始は9連休だった人も多いでしょう。海外旅行に行った人もたくさん居ましたが、空港でのインタビュー映像を見ると、日本にも豊かな人はいっぱい居るんだなということです。海外に行って日本の貧しさを実感するのです。トランプ政策によって米国は再びインフレが懸念され、金利を下げづらくなる、日本はインフレで金利を上げざるを得ない、したがって日米間での為替は極端な動きにはならないでしょう。前回書いた「辰巳天井」さながらに日経平均もダウ平均もまだ上がると見ます。NISAをやっている人はまだ大丈夫でしょう。したがって、とんでもない災害などが無ければ景気は良いと思われます。

■ 努力した人が報われる社会を
 しかしながらいまの日本を見た時に、日本人が考え直さなければならない課題は山積みです。筆者は現役引退して10年以上経ちました。その間日本はどうなったか?世界の中でズルズルと経済面では後退し、今年遂にGDP世界5位になると言われています。それどころではありません。1人当たりGDPは台湾や韓国に抜かれ、シンガポールなどは駅伝的に言えば、背中も見えないような有様です。タイなどもヒタヒタと後ろから迫って来る雰囲気が背中から感じられます。この10年で米国は50%以上伸びたのに日本はマイナスなのです。これは記録的円安でドル換算での価値が下がったからです。それでも日本人は口惜しそうな雰囲気がありません。それは平和だからでしょうか。デモなども影を潜めました。すっかり負け犬根性が身に着いているようです。
 インバウンドが日本に来て「安い、安い」と喜んでいる理由は明白です。その影響で国内旅行も高くなりました。原因は何か、大幅な金融緩和を続け、デフレを放置した政府、日銀の政策です。お店に行って何を感じますか?このところ何もかも値上がりしていることと、商品のMade in Japanが減った事、つまりニッポンはもはやものづくり大国ではない、ということです。工場が次々と閉鎖され、日本メーカーは海外で製造するようになりました。お米が50%も値上がりしましたが、これはインフレの中で「上げても良い」雰囲気が醸成され、本来の価値に戻ったからです。米消費は年々グイグイ減り、連れて生産も減っています。需要があっても今後生産は減ります。米農家の高齢化で、耕作放棄する人が続出しているからです。人手不足で今後賃金は上がるでしょう。少子化で働き手が減って行くのが明白なだけでなく「働き方改革」で労働時間が減っているのですから当然です。こんな事態になった責任は、そんな政治を許してきた国民自身にあります。日本が負け犬から脱却するためには?「努力した人が報われる社会」を実現し、成果に当然の報酬を出すこと、そのための協力を多とする雰囲気作りでしょう。イジメ社会からの脱却もテーマですね。資産を持っている人の子孫がいつも金持ちである社会を排除する、政治家の世襲もおなじことで、これはダメです。まず第一にやるべきは、教育に力を入れること、「努力した人が報われる社会」はこれ無しには実現不能です。

■ 年賀状終い
 4年前、408『年賀状』(2021年1月3日)で書いたこと、年賀状は年々取扱量が減っているそうです。中には「今年で年賀状じまいにします」というものもありました。近年、毎年こういうものが届きます。「年賀状じまい」とは年賀状のやり取りを辞退することを伝える最後の年賀状のことで、終活が流行してからは「終活年賀状」とも呼ばれるそうです。併せて固定電話をやめるとか、自宅を売却してマンションに移るとか、大きな家は不要なので小さな家に建て替えるとか、いろいろな挨拶が届きます。中にはそんな年賀状が届いた翌年に病没した人も居ました。家をリニューアルした直後のことで、残念でした。またメールにPDFやJPEG画像を添付して届いた年賀挨拶も数件ありました。FacebookなどのSNSで年賀挨拶するのも当たり前になりました。しかし年賀状なら良いですが、さすがに公衆の面前に赤裸々にプライベートを晒すのは気が引けますね。中にはネットストリーミング用の動画ファイル形式.webmファイルを添付したものもありました。動画で年賀状というのも良いですね・・・と書きました。さて今年は?一挙に年賀状終いのお知らせが増えました。葉書の料金が63円から85円に一挙35%アップというのが効いているのでしょう。ただその理由は概ねおカネではなく、トシだからという理由を見ると、フムフムそれもありなんと思ってしまいます。中には年賀状の返信がLINEで来たものもありました。

■ 第75回NHK紅白歌合戦
 ここ数年紅白歌合戦は見ないで別のものを見ていました。ところが今年は見てみようという気になりました。B'zが出る、というのが一番で、これは見なくちゃという気になりました。いつもながら前半は見なくて良いというパターンです。Creepy Nutsからの後半、良かったですね。「歌を聴かせる」・・・当たり前ですが、原点回帰の紅白という感じでした。けん玉で歌は耳に入らず、三山ひろしさん可哀そう、そろそろやめても良いのでは?Glay、Vaundy、椎名林檎ともも、B'zで最高潮に達し、藤井風の陶酔したような歌唱、あいみょんでいいなぁ〜と思い、南こうせつとイルカ、THE ALFEE、高橋真梨子、玉置浩二で高齢化社会を実感、特別企画 「追悼・西田敏行さん」も良かったね。Mrs. GREEN APPLEはレコード大賞の貫禄、米津玄師もさすがでした。坂本冬美「能登はいらんかいね」、石川さゆり「能登半島」は良い企画でした。それにしてもB'zは「イルミネーション」を歌い、その後メインステージのNHKホールに移動して、マイクトラブルなど物ともせず、「LOVE PHANTOM」、「ultra soul」とメドレーを熱唱したシーンは、B'zの存在感と貫禄とカッコよさを見せつけました。圧巻のパフォーマンスに観客も呼応、立ち上がって「ハイ」、「ヘイ」と熱狂しました。あのド迫力のフィジカルを見せ付けたボーカルが還暦なんですよ。
 最近こういう生番組が減ったので、生ならではのハプニングもありました。進行を務めたのは鈴木奈穂子アナ、司会を務めたのはタレントの有吉弘行、俳優の橋本環奈、伊藤沙莉でした。紅白は長丁場の生ステージなので、台本が数千ページもあって、段取りがスゴイのだそうです。常に全部“キュー(=進行上の合図)待ち”なので、司会者が流ちょうに滑らかに進行すると、滑らか過ぎて時間が余っちゃう、そうするとまだ準備ができていないので、不自然な空白ができて、アレ、どうしたの?ということになるのです。昨年はあの有吉弘行でさえ緊張していたのに、橋本環奈は実に落ち着いた司会ぶりで、スゴイ!と驚かせたそうですが、今年はなるほどスゴイ!と実感しました。この人「わたし緊張しないので」という人みたいですね。こんな強心臓の人、滅多に見ません。

■ 第101回箱根駅伝
 第101回箱根駅伝は往路優勝が青山学院大学(5時間20分01秒)、復路優勝が青学大に28秒差をつけた駒澤大学(5時間20分50秒:復路新記録)、総合で青山学院大学が優勝(10時間41分19秒:大会新記録)でした。レース前に予想された展開は國學院大学、駒澤大学、青山学院大学の「三強」による優勝争いでした。昨年10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝を優勝し、大学駅伝三冠にリーチをかけた國學院大学、いずれも2位ながら、ハーフマラソン日本人学生記録を持つ篠原倖太朗ら大学長距離界を代表する選手が揃う駒澤大学、そして昨年の箱根駅伝覇者の青山学院大学、しかし号砲と同時に抜け出したのは、そのいずれでもなく白地にCのユニフォームの吉居駿恭(中央大学・3年)でした。3年前に兄・大和が独走逃げ切りで区間新記録を打ち立てたレース展開の再現かと思われました。中央大学は最多優勝を誇り、吉居駿恭の実力も誰しも認めるところだっただけに、「どうして三強は追わないんだろう?」と実況解説の瀬古さんさえ言っていました。レース終盤、20km地点で青山学院大学の宇田川瞬矢(3年)は2位集団からふるい落とされ、1mそして2mと離されて行きます。実況放送も、「青学ピンチだ!」と叫びます。「さすがにここ(この順位)でタスキを渡すのはヤバい」と考えた宇田川は、必死に足を前に繰り出して再び加速、前のランナーを1人、2人・・・と抜いて、なんとか10位に滑り込みましたが、区間賞の吉居との差は1分44秒でした。優勝の味を知る昨年のアンカーは取り囲む記者たちに「口惜しいですけど・・・」と言いながらも、「監督からは『先頭と30秒以内なら合格点』って言われてましたが、結果としては1分以上離されてしまって...ただ、國學院さんと駒澤さんと十何秒差で行けたというところで大目に見てもらいたいです」と言ってのけたのです。「あとは他のメンバーがやってくれる」というチームへの信頼感でしょうか?原晋監督は12月10日のエントリーメンバー発表の会見では「普通に走れば独走」と宣言していました。「往路のオーダーは盤石。これで負けたら原メソッドの終焉」とまで言い切ったのです。昨年の箱根駅伝は「勝てると思っていなかった」のに優勝、それが今年は自信満々でした。出雲駅伝と全日本大学駅伝で國學院大学、駒澤大学の後塵を拝しているのにここまでの自信は何なのか、箱根駅伝に対する必勝法を知っているのでしょう。2日に発表された往路のオーダーを見ると、昨年と3人が同じメンバーでした。前回区間賞の黒田朝日(3年)は昨年と同じく2区、昨年3区で逆転首位を勝ち取った太田蒼生(4年)は4区、そして昨年区間新を記録した若林を同じ山上りの5区に配置しました。「史上最強」と称された昨年の駒大を撃破した「勝利の方程式」の骨格は残ったままでした。2区黒田朝日は追い上げて3位で3区・鶴川正也(4年)にタスキを渡しました。ところが、箱根駅伝初出場の鶴川は快走で10.1kmで単独2位に浮上したものの、経験したことのない「差し込み」に襲われ3位でタスキ渡し。4区太田蒼生は快走で区間賞を獲得し、平塚中継所からその差を1分39秒も縮め、中大と45秒差の2位でタスキを渡しました。山上りの5区では9.5kmで若林宏樹(4年)が中大・園木大斗(4年)を捉えて青学大が首位に立ち、区間新記録の走りで2位に1分47秒差でフィニッシュしました。
 復路6区の山下りでは青学大・野村昭夢(4年)が区間記録を30秒も更新し、史上初の56分台となる56分47秒の驚異的な区間新記録を叩き出して後続を引き離しました。7区は駒澤大の佐藤圭汰(3年)が1時間00分43秒の圧倒的区間新記録の快走、青学大の白石光星(4年)は2分27秒遅れの区間9位で差が縮まりました。しかし8区で青学大・塩出翔太(3年)が区間賞の走りで詰まった差を拡げ、9区でも青学大・田中悠登(4年)が城西大・桜井優我(3年)に13秒差の区間2位の走りを見せ、10区でも青学大1年生の小河原陽琉が楽しく走って区間賞でゴールしました。駒澤大に2分48秒差の圧勝でした。それにしても原晋監督は11年で8回の箱根優勝、スゴイのひと言に尽きますね。
(2025年1月6日)


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