600  避暑〜温泉U

 記念すべき600回となりました。さて今回は湯西川温泉〜鬼怒川温泉の避暑旅の後編です。栃木でも稲刈りが今年は早いな、と感じましたが、ふじみ野市でも余熱利用施設エコパの周りはコンバインで稲刈りを急いでいます。何しろ新米の価格が高い、稲作農家にとっては絶好のチャンス、1日遅れるほど実入りが減るかもしれないからでしょう。大量に買い占めているヤカラが居るみたいですが、そんなに買ったら新米が古米になるのでは?いざいっぱい新米が出回ったら、今度は買う人が居ない、値崩れ必定ですよ。ただ米の消費は着実に減っていますので、今の高値によって尚更米離れが進むのではないでしょうか。農水省や稲作農家にとっては後々に響くような気がします。
 それにしても残暑はいつまで?我が住む地域では猛暑日は9月半ばまで続き、最低気温が25℃を下回るのは9月下旬になってからとの予報です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますから、9月22日を過ぎれば涼しくなるでしょう。盛岡はめっきり秋らしくなってきたそうです。北国から、秋はヒタヒタと南下してくるでしょう。

■ 湯西川温泉〜黒部西川線
 今回の目的は、酷暑のふじみ野市を離れて避暑することでした。湯西川温泉は標高が高いのであまり暑くはないのですが、もっと涼しいところというので、県道249号線「黒部西川線」」を西へ向かい、下地図の如く、南下しました。北は福島県境、南下すると言っても高度はグングン上がります。舗装されてるとは言え山道、すれ違うには時折ある拡幅場所でというクネクネ曲がる細道で、幸いほとんど車は居ません。


■ 栗山村大字湯西川字橋立という峠へ登り道走行
 車とほとんどすれ違わない黒部西川線をグイグイ高度を上げて南下します。段々と涼しくなっていきます。道路の右側斜面はコンクリート壁で土留めしていますが、その上に苔が生えて、木漏れ日にきれいな緑を反射させています。県道249号と言いながら林道みたいな道を湯西川に沿ってクネクネと曲がりながら上って行くと、やがて湯西川の水源地を過ぎて、一段とキツイいろは坂みたいな道路となり、周りの山並みからしてこれは山頂が近いなという感じ、やはり栗山村大字湯西川字橋立という峠に着きました。1時間雨量が規定値以上になると道路を通行止めにするという踏切みたいなバーが設置されていました。右の福島県舘岩村に向かう道路は通行止めです。左の土呂部黒部方面に行くしかありません。

コンクリート壁の上に苔が生えて、きれいな緑です
細い道路は地割れして、木の枝が落ちています


右方向から来て、栗山村大字湯西川字橋立という峠の分かれ道に着きました
右方向;栗山舘岩線は通行止め、左方向;土呂部黒部方面に行くしかありません
この辺は昔マタギの歩く道、また湯西川から岩代国すなわち会津地方との交易のため荷を背負って歩いた道
それを林道として舗装しましたが、林業が廃れ、今では補修整備もままならず通行止めにするしかないのでしょう


水源涵養保安林というのは知っていましたが、保健保安林は知りませんでした→林野庁のホームページ
つまりこの一帯の森林は、マイナスイオンを発し、公衆の保健・衛生に寄与する癒しの森だということ
現在地は、藤花沢の南のところ、湯西川沿いに上ってきて、北は福島県舘岩村です


この一帯は国有林に四方を取り囲まれた栃木県営林のようです
湯西川温泉から県道黒部西川線を南南西方向へ走ってきて、赤二重丸地点の峠に到達
この峠は「土呂部峠」というらしいですが、標識も看板もありません


標高千メートル越えなので、車のメーターの外気温は21℃
山道をクネクネ登ってきただけに、さすがに燃費が悪い

■ 土呂部峠から黒部方面へと下ります
 土呂部峠から黒部方面へ、南東方向に坂道を下ります。グイグイと高度を下げて、途中の原っぱには一面にススキの穂が・・・山はもう秋です。やがて沼があって、周りにいっぱい花が咲いている湿原が左手に現れました。まさに高原に一服の清涼感を漂わせる場所だなと思ってスピードを落としたら、前方に何か動くものが・・・猿です!コチラをジッと見て、右側の斜面を登り、木の陰からまたコチラをジッと見て、やがて居なくなりました。毛並みの良いサルの群れは何を食べてるんでしょう。
 道のわきに沢が現れ、左右の流れを合わせて段々と流れが大きくなって行きます。ナビでは土呂部川のようです。左手奥には牧場があるみたいです。ポツンと一軒家がありました。更に走ると右手にキャンプ場があります。「campin ドロブックル」という施設です。人家が多くなり、集落を成しています。この辺りはもう日光市のようです。そのうちに「土呂部ダム」が現れました。更にグングン、クネクネ下ります。

ススキの穂が揺れる原っぱ


きれいな水を湛えた沼と湿原、美しい黄色い花が一面に咲き乱れています

■ 東京電力栗山発電所と黒部ダム
 大きな集落があって、東京電力リニューアブルパワー株式会社栗山発電所という水力発電所がありました。水路式水力発電所です。ナビによると、真っ直ぐ南に行けば黒部温泉があり、その先は県道23号線、川俣と川治を結ぶ路線があるようです。東に行けば黒部ダム、ここで土呂部川と鬼怒川が合流するようです。

東京電力リニューアブルパワー株式会社栗山発電所の水路


黒部ダムは1912年;大正元年に竣工した我が国最古の発電専用コンクリート重力式ダム


老朽化に伴い1年半にわたる大規模な改良工事を行い1989年3月に終了、これを記念して建てられた碑
大きな歯車は、77年間使用された洪水吐ゲートのラック式巻き上げ機の一部だそうです

■ 栗山から東は川治ダム、西は川俣ダム、南は霧降高原から日光
 県道249号線は23号川俣温泉川治線に合流してここで終わりますが、ここを起点に南に県道169号栗山日光線が始まります。東に向かえば今回の旅の目的地、川治ダムから龍王峡、鬼怒川温泉です。ここから23号を西へ向かえば景勝地瀬戸合峡、そして川俣ダム〜川俣湖、川俣温泉です。ここには有名な間欠泉があります。県道23号線はここで終わり、奥鬼怒スーパー林道を鬼怒川沿いに西へ向かえば、奥鬼怒温泉郷です。秘湯ですね。手白澤温泉、八丁の湯、加仁湯、日光澤温泉の秘湯4湯です。この先はもう登山道、山を越えれば鬼怒沼湿原から尾瀬沼、日本百名山;燧岳、栃木、群馬、福島県の境で、桧枝岐温泉から奥只見湖です。川俣温泉間欠泉から山王林道を南へ向かえば西沢金山跡〜涸沼〜戦場ヶ原、県道120号線に出ます。話を戻して、栗山の県道249号線終了地点から県道169号栗山日光線を南へ向かえば、ジェットコースターカーブを経て、大笹牧場に着きます。ここで左へ行けば県道245号栗山今市線、右はそのまま県道169号栗山日光線、霧降高原、キスゲ平園地、霧降の滝を経て、東照宮や神橋のある日光です。西へ向かえば、いろは坂〜華厳の滝、中禅寺湖〜竜頭の滝〜戦場ヶ原〜金精峠を経て群馬県片品村へと道は続きます。

■ 川治ダム
 5ヶ月前にも那須温泉、湯西川温泉に泊まり、その後「あしかがフラワーパーク」に寄って帰る二泊三日のドライブを紹介しました。579『春の栃木旅』(2024年4月15日)をご覧ください。国交省関東地方整備局鬼怒川ダム統合管理事務所の「五十里(イカリ)ダム管理支所」を見学しました。五十里ダム、川俣ダム、川治ダム、湯西川ダムの4ヶ所を管理しています。五十里ダムと湯西川ダムは男鹿川、川俣ダムと川治ダムは鬼怒川に作られたダムです。
 鬼怒川4ダムの一つ、川治ダムは、1970年に着工し1983年に完成した、弓なりの形をしたアーチ式コンクリートダムです。この人造湖は八汐湖と呼ばれます。ダムというのは建設にものすごく時間がかかりますが、コンクリートダムは特にコンクリートを養生しながら強度を高めるので時間をかけなければいけない側面を持っています。一時期ダムは自然破壊だと反対する意見を言う人も居て、民主党政権時代に前原大臣が草津温泉へ行く途中の八ッ場(ヤンバ)ダムの建設を差し止めたことがありました。確かに壮大な自然破壊ではあります。しかし同時に防災や発電に大事な設備でもあり、ダムが出来ることでまた新たな生態系が出来る側面もあります。大自然の前に人間が出来ることは微々たるものです。大都会にタワマンをバンバン建てて、そのエネルギーのために発電所を田舎にたくさん作らなければならない、しかも火力はもうダメですから再生可能エネルギーにシフトしなければならない、太陽光や風力発電設備を作るために自然がドンドン破壊される、タワマンはやがて廃墟になり、それを壊すために住民の同意が必要、将来に向けて廃墟候補をせっせと建設しているようなものです。ダムとタワマンと、いったいどちらが「建設的」なのでしょう?

川治ダムの高さは140m、アーチ式コンクリートダムでは日本で4番目の高さです
奥に見える白い建物は川治ダム管理支所です


川治ダム資料館 2階、3階と様々な展示があります


川治ダム管理支所側から見たダムの威容、実に立派なダムです


川治ダム展望台案内パンフレットより
 川治ダムを下流から眺めることができる展望台には藤棚とベンチがあり休憩することも出来ます。階段の段数は187段、展望台までの所要時間は約5分で、行きより帰りの方が昇りなので時間がかかります。

■ 龍王峡
 川治温泉を過ぎ、更に進むと「龍王峡」に差し掛かりました。今から2,200万年も前、海底火山の活動によって噴出した火山岩が鬼怒川の流れによって侵食され、まるで龍がのたうつ姿を思わせるような迫力のある大景観は、山間のいで湯、川治温泉と鬼怒川温泉の間、約3キロに渡り続いています。ことに「むささび橋」からの眺めは、この渓谷でのハイライトです。

むささび橋


「むささび橋」から上流を見る


「むささび橋」から下流を見る・・・左が虹見の滝


五龍王神社のすぐわきにある虹見の滝が轟音を上げて流れ落ちる様は迫力あり

■ 鬼怒川温泉楯岩大吊り橋
 龍王峡から鬼怒川温泉は直ぐです。鬼怒川を挟んで両側に道があり、東武鬼怒川線は鬼怒川の東側を走ります。国道121号を東武鬼怒川線と並行して走り、新藤原駅を過ぎると緩やかに右カーブして、川沿いに「若竹の庄」というホテルがあります。鬼怒川公園駅の手前で国道121号を道なりに右カーブします。ここで鬼怒川の「鬼怒岩橋」を渡り、突き当りT字路を左折、今度は鬼怒川の西側を走ります。ここから鬼怒川の両側に大ホテルが次々と建ち並びます。なお「鬼怒岩橋」のチョット南に「滝見橋」があり、この近辺は下記鬼怒川温泉の廃墟群で触れる地域です。「鬼怒川温泉あさや」とか「鬼怒川温泉ホテル」、「きぬ川国際ホテル」、「鬼怒川プラザホテル」、「鬼怒川温泉ものぐさの宿 花千郷」、川の両側に対峙して「大江戸温泉物語ホテル鬼怒川御苑」と「大江戸温泉物語Premium鬼怒川観光ホテル」があります。さらに星野リゾートの「界 鬼怒川」、「伊東園ホテルニューさくら」、「鬼怒川温泉静寂とまごころの宿七重八重」、「鬼怒川温泉ゆらら丸京」、「日光鬼怒川ホテル三日月」、そして右に「遊水紀行ホテル大滝」があった先にJCT(ジャンクション)があります。今市方面と鬼怒川温泉駅方面の分岐で、鬼怒川温泉駅方面に行けば鬼怒川に架かる立岩橋の右手前に「ホテルニューおおるり」、左側に「鬼怒川パークホテルズ」があります。渡った先は鬼怒川温泉の中心街です。目当ては「楯岩大吊橋」です。

「鬼怒川ロイヤルホテル」と「ホテルサンシャイン鬼怒川」の間に「楯岩公園」があります
「鬼怒川ロイヤルホテル」のプールでは子どもたちが大はしゃぎでした
「楯岩公園」にはトイレと無料駐車場があり、ここに車を置いて、楯岩大吊橋を渡りましょう


結構揺れますよ・・・橋の上から見た鬼怒川の展望は、龍王峡と似た絶景です
向こう側右手には楯岩展望台があり、鬼怒川随一の絶景スポットです


楯岩大吊橋を渡った先から振り返って鬼怒川温泉の中心街方面を望みます
左手は「鬼怒川ロイヤルホテル」、右手は「ホテルサンシャイン鬼怒川」、どちらも大きいですね
 「ホテルサンシャイン鬼怒川」の道路向いには「まちの駅遊ing PLAZA」という施設があって、「KINU TERRACE」では地元野菜や産品の販売、「日光ぷりん亭鬼怒川店」、「COMETハンバーガー」、カフェの「LUNE BLEUE」が入っていました。さらに鬼怒川に沿って南下すれば、東武ワールドスクウェア駅近辺まで大きなホテルが数軒建っています。

■ 鬼怒川温泉の廃墟群
 さて川治温泉から国道121号を南下し、鬼怒川公園駅の手前で道なりに右カーブして鬼怒川の「鬼怒岩橋」を渡り、突き当りT字路を左折して鬼怒川の西側を走ったわけですが、実は行きは鬼怒川の東側を走りました。すると「くろがね橋」のたもとに「鬼怒川観光ホテル東館」という大きく立派な建物があり、割れて半分しか残っていない看板、割れた窓ガラスをガムテープで補強している箇所がチラホラ。さらに進んだ「きぬ川館本館」はかっぱ風呂として親しまれ、かっぱの絵や人形が残っていますが、寂れ具合が不気味です。その先「元湯星のや」は、80年続いた老舗旅館の看板は綺麗に残っていますが、建物の錆や黒ずみが目立っています。「滝見橋」までの間に廃墟群が建ち並んでいます。バブル期には年間約341万人の観光客が訪れた鬼怒川温泉、その後の社員旅行や老人会旅行の消滅、レジャー形態の変化からお客様が減りました。経営者が夜逃げしたり、破産して解体する巨額な資金のあてが無い、自治体も市民の税負担で解体するわけにも行かず、なかなか手がつけられない状況です。こうした温泉ホテルの廃墟施設は全国の温泉地に多数ありますが、鬼怒川温泉は大きな温泉ホテルが今も40軒ほど営業している大温泉地だけに、廃墟の象徴のように採り上げられることが多いようです。

廃墟ホテル

■ 福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」が外資に売却
 米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループが出資する法人が2024年9月9日、スパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産(福島県いわき市)の全株を対象に株式公開買い付け(TOB)を行うと発表、常磐興産は同日、このTOBに賛同の意見を表明しました。かつての常磐炭鉱を引き継いだ常磐興産は同グループの完全子会社として引き続きハワイアンズを運営し、同グループが持つ潤沢な資金力やホテル・レジャー施設運営のノウハウを生かして企業価値の向上を図りたい考えとのこと。ハワイアンズの昨年度の利用客は日帰り93万人(前期比24.4%増)、宿泊37万7千人(同20.8%増)で、コロナ禍前の2019年度の7〜8割まで回復しているそうですが、日本全国にインバウンドが溢れる中、その恩恵にあずかってないことも要因にあるのかな?という気がします。いずれにせよ施設が老朽化した「昭和の施設」は、こうした形で生き残りを図るしかない気がしますね。

■ 兵庫県斎藤元彦知事
 凄い人ですね。こういう人を「鉄面皮」というのか、「厚顔無恥」というべきか...兵庫県の百条委員会で、「県、知事としての対応に問題はなかった。道義的責任というのが何か分からない」と話したのです。9月6日先立って証言した斎藤元彦知事の最側近だった片山安孝元副知事は、告発文書を手にした知事から「徹底的に調べてくれ」と言われたので、“犯人さがし”に着手、その口からは“単独犯”や“複数犯”という言葉も出ました。公益通報者保護法で保護される対象は“不正の目的がなく通報したもの”とされているため、“不正な目的だと思った→保護する対象ではない→犯人さがしに乗り出した”という事のようです。法の趣旨を全く理解していない対応です。亡くなった元県民局長へ最初に事情聴取を行ったのは片山元副知事(と職員)で、人事権をちらつかせるような発言もあったということです。更に他の県職員への人事にも影響するぞと脅したそうで、片山元副知事は「反省している」と述べましたが、結果的に人命につながる調査をしたことは、知事のみならず、県の対応としても大きな問題があったことは明らかです。「道義的責任とは何か分からない」という人がトップの組織で働く部下は可哀そうと言うしかありません。ただ、県議86人全員が知事辞めろと言っているのに辞めない知事をどうやって引きずり下ろすのか、リコールにも手間がかかり過ぎて非現実的、県職員がストライキをしても、自分は県民に選ばれた知事だ、と言うでしょう。さあ、どうする?

■ 中国EV市場のレッドオーシャン化
 中国政府は国内EVメーカーに補助金ジャブジャブ政策を打ち出し、400社を超えるメーカーが出現して泥沼競争を展開しています。競争が激化してレッドオーシャン化しているのです。その中でBYDが最も勝ち組みたいですが、何しろ本来原価がエンジン車よりずっと高いはずなのに補助金のせいで安い、米国のテスラも値引きせざるを得ず苦戦しています。補助金が無くなった途端、倒産メーカーが続出するだろうと言われています。日本メーカーも三菱自動車が撤退を決め、トヨタ、日産、ホンダも工場閉鎖や人員削減せざるを得ない状況です。欧州メーカーも中国市場が世界最大だけに、撤退するわけにも行かず苦戦しています。フォルクスワーゲンは初のドイツ国内工場閉鎖を発表し、大騒ぎになっています。米国は中国製EVに100%の制裁関税を課すとしていますが、そもそも米国市場で中国製EVはほとんど売れていないので、明らかな政治的動きです。EUも補助金で低価格化した中国製EVに高関税をかける動きです。東南アジアでは日本メーカーが安い中国製EVに押されて撤退する動きが加速しています。日本ではEVとPHV(プラグインハイブリッド)を併せてもまだ4%にも届きません。アメリカではEVの売れ行きが鈍り、ハイブリッドが見直されています。スウェーデンのボルボも全EV化の方針を撤回しました。トヨタもEV生産を当初の2026年150万台から100万台へと3割縮小することを発表、EVの販売は世界的に減速傾向にあり、実際の需要に合わせた形です。世界の自動車メーカー各社もトヨタ同様、戦略の見直しを余儀なくされています。そんな中、中国BYDは大幅値下げで中国市場で圧倒的強さですが、海外にどんどん工場を建設しており、まずはシェアでホンダを追い越すのではと言われています。しかもEVよりPHVに力を入れており、これはなかなかスゴイ戦略です。

BYDのatto3

■ 日経平均株価下落/ドル安円高へ
 2024年9月9日の日経平均株価は36,215円で引け、ニューヨーク市場でダウ平均株価が400ドル以上下落した流れを受け、一時35千円台に急落するも戻す流れでした。7月11日に42,224円の史上最高値を付けてから2ヶ月で6千円の下落、この下げは米景気不安、米ハイテク株安、ドル安・円高が主因です。8月、9月と二段急落してますが、日本の株価なのにその上げ下げの要因が米国次第というのも変な話です。ニューヨークダウ平均株価は8月27日に41,250ドルの史上最高値を付け、9月6日は40,345ドルで引けました。日経平均株価の下落幅に比べて随分小さいですね。つまり、日本株には投機筋が入っているということです。それも外国からです。日経平均は長期上昇トレンドを上抜け中ですから、過度な悲観は不要、個別の日本企業の業績に着目していればよいわけですが、余りにも外国に比べて日本株が安過ぎたので、投機の対象になったのです。上げ下げが激しいことこそチャンスと見る投機筋に狙われているのです。日経平均株価は、ニューヨークダウ平均株価の上下動に連れて、増幅された上下動で推移するでしょう。
 ただ為替のドル円は下の5年チャートを見て明らかな通り、移動平均が短期、中期、長期すべてにおいて鎌首を下げていますから、明確に米ドル下落トレンドに入りました。FRBが金利を下げると明言しており、日米金利差が縮小する見通しなので当然です。9月7日は142.33円/ドルでしたが、当面は130円台後半を目指すでしょう。





日本経済新聞より転載

米ドル/円の推移

楽天証券のチャートより転載
(2024年9月11日)


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