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 処暑(8月23日)が過ぎて、洗い物をしていると水道水がお湯のように感じられます。ということは気温が下がったのにまだ水温が下がっていないからで、季節の変わり目に感じるひとつの指標です。さすがに暑さも収まるかと思いましたが、南関東では9月にかけて気温の高い日が続くとの天気予報、それなら今のうちに最後の避暑ということで、何処へ行こうか?四万、草津、万座も良いけれど、山梨や箱根もある、色々考えて結局また「緑」を求めて那須旅へと出掛けました。8月28日は朝から雨、南鳥島近海に熱帯低気圧があり、台風11号になりました。小笠原近海を北西へ進むようです。台風はあまり発達しない見込みで、31日(水)には西日本付近で熱帯低気圧に変わる予想ですが、この影響で9月初めにかけて雨の日が続くようです。油断できませんね。

■ またウェルネスの森那須へ
 また那須旅にした理由は、488『温泉三昧』(2022年7月18日)で紹介したように、四つ星ホテル;ウェルネスの森 那須(共立リゾート)のレストラン「ラ フレノア」の食事が忘れられなかったからです。前回は7月の連泊でしたが、今回も連泊、キッチリデータベースに登録されているらしく、上得意待遇でした。レストランでは朝食、夕食共に窓際の最上席が用意されていました。

 今回は前回宿泊したヨーロピアンツインよりも格上のモデレートツインの部屋にしました。広さ43平米で、マッサージチェア付きでした。相変わらず良く手入れされたゴルフ場の芝生が綺麗でした。緑の風景は眼を休ませます。

■ 道の駅「湯の香しおばら」で
 いつものことですが、自動車旅の途中では「道の駅」に寄ります。栃木では「湯の香しおばら」別名「アグリパル塩原」に必ず寄ります。ここの名物は大根ですね。隣には花のハウスや、冬季にはイチゴハウスもあります。一面に赤い花が咲いています、何だろうと思って近付いて見たらリーガースベコニアでした。色々な花や木を売っています。あら、きれいな花がある、と写真を撮ってしまいました。


トウワタ(唐綿)…キョウチクトウ科・南米原産

カライトソウ(唐糸草)…バラ科ワレモコウ属の多年草
名前からすると中国原産?いいえ日本の固有種です

■ 道の駅「明治の森・黒磯」で
 ところで今回は道の駅「明治の森・黒磯」に初めて寄りました。ハンナガーデンのひまわりが見たかったからです。敷地面積7.5haの広大な林の奥には、明治時代に建てられた青木周蔵子爵の那須別邸が鎮座し、青木邸の前方には、四季折々の花が咲き誇る「ハンナガーデン」がありました。直売所ファームマーケットは、新鮮な野菜や地卵、高原牛乳、特産品など豊富に取り揃えてあり、野菜や花がとても安くて豊富でお勧めの施設です。ファームレストラン&アイス工房「青木の森・カフェ」やパン工房には入りませんでした。



これはイタリア映画「ヒマワリ」のマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン、ウクライナで撮影されました
こんな光景を期待していたのですが・・・

何故かヒマワリが皆うなだれています。太陽光のせいではなく、花が終わったみたいですね
 そう言えば、ファームマーケット前の看板には、「9月になったらヒマワリを刈り取るので、種が欲しい方は8月中にどうぞ」と書いてありました。種をご自由にお取りくださいということでしょうか。ところで余談ですが、今年は各地でヒマワリが枯れる被害が続発しているそうです。犯人は、チョウバエみたいなヒラヒラ薄っぺらいアワダチソウグンバイムシという虫が葉について、汁を吸うのだそうです。体長3ミリほどのカメムシの仲間で、軍配の形をした北米原産の虫で、「セイタカアワダチソウ」という植物の汁を吸うことから名付けられました。他にも「アレチノギク」や「ヒマワリ」などのキク科植物や、ナスやサツマイモ、ゴボウなどにつくことも知られています。日本では最近になって大発生しているそうです。

これは「ふじみ野こどもエコクラブ」の畑のヒマワリ、こちらは元気ですよ


青木周蔵・那須別邸 豪華な建物です


整備された林はマイナスイオンに包まれて・・・


明治の森・黒磯の説明看板の前に、サルビアの赤い花と、アジサイに似た白い花


これはパンパスグラスですね 大きくなると二階建ての家ぐらい背が高く伸びます

パンパスグラスは別名「シロガネヨシ」 東入間警察署近くにかつてあったのですが、家が建って消失、残念...

夕日に映えるふじみ野市東入間警察署近くにかつてあったパンパスグラス

日光杉街道みたいな光景も...

■ 道の駅「しもつけ」で
 帰りは下野市にある「道の駅・しもつけ」に寄りました。ここはよく行きますが、水曜日にお店が休みになるので、帰りに寄るのです。ただ休みでも駐車場には車がいっぱい、トイレ休憩や、遊び場もあるためです。スターバックスは休まないのかな?


大きなダルマがシンボルです


遊具が最近設置されました 階段を上って、長い滑り台で子どもが遊んでいます


ミスト冷房していました


ピンクドラゴンとゴールデンドラゴンの花が咲いています

■ 道の駅「思川」で
 小山市の「道の駅・思川」は国道4号線から7kmほど西に離れた50号線沿いにあるのでこれまで寄ったことが無かったのですが、今回は行って見ました。広い駐車場が有ります。小山市の農畜産物、商工芸品等を販売する「小山物語館」には「直売・物産・加工施設」とお食事処「レストラン 小山食堂さくら」がありました。黒毛和牛の中でも最高級クラスのおやま特産「おやま和牛」や、臭みなく柔らかい小山ブランド豚「おとん」などを使った料理が味わえます。他にも食処や、屋台販売、青々した広い芝生がある「ワイワイ広場」もありました。

■ 半田牧場
 那須と言えば牧場が拡がっていて、あの独特なにおいが漂います。我がふるさと、岩手県雫石町には三菱資本の日本一の民間牧場「小岩井農場」があるので、こうした光景には懐かしさを覚えます。車で走っていたら、那須塩原市関谷の辺りで道路沿いにずらりとサルスベリが植えられ、飼料用トウモロコシ畑が広がっていたので車を停めました。「半田牧場」という看板が有ります。近くには「あかつきの湯」というプールもある天然温泉施設もあります。乳牛ホルスタインのデッカイ牛が、ジーっとコチラを見ています。「何者じゃ、ワレ?」とでもいうような眼でジーっと・・・


牛に見られてしまいました 乳牛ホルスタインは黒と白のブチが特徴です


飼料用トウモロコシは背が高いですね

■ 我が家の緑
 我が家の周りはぐるっと緑に覆われています。緑のトンネルの中は涼しくて良いのですが、蚊がいるので蚊取り線香を焚きます。この緑は、ゴーヤ、フウセンカズラ、朝顔、朝鮮カボチャ、葡萄「巨峰」、キウイフルーツ(雌雄両株)や青紫蘇、キクイモ、モミジ、ナンテン、チロリアンランプなどで形成されています。


コチラは薔薇と八朔のトンネルです

下にはダリアやサルビア、アジサイ、ツルニチニチソウなど


北西側には緑の壁

カニクサと朝顔が窓を覆います


蜜柑の青い実が大きくなってきました

八朔の実はもっとデカいです

菊の鉢の根元からニョキニョキ黄色いキノコが生えてきました


何故か今頃、アマリリスが咲きました その向こうはケイトウです

 本来5月に咲くはずのアマリリスが咲きました。ヒガンバナ科で、花径10〜20cmもある鮮やかな色の花を、すっと立ち上がる太い茎に咲かせます。1株でもインパクトがあり、鉢植えや花壇、あるいは切り花として利用されています。球根が多く出回るのは2月から3月で、鉢植えで育てれば1か月半〜2か月後に花が咲きます。咲き忘れていて、あわてて咲いたのでしょうか。

■ 夏の甲子園;大阪桐蔭がまさかの準々決勝敗退
 第104回全国高校野球選手権大会は、大本命の大阪桐蔭がまさかの準々決勝敗退でした。大阪桐蔭4−5下関国際…初回2点先制した大阪桐蔭は、例によって血も涙もない攻撃で下関国際を粉砕するだろうと思って見ていたら、アレ?アレ?思うように行きません。下関国際は2番松本竜之介が大活躍、2打席連続タイムリーを放ち同点とします。大阪桐蔭は1点リードで迎えた7回、無死1、2塁のチャンスでランナースタート、送りバントがピッチャーへの小フライになり、1→4→3(実際には1→6→4)の大会9年ぶり/9回目のトリプルプレー、これで勢いづいた下関国際は土壇場9回、4番賀谷が、リリーフの2年生左腕・前田から守備の汚名(5回裏2-2の同点のとき一死2、3塁で高いピッチャー横のフライを構えながら落として大阪桐蔭にリードを許した)を晴らす起死回生の2点逆転タイムリー。6回途中からショートからマウンドに上がった下関国際・仲井が打者をにらみつけて気迫の速球で大阪桐蔭打線を抑え、史上初の3度目春夏連覇を狙った大阪桐蔭を下し、初のベスト4進出を決めました。見ている人のほとんどが「まさか!」と思ったのではないでしょうか。打者一人ひとりを見ると、いかにも打ちそうな強打者ぞろいの大阪桐蔭に対し、下関国際の打者は余り打てそうもない印象ですが、とにかくしぶとい、食らいついてピッチャーを嫌にさせます。別所→前田のリレーにしてもバントエンドラン作戦にしても失敗ではありません。わずかの狂いと言えば血も涙もない攻撃が断ち切られたこと、継投のタイミング、挑戦者の気迫に圧されたという点でしょう。9回は地元にもかかわらず球場全体が手拍子で下関国際を応援する雰囲気となり、さすがの大阪桐蔭の打者たちも気圧された感じで、これが逆転を後押ししたようです。それだけ圧倒的強さの大阪桐蔭がヒールになっていたということですね。
2022年8月18日 阪神甲子園球場 第3試合
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
下関国際(山口) 0 0 1 0 1 1 0 0 2 5
大阪桐蔭(大阪) 2 0 0 0 1 1 0 0 0 4
勝利投手:仲井 慎 本塁打:無し
 このスコアを見てどうですか?大阪桐蔭が先行する、下関国際が追い着くという展開で、大阪桐蔭は9回が始まるまで常にリードしていて、恐らくこのまま試合が終わるだろうという雰囲気でしたが、ここで「甲子園の魔物」が大阪桐蔭を襲いました。下関国際を後押しする観客の大歓声と手拍子が大阪桐蔭に襲い掛かったのです。「勝負に絶対は無い」と言われますが、まさにそれを実感させられた瞬間でした。それもこれも下関国際が絶対的王者などと意識せずに果敢に立ち向かったからです。1回戦では旭川大がはつらつとした攻守で王者;大阪桐蔭に立ち向かいましたが、大阪桐蔭は強打で6-3逆転勝ち。同じ高校生、最初から名前負けせず全力プレーすれば道は開けるということを見せてもらいました。負け投手となった大阪桐蔭左腕・前田は2年生、この口惜しさを糧にして、来年は再び甲子園に戻って来るのではないでしょうか。

■ まさか!?
 野球には「まさか!」という瞬間が度々訪れます。故ノムさんは、いろいろな語録を残しました。「王、長嶋がヒマワリなら、俺は人目につかないところでひっそりと咲く月見草や」とか「マー君、神の子、不思議の子」など...その一つに「人生には三つの『さか』がある。上り坂、下り坂、そして、まさか、だ」が有ります。これは野村さんが作った言葉ではなく、結婚式のスピーチなどで定番ですから皆さまご存知でしょうが、野村克也さんの野球人生には「いつ、どんな想像し得ないことが起こるか分からない」ことが何度かあったそうで、「まさか」が真坂なのか魔の坂になるのか、それはたゆまぬ努力がもたらすものなんだ、と語りました。頑張る姿を見てくれている誰かが必ずどこかにいて、いつか手を差し伸べてくれる、だから、努力していれば「まさか!」ということが起きることがあるんだよということでした。

月見草

マツヨイグサ(待宵草)を月見草だと思っている人も多いそうです

■ 決勝は仙台育英−下関国際
 決勝は仙台育英−下関国際の対戦となりました。決勝戦ともなるとお互い疲れています。高校野球では送りバントでアウトカウントを増やしてでも1点を取る野球が称賛されます。過去の例を見ると以前の決勝戦は息詰まる接戦もありました。しかし近年は大差となることが多くなっています。今春のセンバツは大阪桐蔭18−1近江(滋賀)でした。昨年の夏の甲子園は智弁和歌山9-2智弁学園(奈良)でした。一昨年は中止、2019年は履正社(大阪)5-3星稜(石川)でこれは接戦でしたが、2018年は大阪桐蔭13-2金足農(秋田)、2017年は花咲徳栄(埼玉)14-4広陵(広島)、2016年は作新学院(栃木)7−1北海(南北海道)、2015年は東海大相模(神奈川)10-6仙台育英(宮城)でした。つまり決勝戦まで勝ち抜くには送りバントで1点取る積み重ねの野球より、長打で相手を粉砕する攻撃力を持ったチームのほうが勝ち抜けるということです。こういう視点から仙台育英−下関国際の決勝戦を見るのが楽しみでした。

■ 決勝は仙台育英−下関国際
 結果は予想通りとなりました。仙台育英は休養十分の左腕・斎藤蓉(背番号10)先発、一方の下関国際は左腕・古賀康誠(背番号1)が先発して右腕・仲井慎にリレーする定番の形、立ち上がりから両左腕とも好調でスコアボードにゼロが並ぶ展開となりました。打順ひと回りした4回から、それまで慎重に見えた仙台育英打線が見違えるような積極的打撃に転換、ディレードスチールなど相手の意表を突く機動力も絡めて得点します。しかし下関国際も1番赤瀬健心が先頭打者の6回に三塁打、1点はしょうがないという仙台育英の守りは3点リードがあったから、3−1で終盤7回に入りますが仙台育英・斎藤蓉は投げ続けます。なにしろキレのあるピッチングなので、下手に代えたら良い流れを相手にやってしまいそうという投球でしたから続投は当然と思いました。そして7回裏ビッグイニングを作った仙台育英、岩崎選手(背番号14)のグランドスラムはこの大会でキーマンとなってきた選手の思い切りの良いスイングが浜風に乗ってスタンドに届いたものでした。他の球場ならレフトフライだったかもしれません。これで8回から仙台育英は満を持してエース古川翼(背番号1)を投入するだろうと思ったら、なんと須江監督は準決勝先発の右腕・高橋煌稀(背番号11)をマウンドへ送り出しました。準決勝で立ち上がりピンチを1点で凌いで、打撃で逆転打を放った気力とツキを買ったのか?野球はメンタルスポーツなので、監督の采配が選手の心に火を点けて勝敗につながります。この大会で素晴らしいピッチングを見せている古川翼なら心配ないでしょうが、あえて高橋煌稀を送ったのは、今後のエースと期待される2年生に来年につなぐ思いがあったのか、あるいは右腕に代えることで下関国際打線の目先を狂わせたのか、最終回のピンチも結局抑えてしまいました。
2022年8月22日14時1分開始 阪神甲子園球場 観衆:3万1200人
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
下関国際(山口) 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
仙台育英(宮城) 0 0 0 1 2 0 5 0 × 8
勝利投手:斎藤 蓉 本塁打:岩崎生弥(仙台育英・満塁本塁打)

■ 仙台育英優勝の要因
 予想通りの結果という意味は、仙台育英の豪華5投手の継投策がはまったこと、何せエース古川翼を出さずに勝ったのです。そして長打で相手を粉砕する攻撃力を持ったチームのほうが勝ち抜けると言う点で、下関国際も1番赤瀬健心の三塁打が1点につながりましたが、仙台育英は伏兵岩崎生弥のグランドスラムでトドメを刺した感じでした。両チームとも「長打を打つチームではない」と謙遜しますが、長打は積極的打撃の延長線上にあるもので、狙って打てるものではありません。このところ投手力が上がり、速球をビュンビュン投げる投手が続出する一方、打撃でも本塁打をバンバン打つような選手も出て来ました。これからはつなぐ野球、特に複数の好投手を揃えないと甲子園では勝ち抜けないということをハッキリと示したチームが優勝したということです。その意味では大本命・大阪桐蔭が優勝するだろうという見方は順当でしたが、残念ながら「甲子園の魔物」に飲み込まれてしまいました。

■ 優勝旗、悲願の白河越え
 東北人にとっては長年の夢だった優勝旗の白河の関越え、宮城県の新聞『河北新報』の語源・・・白河以北一山百文への反発が、やっと実った瞬間でした。仙台育英、おめでとう!
 仙台育英の須江監督の優勝インタビューが印象的でしたね。「今年の3年生は入学した時から、新型コロナウイルスの感染に翻弄されてきました。それを乗り越えての優勝。3年生にどんな言葉をかけたいですか」という問いかけに対して、「入学どころか、たぶんおそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。青春って、すごく密なので。でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんなときでも、あきらめないで暗い中でも走っていけたので。本当に、すべての高校生の努力のたまものが、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」・・・この言葉には全国の高校野球ファンから「感動した」という言葉が沸き起こりました。

■ 演歌歌手の新川二朗さん、落語家三遊亭金翁さん死去
 大ヒット曲「東京の灯よいつまでも」で知られる演歌歌手の新川二朗さんが2022年8月21日死去されたそうです 82歳でした
 2004〜2017年に日本演芸家連合の会長を務めた落語家で 長く四代目三遊亭金馬として活躍した三遊亭金翁さんが2022年8月27日死去されました 93歳でした 三遊亭小金馬時代 NHKのバラエティー番組「お笑い三人組」に 物まねの三代目江戸家猫八さん 講談師の一龍斎貞鳳さん(いずれも故人)らと出演し 人気者になりました
(2022年8月28日)


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