335  立秋
 2019年8月8日は立秋でした。立秋の頃は実は一番暑い頃です。実際連日35℃を越える暑さ、エアコン無しでは居られません。そんな中、ふじみ野こどもエコクラブの畑作業から帰って、両手が攣りました。脱水症状でしょう。本気で草取りやるといつも全身汗びっしょり、ズボンまでずぶ濡れ、シャツは土で汚れます。500mlのペットボトル3本飲んでもトイレに行きたくならないわけですから、いかに汗かくか...ということです。今の時期は黙っているだけでも汗が出てきますから、畑のあとはシャワーが欠かせません。

■ 毎日2分、1ヶ月で1時間、日が短くなっています
 我が家の2019年8月11日(日)の日の出は4時56分、日の入りは18時38分です。日の出は毎日およそ1分遅くなり、日の入りは毎日およそ1分早くなります。つまり、毎日2分ずつ日が短くなっているわけですから、およそ1ヶ月で1時間日が短くなるわけです。そうやってどんどん秋になっていくわけです。立秋の8日は上弦の月、満月は旧盆の15日です。

■ 夏の甲子園に出れなかった投手たち
 第101回高校野球選手権大会の渦中です。今大会は1日4試合が行われる準々決勝の翌日の他、準決勝の翌日にも休養日が設けられます。昨年の金足農の吉田輝星は連投、連投で可哀そうでした。準々決勝の翌日は休養日だったので、準決勝はまだなんとか投げられましたが、休み無しでの決勝戦、大阪桐蔭を抑え込む力はもう吉田輝星には残っていませんでした。今年準決勝の翌日にも休養日が設けられたのはこの反省からでしょう。もし1日休んだ決勝戦だったとしても、疲労蓄積の吉田輝星が大阪桐蔭打線を抑えられたかは分かりませんが、少しでも良い状態で投げる吉田輝星を見たかったですね。
 選抜優勝の東邦がエースの石川投手が投げたのに愛知県大会2回戦で3-10で8回コールド負けで姿を消すとか、高校BIG4と呼ばれる投手の内、甲子園に出てこられたのは星稜の奥川投手だけと言う、波乱の県大会でもありました。中でも圧倒的に注目された大船渡の佐々木朗希投手は、花巻東との決勝戦に出場しないまま敗れましたが、この起用法を巡って大論戦が巻き起こりました。もし岩手県大会決勝の前に1日休養日が設けられたならば、佐々木朗希投手は投げたのではないでしょうか。大船渡から盛岡は遠いので、1泊の費用が追加されますが、皆でカンパしてでも佐々木朗希の投げる姿を見たかったですね。高野連も来年の反省としてもらいたいと思います。
 岩手の試合を動画でも実況中継で見られる時代になり、有難いことですが、佐々木朗希が投げるのでは?という試合はBSでもリアル視聴できるほど、全国的に話題となりました。そして見て見ると、なるほどスゴイ!ストレートは、軽く投げてるように見えて150km台がバンバン出ます。高校野球では、130km台なら速球投手と言われますから、140km台は滅多に居ない超速球投手です。もし佐々木朗希が本気で投げたら160km台が出るだろうな、というのはそのピッチングから想像出来ました。速球投手はコントロールが悪いのは良く有りますが、この投手はこの点でもスゴイ!余りにも速いのでバッターは振りかぶった時点で打撃に入るので、なかなかバットに当たりません。しかもフォークもキレがあって、1バウンドするような球でも打者は振ってしまいます。

大船渡の佐々木朗希投手
 残る二人は創志学園の西投手と横浜の及川(オヨカワ)投手です。甲子園で見れなかったのは残念です。

■ 第101回高校野球選手権大会1回戦終了
 開幕緒戦は愛知県代表の誉高校と青森県代表八戸学院光星の対戦でした。愛知県と言えば全国有数のハイレベル地区で、甲子園優勝回数全国一の中京大中京(夏7回、春4回、計11回)や東邦、愛工大名電、享栄など名門校が揃っています。東邦は2回戦で星城に敗れたのですが、誉はその星城を準々決勝で7-4で破り、準決勝で中京大中京を5-4で破り、決勝で桜丘を8-1と破って初の甲子園出場でした。しかし甲子園は甘くありません。やはり初出場の誉は甲子園の雰囲気に呑まれ、百戦錬磨の八戸学院光星に9-0と完敗でした。
 選抜で初戦敗退した履正社(大阪)は、大阪大会で圧倒的な力を発揮しました。最速148kmの右腕鈴木寛を擁する霞ケ浦(茨城)との初戦で、全国でも高いレベルの長打力を発揮し、11-6で霞ヶ浦(茨城)を下しました。大会屈指の右腕奥川を擁する4季連続の星稜(石川)は旭川大高との投手戦、互いに9Kを奪いながら1-0で勝った星稜はやはり強い!5季連続出場の智弁和歌山は8-1で米子東(鳥取)に圧勝、前橋育英(群馬)有利かと思ったら国学院久我山(西東京)が7-5で甲子園初勝利、2年連続出場の花巻東(岩手)は昨夏の甲子園終了後から始めた「脱丸刈り」で今大会に臨みましたが、4-10で鳴門(徳島)に完敗、1回戦屈指の好カードと言われた選抜準優勝の習志野(千葉)と沖縄尚学は前評判通りの大接戦、延長戦の末、途中リリーフのエース飯塚の力投で5-4勝利、選抜で春日部共栄に圧勝した高松商(香川)は鶴岡東(山形)に4-6敗北、やはり夏は春とは違います。強力打線の関東一(東東京)は粘りの日本文理(新潟)を強打で下し、1回戦最後の試合、強打自慢の山梨学院は優勢に試合を進めながら、延長12回裏熊本工のサヨナラホームランに屈しました。

■ 有力チーム…朝日新聞社の予想
 大会主催の朝日新聞社の予想・・・5季連続出場の智弁和歌山は総合力が高い。1年夏から甲子園の土を踏む黒川、西川らで組む強力打線は健在。8強だった選抜から伸びたのは投手力、150km近い直球を持つ池田、小林の両右腕に安定感が出てきた。それだけに、19年ぶりとなる夏の頂点に向けてカギを握るのは捕手東妻(あづま)。同じポジション出身の中谷監督に鍛えられてきたリードの出来にかかる。同じゾーンに入る星稜(石川)も4季連続と経験豊富だ。大会屈指の右腕奥川を筆頭に投手力はトップクラス。打線に劣勢をはね返すような粘りが出てくれば、総合力で智弁和歌山に匹敵する。得点力が際立つ優勝候補の東海大相模(神奈川)は、昨夏8強の立役者となった林―有馬の好バッテリーが残る難敵・近江(滋賀)と対戦する。2年前に全国を制した強打の花咲徳栄(埼玉)も完成度の高い右腕中森を擁する選抜4強の明石商(兵庫)と対戦、いずれも大会の行方を左右する一戦になる。履正社(大阪)は真価が問われる。選抜準優勝の習志野(千葉)は、打線が確実性を増し、再び躍進を狙う。強打自慢の山梨学院智弁学園(奈良)は、勢いに乗れば面白い。守備が堅い前橋育英(群馬)、ともに投手力が高い仙台育英(宮城)、花巻東(岩手)などの実力校がそろうゾーンは難しい。どこが抜け出してくるか。筑陽学園(福岡)の投打のバランスの良さも見逃せない。15年ぶりに甲子園に戻ってきた古豪・広島商も楽しみな存在だ。

■ 有力チーム…毎日新聞社の予想
 大会後援の毎日新聞社の予想・・・優勝争いは東海大相模(神奈川)、花咲徳栄(埼玉)、智弁和歌山星稜(石川)が軸になりそう。東海大相模は強打と機動力が持ち味で、神奈川大会7試合で83得点と破壊力がある。投手陣は大黒柱不在ながら右腕・紫藤や左腕・野口ら駒がそろう。前回8強の近江(滋賀)との初戦で、チェンジアップを駆使する大会屈指の左腕・林を攻略できれば、4年ぶりの優勝へ向けて勢いに乗れそうだ。前々回優勝の花咲徳栄は今春センバツ4強の明石商(兵庫)との初戦が鍵。投手力は例年より落ちるだけに、今大会代表校中最高のチーム打率4割3分2厘の強力打線が明石商の最速149キロ右腕・中森を打ち崩したい。智弁和歌山は勝負強い黒川、東妻らを中心とした強力打線が健在。例年、投手力に不安を抱えるが、和歌山大会5試合で1失点と、池田、小林の両右腕の安定感が増した。5季連続出場と甲子園経験も豊富。星稜は今大会ナンバーワン右腕・奥川を擁し、左腕・寺沢、寺西、荻原の両右腕も控えて投手力充実。打線が援護できるか。
 大阪大会7試合で10本塁打の
履正社や青森大会6試合で15本塁打の八戸学院光星、安定感のあるエース右腕・飯塚としぶとい打線を持つ今春センバツ準優勝校・習志野(千葉)なども優勝を狙える。明石商や近江も投打のバランスが良く、初戦で優勝候補を破れば大会の主役に躍り出る可能性がある。

■ 有力チーム…ファン投票の予想
 優勝予想・・・1位:東海大相模(神奈川)、2位:明石商(兵庫)、3位:習志野(千葉)、4位:星稜(石川)、5位:仙台育英(宮城)、6位:近江(滋賀)と筑陽学園(福岡)、8位:履正社(大阪)と高松商(香川)、10位:智弁和歌山(和歌山)・・・花咲徳栄が不在、明石商(兵庫)が勝つと高校野球ファンは予想しているわけです。

■ 1回戦免除2回戦の結果・・・花咲徳栄散る!
 有力と見られていた古豪広島商は、渋野日向子フィーバーに沸く岡山学芸館に5-6惜敗、筑陽学園(福岡)も作新学院(栃木)に打ち負け、東海大相模(神奈川)は近江(滋賀)の守備の乱れもあり、強打で勝利、しかし花咲徳栄は明石商の2年生エース・中森を打ち崩せそうでしたが、思いもよらぬ守備の乱れで自滅しました。大会随一の強力打線をもう少し見たかったのに残念!1回戦免除2回戦は第7日(8月12日)第二試合の海星(長崎)と聖光学院(福島)で終わり、第三試合の智弁学園(奈良)が最後の登場チーム、八戸学院光星との対戦から残る2回戦9試合を勝ち抜いたチームがBEST16となります。上記ファン投票予想と照合すると、明石商(兵庫)は当たり、近江(滋賀)と筑陽学園(福岡)、高松商(香川)が外れ、初戦的中率7割でした。

■ 【追記】
 全チームの初戦が終わり、上記各予想とその結果は下記の通りです
予想 当たり(勝利) 外れ(敗北) 的中率
朝日新聞社 智弁和歌山(和歌山)、星稜(石川)、東海大相模(神奈川)、履正社(大阪)、習志野(千葉)、明石商(兵庫)、仙台育英(宮城) 花咲徳栄(埼玉)、近江(滋賀)、山梨学院(山梨)、智弁学園(奈良)、前橋育英(群馬)、花巻東(岩手)、筑陽学園(福岡)、広島商(広島) .466
毎日新聞社 東海大相模(神奈川)、智弁和歌山(和歌山)、星稜(石川)、履正社(大阪)、八戸学院光星(青森)、習志野(千葉)、明石商(兵庫) 花咲徳栄(埼玉)、近江(滋賀) .777
ファン投票 東海大相模(神奈川)、明石商(兵庫)、習志野(千葉)、星稜(石川)、仙台育英(宮城)、智弁和歌山(和歌山)、履正社(大阪) 近江(滋賀)、筑陽学園(福岡)、高松商(香川) .700
予想3者が揃って勝利的中させたのは東海大相模(神奈川)、明石商(兵庫)、習志野(千葉)、星稜(石川)、智弁和歌山(和歌山)、履正社(大阪)です。この中から優勝が恐らく出るでしょう。2者の仙台育英(宮城)も有力か?面白いのは初戦的中率トップの毎日新聞社が仙台育英(宮城)ではなく八戸学院光星(青森)を挙げていることです。有力校に挙げられた中で東海大相模−近江、花咲徳栄−明石商が初戦で組まれましたから、その時点で的中率100%は有り得ません。また朝日新聞社の的中率が低いのは、15校もリストアップしたためであり、3者とも7校当たりなのです。

■ ビックリ!埼玉県知事選
 埼玉県知事選が公示され、8月25日投票で選挙戦真っ最中です。埼玉県知事選の問題点と言えば上田知事が圧倒的に強く、事実上の「信任投票」が続いて来たことです。投票率20%台が続く選挙は寂し過ぎます。それだけ上田知事に対する県民の信頼が厚かったということで、これは全国的にも珍しいことです。今回は上田知事の引退に伴い、上田知事が推す実質野党統一候補;大野元裕元参院議員(55)と、自公推薦のスポーツライター青島健太氏(61)の事実上の一騎打ちです。驚いたのは行田邦子元参院議員(53)が政権放送も録画しながら公示前日、「選挙戦を戦い抜ける状況にない」とのコメントを発表し、不出馬を表明したことです。事前調査で勝てそうもないとして、陣営が降ろしたのでは?とも言われています。謎です。
行田邦子さん

■ 鎌先温泉にごり湯の宿 湯守 木村屋
 鎌先温泉・にごり湯の宿 湯守 木村屋に宿泊しました。宮城県白石市にある鎌先温泉は、かねてより行ってみたいと思っていました。特にこの宿は、ホームページのトップに「楽天トラベルアワード2013レジャー部門東北エリア銀賞」、「関東・東北じゃらんあのひとと泊まってよかった宿大賞2部門受賞」とあり、ホームページも素敵なので、ここにしました。じゃらんの口コミ総合4.3、風呂4.3、夕食4.3、朝食4.1ですから期待できます。
 鎌先温泉は、歴史を感じさせる古い温泉宿が谷間に並びます。斜面に宿があるので、共同駐車場に車を置きました。予約したじゃらんのページに「宿の手前にある鎌先温泉の共同駐車場をご利用ください。到着次第ご連絡いただけましたらお迎えにまいります。懐かしい風情を愉しみながら、石段を上り2分程で到着します」と書いてあるので、電話したら、「ただいま運転手が不在なので歩いてきて下さい」とのこと、それはないでしょうと思いましたが、蜘蛛の巣だらけの階段歩いてすぐ、受付のお爺さん、「すみません、明日は車でお送りします」...
手前が露天風呂、奥が内風呂

■ 源泉100%掛け流しを言ってはいけません
 木村屋の展望露天風呂のにごり湯は「床が茶褐色になるほど濃厚な温泉を100%掛け流しでお楽しみいただけます」とのことでした。泉質は、「ナトリウム−塩化物・硫酸塩泉(芒硝泉)」で鉄イオンを若干含むため、湯の色はわずかに茶褐色になり、これが古くから「傷は鎌先」と呼ばれる「薬湯」の温泉とのことです。イオン濃度はpH6.9のほぼ中性温泉、泉温は37.7℃と低いので、加温しているそうで、これでは「源泉100%かけ流し」というキャッチは言ってはいけませんね。ぬる過ぎてダメでしょう。床が茶褐色になるほど濃厚な温泉というので高張性かと思ったら、低張性の中性温泉、「にごり湯」と言いながらほとんど濁っていません。何なの、コレ?
 24時間入浴可能ではありますが、風呂の清掃が・・・?夕食はとても美味しいですが、釜めしとすき焼き、コンロ料理が二つなのでガンガン冷房してますが暑いのなんの、満室のお客さんはいずれも汗だくで「お冷」のリクエスト殺到...朝食も美味しい。

明るくなったときの露天風呂、ほとんど濁っていません

■ 鎌先温泉に未来はあるか
 じゃらんの口コミ外れは岩手・金田一温泉以来2軒目でした。共同駐車場から木村屋までは本当に「石段を上り2分程で到着」でした。別段迎えに来てもらう距離ではありません。「歩いてお出でください」として地図を載せてくれれば十分です。おそらく身体の不自由な人への送迎でしょうから、その旨ハッキリと書けば良いのです。「2分程で到着」というのはてっきり送迎車で2分だと思いました。「ただいま運転手が不在なので歩いてきて下さい」ではなく、「ただいま運転手が不在なのでお待ちいただくか、または歩いてもすぐですよ、いかがなさいますか?」と言ってくれれば、「じゃあ歩いて行きます」ということになったはずです。泉質にも感動はありません。お風呂の窓の掃除や露天風呂のヌルヌルの対処、暗い照明、蜘蛛の巣だらけのところが残念、送り出しも老人男性二人だけ、車で送るというのを断って、淋しく宿を後にしました。
 日本の温泉地、温泉場は廃れ行くところが多くなっています。代りにインバウンドの受け入れとか、いろいろ策をめぐらしているようですが、古びた日本の温泉地にはそうした面での努力はあまり感じられません。その割には料金は高いのです。鎌先温泉に未来は...あるのかなぁ?

■ シブコ人気!
 20歳の「スマイルシンデレラ」渋野日向子が、「AIG全英女子オープン」に初出場で優勝、日本人としては男女通じて1977年「全米女子プロ選手権」の樋口久子以来となる42年ぶり2人目のメジャー制覇という快挙、日本中が大フィーバーとなりました。凱旋後直ぐに札幌国際カントリークラブ島松コースで行われた北海道meijiカップ、コース始まって以来のギャラリー、目当てはもちろん渋野日向子です。なお札幌国際カントリークラブ島松コースは、330『道央旅』(2019年7月9日)で紹介した札幌北広島クラッセホテル(北海道北広島市中の沢316−1)のある札幌北広島ゴルフ倶楽部の南方にあります。「じゃらん」のゴルフ場ランキング;北広島地区では札幌北広島ゴルフ倶楽部が1位、札幌国際カントリークラブ島松コースは第9位です。北海道meijiカップ最終日(2019年8月11日・北海道札幌国際CC=6531ヤード、パー72)、渋野日向子は72にとどまり、通算4アンダーの212で優勝には届きませんでした。前日の9位からスタートして、10位以内をめざしていましたが、5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのイーブンでした。国内でのオーバーパーなしは21ラウンド連続となりました。この安定性はさすがです。

■ 怪しい電話
 スマホに0120-957-137という電話番号からの着信が何度もありましたが、知らない電話には出ません。ましてや0120となれば営業電話に決まっています。ネット検索したら、NURO光に加入している人にかかってくるみたいで、スマートホームシステム「マノマ」の契約勧誘だそうです。つまりNURO光の顧客情報が漏れているわけ...ケシカラン!

渋野日向子(シブコ)
(2019年8月11日)


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