九州など西日本は大雨で大変でした。南関東はいかにも梅雨らしい雨続きで、少年野球も延期などで運営サイドは大変です。日照が無く、涼しい日が続いていて、農家などは大丈夫か?我々の畑はカラスの被害で大変です。スイカやトマトが食べられますが、カボチャなどは見向きもしません。憎たらしい! ■ 半夏生
■ 北海道は道央、道北、道東、道南
■ 北海道旅行へ さて324『北海道へ』(2019年5月28日)で、北海道旅行への出発に触れました。クラブツーリズム『さわやか初夏の北海道 旭山動物園・富良野・美瑛 小樽・札幌3日間コース』の旅の概要を紹介しました。添乗員が同行して案内してくれる旅、これは楽で良いですよ。何も考えず着いて行けばよく、宿も食事もすべてお任せです。まあ、一流の旅行会社ですから外れることは無いでしょう。 ■ 【1日目 5月28日(火)】羽田〜新千歳〜小樽〜札幌 上福岡8:09→池袋→浜松町→9:52東京モノレール羽田空港国内線第2旅客ターミナル・・・ANA14番窓口でチケット貰いました。羽田第2旅客ターミナルゲート59から搭乗、11:00発全日空NH61便です。ボーイング777-300、500席以上あるジャンボ機です。座席は53K、中央部は横10席(左窓ABCD通路EFGHIJ通路KLMN右窓)ですが、最後部なので窓側席が左右とも2席だけでした。この辺りにはきれいな女性の客が複数座っています。別便のCA(キャビンアテンダント)でしょう。12:40新千歳空港着予定でしたが10分以上遅れました。空港の温度計は19.5℃です。札幌観光バスで→小樽へ、小樽運河周りを散策しました。レンガ造りの倉庫が並び、中はレストランや駐車場になっています。その後ぐるっと歩いて坂道をのぼり、日銀小樽支店金融資料館を見学、お札に関する様々な展示がありました。1億円を持ち上げてみよう、などというコーナーもありました。更にガラス細工の店などの通りの散策を楽しみました。驚いたのは外国人の多いこと、それも中国人がやたらと多いのです。日本人観光客比率は四分の一ぐらいでしょうか。
■ 【2日目 5月29日(水)】札幌〜旭川 アパホテル&リゾート札幌は真駒内公園の隣地で、豊平川の川沿いで、札幌市街の南側です。8時出発、バスで旭山動物園へ向かいました。なにしろ道北・旭川ですから160kmあります。豊平川に沿って北上し、札幌ICから道央自動車道に入りました。江別〜岩見沢〜三笠〜美唄と北上して、砂川ハイウェイオアシスで休憩しました。途中ところどころ黄色い畑が見えます。まだ菜の花が咲いているの?と思ったら、バスガイドさんが、「あれはキカラシです、畑の肥やしにするために植えているのです」とのこと、北海道だな〜と思いました。
■ 美瑛・四季彩の丘〜青い池 またバスに乗り、美瑛町に向かいました。旭川の旭山動物園から南下する方向です。途中車窓から見える雄大な農地や牧草地、道路の端には一面に蕗の大きな葉っぱが生えています。なるほど丘のまちというだけあってスゴイなぁと思いながら見ていると、バスガイドさんがいろいろ説明してくださいます。「アレに見えるは親子の木です」とか...やがて「セブンスターの木」が見えました。セブンスターの観光たばこのパッケージに採用されたことから、この名がついたそうです。この辺りは「美瑛・パッチワークの路」を360度楽しむことが出来ます。この光景、どこかで見たなと思ったら、そうだ!岩手県岩手郡岩手町、日本で唯一県郡町が同じ町、ここの雄大な丘の農村風景にソックリです。次に「ケンとメリーの木」がありました。ここではバスが停車して車窓から見学です。筆者の最初に購入した車が当時プリンス(現・日産)のケンとメリーのスカイライン2000GTで、この車のCMロケ地として使われたところから命名されたポプラの木で、1本スックと立つ高木はカッコイイですネ。やがて美瑛・四季彩の丘へ到着しました。15ヘクタールの広大な丘風景で有名なところです。霧雨模様で、「寒い!」というのが正確な表現でした。500円出してノロッコバスという、トラクターが2両の車両を引っ張って、高低差のある坂道をグルグル回る乗り物に乗って、丘を巡りましたが、運転手のおじさんが、2019年5月25日(土)、26日(日)の異常な暑さには「たまげた!」と言っていました。真夏でも無い暑さで、それがこの日、29日(水)は15℃ぐらいで、その差はナント!20℃、まるで熱衝撃試験を受けてるみたいですね。これでは身体への疲労蓄積が進みます。爽やかな新緑の北海道を旅したいと思って出かけましたが、連日の関東の暑さと、ニュースで見る北海道の更なる暑さ、ずっと晴れの天気予報を見て軽装で出かけました。ところが28日(火)新千歳空港に降り立ったらヒンヤリ!涼しい・・・と思いました。美瑛・四季彩の丘は、縞模様に色とりどりの花が植えられた花の楽園と言うキャッチフレーズですが、この日は花の苗を植栽している最中で、「やがてきれいになるだろうな」と思わせる光景でした。緑の間に茶色があるという風景です。まだ赤や黄色がポツポツと小さいので、お花畑には見えません。男女の高齢者がズラリ並んで、人海戦術で草取りしていました。
■ 中富良野・ファーム富田 美瑛町から富良野市へ向かう途中の中富良野町にあるラベンダー畑があまりにも有名な「ファーム富田」に到着。園内はあらゆる意味で紫色です。ラベンダーが咲く時期は例年7月で、見ごろは中旬から下旬の約10日間位ですが、温室があって、ラベンダーがきれいに咲いていました。しかも美瑛・四季彩の丘と違って、園内にはさまざまな花が植えられていて、綺麗な花畑の眺めを楽しめました。しかも作業している人たちも若々しく、儲かってるんだろうなということが分かります。世界中から観光客がやってくるというだけあって、なるほどこれなら外国人も皆さん満足するだろうと思いました。ガイドさんの説明によると、外国産のラベンダーや合成香料が登場して富良野のラベンダー栽培が衰退し、「ファーム富田」は、富良野周辺でラベンダー栽培を続ける最後の一軒になったそうです。昭和51(1976)年、栽培を諦めようと思っていた矢先、国鉄のカレンダーで「ファーム富田」のラベンダー畑の写真が使われると、美しい紫色の丘の景色が注目を浴び、写真愛好家が殺到!それ以降、観光客が絶えず訪れるようになり、今や世界的にも知られる観光スポットになったのだそうです。花畑の観賞とともに、栽培したラベンダーで作られた製品の買い物や食事も楽しめます。園内には「ポプリの舎」、「花人の舎」などの売店やカフェが複数あります。これらを巡るのも「ファーム富田」の魅力で、しかも全く押し付けがましくないのが好感を持てます。ただし、そのさりげなさにひとつ問題がありました。ベタベタと案内看板がある観光園では無いのですが、若い外国人のお嬢さんがなにやら焦った状態で聞いてきます。どうやら「トイレはどこだ?」と聞いているようです。モジモジして焦ってるので「アッチだよ」と教えたら「サンキュー」と言ってバタバタ走って行きました。ここへ来たら、「ラベンダーソフトクリーム」(300円・税込)は外せません!おいしく頂きました。
■ 富良野〜三笠〜岩見沢〜江別〜北広島
■ 北広島 ![]() 北広島温泉は、森に面した天然温泉で、森林浴を楽しみながら癒される極上のくつろぎ空間でした。露天風呂をはじめ、高温・低温の2種類の大浴場、露天風呂、サウナ、岩盤浴ドームがあります。モール泉は、植物起源の有機物質を含んだ温泉で、保湿効果(化粧水効果)があり、清浄効果や美肌効果が期待でき、それが「美肌の湯」といわれる由縁だそうです。ここのモール泉の色は黄褐色で無臭、いい湯でした。
■ 北広島クラッセホテルの食事 夕食、朝食共に12階のレストランから外の眺望を楽しみながらの食事、大変満足でした。夕食は夜景を見ながら、朝食は清々しい一面の緑を見ながら、混雑も無く、ゆっくりと食事を楽しみました。目の前で焼いてくれる肉のグリルや、揚げたて天ぷらを柚子塩で頂きました。北海道名物;南幌ジンギスカンや、豚ロースと彩り野菜のオイスターソース掛け、豚しゃぶ蒸し籠・辛味胡麻ソース添え、北海道産蝦夷鹿肉とキノコのナンピザ、鮭のソテーホワイトカレーソース、北海道産カラフトマスの揚げ出し、麻婆豆腐、スモークチキンと野菜の柑橘ハーブマヨネーズ掛け、トロ鰊のカルパッチョ、春大根の北海道産ハスカップ漬け、野菜サラダ、もちろんお酒も注文したのでご飯はいただきません。ゆめぴりかなど美味しそうでしたが...デザートも豊富に用意されていました。
■ 【3日目 5月30日(木)】帰ります
■ 新千歳空港で昼食
■ 残念な所沢中学生殺人事件 埼玉県所沢市立中学2年の本郷功太郎さん(13)が7月5日(金)夕方、同級生に刃物で刺され死亡した事件、毎日新聞によりますと逮捕された同級生の男子生徒(14)は「教科書のことでけんかになった」と言っているそうです。現場は刺した子の自宅で、5日午後4時50分ごろ発生、本郷さんは運ばれた病院で6日未明に死亡したそうです。事件当時、生徒宅には2人と生徒の祖母がいて、もう一人の同級生と3人で期末テストの勉強をする約束をしていたとのこと。2人は同じクラスで、ともに卓球部に所属、校長の説明ではおとなしくて問題を起こすような生徒ではなかったとのこと。 仲の良かった子がどうしてそこまでカッとして行動に移したのか、殴るのではなく刃物を持ち出すのは尋常ではありません。教科書を隠したとか言われていますが詳しいことは分かりません。現場は所沢駅から歩いてもそんなに遠くありません。直線距離なら1km?所沢市は隣町なので良く知っていますが、とにかく道路が複雑で、網の目状で、そこに西武鉄道が池袋線、新宿線、狭山線、山口線、西武園線と走り、JR武蔵野線もあるので、この街を通過して南西側に隣接する東村山市、東大和市、小平市、国分寺市、立川市、武蔵村山市に行くのは大変なのです。特に狭山湖と多摩湖に挟まれた西武球場脇を通って玉川上水の方へ抜ける道は、風光明媚ではありますが混みます。生徒たちが通っていた中学校は、我が家から東京電力東村山総合社屋へ仕事で百回以上通ったとき、裏道として通っていたので良く知っています。クネクネと曲がりくねった細い路地に高低差のある坂道が複合したなんとも複雑な地域です。 ■ 参議院議員選挙 参議院議員通常選挙の渦中です。情勢を見る限り無風ですね。有権者の半数が無党派層で、流れによって投票する、ないし投票所に行かないという人たちですから、余程何か投票所に向かわせる動機が無いと異変は起きません。無風であれば波風が立ちませんから流れも起きません。自民党が安定して議席を獲得し、公明党は着実に前進するでしょう。 埼玉県選挙区は定数1名増で4人当選します。立候補者は9名、自民党と公明党の現職は、早くから自民党候補は柴山昌彦文科大臣(我が選挙区で地盤は所沢市)と並んだ写真のポスターを、公明党候補は安倍晋三首相と並んだ写真のポスターを至るところに張り出していて知名度抜群、このイメージ戦略は実に上手いし、相当お金を掛けています。埼玉県は上田知事の出身母胎でもある枝野立憲民主党代表のお膝元です。今回は新人候補です。新聞報道では、残る1議席は共産党と国民民主党の争いか?とのことで、共産党優勢のようですが、国民民主党は唯一の女性候補なので、女性票の流れ次第では???他は日本維新の会、幸福実現党、安楽死制度を考える会、NHKから国民を守る党です。いろんな党があるものです。 ■ 虚しい言葉 この選挙の争点は「年金問題」とか「消費税増税」、「憲法」とか言われていますが、いまひとつ盛り上がりません。その訳はいずれのテーマについても国民の間に一種の諦観が漂っているからです。各党党首の言うことを理解できる有権者がどれほど居るでしょうか。例えば国民基礎年金で、党首討論でこんな場面がありました。現在最高支給額6万5千円ですが、共産党の志位委員長は「マクロ経済スライドで今40歳以下の人は4万5千円まで減らされてしまう」と言ったのに対し、安倍総理は「いやそれは根拠が無い、6万3千円は確保できる」と言いました。どちらもウソを言うわけはありません。25年後の話をしているのです。志位委員長は年金を支える現役世代からの保険料収入に対する年金給付水準がマクロ経済スライドで低下して行くので、厚生年金と合わせた全体支給額に対する基礎年金の比率が現在より3割下がると見込まれる、したがって現在の6万5千円の3割減の4万5千円と言ったようです。価値で見ればそうでしょう。一方安倍総理のほうは25年後の基礎年金額が厚労省試算では夫婦で12万5千円と見込まれるので、一人分なら6万3千円だと言ったようです。これは物価上昇率1.2%、賃金上昇率1.3%が続くとしての試算だそうです。皆さん、どちらの言うことが本当だと思われますか? 安倍総理はアベノミクスによって雇用が増えて年金納入対象者が若干増えたとか、年金給付額が前年より0.1%増えたことを誇っていますが、実は年金保険料納入免除の人が多い(収入が低過ぎる)ので実際には40%しか保険料を納めていません。年金給付額はマクロ経済スライドが無ければ賃金上昇率に合わせて0.6%増になっていたはずなのです。雇用が増えたと言いますが、44歳以下は0.3%の減少です。結局出産後の女性と高齢退職者の再雇用でしのいでいるのです。人口減少が続いていますから失業率が下がらないのは当たり前です。それでも足りなければ外国人しかありません。これでは100年安心と言われても???個人消費も増えないワケが分かります。数字と言うのは都合の良いように切り取れるので、全体を見て判断しなければいけません。口が上手い人が言うことを信じている人が多いように見受けます。選挙に向けての言葉が虚しく聞こえてきます。 (2019年7月9日) |