331  蜂巣駆除
 梅雨らしい雨続きで、少年野球も高校野球も延期に継ぐ延期です。しかしどうも、7月18日(木)あたりから暑くなり30℃越えが続くとの予報、平年の梅雨明けは7月21日頃ですが、昨年はナント!6月29日と、1951年に統計を取り始めて以来最も早かったのです。雨量は平年の7割ほどと少なかったのですが、今年は梅雨らしいと言えます。
 右は梅雨入り・梅雨明け予想Navi;http://tsuyu.biz/の関東地方の梅雨明けトレンドグラフです。このサイトは、「日本の各地方(関東・関西・東北・沖縄・四国・近畿・沖縄)の2019年の梅雨明け・梅雨入りの予想記事や雨の日でもデートで楽しめるスポット情報をお届けしています!」ということで、なんとも奇特なサイトです。どなたが運営しているのか分かりませんが、有難うございます。
 このグラフから梅雨明けが早まる傾向が見えますが、実は梅雨入りも全く同じ傾向で、地球温暖化の影響と想像します。関東の梅雨明けは、右グラフの傾向から推定すると平年頃ですね。カラッと晴れた暑い夏、でも暑いのも大変だ!

梅雨入り・梅雨明け予想Navi;http://tsuyu.biz/の関東地方の梅雨明けトレンドグラフ

■ スズメバチの巣が!?
 我が家の八朔の木の中にスズメバチの巣があるよ!と血相変えて我が伴侶がおっしゃいます。ジョウダンでしょうと思いつつ、ドレドレと見に行ったら、冗談ではありませんでした。見てください、下の写真、なんとも芸術的な美しい模様の巣が出来ているじゃありませんか!
 これは大変だ!ジーッと見ていると、巣の穴があって、そこには常に見張り蜂というか、ガードマンみたいな蜂が居ます。ウーム、これは笑っている場面にあらず、どうやって駆除しようかと頭ひねる日々、そうだ、いつかテレビで役所に駆除を依頼したとやってたな、と思い出し、ふじみ野市のホームページを見たら、「市では、ハチの巣などの害虫駆除は行なっていません。営巣された場所の所有者等の管理責任によって、対処することとなります。市で相談を受けた場合「埼玉県ペストコントロール協会」を紹介しています」とのこと。ウーム、ならば「蜂の巣駆除」で検索してみよう・・・すると業者に頼むと、大きさにもよるが1万円から2万円ぐらいかかりそうです。その中で、地元埼玉のハチハンター「スズメバチ駆除、アシナガバチ駆除や蜜蜂(ミツバチ)駆除など、ハチの巣にお困りでしたら蜂駆除の専門家、経験豊富な「蜂駆除屋さん」へおまかせください」というページがありました。スズメバチで¥13,000〜¥16,000、住所は我が旧居のすぐ裏、しかもイケメンで、良心的な業者みたいです。心が動きましたが、修理でもなんでも自分でやってしまう性格、ここはひとつ研究して自分でやろうと思いました。スズメバチの巣は20cm以上になったら大変危険、できるだけ6月中に駆除しなさいとのこと、連れ合いが高価なスプレーを2本も買ってきました。日没から2時間以上経ってから、まずは巣に思い切りゴキブリやアリ用のスプレーを掛けてから叩き落して、素早く袋に入れ、燃やすゴミに出しなさい、とのこと。懐中電灯を使う場合は赤いセロファンを被せなさいとのことです。

庭の八朔の木、この中にスズメバチの巣が...

スズメバチの巣・・・大きいでしょう!?

この姿で巣を駆除

■ 巣の駆除決行!
 「刺されたら救急車呼ぶ?」とかなんとかおっしゃるので、ややビビッてなかなかその気が起きません。そのうち日増しに巣が大きくなっていきます。これはイカン、7月5日は友引だから、その前に決行だ!7月3日赤口は雨なので順延、4日先勝、21時過ぎて、もう蜂も寝静まっただろう、タオルで口から首を覆い、フルフェイスのヘルメット、厚手の長袖服の上に分厚い防寒服、分厚いズボンを履いて、裾を長靴に被せ、手にはスキー用の防寒手袋、ハチの侵入する寸分の隙も無い格好でイザ出陣!八朔の木の前の室内照明を点灯、見たらまだ入り口に見張り蜂が居る、シューッとスプレー攻撃、ブンブンブン、蜂が飛ぶ、ただしそれは見張り蜂、長いノズルを蜂の穴に差し込み、思い切り長々とスプレー噴射、巣の外周からスプレーした霧がほとばしります。もう良いだろうと巣の下に植木鉢の下に置くプラスチックの台を置いて、剪定鋏でチョッキン、買い物袋に入れ、さらに何重にもゴミ袋で覆い、物置の天井から吊るしておきました。いやはや、暑い!汗びっしょり、蜂が飛んでいないことを確認して自宅に入りました。翌朝見たら、見張り蜂は窓の下でご遺体となっておりました。

■ 大河ドラマ『いだてん』どうなる?
 NHK朝ドラの『なつぞら』が絶好調なのに大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』は絶不調どころか、第6話以降、大河史上最低となる第22話の6.7%を含む、21週連続1桁台の低空飛行が続いています。豪華キャストなのにいったいどうしたことかと大騒ぎです。従来の大河ファンの中心であった高齢視聴者が離れて行ったためとされています。めまぐるしいストーリー展開についていけないとか、マラソンランナーの話かと思えば一転噺家が出てきたり・・・何のハナシカ?と視聴者はドンドン置いてけぼりになってしまう...朝ドラ『あまちゃん』で新たな若いファン層を開拓した宮藤官九郎の脚本に期待したものの視聴者層が違うからねぇとも囁かれました。語りのビートたけしがボソボソしてよく聞こえないという話もあります。確かに高齢視聴者は耳が遠くなってますからね

■ 面白いじゃないか!
 高齢視聴者のひとりでもある筆者も大河ファンですが、ご他聞にもれず「面白くないなぁ」と感じて見なくなって行きました。金栗四三はスッスッハッハとペンギンみたいな姿で走り方もヘン、可愛い奥さんが居るのにふるさとの熊本にも帰らず東京でひとり暮らし、しかしネットで「なぜ今回の大河は面白くないか?」とフィーバーするのを見て、逆に「何故面白くないかを探求しよう」と第1部終盤から再び見るようになりました。そこで関東大震災が起きました。人々はスポーツどころではありません。立ち直ろうとする人々は日々の暮らしで精一杯です。四三も熊本へ帰ります。しかし姑(大竹しのぶ)に一喝されます・・・「そもそも人間は無力たい。じゃけん、何も考えんで、今までん通り、馬鹿んこつ走ればよか!」スゴイですねぇ。なかなか吐ける言葉ではありません。しかも四三に救援物資をいっぱい持たせ、ドンドン東京に送って、四三はそれを背負ってスッスッハッハと被災した人々に配って回ります。女子体育教育に尽力する金栗四三の教え子のシマちゃん(杉咲花)も関東大震災に見舞われて行方不明になります。夫(柄本佑)が幼子を負んぶしながら妻を探す姿は悲しかった...でも人々に笑顔が戻り、神宮外苑では復興運動会が行われます。面白い!面白いじゃないかと思いました。へそ曲がりが粗捜しすると、いままで見えなかったものが見えてくるのか...ここでふと気付きました。これまで邪魔だと思っていた森山未來演じる若き日の古今亭志ん生がこのドラマに必要だった理由です。震災のような大震災が起きたときに、生活物資も援助も必要だけれど、人々を笑顔にするスポーツや娯楽は絶対に必要なんだ!というクドカンのメッセージです。
 従来の大河は、いわゆる「幕末」「戦国」などの時代劇が主流で、主人公が生まれ、激動の時代に翻弄されながら、立身出世を成し遂げるさまをじっくり見せる展開が中心でした。すなわち“分かりやすいドラマチックさ”ですね。さすがに水戸黄門のようなあからさま性ではなく、1年掛けてジックリと波乱万丈の人生を見せるもの、これまでの自分の人生と重ね合わせて、高齢視聴者にうける要因でした。

■ 高橋是清にカネ出させる
 第2部が6月30日スタートしました。第1部で金栗四三を演じた中村勘九郎(37)に代わって第2部の主役は阿部サダヲ(49)です。朝日新聞記者ながら、日本水泳陣を世界レベルに引き上げ、1964年の東京オリンピック招致に奔走した田畑政治を演じます。6月30日の視聴率は8・6%。前回の7・8%から微増でした。実際の田畑はどういう人だったのか知りませんが、とにかくパワフルで勢いがあって強烈なキャラクターで、疾風怒濤のような45分でした。阿部サダヲそのまんま、伸び伸びしていて、テンションが高く、早口でせっかちな「河童のまーちゃん」です。怖いもの知らずに大物政治家・高橋是清(萩原健一)を説得します。スポーツと政治を切り分けていた高橋是清に、民衆の寄付に頼っていた嘉納治五郎(役所広司)を古いと否定し、「富める国はスポーツも盛んで国民の関心も高いんですよ。金もだして口も出したらいかがですか」とまくしたてます。そして「スポーツはお国のためにはならないが、若者の希望になるので、その感情を、国を豊かにするために生かすも殺すも先生方次第です!」とささやいてセンセイの心を掴みます。まったく人たらしです。6万円もの多額の寄付を獲得して、田畑悲願の水泳チームは11人の選手をアムステルダムオリンピック(1928年)に送り出せることになりました。また女子陸上に人見絹枝を出場させるか否かと言う議論に飽き飽きして、傍らで卓球を始めます。ピンポン・・・ウルサイと言われて議論に復帰した田畑は、監督やスタッフの大切さを説きます。「監督や関係者が選手に全部背負わせるからプレッシャーに押しつぶされて実力が発揮できないんだ」ということを独特の早口、達者な口でまくしたて、絹枝をオリンピックに出場させることを決めてしまいます。陸上のことだから関係ない、ではないのです。
高橋是清役の萩原健一(2019年3月26日逝去)

■ 人見絹枝をアムステルダム五輪に派遣
 7月7日放送の第26話では、1928(昭和3)年のアムステルダム五輪が描かれ、男子のほうが多くメダルを取っているのに、あえて人見絹枝という女性にスポットを当てました。行方不明になった、金栗四三の教え子のシマちゃんが見出した選手です。日本人女性初の五輪参加選手となった人見絹枝(菅原小春)は「バケモノ」と中傷された大柄な女性でしたが、世間の評価に傷つく絹枝に「あなた、ご幸福ですか?」と二階堂トクヨ(寺島しのぶ)が聞きます。「私は競技スポーツが好きじゃない。オリンピックもしかり。平和、平等をうたいながら、女は陸上競技に出場すら許されない。言語道断!」・・・そう言いながら、強い体に品やはじらいのある人見絹枝にはオリンピックに出てほしいとトクヨは願い、説得します。髪留めを留めてあげて、甘いお菓子シベリアを渡します。それを持って絹枝はシベリア鉄道でアムステルダムへ行く、というところにクドカン流のシャレが発揮されています。おしゃれして甘いものを食べてもスポーツで結果を残す、そんな夢をトクヨが絹枝に託したのです。それでも派遣されたオリンピックはオトコばかり...女だからと洗濯や裁縫を引き受ける絹枝...ここにもクドカンのメッセージがありましたね。

■ プレッシャーに押しつぶされた絹枝の挽回
 しかし絹枝はプレッシャーに押しつぶされ、期待された100メートル走で惨敗します。そこで未経験の800メートル走への出場を願い出ます。「男は負けても帰れるでしょう。でも女は帰れません。負けたらやっぱり女はダメだ、男の真似して走っても役に立たないと笑われます。日本の女子選手全員の希望が、夢が、私のせいで絶たれてしまう」と号泣しながら大日本体育協会主事・野口源三郎(永山絢斗)らに出場を懇願します。このとき野口の脳裏に日本に残らざるを得なかった田畑政治のコトバが浮かびます。「監督や関係者が選手に全部背負わせるからプレッシャーに押しつぶされて実力が発揮できないんだ」...野口は絹枝に、よしやってみろとOKを出し、激励します。本番で絹枝は激走の末、銀メダルを獲得します。絹枝を演じた菅原小春とはいったい何者?迫真の演技、鋭く怖い眼、実はダンサーで、演技はこれが初なのだそうです。SNS上では「涙腺決壊」「これぞ本当の神回」などのコメントがあふれました。この回の平均視聴率は前回より0.7ポイント下げて7.9%でした。

■ 死のかげに...
 「いだてん」が最後のドラマとなったショーケン(萩原健一)の演技はさすがでした。貫禄がありましたね。68歳で亡くなるとは惜しい!(訃報・・・316『令和』(2019年4月1日)参照) まだ今後も出演場面はあるそうですよ。惜しいといえば人見絹枝を見出したシマちゃん、関東大震災に見舞われて行方不明になり、恐らく亡くなったのでしょう、そして人見絹枝、五輪銀メダルを胸に凱旋して、結婚よりもまず走って、日本中の女性に走ることの素晴らしさを講演して回りながら、3年後、24歳の若さでこの世を去ってしまう、森山未來のナレーションで幕を下ろしました。田畑という救世主が現れ、女子スポーツも水泳も好調かと思ったところ、なんとも切ない終わり方です。しかも7月14日の第27回では四三の兄・実次(中村獅童)が急死します。父代わりでもあり、四三の一番の理解者でもあり支援者でもあった兄が死んでしまいました。一方田畑政治は前畑秀子(上白石萌歌)という素晴らしい少女と出会います。これでもかと悲しみと楽しみを繰り返し持ってくる、何か橋田壽賀子の脚本をほうふつとさせるところがあります。小さな雫が集まって、やがて大河になっていく、オトコのドラマであるように見えて女子への熱い応援歌でもある、いろいろなメッセージが入っていて、クドカン流の新しい大河だと思います。

■ 女子アスリートの活躍にも期待
 「いだてん」が離れていった大河ファンを呼び戻して、果たして視聴率をV字回復させ、捲土重来を果たすことができるか・・・といった話題が沸騰する中、ツイッターでは他のドラマを圧倒して「いだてん」がダントツ1位です。従来の大河ファンが見なくても、若い人たちが見ているわけですね。第1部で脱落したお年寄りが帰ってくるかといえば微妙でしょうが、筆者が見直して面白いと思うのですから、きっと今後若干挽回するでしょう。ただ、NHKは世帯視聴率の多寡にあまりとらわれていないように思います。今やテレビの見方は多様で、先に放送されるBSを見る人も居るし、録画したり、後でネット視聴する人も居ます。ニュースのコメント欄やSNS上では、第1部の後半から「面白い」というコメントが目立つようになってきました。視聴率的な苦戦にとらわれずに、ハマる人は大いにハマるドラマだと思います。今後は、人見絹枝に続き、日本人女性初の金メダリストである水泳の前畑秀子など、新たな女子アスリートも登場します。前畑秀子を演じる上白石萌歌は、初の肉体改造に挑戦し、約7キロ体重を増やし、日焼けサロンにも通ったそうです。前畑が本格登場するのは第27回(7月14日放送)から、日本水泳が世界を圧倒したロサンゼルスオリンピック、そしてNHKアナウンサー・河西三省(かさい・さんせい)の「前畑ガンバレ!」の絶叫実況で有名なベルリンオリンピックなどが描かれていくそうです。
 これまでのストーリーはNHKのホームページでもご覧になれます。筆者はNHKの回し者ではありません。NHKから国民を守る党の皆さんには怒られるかもしれませんが、面白いものは面白いのです。出演する役者は他のドラマや映画では見られない豪華キャストです。ジックリテレビの前に座って見てみれば、実に面白いドラマだと分かります。視聴率なんてどうでもよい、むしろ見ないほうがかわいそうです。7月21日は選挙のため放送はお休みです。面白くないと見なくなった人は、どうせ選挙に行っても何も変わらないと投票に行かなくなった人に似ています。かわいそうです。

■ 大沢桃子さんコンサート
 「希望郷いわて文化大使」 「さんりく・大船渡ふるさと大使」 「平泉町観光大使」 「花巻イーハトーブ大使」「長野県松川町ふるさと大使」「くずまき高原牧場まきば大使」である大船渡市出身のシンガーソングライター・大沢桃子さん(徳間ジャパン)が2019年7月5日(金)浅草公会堂で『大沢桃子スーパーピンクパンサーコンサートIN浅草 エレキDE演歌2019』を行いました。会場にはクラウン徳間ミュージック販売の名郷根社長はじめ在京盛岡広域産業人会役員が多数駆け付けました。これから全国で続々とコンサートツアー実施、年末には浅草ビューホテルでディナーショーも行います
7月7日(日)には「平泉世界遺産祭り」観自在王院跡特設設会場で15:30出演、12日(金)NHK「ごごナマ ごごウタ」生放送 14:05〜14:55 出演予定、など
スケジュールは大沢桃子オフィシャルウェブサイトでご覧いただけます
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デビュー16周年目!第19枚目のシングル「懐郷」5/15発売!カップリング曲の「これからも ごひいきに」も楽しい歌ですよ
 ところで何故大沢桃子?我が友人が市長の大船渡市出身、いわて各地の大使、そして徳間所属、夫々に意味があるのです。


コンサートは撮影禁止ですが、最後の場面だけはどうぞ撮影してくださいと...

■ 後期高齢者支援分
 国民健康保険の保険料の通知が市役所から来て、「高いなぁ」とため息が...そしてその中に、「後期高齢者支援分」という項目があるのです。75歳以上の後期高齢者の人には1人当たり年間約91万円の医療費がかかっているそうです。後期高齢者の患者本人は、病院窓口で原則1割の自己負担分を払い、残りについては、半分が税金、1割を後期高齢者の人たちが納めている保険料で、あとの4割はより若い世代が負担しています。現役世代は1人の後期高齢者に対して毎年、約35万円を「仕送り」していることになるそうです。75歳以上の人が入る「後期高齢者医療制度」は2008年度にスタートしました。それ以前は子の健康保険組合の扶養家族になるなど保険料負担なしで医療を受けられました。しかし人口が減り、高齢者比率が増す中で、今後、後期高齢者の2割負担引き上げは既定路線です。現在の70歳以上2割負担もやがて3割になるでしょう。既に70歳以上についてもこれまでの特権が次々取り払われています。年金問題だけではなく、様々な場面でドンドン高齢者にも若い世代にもキツイ世の中になって行くでしょう。
(2019年7月14日)


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