5月5日はこどもの日、新月で大潮でした。ふじみ野高校の野球部員たちが大きな声で練習するかたわらで、ふじみ野市こどもエコクラブの畑作業をしました。トマトやナス、ししとうなどを植えて、スイカとカボチャも植えました。国民の祝日なので、畑の間の小道を散歩する人が結構大勢居ますが、その多くは70歳を越えた、一般に後期高齢者と言われる老人たちです。こうやって歩いているから元気なんですね。 5月6日(月)はこどもの日の振り替え休日、ヒトによっては長い10連休最後の日ですね。二十四節気では「立夏」です。8月7日までが暦の上の夏です。8月8日は「立秋」です。確かに新緑青々として、日差しに夏のジリジリとした熱線を感じます。 ■ 鬼怒川温泉の奥、峡谷の温泉郷川治 鬼怒川温泉には何度も行っていますが、日本でも有数の大温泉で、今や廃墟マニアには欠かせない地、悲しいですね。その奥の川治温泉は有名だけど泊まったことがありませんでした。261『ハッピーリタイアメント』(2018年3月11日)で紹介した湯西川温泉に行く途中、昨年も通過しました。湯西川のような風情のある温泉は行って見たいなと思うのですが、川治温泉はいつでも行けると思っていたのです。
■ 川治温泉一柳閣本館の露天風呂はお薦め
■ 廃業した建物が残る川治温泉 鬼怒川温泉では大ホテルが続々廃業していますが、川治温泉も例外ではありません。伊東園やリブマックスリゾート、星野リゾート、HATANO観光グループ、蒲キ館王などが引き継いでリニューアルオープンした宿もありますが、特に新男鹿橋袂の二館は悲惨ですね。旅館の廃業は残念なことです。
■ 川治温泉の源泉と配湯先
■ 歴史に残る川治温泉での火災
■ 皇室典範改正は喫緊の課題
■ 皇位継承者が居なくなるのは時間の問題 この有識者会議では男女の区別なく「直系の長子(天皇の最初の子ども)を優先する」という最終報告を出し、翌年(平成18年=2001年)、政府は「女性天皇」「女系天皇」の容認に舵を切りました。ところがこの動きに猛反発したのが男系の伝統を重視する人たち、「日本会議」の連中です。産経新聞が事務局となっている右翼集団ですね。最近では森友学園の籠池氏の事件でクローズアップされましたが、安倍晋三氏と籠池氏が知り合ったのがこの「日本会議」です。一国の首相がこのような偏った思想集団に肩入れしていること自体異常ですが、まあ思想信条は自由ですからしょうがありません。「日本会議」は「男系を守ってきた日本の皇室では、守らなければならない伝統や文化は断固守っていかねばならない」と主張したのです。2006年秋に秋篠宮ご夫妻に長男の悠仁さまが誕生したことでこの議論は棚上げとなりました。しかし悠仁さまが皇位継承したとして、果たして男子が産まれるのでしょうか?そう考えると皇位継承者が居なくなるのは時間の問題です。 ■ 忖度している場面ではない これまで4百年間の天皇のうち、側室から生まれていない天皇が3人しか居ないのであれば、側室という制度がなくなった以上、「女性天皇」を認め、「女系天皇」を認めない限りは天皇家は消滅します。マスコミの報道もいささかバッシング的な面があります。現天皇の長女・愛子さまが産まれるまで皇后の苦しみは大変だったでしょう。しかも産まれたのが女子だと、男はどうした?いい加減にしろと言いたいですね。秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまと、かつて婚約を発表した小室圭さんをめぐる報道をみても、もし将来、女帝が誕生するにしても、その配偶者になる人が現れるのだろうかと危惧します。「皇位継承」を「男系男子」に限るという考え方は安倍政権だから議論が進みません。いま世論調査を見ても圧倒的日本国民が皇室典範を改正すべきだとしているのに、世の中の風を読むのが上手な安倍政権はこれだけは譲りません。日本会議のような右翼思想に共鳴しているからでしょう。しかし菅官房長官がこの秋にも検討に着手すると述べました。もはや待ったなし、一首相のことを忖度などしている場面ではありません。 (2019年5月6日) |