293  秋のツアー

 毎年この時期は在京盛岡広域産業人会秋の旅行です。今年は2018年10月19日〜20日の金土です。企業が営業している平日に視察するので金曜日から土曜日なのです。最近では金曜日の宿泊代が高くなる宿もあります。
 出発直前に、我が少年野球チームの選手のお母さん死去の報が飛び込んできました。まだ若くして病没、3人の子が居て、しかも皆良い子で、さぞや無念でしょう。我が娘と同世代ですから、旦那さんはじめ、周囲の皆様の悲しみを思うと、いたたまれません。心からお悔やみ申し上げます。

■ 磐梯山
 2018年10月17日(水) 自宅を9時5分に出発しました。いつもは圏央道川島ICから入るのですが、国道254号線(川越街道)が混んでいる気がして、荒川の上江橋手前から国道16号に乗り、途中17号と合流(新大宮バイパス)、埼玉県道3号線(大宮栗橋線)を走って久喜ICを10時10分入りました。東北道をひた走り、途中那須高原SAで休憩し、「白河中央スマートIC」で降りました。高速料金¥3,870です。

 白河中央スマートICから北上し、大きな湖である猪苗代湖東岸を走ると、やがて磐梯山が近くに見えてきました。2年前オープンの「道の駅猪苗代」に寄って、眼前に拡がる雄大な磐梯山を見ながら昼食、日本百名山の磐梯山は会津盆地からはきれいな三角の山に見えるので、会津富士とか会津磐梯山と呼ばれます。猪苗代湖北岸の「道の駅猪苗代」やJR猪苗代駅、野口英世記念館からは、山体が眼前にググッと迫り、荘厳な山に見えます。広義には、主峰の磐梯山(1,816m)のほかに赤埴山(1,430m)と櫛ヶ峰(1,636m)を含めて「磐梯山」ともされるそうです。磐梯高原を含めて磐梯朝日国立公園に属します。磐梯山の麓は南が表磐梯、北が裏磐梯と呼ばれ、表磐梯から見る山体は整った形をしていますが、裏磐梯から見ると、一変して山体崩壊の跡の荒々しい姿を見せます。これは岩手県の岩手山と全く同様です。2007年には日本の地質百選に選定され、2011年には日本ジオパークに認定されました。活火山(成層火山)で、現在も沼ノ平火口内と1888年の火口壁と数ヶ所で小規模な噴気活動が継続しています。
冬の磐梯山、磐梯町近辺走行中のJR磐越西線の車中から2017年1月29日撮影

■ 五色沼へ立ち寄り
 さらに真っ直ぐ北上して五色沼へ行き、毘沙門沼を観光しました。随分昔に来たことがあります。もう40年以上前です。そのときは色の違う沼を見ようと、弁天沼や青沼など数km散策しました。今回は時間が無いのでやめました。
 五色沼の歴史は有名です。1888年(明治21年)7月15日7時45分頃、小規模な噴火が始まり、最初の爆発から15から20回程度の爆発の後、磐梯山と櫛ヶ峰の間から水平方向への爆発的噴火で大規模な山体崩壊が発生し、長瀬川とその支流がせき止められ、土石流や火山泥流が流れ下りました。このせき止めにより桧原湖、小野川湖、秋元湖、五色沼をはじめ、大小さまざまな湖沼が形成され、裏磐梯の景観は、この時にできたのです。また、かつて会津藩の財政を支えていた檜原金銀山の史跡も湖底に没しました。主な噴火活動は、2〜3時間で終了したそうです。発生した爆風と岩屑なだれにより北麓の集落(5村11集落)が埋没するなどの被害を及ぼし477人の死者を出しました。わずか130年前のことです。この噴火は明治になってからの近代日本初の大災害であり、政府が国を挙げて調査、救済、復旧に乗り出しました。のちに「磐梯型」との噴火形式名称が残るほど世界的に有名な噴火となりました。1887年に結成された日本赤十字社初の災害救護活動となり、さらに赤十字活動における世界初の平時救護(それまでは戦時救護のみ)ともなったのです。現在、五色沼近くに「平時災害救護発祥の地の記念碑」が建立されています。
五色沼の毘沙門沼、奥に見えるは左が櫛ヶ峰、右が磐梯山
 五色沼を後にして、東方向の紅葉の名所「中津川渓谷」へ行こうと思って秋元湖へ向かったら、途中道路が通行止め、空しく引き返して、再び猪苗代湖方面へ南下、途中左折して24号線を走りました。東京に空が無いと言った智恵子の本当の空の下、安達太良山を見たかったからです。安達太良山麓の沼尻高原から南下して、郡山石筵ふれあい牧場経由のコースをとりました。磐梯熱海温泉伊東園ホテル磐梯向滝(ばんだいむかいたき・福島県郡山市熱海町熱海5丁目295)に到着しました。この日の走行は306km、車の表示では燃費20.8km/リットルでした。

■ 磐梯熱海温泉の名湯に浸かり
 伊東園ホテル磐梯向滝は、五百川のほとりに佇む旅館です。駐車場が遠いので、宿の車で送迎です。名湯百選にも数えられる磐梯熱海温泉は、やわらかなお湯で知られる美人の湯です。宿泊ホテルは磐梯熱海温泉街の中央にあり、「とんかつうえの」の向かいです。右写真は北側から越後街道を撮ったものですが、その右端の宿です。磐梯熱海温泉随一の高級宿「華の湯」の隣です。本年6月リニューアルオープンというので、これまでの磐梯熱海温泉の宿ではなく、初めてこの宿に宿泊しようということにしました。1ヶ月以上前にじゃらんで見たら、既に空き室残りわずかとのことで、伊東園ホテルズ会員ですから直接電話して予約しました。磐梯熱海温泉では五百川の上流側に位置し、源泉に近い宿です。伊東園ホテルズだし、じゃらんの口コミ評価も3.8だったので左程期待していなかったのですが、見事に裏切られました。2010年5月に自己破産した三ツ星の向滝旅館を伊東園ホテルズが今年初めに買い取り、リニューアルしたようです。
越後街道沿いの温泉街
 猪苗代湖から車で約13kmの距離にあり、最寄の高速道路インターは磐越自動車道・磐梯熱海ICで、約4kmの近さで、JR磐梯熱海駅から歩けば17分、山あいの温泉街の渓流沿いに建つ、温かみある雰囲気の温泉ホテルです。瓦屋根を備えた外観は昔ながらの落ち着いた趣です。
伊東園ホテル磐梯向滝の外観

大浴場、露天風呂もサウナもあり、お湯質アルカリ性最高です!

■ 平日満員の伊東園ホテル磐梯向滝
 それぞれ異なる広さのシンプルで飾らない雰囲気の和室を中心に提供しているそうです。全室から自然を眺望し、フラットテレビと冷蔵庫完備(一部アウトバス)。和洋室スタイルの客室、二間続きの和室、ベッド2台の洋室もあります。じゅうたん、内装がきれいです。フロントにおばさんが来て、「洋室なんだけどベッドはイヤだから、床に敷くマットをちょうだい」と頼んでいました。予約するときに和室とリクエストしなかったんですね。筆者はどちらでも良いので特段リクエストしなかったのですが、用意された部屋は二間続きの和室で、窓際には深椅子2脚の広いデラックス和室、温水洗浄トイレもピッカピカ、川のせせらぎを聞きながら、名湯に浸かる癒しのひと時を過ごせました。全室禁煙も嬉しいです。
 朝夕食異なる食事会場で、和洋バイキングが提供されます。特別食オーダープランもありました。最近は好きなものだけ頂くブッフェのほうが好きになりました。露天風呂、陶器壷風呂を備えた大浴場、貸切風呂(単純温泉)もあり、夏季には無料の屋外プールもあるそうです。無料のカラオケルーム(個室)もあり、駐車場も無料ですが遠いので送迎してくれます。pH9超のきれいなお風呂が素晴らしい、食事も良い、これで伊東園ホテルズの料金ですからコスパ最高、平日の水曜日で全48室満室という理由が分かりました。これは間違いなくリピート客が来ます。つぶれた旅館を見事によみがえらせた手法に感嘆、温泉オタクには何より有り難いことです。
 ところで以前書いたように、特定外来植物のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)が米国から流入し、瞬く間に全国に広がって、河川敷や道路脇に群生しましたが、かつて負けていたススキが勢いを取り戻し、いまやセイタカアワダチソウを凌駕しています。右写真で分かるように、ススキが背高く生い茂り、本来背が高いはずのセイタカアワダチソウはその足元でこじんまりと生えています。どうしてそうなったのか、284『終戦』(2018年8月21日)をご覧下さい。

伊東園ホテル磐梯向滝駐車場のススキと背高泡立草

■ 温泉巡り二日目
 2018年10月18日(木) 当初の計画では、磐梯熱海温泉9時発→東北自動車本宮IC9時15分入る→古川ICで11時降りて47号線を鳴子温泉方面へ、「あ・ら・伊達な道の駅」の先の池月を右折して457号線を進み、栗原市一迫で左折して398号線に入り、花山湖脇通り、道の駅「路田里はなやま自然薯の館」〜浅布渓谷を通り、途中湯沢市で右折して県道282号線に入り、栗駒山左をぐるっと周って、菅義偉官房長官の生まれ故郷の近くを通り、北方向に国道342号線を進み、雄勝郡東成瀬村で右折して国道397号線に入る→東方へ進むと左手(北方)に焼石岳が望まれる、奥州湖の北岸を進み、合計133km、ノンストップ3時間ちょっとで岩手県奥州市の紅葉の名所焼石岳山麓の「焼石岳温泉焼石クアパークひめかゆ」到着という予定でした。旅は、事前の計画立案が「半分楽しい」のです。
 しかし、伊東園ホテル磐梯向滝のお風呂がとても良いし、チェックアウトも11時だというので、朝食後もう一度お風呂に入ろうということで予定変更しました。結局10時半に宿を出て、東北自動車「本宮IC」を11時入り、途中「鶴巣PA」で休憩し、「築館IC」を13時に降りました。高速料金¥4,180です。昼食は抜き、朝ガッツリ食べたので、ドラ焼き1個で終り。

焼石岳温泉焼石クアパークひめかゆ

■ 焼石岳温泉へ
 築館ICから栗原市役所前を通り北上、栗駒小前を左折して栗駒山方面へ向かいました。457号線を走り、途中左折して42号線をひたすら栗駒山方面へ走ります。栗駒ダムの人造湖;栗駒湖に沿って栗駒山方面に山道を走りますが、待てよ、このまま行っても栗駒高原いわかがみ平で行き止まりかな?と思い、「行者滝」で一休み後Uターンしました。
 栗駒湖手前で一関方面に左折、いかにも熊の出そうな49号線を走るとすぐ岩手県に入ります。一関市衣川区を北東に進み、途中左折して今度は北西に走っていると、前方に焼石岳がくっきりと見えます。栗駒山から焼石岳に連なる奥羽山脈は、雲ひとつ無く、空の青さと紺碧の山塊が見事に際立っています。このあたりの縦走ルートは楽しいだろうなと思いながらゆったりと車を走らせました。
 やがて到着しました、焼石岳温泉焼石クアパークひめかゆです。まずは5棟のバンガローが建っています。食材持ち込みで、自炊も出来るようです。ここを奥に走ると斜面があります。ひめかゆスキー場です。天辺まで歩いて登りました。この日の走行は261km、車の表示では燃費21.1km/リットルでした。

焼石岳温泉焼石クアパークひめかゆの石渕の湯

■ 焼石岳クアパークひめかゆへ
 バンガローの隣が「やけいし館」という立派な建物で、最初はこっちかなと思いました。しかし日帰り温泉施設もあるようです。平日2名利用で1名あたり1泊3,550円(税込)、安いですね。洋室8部屋、和室2部屋あり、食事は食堂で頂きます。日帰り湯に来た人もこの食堂を利用するようで、定食千円ぐらいで安いのです。
 予約した「焼石岳温泉焼石クアパークひめかゆ」は、この「やけいし館」の隣の「「ひめかゆ・ほっと館」という宿泊専用施設でした。岩手県奥州市胆沢区若柳天沢52―7 TEL:0197-49-2006 チェックイン時間:15時半、部屋タイプ:ベッド付き和室で夕食は個室にて和食膳、朝食は「やけいし館」食堂にてバイキング、夕食をスタンダードにしたので2名で20,868円(税込・サービス料込)でした。前沢牛のしゃぶしゃぶまたはすき焼を追加するとプラス1名¥3,500です。朝食付き1泊¥6,222なので、右写真の夕食が¥4,212ということになります。もちろんお酒は別途です。「ひめかゆ」は老人の団体割引があり、おばあちゃんの団体が歌を歌っていました。湯治連泊でしょう。

ひめかゆのスタンダード夕食¥4,212、お酒は別
 上で「最近は好きなものだけ頂くブッフェのほうが好きになりました」と書きましたが、品数たくさん、いろいろ出されたら、親の躾で残さず食べなければならないという気持ちで一種の義務感が生まれます。もし食事の店に行って、4千円の食事を頂くとすれば、懐石料理のコースを頂けます。「やけいし館」の食堂は定食千円ぐらいで、もちろん品数など無いのですが、歳とって食が細くなってきたので、あまり豪華な料理を出されても負担なのです。今後は宿泊プランもだんだんと考えなければならなくなりましたね。

■ 緑の温泉に感動!
 部屋は豪華です。関東近辺ではこの値段でこのクラスの部屋は有り得ませんね。岩手随一の温泉!美肌の湯2種の源泉!というのがキャッチフレーズですが、まあそれほどでもありません。
 お風呂は日帰り温泉棟にある【天沢の湯】大浴場、サウナ他各種浴槽あり入浴時間:6〜21時、ナトリウム塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)と、宿泊棟にある【石渕の湯】大浴場、【番所の湯】露天風呂、6〜23時、ナトリウム塩化物泉(高張性中性高温泉)という2種類の泉質のお風呂があります。「やけいし館」、「ほっと館」宿泊者はどちらも利用できるようです。どちらも源泉は高温泉ですが、天沢の湯は熱めに調整しているようです。石渕の湯は若草色で感動します。肌がヌルヌルとなっていかにも良い温泉です。
 ところで「ひめかゆ」とは何かと言いますと、焼石連峰に自生するヒメカユウ(姫海芋)という花が由来になっています。海芋はカイウと読むので、ヒメカイウと言う場合もあります。ヒメカユウは水芭蕉と同じサトイモ科の植物です。焼石岳南山腹のブナ林中にある平七沼という小さな沼のほとりに群生しているこの水草は、北極の周囲の陸地に分布し、わが国では北海道に多く、本州では青森県恐山、岩手県焼石連峰、山形県白鷹山麓、長野県志賀高原などごく限られた場所にのみ生育しているそうです。

ヒメカユウ
 サトイモ科の植物はたくさんあって、里芋はもちろんのこと、こんにゃく(蒟蒻)や、アンスリウム、カラー、ポトス、ミズバショウ(水芭蕉)、ハネカズラ、ザゼンソウ(座禅草)などなど...

■ 露天風呂から見えた月の隣に明るい星が
 露天風呂;番所の湯から見えた月の左側に明るい星が!アストロアーツのホームページによりますと火星だそうで、この接近は次には11月16日(金)にも見られるそうです。月の近くでも明るいなんて、さすが火星です。

■ 盛岡へ
 2018年10月19日(金) 焼石クアパーク9時半発→国道397号線を東へ進み、左折して県道302号線を北上、右折して10時東北道北上金ヶ崎ICに入り、日本百名山;早池峰山を右に見ながら、10時半矢巾スマートICを降りました。高速料金¥1,310です。矢巾スマートIC近辺の道路は只今大工事中でした。予想外に利用者が多いようです。やはり発展する矢巾町らしいですね。流通センター方面へ右折、左折して広域農道に入り、右折して県道120号線に入り→11時ごろ盛岡市永井の義兄宅に到着、この日の走行は76.6km、車の表示では燃費22.7km/リットルでした。車を預けて東北本線で盛岡駅へ移動、岩手飯岡駅11:41→11:49盛岡駅、¥190

月と火星の接近

■ 在京盛岡広域産業人会視察旅行1日目
 盛岡駅で福田パンを食べました。改札を出た目の前の売り場にイートインがあるのです。西口バスターミナルに12:50集合して、@13:00盛岡市役所のバスで出発→国道4号線を南下→A東北エア・ウォーター…且波町犬渕字南谷地13:45〜14:15視察14:20バス出発→東北新幹線と東北道を横断→B廣田酒造店…紫波町宮手字泉屋敷14:40〜15:25視察 15:30バス出発、北上→C赤武酒造・復活蔵…盛岡市北飯岡1丁目16:00〜16:45視察、16:50バス出発→途中国道46号線に出て、以前視察した潟~クニ大釜工場を右手に見ながら仁沢瀬の坂を下って上り、これまた以前の視察でランチした焼肉・冷麺「三千里」手前を右折して長山街道に入ります。以前視察した盛岡セイコー工業鰍フ北側を通り、盛岡から工場移転したゆべしの叶迴H堂の工場を左に見て、沼返のベアレン新工場用地近くで田沢湖線・秋田新幹線を横切ります。花工房らら倶楽部と七つ田の弘法桜を通り、西山で県道212号線に入ります。以降日本一の鮎釣り名所葛根田川を左に見ながら北上、途中右手に水のきれいなところにしか工場を作らない太子食品工業且エ石工場があり、左に今や超有名になったジェラートの六次産業「松ぼっくり」があり、玄武温泉の先上ってすぐ→D南網張温泉ゆこたんの森17:40バス到着、18時半から宴会でした。宿泊費は1人¥13,000です。

ゆこたんの森の外観

森の中の露天風呂
 「ゆこたんの森」という施設は、「株式会社岩手県市町村職員保健保養施設運営管理機構」という会社が経営しているので、市町村職員は割引価格で宿泊できます。大きな施設で、周り中森に囲まれて、窓からは雄大な岩手山が眼前に迫ります。温泉は雫石の温泉にしては珍しく無色透明です。食事は実に美味しく、食材は徹底的に雫石産にこだわり、雫石牛、南部かしわ、野菜、果物、山菜、きのこ、ソバ、米も地産地消です。部屋も豪華です。筆者は3回目の宿泊ですが、満足します。

■ 在京盛岡広域産業人会視察旅行2日目
 2018年10月20日(土) 紫波町のバスで@ゆこたんの森8:20フロント集合8:25バス出発→県道212号線を南下、前日通った道を戻る形→A潟xアレン醸造所雫石工場建設中の現場…雫石町沼返8:50〜 9:20視察、木村社長がわざわざお越し下さり、説明して下さいました。9:25バス出発、西方へ→Bしずくいし産業まつり…雫石町総合運動公園9:45〜11:15視察、馴染みの町長や町議会議長にあいさつ、先日有楽町で会った女性議員さんが有機野菜コーナーを手伝っていたので話をして味噌漬けをドッサリ購入、ベアレンビールが出店していたので朝からビール¥500を飲みました。臼でついた餅を無料で頂きました。小岩井農場も出店しており、牛柄模様のカップに入ったジェラート¥400を頂きました。甘さを抑えて、自然な牛乳の美味しさを感じられる逸品です。
11:20バス出発→山越えで矢巾町に向かいます。昔は大回りで盛岡へ西進→南下して矢巾町に行きました。
御所湖の御所大橋を渡り、全日空機と自衛隊機衝突墜落現場慰霊の森を左に見て通るルートが予定されていましたが、運転手さんは岩手大学御明神演習林の脇から鶯宿温泉横を通って山深い矢櫃を抜けるルートを選択し、南昌山トンネルを潜り広宮沢から南下して東北道を潜ります
雫石総合運動公園の紅葉

矢巾町役場のナナカマド
1981年に農業用道路として2本の南昌山トンネルを掘って雫石町と矢巾町を結んだ結果、両町の往来は飛躍的に便利になりました。それまでも峠越えの山道はありましたが、普通の車では到底ムリでした→C矢巾町秋まつり会場到着…矢巾町南矢幅の矢巾町役場前の広場で開催されていて、町長と副町長がお出迎えくださいました。町長に先導されて、第70回全日本合唱コンクール東北支部大会中学校の部で金賞を受賞して、もうすぐ長野県での全国大会を控える矢巾北中学校の生徒さんたちの合唱を聞きました。12:05〜13:35視察、出展するテントの数も多く、ここではひっつみ汁¥150を頂きました。居並ぶテントの中に岩手県立不来方(こずかた)高校音楽部親の会のコーナーがあり、その前に生徒さんたちが並んで御礼の合唱を披露していました。不来方高校音楽部も第70回全日本合唱コンクール東北支部大会高校の部で金賞を受賞して、もうすぐ長野県での全国大会を控えていますが、実はこの高校は日本一の実績があるのです。13:40バス出発〜北上します→D盛岡市道明地区…JR東北本線岩手飯岡駅と仙北町駅の間の線路西側地域の盛岡市有地14:00〜14:10視察、盛岡市では数少ない広い市有地で、ここに医薬品関係の製造企業を誘致したい考えのようです。盛んにパワーショベルで土地の造成作業をしていました。14:15バス出発、北上→E盛岡駅西口バスターミナル14:30到着、解散。電車で移動、盛岡駅15:01→15:08岩手飯岡駅→駅前の義兄宅で車に乗り、義弟宅へ。義祖母と義父母の墓参り、親戚挨拶、そして宴会です。

■ 帰る日
 2018年10月21日(日) 義弟宅8時20分発→途中給油→岩手大学理工学部隣の妹宅まで12.3km、30分、9時過ぎ発、途中前回紹介したさいたま市在住の高校同級生の雫石町七ツ森の別宅に寄り道、不在だったので「来たよ」と書いて封筒に入れ、郵便受けに投入しました。ここから七ツ森を越えて七ツ森小学校と、筆者の実家跡地を通り、七ツ森墓地公園に行き、墓の掃除とお参りして11時発、11時半従兄の入院している鶯宿温泉の病院に行きお見舞い、2年前まで元気で、秋田へ車で出かけては釣りをしたり、山菜取り、きのこ採りなどに走り回っていた従兄が、今や経口飲食が出来ず胃ろうになっていました。愕然としました。2014年の大晦日に奥様を亡くされて独り暮らしでした。お金持ちなので病院は個室でしたが、どんなにお金があってもやはり独り暮らしは寂しかったでしょう。人はいつかは死にます。他人事ではありません。我が身にとってももうすぐのことです。改めて死に方について考えさせられました。胃ろうをやっていれば生き続けられます。しかし床ずれなど大変なのです。しかも本人が意思を伝達できなくなる、それが問題です。

■ 紅葉のこと
 12時病院を出て、県道281号線経由南昌山トンネルを通って矢巾に向かう道路、前日紫波町のバスで通った道と全く同じ道を走ります。南昌山第一トンネルと第二トンネルの間に架かる橋の脇の駐車場に車を停めて、写真を撮ったのが右です。今年の紅葉は遅いし、色も鮮やかではありません。これは東北全体に言えるようです。北海道・北東北とその他の地域の紅葉の違いは、前者が赤・黄・緑がそれぞれハッキリ色鮮やかなのに対し、後者は茶色が多くくすんでいることです。日光や伊香保の紅葉は色鮮やかでは無いのですが人々は綺麗だと言います。北東北の紅葉を知らないからでしょう。これは昼夜の寒暖差のためと思います。ただし、京都の紅葉などは綺麗ですが、これは人工的に色付きの良いモミジなどを植えているからです。モミジは全国的に赤いし、イチョウは全国的に黄色です。造った紅葉も造形美で宜しいです。
 この後、矢巾スマートIC上り線入り口から13時に入り、東北自動車道を走り、上河内SAまで430kmノンストップ運転、結構我ながらタフですね。栃木に入ったら渋滞でノロノロです。筆者はラーメン、連れ合いはウドンを食べて、再度スタート、この後羽生までノロノロでした。

南昌山第二トンネル周辺の紅葉、まだ早いですね
 久喜白岡JCTで圏央道に入り、川島ICで19時降りて、高速料金は休日3割引で¥7,700です。矢巾PA→川島IC;497km6時間ですから、渋滞があった割には速いですね。国道254号線(川越街道)をスイスイ走り、19時半自宅に到着、この日の走行は586.6km、車の表示では燃費19.6km/リットルでした。ちなみに往きと同じように久喜IC利用ならば高速料金は休日3割引で¥7,040、距離的には短いのですが時間的には14分多くかかります。14分で¥660差、1時間換算で¥2,828、それでも帰りは早く帰りたいものなのです。翌朝のパンと牛乳、リンゴなどを近所の店で買いました。今回の旅の全走行距離は1222.4km、車の表示では燃費20.4km/リットルでした。

■ 帰宅翌日は川越温泉
 さて、4泊5日の東北温泉巡りから帰ってきて、22日(月)は小さな旅・川越温泉に行きました・・・22日は夫婦半額です。
街中にある温泉にしては良い温泉です。
小さな旅・川越温泉の、左:外観、右:生源泉掛け流しの檜浴槽

■ 近所の温泉;真名井の湯、エコパ、そして伊香保温泉
 そして23日(火)は近所の真名井の湯、ふじみ野市にある温泉です。その後は余熱利用施設エコパ、24日(水)は湯島の岩手屋で雫石町友会役員会、26日(金)は毎月恒例の伊香保温泉、おばあちゃん4人のアッシー君。27日(土)は九段下・ホテルグランドパレスで東京盛岡ふるさと会に夫婦で出席、その後は渋谷のハロウィンかな?
(2018年10月23日)


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