202  America First

 いまの季節、一番大変なのは鳥ですね。熊が冬眠するように、様々な越冬方法があります。卵やさなぎの形で越冬したり、肉食動物は他の動物を襲い、草食動物はわずかな緑を探し求めて食べて冬を越します。鹿は木の皮を食べたり、根っこを掘り起こして食べたりします。リスのようにどんぐりを穴の中にせっせと貯めて、それを冬の食糧にするものもいます。鳥は暖かい地へ渡るものもいれば、留まって冬を越すものもいます。渡り鳥の多くは、湖沼に群れて魚や虫、種などを食べています。我が家の庭に舞い降りる小鳥は木々の実を食べ尽くしました。観賞用の唐辛子さえ食べてしまいました。隣の家の蜜柑の木に止まっては実をついばんでいます。これから何を食べるんだろう?と心配になります。


■ トランプ米大統領就任式演説への評価は真っ二つ
 注目されたドナルド・トランプ第45代米大統領の就任式、全米各地だけでなく世界各地で抗議デモが繰り広げられたり、下院議員60人が就任式をボイコットしたり、異例づくめの就任式でした。注目の16分間の就任演説を聞いて皆さんどう感じましたか?良い悪いの評価が真っ二つで、まさに「アメリカの分断」を強く印象付けました。「米国は長年にわたり、米国内産業の犠牲のもとに外国の産業を豊かにしてきた。我々の軍隊が消耗し切っているにもかかわらず、外国の軍隊を支援してきた。我々は自分の国を守ることなく、他の国の国境を守り続けてきた。米国内のインフラが衰退し破損しているにもかかわらず、海外で何兆ドルものカネを使ってきた。米国の富と力と自信が拡散する中で、米国は他の国を豊かにしてきた」・・・このように述べました。環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、オバマケア撤廃、地球環境問題くそくらえ・・・、いったいこれからどうなるんでしょう?

■ トランプ支持派
 「新大統領は、反エスタブリッシュメント(既得権層・支配勢力)、反エリート(主流メディアや言論界)、反ワシントン(連邦政府官僚、共和党保守本流や民主党)、外国を敵に回して戦うぞ、という意気込みを熱っぽく話してくれた。胸がスーとしたよ。黒人大統領の閉塞の8年間からやっと解放されたって感じだね」、「今、何が私の身の回りに起こっているか、だって?私の住んでいる田舎町にまで、肌の浅黒い見知らぬ外国人がどんどん入ってきて、治安が悪くなっているんですよ。トランプさんはこんな状況から私たちをきっと救い出してくれると信じています」・・・熱狂的なトランプ支持者の予想通り、就任演説でも予備選段階から言ってきたことをそのまま貫き通しました。アメリカの分断を修復するようなことを少しは言ってくれるかな?という期待は吹き飛びました。
 「トランプ大統領は、米企業が低賃金を求めて外国に逃げていった結果、職を失った白人労働者のことを考えてくれる初めての大統領だと信じています。演説を聞いて確信が持てました」という支持者たちの声、就任式に詰め掛けた人々の光景、異様だと思いませんでしたか?白人ばかりでした。

■ トランプ反対派
 「こんなお粗末な大統領就任演説を聞いたのは初めてだ。内容は中学校の生徒会長に選ばれた生徒の挨拶と同じレベルだ、分かりやすいと言えば分かりやすいが、予備選や大統領選の時の自分の支持者だけに話しているわけじゃないはず。演説の中に出てくる表現はどこかで聞いたようなパクリばかり。例えば、『Make America Great Again』という表現はロナルド・レーガン(第40代大統領)が最初に使ったのをパクっただけだし、『America First』は第二次大戦への参戦に反対した若者たちが言い出した言葉だよ」、「改めて、われわれ米国民はひどい人間に核のボタンを押す権限を与えてしまったもんだと思う。米国がこれまで営々と培ってきた世界のリーダーの地位から降りる兆候をこの演説ははっきりと示した。中国とロシアはあざ笑い、世界の同盟国は頭を抱えているはずだ」・・・就任式直前の世論調査でトランプ大統領支持40%、反対50%強、これがどの世論調査でも同じでした。トランプ氏は「そんなのウソのニュースだ」とツイートしました。普通就任式では支持率が高まるのに全く逆、選んでしまった後で多数の米国民は「しまった」と思っているんでしょう。

■ 演説の内容抜粋
 Today we are not merely transferring power from one administration to another, or from one party to another - but we are transferring power from Washington, D.C. and giving it back to you, the people.
−−−今日の式典には特別な意味があります。なぜなら私たちは今日、単にひとつの政権から次の政権に、あるいはひとつの政党から別の政党に、権力を移しているだけではないからです。私たちは権力をワシントンから、国民の皆さんにお返しするのです。
 And this, the United States of America, is your country.
−−−そしてこの、アメリカ合衆国は、あなたの国なのです。
 January 20th, 2017, will be remembered as the day the people became the rulers of this nation again.
−−−2017年1月20日は、国民が再びこの国の指導者となった日として記憶されるでしょう。
 The forgotten men and women of our country will be forgotten no longer.
−−−我が国の忘れられた人々は、もうこれ以上、忘れられることはありません。
 For too many of our citizens, a different reality exists: Mothers and children trapped in poverty in our inner cities; rusted-out factories scattered like tombstones across the landscape of our nation; an education system, flush with cash, but which leaves our young and beautiful students deprived of all knowledge; and the crime and the gangs and the drugs that have stolen too many lives and robbed our country of so much unrealised potential.
−−−我が市民のあまりに多くが、これとは別の現実の中にいます。都市の中心部では母親と子供たちが、貧困に囚われています。この国のあちこちで、さびついた工場が墓石のように散らばっています。資金を大量につぎこまれた教育制度は、若く美しい生徒たちに何の知識も与えないままです。そして犯罪とギャングと麻薬が、あまりにも多くの命を奪い、あまりにも多くの実現しない可能性を我が国から奪い去ったのです。
 From this day forward, a new vision will govern our land.
−−−今日から後は、新しいビジョンが我が国を統治します。
 From this day forward, it's going to be only America First, America First.
−−−今日から後は、ただひたすら「アメリカ第一、アメリカ第一」です。
 We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies, and destroying our jobs. Protection will lead to great prosperity and strength.
−−−私たちは、私たちの製品を作り、私たちの企業から盗み、私たちの職を破壊する外国の侵害から、この国の国境を守らなくてはなりません。保護によって、繁栄と力は拡大します。
 America will start winning again, winning like never before.
−−−アメリカはまた勝ち始めます。かつてないほど勝ち始めます。
 We will bring back our jobs. We will bring back our borders. We will bring back our wealth. And we will bring back our dreams.
−−−私たちは仕事を回復させます。国境を回復します。富を回復させます。そして私たちの夢を復活させます。
 We will not fail. Our country will thrive and prosper again.
−−−私たちは失敗しません。私たちの国は再び、栄えて繁栄します。
 Together, we will make America strong again.
−−−一緒に、アメリカをまた強くします。
 We will make America wealthy again.
−−−アメリカをまた豊かにします。
 We will make America proud again.
−−−アメリカをまた誇り高くします。
 We will make America safe again.
−−−アメリカをまた安全にします。
 And, yes, together, we will make America great again.
−−−そしてそうです。一緒に、私たちはアメリカをまた偉大にするのです。
 Thank you, God bless you, and God bless America. Thank you. God bless America.
−−−ありがとう、神様の祝福を。神様がアメリカを祝福しますように。ありがとう。神様がアメリカを祝福しますように。
 アメリカ、アメリカ、アメリカ・・・なんと演説の中で35回もアメリカを連呼しました。アメリカ良ければそれで良い、まさしくonly America First, America First.でした。

■ 米国社会の分断
 海外に流れた仕事を取り戻し、『米国第一主義』を掲げ、『米国を再び偉大にする』という方針を引っ提げてホワイトハウス入りした新大統領、これを支持したのは白人の低所得層と言われています。しかしこの表現は正しくないかもしれません。昔は「中流」と言われていた層が、ITで高所得の労働者と、取り残された低所得層に分断されました。「中間層」の中の「取り残された低所得層」、それも白人がトランプを支持したのです。更に下には貧困層が居て、トップにはとんでもない一握りの大金持ちが居て、こうなったのは情報化社会やグローバル化のせいなのです。

 68『米国社会の分断』(2014年6月21日)で米国社会の分断が深まっていること、ナショナリズムを喪失しようとしているように見える米国の有様は、日本の未来の姿かもしれません・・・と書きました。2年半前時点での米国社会の分断は、1%富裕層対99%貧困層の分断といわれました。182『格差と賃金』(2016年9月3日)では、世界を覆う不思議な現象・・・米国大統領選挙におけるトランプ台頭、フィリピンの大統領選挙でドゥテルテ氏が圧勝、英国ではEU離脱の国民投票で離脱派が勝利、日本では東京都知事選挙で小池百合子氏が圧勝、いずれも、いわゆる「常識」とか「穏健」、「順当」という言葉と対極にあるものが支持された結果で、これはどういう理由によるものでしょうか?と書きました。こうした現象の答えとして考えられることは「ポピュリズム」で、一般大衆をアジって、民衆を味方につけたことが勝因と書きました。人々の間に鬱積した不満のエネルギーを利用し、敵を作りその排除を主張するやり方、歴史を紐解けば、こうした事態は極めて危険、民衆がその危険性に気付いた時は既に手遅れなのだと書きました。そしてまさかのトランプ大統領誕生、これだけまさかが続くと、今年ヨーロッパで相次ぐ選挙もヤバイ気がします。
 この格差をもたらしたものは情報化社会であり、グローバル化です。米国で「真ん中」を支えてきた働き手がやせ細る背景には、製造業の没落があり、トランプはこれをうまく利用しました。しかしこのときに掲げたグラフをもう一度見てください、この四半世紀で米国人の賃金は31.3%増えて世界第4位から2位に躍進しました。ところが日本はナント!下がって世界第9位から19位に没落、韓国にさえ抜かれてしまいました。

OECDによる世界の賃金ランキング


■ 何故日本国民は怒らないのか?
 つまり米国人労働者は決して賃金的には恵まれていないことはありません。ただ、工業化社会から情報化社会に転換する中で製造業が没落し、ITが隆盛となってITや金融にからむ労働者は高所得ですが、工場労働者はサービス産業に転身せざるを得ないため所得が減ったのです。そしてそれさえできない貧困層の占める比率は今や世界トップとなってしまったのです。この現象は日本でも全く同じです。日本の貧困層比率は今や世界第2位なのです。それどころではありません。米国人の平均賃金は31.3%増えたのに、四半世紀賃金が上がらず、世界の中でドンドン追い抜かれているニッポン、何故日本国民は怒らないのでしょうか?それは日本の社会主義的政策が成功しているからです。日本でも格差は拡大して貧困層が増えていますが、健康保険や年金保険、介護保険、雇用保険などの社会保険によって、国民が助け合う仕組みになっています。貧困層には生活保護がきちんと適用されます。米国では金持ちが寄付して貧しい人を助けますが、カネが無い人は医療を受けられず、貧困層は犯罪に走ります。オバマケア撤廃となったら、ますますヤバイことになるでしょう。日本人はお父さんの収入が減っても、夫婦共稼ぎで必死に働いて、あまり文句も言わない、為政者や経営者から見たら素晴らしい国民です。それはやはり助け合うことが当たり前という国民性によるもの、これは世界に稀な日本人の尊敬される面です。

■ トランプ政策に不安が・・・
 トランプが言っているようにグローバル化をやめて、『America First』で行けばどうなるか?もともとグローバル化や情報化社会を推進したのはアメリカそのものです。貿易摩擦で散々日本をいじめた結果、日本は鉄鋼や半導体や自動車の輸出を控えました。その結果鉄鋼や半導体産業は韓国や中国に移転し、日本はその製造装置を輸出するように転換しました。自動車産業は米国に工場を作り、米国人を雇用しました。ただ白人は重労働や汚い仕事は嫌いなので、求人には苦労しています。そこでロボットを多用しています。米国企業が中国へ行ってものづくりしたのには理由があります。America Firstで国内にものづくり回帰しようとしても肝心の労働者が集まるでしょうか?米国民が中国製品を買うのは安いからだし、日本やドイツの製品を買うのは品質が良いからです。高くて気に入らないモノを買わなければならなくなったら米国民はどうするでしょう?しかも情報化社会を逆戻りさせることはできないでしょう。問題は思うようにならないことに苛立ったトランプ大統領がとんでもないことをしでかさないか、不安です。日本でもドル安が進み、株価が下がっているのは、不安の顕れです。

■ トランプの主張が実行されると大混乱の恐れ
 トランプ大統領への不安は様々あります。政府を構成する大臣や政府機関のお役人が大部分決まっていません。すなわち新政策が実質動き出すのは相当先になりそうで、その間各国も各企業もツイッターに振り回されそうということです。またメディアとの対立も深刻です。メディアを敵に回して円滑な政権運営ができるのでしょうか。米国民でメディアを信用する人が三分の一未満に低下しているという現実もありますが...
 利益相反も心配ですね。貿易不均衡で中国、メキシコ、日本を批判しましたが、中国はダントツ入超ですが、実は次いでメキシコ、日本、ドイツがほぼ同レベルなのにドイツの名前は出てきません。それは自らがドイツ系だからです。また中国バッシングが行き過ぎると、中国の景気が下向き、ヨーロッパはじめ、世界中が不況に陥る可能性があります。親イスラエルなのは信頼する娘婿がユダヤ人だからと言われていますが、これでアラブ諸国が猛反発するのではと言われています。一番怖いのは世界一の米軍130万人の総帥であるということです。もし本当に壁を作るとか保護貿易で関税をかけるとなると、世界経済は大混乱になる可能性があり、過去の歴史が教えるものは戦争です。

■ 全豪オープン大波乱
 第5シード錦織圭が4回戦でフルセットの末、元世界ランキング1位で第17シードのロジャー・フェデラーに負けました。フルセットになったら負けないという錦織圭が全豪オープンでベスト8を前に敗退するのは3年ぶりです。本人は「もったいないとしか言いようがない。マレーも負けてチャンスもあったので」と語ったそうですが、「もったいない」の意味は、世界1位のマレー(マリーと言われる場合もあります)も4回戦で世界50位のM・ズベレフ(ドイツ)にセットカウント1-3で負け、その前に2回戦で世界2位のジョコビッチ(セルビア)が世界ランク117位のD・イストミン(ウズベキスタン)に4時間48分のフルセットの末敗れたため、四大大会初優勝には絶好のチャンスだったからです。試合前マイケル・チャンコーチからフェデラーは難敵だと言われていました。「終わった人」みたいなイメージがありましたが、全豪オープンを4度制しているフェデラーは錦織にこれまで4勝2敗と勝ち越していました。一時期は世界に敵無しの絶対的王者でした。やはり錦織圭より精神力でまだ一歩上ということです。実力を発揮すれば錦織圭が勝ったでしょうが、尊敬するフェデラーに気後れしたのが敗因でしょう。
 全豪オープンでベスト8を前に敗退するのは、ジョコビッチが9年ぶり、マレーが8年ぶり、錦織圭が3年ぶりです。今オーストラリアは夏、その暑さが異変をもたらしているのでしょうか。

■ 19年ぶりの日本人横綱誕生か
 大相撲初場所で稀勢の里が14勝1敗で初優勝、千秋楽では横綱白鳳に攻め込まれながら土俵際踏ん張り、右に回転して、左腕で豪快にすくい投げしました。横綱白鳳は稀勢の里を苦手としています。双葉山の69連勝を目の前に63連勝でストップされたのも稀勢の里です。その後も好調時でも稀勢の里にはたびたび苦杯を舐めてきました。今回稀勢の里が勝った瞬間の表情は淡々としていました。「あぁ〜久々の横綱だな」と思いました。ここ一番に弱いのでたびたびファンをがっかりさせてきました。2012年夏場所では11日目を終えて2差リードの単独首位に立ちながら初の綱取りに失敗しました。翌2013年名古屋場所でも力み過ぎで賜杯を逃し、右足を痛めた14年初場所は7勝7敗の15日目、休めと言われて泣く泣く初めて休場し、綱取りどころか、かど番へ転落の屈辱を味わいました。しかし他の3大関がたびたびかど番を脱しながら初賜杯を獲得するのを見て、悔しさも感じたでしょうが、弱気を捨て頑張ろうと闘志の炎が燃え上がったのではないでしょうか。重圧に弱いのは誰しも認めざるを得なかったのですが、2016年最多勝の実績が示すように、今間違いなく一番強い力士です。長く大関を張っていながらかど番が1回しかないということが、安定した強さの証明です。
 大一番を前にすると、まばたきが突然増えて、ああ緊張してるな、と見て取れました。そういうところが愛らしいところがあって、負けても負けても「頑張れ!」と声援を受けました。日本人はこのような姿が好きなんですね。横綱白鳳は間違いなく大横綱ですが、大鵬のような誰からも愛される横綱ではありません。それは「横綱相撲」という言葉に代表される、受けて立つ風格のある相撲を取らないことがあるからです。勝ってガッツポーズをしてはいけません。レスリングと違って、大相撲は勝てば良いというものではないのです。その意味ではいま、稀勢の里が一番「横綱相撲」を取る力士です。絶対かわったりしません。大一番を前に、昨年あたりからはほほ笑むように口角を上げたり、穏やかな表情を浮かべたりして、「なんか違うな」と思えました。多分緊張を緩めるべく努力していたのでしょう。度重なる試練を乗り越え、パレードの車上で破顔一笑する日が訪れました。

■ 女王石川佳純を破って16歳平野美宇が史上最年少V
 卓球:全日本選手権女子シングルスで、平野美宇(エリートアカデミー)が史上最年少となる16歳9ヶ月で初優勝を飾りました。昨年と同じ日本のエース石川佳純(23=全農)との決勝戦は、試合開始から2ゲームを連取しました。石川の反撃を受けて第3、5ゲームは落としましたが、ゲームカウント3−2で迎えた第6ゲームを11−5で奪い、ゲームカウント4−2で、石川の4連覇を阻止し、悲願の初制覇を果たしました。昨年のリオデジャネイロ五輪は代表から漏れ、補欠として同行、活躍した伊藤美誠(16=スターツ)を見ての口惜しさをバネに、10月のワールドカップ(アメリカ・フィラデルフィア)では、伊藤美誠を破り、史上最年少で制覇して注目されていました。2017年1月現在の18歳以下の世界ランキングを見ると、1位伊藤美誠、2位平野美宇、3位早田ひな、4位には今年5月29日に開幕する世界選手権代表に選ばれた加藤美優、5位塩見真希、上位5名を日本の選手が独占しています。全日本選手権女子シングルスでは伊藤美誠が早々敗退する中、女王石川佳純がさすがの貫禄で勝ち上がりましたが、その女王を破ったのですから、日本の卓球界には大変明るいニュースです。

と同窓会新年会ツアーに行ってまいります
 今週末は温泉と同窓会新年会ツアーです。その翌週の土日も高校同期の新年会と少年野球の駅伝大会です。今週末は熱海から盛岡へ、大学同窓会新年会と高校同窓会新年会のハシゴ、それから仙台の弟宅に寄った後、会津東山に浸かって帰ってきます。


■ 松方弘樹さんご逝去

俳優の松方弘樹(まつかた・ひろき、本名目黒浩樹=めぐろ・こうじゅ)さんが2017年1月21日、脳リンパ腫のため死去されました。74歳とのことです。東京都出身、時代劇スター近衛十四郎さんと女優の水川八重子さんの長男で、俳優の目黒祐樹さん(69)は弟です。昨年2月に体調不良を訴えて入院していたそうなので、およそ1年の闘病生活、抗がん剤投与の治療中にたびたび脳梗塞を起こし、今年に入って一進一退の状態が続いていたそうです。かつては東映の時代劇やヤクザ映画を中心に活躍したスター俳優でしたが、多くのバラエティー番組でも異彩を放ち、カッコイイけれどオモシロイスターでした。元妻は女優仁科亜希子で、1男1女もタレントです。趣味の釣りで300キロ以上の巨大マグロを釣り上げるなどでも有名でした。近年は所属する「夢グループ」で「夢コンサート」に出演したりしていました。ご冥福を祈ります    合掌


松方弘樹さん

(2017年1月23日)


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