140  不正や偽装

 このところ、不正や偽装が相次いで報じられ、ニッポンの信頼も地に落ちてきた感があります。食品偽装についてはもはや日常茶飯事で、驚きもしないほど感覚が麻痺してきました。いけませんね。悪に慣れることは決して良いことではありません。しかしながら、「清く正しく美しい」ことを必ずしも良しとしない風潮が日本全体を覆って来つつあることは厳然たる事実です。それは政治の世界を見れば良く分かります。多分将来ウソになるだろうと分かっていても、平気で口に出す首相の心地良い言葉を信じようとする国民は、真実とは思うけれどもそんな青臭いことじゃ政治はあきまへんで、と野党党首の言葉に耳を傾けません。でも現実ウソじゃないし、そんなニッポンで在りたいから首相の言葉に希望を見たい、そういう国民大方の心理です。政治家は常に希望を持つべき、多分ダメでも、自分がそれを変えてみせる、ウン、やるぞ、という心意気と思います。それを否定してはいけません。
 食事もろくに食べられない貧しい子供達に食事を与えようというNPOの活動が全国で増えています。ニッポンにおける格差は今や絶望的に拡大しています。もはやニッポンは性善説では成り立ちません。「清く正しく美しい」だけではダメなのが本音で、だけど、不正や偽装が現れると「清く正しく美しく」ありたいという気持ちになってしまうニッポンなんですよ(>_<)

■ 源泉掛け流しの宿は全国の1%
 前々回、「源泉掛け流しの宿」と良く言われますが、厳密に言えば、別府や草津と言う日本1、2の温泉地にはそんな宿は無いのをご存知ですか?」と書きました。日本全国の温泉宿のうち、「源泉掛け流しの宿」と言って良いのはたったの140軒で、実に1%しかないという話です。TVのプロデューサー小森威典さんが日本全国をテレビ番組撮影で泊まり歩いた結果を発表したもので、本にもなりました。小森威典さんは、一躍温泉評論家みたいに扱われ、引っ張りだこになりました。鶯宿温泉の長栄館のホームページを見ますと、源泉掛け流しとは、「無加水」「無加温」「無ろ過」「無循環」であることで、この宿では噴出した温泉の湧出量毎分1016リットルのうちの300リットルを毎分全ての浴槽から溢れ出させているそうです。確かにソヨソヨではなくジョージョーとお湯は浴槽から溢れ出しています。PH8.3の弱アルカリ性単純硫化水素泉の源泉をそのまま掛け流しているため、温泉の質は非常に柔らかく、洗顔後は洗い流さずにおくと効果的だそうです。湯花が漂うまろやかな温泉です。しかも、全浴槽の湯を真夜中に総入れ替えしているそうです。

■ 源泉掛け流しの鶯宿温泉・長栄館
 ただし、別府や草津の名誉のために言わせて頂けば、これら湯温がとんでもなく高い温泉は、冷ますのが大変なんですね。草津の湯畑や、アイスクリームの木のスプーンをデッカクしたようなスノーボードみたいな板で湯もみするのは、冷ましているわけです。今では長い配管をクネクネさせて水ないし空気と熱交換させるとか、様々な方法が採られています。面倒で手間がかかる作業がイヤで、加水や加熱するなど、どうしても安易な方法に頼るところが大半です。季節によって湯温が変ったり、当然気温は変りますから、加熱しているところも多いのです。昔から源泉掛け流しの宿には「湯守」という専門の人が居て、常にお湯の適正温度を測って手を打つほか、深夜に湯を入れ替えるなど、お客様が寝ている時間に湯守が働いているのです。これはなかなかできることではありません。長栄館はこれをしているから認められたのです。
 長栄館の、特に檜の湯花漂う浴槽は最高でした。本当に温泉らしい温泉、ず〜〜〜〜っと入って居たくなる湯です。温泉オタクは、別に本を見なくても、週刊誌に惑わされなくても、本物の温泉は肌でわかるのです。

岩手県雫石町のアリネ温泉の露天風呂 下は斜面〜牧場

■ 「源泉掛け流し」表示はウソ?
 では「源泉掛け流し」という表示の宿はウソつきが多いのでしょうか?長栄館の定義どおりだとすればそうでしょうね。先週も伊香保温泉の「源泉掛け流し」のお風呂に浸かって来ました。「源泉」というところの定義がビミョー、無加水、無加温、無ろ過、無循環・・・このすべてをクリアするのは難しいでしょうね。「掛け流し」=無循環であるのはさすがに本当でしょうが、「源泉」が無加水、無加温、無ろ過であるか?このうちひとつぐらいはパスしているのではないか?というあたりが、ホントウかウソかの違いになるのだと思います。清く正しく美しく?ひとつぐらいい〜じゃね〜か、ということで「源泉掛け流し」ってところが多いのではないですか?
 右は岩手県、岩手山〜奥羽山脈連山北の山麓に広がり、八幡平との境目にある松川温泉の露天風呂、気持ちいいですよ。上の雫石町、山を隔てて真南の山麓にあるアリネ温泉露天風呂は標高が高いので、露天風呂から斜面が下り、一面の牧草地、下界を見下ろしながらまさに雲上の露天風呂、あ〜気持ちイイ

岩手・松川温泉の白い露天風呂

■ 入浴剤を添加していた「温泉」

 以前つぶやき107『緊張温泉』(2005年1月29日)で、「信州安曇村の白骨温泉露天風呂、旅館業2施設で入浴剤添加が行われていたことが大問題になった。白くないから白くしたということで、これに端を発して全国各地の温泉で「温泉」ならぬ「不正問題」が”噴出”した。伊香保も例外ではなかった」と書きました。入浴剤添加が問題となって、日本全国で次々と同じような温泉宿がバレたという話、「源泉掛け流し」のウソより余程タチが悪いですね。

■ 有機肥料偽装 10年以上前から
 JAが東日本の11の県で販売した有機肥料の成分が偽装されていた問題で、問題の肥料を製造していた秋田市の肥料メーカー「太平物産」の社長が記者会見を開き、偽装が10年以上前から行われていたとみられることを明らかにしました。
 太平物産は、JA全農=全国農業協同組合連合会を通じて肥料を販売していましたが、大半の製品で表示よりも有機質の原料の割合を減らしたり表示していない原料を加えたりして成分を偽装していたことが分かり、製造が中止されました。太平物産の4つの工場すべてで有機質の量を少なくした「製造指示書」が作成され、これに基づいて成分を偽装した肥料が製造されていたということで、「組織ぐるみで実行したと見られてもしかたがない」と認めているそうです。原価を下げるためとか、ニオイ対策のためらしく、余り強い罪悪感無しに実行されていたようです。清く正しく美しく?少しぐらいい〜じゃね〜か、というのがメーカーのこれまでの認識だったのではないでしょうか?
 森山農林水産大臣は記者会見で「消費者は有機栽培の農産物を評価しており、これに水を差すような行為で極めて遺憾だ」と述べ、法律にのっとって指導などを検討する考えを示しました。このメーカーの肥料は茨城県でも販売され、問題が発覚したあと、JA全農がすべて回収しました。新たに供給された肥料のほうが回収された肥料よりも価格が高いため、差額はJA全農が負担するということです。「有機」の表示が出来なくなった農家はかわいそうです。

若葉の春
北海道大学
の銀杏並木



萌え春も良し
散る秋も良し

黄葉の秋

■ VWの不正と東芝の不正は質が異なる

 VWの不正は、世界中を激震となって駆け巡りました。その前には、あの東芝が...ショックでしたね。ただVWの不正と東芝の財務会計の不正は全く質が異なります。VWは、厳しい米国の排ガス規制を逃れるためにインチキのソフトを搭載した車を市場に出し、「クリーンディーゼル」を信じたお客様を騙した、これは絶対に許されるものではない悪質な不正です。一方東芝は、実際よりも利益が上がっているように見せかけたことで、株主を騙したことになりますが、東芝製品を買うお客様を騙したわけでは有りません。米国型株主資本主義においては、お客様より株主の方が大事です。株主は利益を拠り所に投資しますから、経営者は利益を上げなければなりません。経営者から、「売上を伸ばせ、利益を上げろ」と言われた部下はどうするか?東芝の問題は現代日本企業においては氷山の一角に過ぎません。清く正しく美しく?生き馬の目を抜く市場経済社会で、生き残って行けますか?ウ〜ム

■ 財務会計と税務会計
 企業会計には、財務会計と税務会計があります。財務と経理は若干仕事が違います。財務会計では儲けのことを利益といいます。利益は、売上などの収益から、経費などの費用を差引いて計算します。このように計算された利益は、株主や債権者、投資家といった利害関係者に報告されます。一方、税務会計では儲けのことを所得金額といいます。所得は、売上などの益金から、経費などの損金を差引いて計算します。このように計算された所得をもとにして税金の金額を計算します。財務会計の利益の計算方法と税務会計の所得の計算方法はとても似ています。収益と益金、費用と損金はほぼ同じなので、その結果としての利益と所得もほぼ同じ金額になります。ほぼ同じというところが悩ましいところで、この僅かな違いが財務会計と税務会計の違いを生み出しています。費用(損失)、損金ともに収益をあげるためにかかった経費や突発的に発生した損失のことをいいます。多くの項目は費用(損失)になるものは損金にもなり、損金になるものは費用(損失)にもなりますが、そうはならないものがあるのです。財務会計上は費用になるけれど、税務会計上は損金にならないものを「損金不算入項目」といいます。具体例としては交際費や減価償却費、役員賞与などで、税務上の限度額を超えたものや、財務会計上は費用として処理した税金の一部、罰金などが該当します。逆に、財務会計上は費用にならないけれど、税務会計上は損金になるものを「損金算入項目」といいます。具体例としては繰越欠損金などが該当します。日頃の会計帳簿の作成(記帳)を税務会計にもとづいて行えば、利益から所得を求める計算に用いる項目は少なくて済みます。そのため、中小企業においては財務会計ではなく税務会計が主流になっています。しかし、税務会計の目的はあくまで税金の計算にあって適正な財務報告には向いていません。ファンドからの出資や、株式上場、M&Aなど外部からの投資を呼び込む場合には、財務会計による記帳をする必要があります。

■ NPO
 難しい話でスミマセン。企業経営はお金、それも利益です。どんなに社会に貢献しても、利益の出ない会社はつぶれます。NPOのようにNP=無利益でも存続する組織はありますが、それは資金源があるからで、通常はNPOでも費用が発生しますから、それ以上の収入が無ければ、持ち出しで身銭を切らなければなりません。それは長くは続きません。だからNPOと言えど利益を出す必要はあります。ただそれを蓄積しません。株式会社は、税金を払って、その後残った利益から株主に配当を払います。さらに将来に備え準備金のような形でお金を残しておかなければなりません。考えようによっては、株主のために偽装したりしなくて良いぶん、NPOはのびのびと清く正しく美しく活動できることもあるかも?

■ 税金を払わないと?
 以前西武鉄道グループのオーナーだった堤義明氏は、一時期世界一の資産家と言われ、福田元首相や小泉元首相ら自民党トップとも親しく、国土計画、プリンスホテル、西武ライオンズなどのトップを勤めたほか、JOCの委員長を務めるなどスポーツ界にも大きく貢献されました。政治、経済、スポーツ、芸能分野で華々しい活躍をされていましたが、21世紀に入ってにわかに暗雲が・・・。東京地検特捜部に証券取引法違反で摘発され、有罪判決を受けました。清く正しく美しく・・・なんてことで、たたいて全くほこりの出ない経営者なんて居るのでしょうか?居るのなら多分大して業績の上がっていない企業です。しかし検察というのは清く正しく美しくないものは摘発する組織で、ただその裏に清く正しく美しくないどす黒いものが存在するように思います。西武グループは利益を次々に次の事業、次のホテル、次のゴルフ場、次のスキー場に投資して行きました。国のお金も利用しました。お金は回りますが、税金を納めません。税金を払わないで国のお金は利用する経営を快く思わないのは・・・?この続きはやめましょう。堤義明氏は2013年、請われてJOC最高顧問に就任しました。政治の世界やスポーツ界には、堤義明氏の功績を多とする人が多いのです。

■ 旭化成建材の偽装
 三井不動産グループが販売した横浜市都筑区の大型マンションで、杭の一部が強固な地盤(支持層)に届いておらず建物が傾斜した問題で、杭の施工記録が支持層に届いている杭のデータと差し替えられていたことが判明しました。この杭の施工を担当したのは旭化成建材です。あのへーベルハウスの旭化成の子会社です。建築基準法に違反する疑いがあります。問題のマンションは大型商業施設との一体開発の形で三井住友建設が施工し、三井不動産レジデンシャルが販売しました。すべてが超一流の業者揃いなだけに、ショックです。
 こうしてみてきますと、もはや何を信じたら良いのかわからなくなります。性善説であった日本も、これからは性悪説で見ていかなければならないのかと思うと悲しくなります。
 以前構造計算の姉歯事件がありました。今回はちょっと質が違いますが、この事件は旭化成建材を悪者にして済む事件でないことは、ニッポンの建設業に携わる人なら皆さん分かっています。日本はお客様は神様ですが、施工全体を監理(管理ではありません、ここがミソです)するゼネコンは天皇陛下、その下のサブコンはお殿様、更にその下に家老やサムライ、その下に足軽、更に・・・・と階層が構成されるハイアラーキシステムで成り立ちます。途中で悪いことをしたり手抜きするヤツが居たら、これは手打ちモンです。トカゲの尻尾切りで上に責任が行かないようにするシステムになっています。だから本当のことを言うのがコワイ。「清く正しく美しく」なんて、この業界ではアリエナイのです。

■ 東洋ゴムの偽装
 免震ゴムの偽装で揺れた東洋ゴム工業で、また新たな問題が浮かび上がりました。船や電車などに使う防振ゴム製品の一部で、性能の試験結果を改ざんして出荷していたのです。内部通報を受けて過去10年分を調べたところ、鉄道車両メーカーや造船関連企業など18社に計189種類、87,804個の不正な部品を納めていたことがわかったのです。実際は子会社のやったことですが、監査でもわからず、内部通報で判明したとのこと。これで3回目の事件なので、もはやこれは企業体質だと言われかねません。

■ 小糸工業の不正
 トヨタ系で、自動車ランプなどでは超大手である小糸製作所の子会社:小糸工業株式会社 (現・KIホールディングス株式会社)は日本航空 (JAL) や全日空 (ANA) を含む世界32社に在籍する航空機約1000機に対し約15万席(134種)のシートを提供している会社です。しかし認証済みの防炎シート材を使用しなかったり、図面変更や試験結果の捏造などいくつもの不正が浮上して、国土交通省は、内部通報で発覚した小糸工業株式会社の不正に対し、業務改善勧告を出しました。既に多くの航空会社から損害賠償の訴訟を起こされています。
 航空機の座席以外に小糸工業は、植物育成の環境づくりで日本のトップ技術を誇る会社でした。しかしこのような不祥事で、そういう優秀な技術を持つ部署も影響を受けて悲惨な目に遭いました。かわいそうです。自分たちは何も悪いことをしていないのに、会社のホンの一部の悪さをした人たちによって、自分たちまでが悲哀をかこつ、組織というものはそういうものですが、やってられませんね、まったく。

■ 国保の不正受給
 住吉会系暴力団組長らが療養費を不正受給していた事件で、東京・杉並区の接骨院が請求した療養費の9割近くが、国民健康保険の加入者のものだったことが判明しました。この事件は、住吉会系暴力団組長ら16人が杉並区の接骨院で患者を治療したように装い、療養費およそ45万円をだまし取ったとして逮捕されたものです。この接骨院は、2011年から13年まで、自治体などから患者およそ350人分の療養費の支給を受けていましたが、その後の調べで、9割近くにあたるおよそ3百人が国民健康保険の加入者だったことが新たにわかりました。事件容疑者らが不正の発覚を防ぐため、加入者が多く審査業務が膨大な国民健康保険の加入者を狙ったとみられています。また、この接骨院の患者の半数以上が一度も通院していなかったということで、警視庁が不正受給の実態解明を進めています。

■ 有料老人ホームの入居者転落死
 入所者3人が転落死した川崎市の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」に対して川崎市は来年2月から3ヶ月間、市への介護報酬請求を停止する行政処分を発表しました。また、東京都の調査で、同系列の東京都内の老人ホーム40施設で、区市町村に報告が必要な事故が2010年から5年余で約700件あり、大半が報告されていなかったことがわかりました。なかには、入所者が事故で死亡した事例が複数あり、食中毒になったり容体急変で救急搬送されたりした重篤な事案も含まれていたとのこと。施設と運営会社の情報共有が十分でなかったとして、東京都は介護保険法に基づき、運営会社「積和サポートシステム」(中央区)に業務改善勧告を出すそうです。舛添都知事は、もっと厳しい処分を課すべきだとして、法律的背景を探っているそうです。
 この会社の親会社は潟<bセージ(岡山市)と積水ハウスです。この事件以降、積水ハウスの株価は急落しましたが、その後V字回復し、今では事件前より上がっています。一方潟<bセージの株価は半値以下に急落し、今や1.5倍戻しで、なお上昇基調です。株主の評価って何なのでしょうね。

■ 侍ジャパン快勝
 侍ジャパンは、ランク付けされてるスポーツで、ニッポン唯一の世界ランク1位ではないでしょうか?なでしこジャパンのFIFAランキング3位もスゴイですよ。テニスの錦織圭は8位まで落ちました。世界野球「プレミア12」の戦い、ニッポンはとにかく強い!中田がスゴイ、筒香もスゴイ、大谷スゴイ、則本スゴイ、イヤイヤ他の選手も皆スゴイ、嶋キャプテンアッパレ!侍ジャパン日本代表は世界野球「プレミア12」1次ラウンド第4戦、米国戦で10-2と逆転勝ちし、開幕4連勝で、1試合を残して1次ラウンドB組首位突破を決めました。中田(日本ハム)は6回に勝ち越しの3ランを放ち、3戦連続V打、松田(ソフトバンク)も満塁ホームラン、大リーグのスカウトたちも大谷やマエケンのピッチングに目を瞠ったそうですが、4番中村、5番筒香、6番中田のド迫力には驚いたでしょう。特に筒香と中田の打席では、風格さえ漂っています。コワイ、コワイ、米国の選手たちが小さく見えました。韓国に5-0、ドミニカに4-2、メキシコに6-5、アメリカに10-2、残るはベネズエラ戦です。

■ 最後に
 でもやはり、本来私たちは「清く正しく美しく」あるべきなんです。不正や偽装は絶対に許してはなりません。そのほかのことには少しの寛容も必要ですが・・・。ニッポンの新幹線が営業上の事故による死者ゼロというのはスゴイことですよ。「清く正しく美しい」日本人魂のなせる業とおもいます。新幹線と争うフランスのTGVで事故が起きて死者が出ています。パリのISによるシリア空爆への報復、同時多発テロ、自爆テロ、多数の死傷者が出ています。力には力、目には目を、武力による争いは武力を呼ぶのです。日本は集団的自衛権で一歩踏み出しましたが、いま一度、過去の歴史に学びましょう。戦後70年、他国の人々を傷つけなかったニッポンは、それだけで他国から尊敬され、愛されているのです。
(2015年11月15日)


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