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水害、噴火、地震、いったい日本列島はどうなってしまったのでしょう?と書いたら今度は地球の裏側で起きたチリの地震で津波襲来です。テレビ報道で繰り返し、各地の潮位を伝え、海岸に近付かないで下さいと各自治体が呼び掛けたのは、55年前の記憶があるからです。 ■ チリ地震津波 チリ地震津波と言えば1960年5月、近代地震学の計器観測史上で世界最大の地震が起きて、日本を含めた環太平洋全域に津波が襲来し、大きな被害が発生したことを今でも覚えています。それだけ長く生きているということです。本震発生から15分後に約18mの津波がチリ沿岸部を襲いました。6階建ての建物が水没する潮位です。時速750kmで伝播した津波・・・新幹線の2.5倍の速さ・・・約15時間後にはハワイ諸島を襲いました。ハワイ島のヒロ湾では最大到達標高10.5mの津波を観測し、61名が死亡しました。日本はチリから見て地球の真裏ですから、津波の最終到達地域であったため、他の太平洋沿岸地域と比べ被害が大きかったようです。地震発生から約22時間半後の5月24日未明に最大で6.1mの津波が三陸海岸沿岸を中心に襲来し、日本の各地に被害をもたらしました。津波による被害が大きくなるのはリアス式海岸の奥にある港で、波が集まって一気に波高が大きくなります。岩手県大船渡市では53名、宮城県志津川町(現南三陸町)では41名、北海道浜中町霧多布地区では11名が死亡、日本全体では142名が死亡しました。過去の度重なる津波被害を受けて高さ10mの巨大防潮堤を建造していた岩手県田老町(現宮古市)では、この津波による被害が全く出なかったため、巨大防潮堤神話が出来て、その後やらずもがなの防潮堤増設により、U字型防潮堤がX字型になったために、東日本大震災の悲劇に繋がりました。 ■ 三陸・大船渡東京タワーさんままつり チリ地震津波で日本で最多の被害者を出した岩手県大船渡市は、東日本大震災でも大変な被害を受けました。それでも人間は立ち上がり、復興に向けてたくましく活動します。その先頭に立っている大船渡市長は筆者の高校同級生です。毎年この時期になると東京タワー「さんままつり」が行われます。今年も9月23日(水・秋分の日)に東京タワーにお越し下さい。筆者も居ますよ〜〜。墓参りのある人は難しいかな〜?詳しい案内は→コチラです。
■ 少年野球チームの合併・存続 今回の主題は少年野球チームの合併についてです。少年野球に限らず、今や高校野球でも合併チームが珍しくありません。我がふじみ野市でも、2014年11チームが2015年8チームに減りました。これは各チームの選手数が減っていることに起因します。小学生の数が減っていることや、サッカー人気のせいもあると思われます。ただ不思議なのは、その割りに大会が増えていることです。それによって選手たちは過密スケジュールになる、世話する親も大変だ、ということになります。1日2試合などがあると、朝早く集合して練習してから試合に出掛けます。土日、祝日に朝早くから起きて、大変です。そうまでして子どもにスポーツをやらせる親は大したものです。 ふじみ野市は小学生の数が徐々に減ってはいますが、新しい小学校が出来たりして、廃校、統廃合が進む全国的傾向からすれば異質です。これは新築マンションや新築住宅がドンドン出来ているからで、畑や雑木林だったところが造成されて住宅地になるので、通学の利便性から新しい小学校が出来たりするわけです。ただし新設小学校は先行き児童数が減って、旧来の小学校に統合される見通しなので、そのときは老人のための施設にすべく設計されています。 ところで、もっとも児童数が少ない小学校の少年野球チームは低学年でもチームが作れます。今年から3つのチームが統合された新チームはナント!そのチームの7倍も小学生が居ます。つまり、児童数が少なくて廃部の危機に直面して、これをなんとか切り抜けようとしたチームの指導者と父母の努力が素晴らしいことに尽きると思います。それを考えたら、熱心な指導者さえ居ればチームは成り立つということです。一旦合併したチームが、また分離独立したら、チーム数が増えてふじみ野市少年野球連盟にとってはうれしいことになります。我がチームは2000年に二つのチームが合併したチームです。そのうちひとつの小学校が2015年から入学者数が急増してきています。どんどん児童数が増えているので、入部勧誘によって選手を増やせる可能性があり、ふじみ野市のチームでは最も将来性があることになります。この地域はビバホームやピアシティを中核として、ショッピングが大変便利になったので、周辺に大型マンションや新築住宅建設ラッシュなのです。最も小学生数が少ない学校のチームが低学年でもチームを作れるのですから、我がチームはじめ他のチームは見習わ無ければなりません。少子化がどうのとか、サッカーがどうのとか言ってないで、入部勧誘を強めることです。少年の健全育成が日本の将来を支えます。 親だけでなく、ボランティアコーチを維持して行くことが少年野球チームの存続に繋がります。結局合併して少年野球チームが減って行くのは指導者の問題なのです。指導者のヤル気さえあれば、チームは存続できるのです。第一線を退いた高齢者を引っ張り出してきて、孫世代の小学生と一緒にグラウンドで活動させるのでも良いのでは?それは世代間の繋がりになり、どちらにとっても良いことです。おじいちゃんに怒られる、褒められるのは小学生の成長に繋がります。おじいちゃんは体力の維持だけではなく、子どもの成長に直に触れることで、新しい家族ができたのと同じことになり、肉体面でも精神面でも老化の防止になります。グラウンドで草取りでも良いのです。校庭をきれいに維持してくれれば学校も喜んで、市も優先的に校庭を貸してくれるでしょう。 ■ 失態続きの埼玉県警 熊谷の6人殺したペルー人30歳、どうして幼い女の子まで殺せるのか?頭が狂ったのでしょう。予兆があるのに住民に危険を知らせない、警察署からの逃亡を許す、ダメですね。 朝霞市の58歳の元タクシー運転手を殺したのが武蔵浦和駅前交番の現職警察官31歳、この交番前はよく歩いていたのでビックリ。捜査1課の刑事も経験した巡査部長だそうです。自宅が川越市鯨井、ここもよく知ってます。現職警察官の奥さんと幼い2人の息子、妻の母と祖父の6人暮らしで、5年ほど前に婿に入ったそうです。動機はなんと、過去の捜査で知り合った女性との交際費のための現金目的の犯行で、事件後この不倫関係にあった女性と旅行に行っていた、しかも、女性との間には子供も産まれていたそうです。 これで思い出すのが桶川ストーカー殺人事件です。1999年10月、桶川市で女子大学生猪野詩織さん(当時21歳)が殺害された事件です。捜査怠慢が明るみになり、埼玉県警のみならず、警察そのものの信頼が地に落ちました。3人の警察官が懲戒免職になりました。被害を訴えているのに取り上げない、いったい何のために警察があるのか?と問われた事件でした。主犯は北海道の湖で自殺、事件を首謀した兄は東京消防庁に勤務しながら池袋で風俗店を経営していた、自分の部下に金を払って殺させた、その前に12人もの人間を動員してストーカー行為をしていた、これだけおおっぴらに卑劣な行為を誰の目にも明らかにしているのに訴えを受けた上尾署は取り上げないどころか取り下げるように言った、事件後詩織さんの友人から事情を聞いた写真週刊誌「フォーカス」の記者が調査して事件の核心を捉え、やっと警察が動いた、というなんともヒドイ事件でした。詩織さん自身、他人事とは言えないつながりがある人だったし、そのお父さんはある有名大企業の幹部で、我が勤務先のお客様でした。なんとも無念でやるせない事件でした。 そう言いながら我が少年野球チームにもかつて埼玉県警の警察官が居たし、警察官と言ってもいろいろな人がいるわけです。 ■ 緑のカーテンコンテスト ふじみ野市の緑のカーテンコンテストに応募しました。南面の1階と2階の窓を緑のカーテンで一気に遮光、隣の部屋の窓の外にはよしずを置き、電気料金の請求書を見て、緑のカーテンとよしずの省エネ効果を実感しました。花がきれいな朝顔と、実が食べられるゴーヤで、観賞と収穫の一石二鳥を目論みました。外からも中からも緑がきれいに見えます。
■ しじみの味噌汁
■ 南部そば 今週末は岩手県盛岡広域産業人会の会員ツアーで岩手県の盛岡広域北部2市、2町を回って来ます。その前に仙台に母を見舞います。さすがに94歳、そろそろかなと覚悟しています。先日は入院騒ぎで、いつでも出発できるように準備しました。まだ入院中です。今は医療が発達しているので、命を繋ぐことはできますが、出来れば老衰で、穏やかに逝かせてあげたいと思っています。なんといっても、自分を産んでくれたひとですから、父のときと違って、最期は看取りたいと思っています。
■ 宮沢賢治が愛した七ツ森
■ 雫石町の壊した家と我が家の墓
(2015年9月20日) |