■ 本音と建前のロシア対応

 緊迫するウクライナ情勢、欧米が経済制裁に出ます。EUではドイツが天然ガスの関係で制裁に消極的ですが、ポーランドやバルト3国が積極的で、フランスも賛成したため、制裁に乗り出しました。それならウクライナへの天然ガス供給を止めるゾとロシアが脅しています。米国の経済制裁はロシアにとっては痛くないですが、EUとロシアはどちらも痛手です。
 ウクライナは国家債務が膨大で、デフォルトの危険もあると言われ、EUは110億ユーロ(約1兆5400億円)の経済支援を表明しました。ヤヌコビッチ時代にはロシアが経済支援を表明していました。そもそもウクライナは、権力を握ると汚職やらで私腹を肥やし、政権が転覆する、しかしまた同じことが起きるという繰り返しでした。いい加減こういう権力闘争は止めて、真に民主的な国づくりをすべきです。EUだ、ロシアだ、と言いながら、お金を引き出そうと言う非生産的な姿勢を改めなければ借金は返せません。デモで政権を奪った革命側に、ウクライナの軍が冷たいのはそういうわけです。
 アメリカのオバマ大統領は口ではロシアを非難していますが、本音ではロシアと対立したくありません。今年米国は選挙の年で、このところオバマ大統領に対する米国民の視線が冷たくなっています。ハッキリ言えば人気が無くなってきています。アフガンやイラク撤退を進め、シリア問題では強攻策はとらず、イランとも仲直りしようとしています。サウジアラビアやイスラエルは米国に裏切られたと怒っています。イスラエルのネタニヤフ首相は、エルサレムをパレスチナと分割することを拒否しています。

■ 日本の出番だ、平和が一番だ!

 EUはメンツ上、ロシア制裁を打ち出しましたが、中心のドイツは本音ではロシアと対立したくありません。エネルギーで首根っこをつかまれていますから、ロシアを怒らせたら、ただでさえ苦しいEU経済には打撃です。
 そんな中で、残る大国中国はどうでしょうか?基本的にはロシアを支持します。そんなわけでプーチン大統領は自信満々なわけです。
 さて日本ですが、立場上欧米と連動していますが、こちらも本音では安倍・プーチン関係が良好なので、騒ぎが大きくなっては困ります。オバマ大統領は安倍総理と電話会談して協力を求めましたが、安倍総理はムニュムニュと明確な返事をしませんでした。プーチン大統領へ特使を派遣して欧米との間を取り持とうとしています。久々に日本の出番が来たような気がします。
 かつてユーゴスラビアという国が有りました。やはり民族紛争で、悲惨な殺し合いの末、いくつかの国に分かれました。でも今では落ち着いて、平和な暮らしが戻りました。人間の原点に返りましょう。そのために日本が出来ることがあれば、精一杯頑張りましょう。
 第二次世界大戦の終戦から来年でもう70年です。日本では大東亜戦争と言いました。東京大空襲から本日で69年、大変な死者数でしたが、その犠牲の上に今がある日本、平和の探求国、仲介国であるべきです。


ひな祭り

■ 北陸道高速バス事故
 2014年3月3日午前5時10分ごろ、富山県小矢部(おやべ)市の北陸自動車道上り線の小矢部川サービスエリア(SA)の駐車場で、宮城交通(仙台市)の仙台発金沢行きの夜行バスが停車していた大型トラック2台とぶつかり、バスの運転手(37)と、乗客の高校教諭小野善広さん(48)の2人が死亡しました。残る乗客23人とトラック運転手1人が負傷して病院に搬送されました。小野善広さんは運転手に「起きろ、起きろ」と言っていたそうです。SAに入ったのですから、休もうとしたのでしょうが、それにしてはブレーキ痕も無く突っ込んだそうです。衝突現場の160m手前、約600m手前、更に約1km手前にもガードレールをこすった痕跡があるとのことで、朦朧として運転していたと思われます。宮城交通と言えば東北では有名なバス会社です。運転手は11日間連続勤務だったそうですが、実は繁忙期にはこんなの当たり前だそうです。

■ 関越道高速バス事故
 2012年4月29日に群馬県藤岡市岡之郷の関越自動車道上り線藤岡ジャンクション付近で都市間ツアーバスが防音壁に衝突した交通事故が、まだ鮮明に記憶に残っています。乗客7人が死亡、乗客乗員39人が重軽傷を負いました。この事故をきっかけに、高速ツアーバスは廃止され、高速路線バスに集約されることになりました。

 このバスは、大阪府豊中市の旅行会社「株式会社ハーヴェストホールディングス」が主催する都市間ツアーバス「ハーヴェストライナー」で、千葉県印西市の貸切バス会社「有限会社陸援隊」が運行していました。このツアーバスの金沢・富山⇔関東間の片道旅行代金は3,000円台で、同区間の高速路線バスの運賃の半分以下と格安でした。運転手は中国からの帰還残留孤児の子で1993年に来日、自らバス4台を所有して違法営業もしていましたが、たまたまゴールデンウィークの繁忙期に短期雇用で運転することになったのですが、ナント金沢便の乗務は初めてでした。この事故以降規制強化されたことによって、運転手の人手不足が深刻になり、勤務体制が過密になっているのではと思います。怖いですね。


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■ PC遠隔操作ウイルス事件被告の保釈
 標記事件で逮捕・起訴された元IT関連会社員・K被告(31)が保釈されました。会見で本人は、検察・警察のでっちあげの冤罪事件と記者会見で述べました。警察はこの前に4名を誤認逮捕した失態を演じ、あろうことかうち二人に自白させました。捕まえて、自白を迫る、昔ながらの手法に、非難が集中しました。
 この事件は2012年6月29日、横浜市のホームページに小学校への襲撃予告が書き込まれたことに始まりました。神奈川県警はIPアドレスなどから東京都内の少年の犯行と断定、7月1日、威力業務妨害容疑で逮捕しました。少年は逮捕後も「何もやっていない」と否認しましたが、送検後に一転して容疑を認める上申書を提出。家裁送致され、保護観察処分が決定しました。7月29日には大阪市などのHPに無差別殺人予告が届き、大阪府警が8月、吹田市内の男性を逮捕。その後も警視庁が幼稚園への殺害予告メールで福岡市の男性を、三重県警がネット掲示板「2ちゃんねる」に伊勢神宮への爆破予告を書き込んだとして津市の男性を、それぞれ逮捕しました。

■ 4人はいずれも誤認逮捕でした
 ところが9月下旬、事態が一変します。襲撃・爆破予告の書き込みに使われたパソコンから新種のウイルスが検出され、遠隔操作できる状態だったことが判明したのです。大阪、津に続き、東京地検も逮捕した男性を釈放しました。4都府県警は合同捜査本部を設置し、誤認逮捕された4人に相次いで謝罪、検察は男性3人の起訴取り消しや不起訴処分の手続きを取り、少年の保護観察処分も取り消されました。
 真犯人は2012年11月、報道機関などに再度メールを送りつけました。明らかに捜査をせせら笑う自己顕示欲の強い犯人と見えました。年の改まったばかりの元日午前0時過ぎ、産経新聞記者などに「謹賀新年」と記したパズル形式のメールが送られてきました。解読していくと、袋に入れられた記録媒体の写真が現われました。合同捜査本部は写真の位置情報などから東京都奥多摩町の雲取山の山頂付近を捜索しましたが、記録媒体は見つかりませんでした。


梅満開

■ 江ノ島の猫の首輪
 2013年1月5日には「新春パズル〜延長戦〜」とするパズル付きのメールが送られ、真犯人が示唆した通りに神奈川県藤沢市の江の島で首輪の付いたネコが見つかり、記録媒体が回収されました。その後、江の島の猫の首輪に取り付けられたマイクロSDメモリーカードを解析、また防犯カメラ画像を解析した結果、そこに写った、猫に首輪を付ける背中の画像は、K容疑者であると見えました。警視庁がKを容疑者としてマークしていたのはその前科によります。Kは、名門の学習院中高を卒業後、理工系では有名な東京電機大学に入りましたが、4年次で中退。コンピュータの専門学校でパソコンを学んでいた2005年に、ネット掲示板「2ちゃんねる」に仙台市の女児の殺害予告を書き込んだとして、宮城県警に2005年10月に脅迫容疑で逮捕されました。同様に、大手レコード会社、「エイベックス・グループ・ホールディングス」の社長や社員を標的とした殺害予告を大手掲示板サイト「2ちゃんねる」に書き込んだとして、警視庁に同年11月に再逮捕されました。「『のまネコ』の使用を即時中止しろ。さもなくば社員を刃物で殺害する」というものです。レコード会社のネコを模したキャラクターが、ネット掲示板「2ちゃんねる」に登場するネコのイラストに似ているとしてネット上のスレッドが炎上したこの事件は「のまネコ事件」と呼ばれました。

■ やりきれない事件
 PC遠隔操作ウイルス事件はまだ裁判進行中なので、下手なことは言えませんが、ネット犯罪と言う卑劣な犯罪だけに、解決して欲しいです。しかし、現実には、非常に困難な課題ですね。コンピュータウイルスを仕込んだことを証明するのは至難の技です。客観的にはKは無罪になるかもしれません。しかし、あれほど執拗にマスコミや警察を挑発していた犯人が、K逮捕後プッツンと動きを止めたことや、いろいろな状況証拠でKが疑わしいことは明らかです。保釈後の記者会見を見て、皆様どう感じられましたか?明らかにマトモではありません。冤罪を訴えると、警察を悪く言うのが現代日本のマスコミですが、冷静に見て下さい。人と交わらず、猫カフェに行く、ぞ〜〜〜っとします。Kは「のまネコ事件」で懲役刑を食らい、エイベックスに大金を賠償金として支払ってくれた父親はその後定年前に急死しました。警察をうらんでいたようですが、やりきれない事件です。

■ 北陸新幹線での官製談合事件

 今、ナゼこんなことが起きるのか?官製談合とも言えるこの事件、建設・土木工事を巡る逼迫状態は今後ますます予想されるだけに、摘発されたのかも。
 北陸新幹線の融雪設備工事をめぐる談合事件で、業者側に予定価格を教えたとして、東京地検特捜部は4日、官製談合防止法違反罪で、発注元の独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」東京支社のM設備部長(57)と、部下の課長(43)を起訴しました。設備工事業者2社に対して予定価格を教えた容疑です。特捜部は、公共性の高い新幹線工事での談合は悪質と判断しました。また、業者間で談合を繰り返したとして独禁法違反(不当な取引制限)罪で、設備工事会社の担当者8人をそれぞれ在宅起訴、法人としての設備工事会社8社も起訴しました。談合したとされる入札は計8件で、事業総額は約174億円です。こうした官製談合は、昔から後を絶ちません。予算があって、それを無難に消化させようとした時に、無難な業者を選んで、工事をやってもらいたいという気持ちが、こうした事件になります。業者側も断るのは困難です。抜本的な対策はあるのでしょうか?


我が家近くの天然温泉真名井の湯の紅梅、隣に白梅も咲いてます

■ 東京警察病院建設工事の裏金疑惑
 そう言えば朝日新聞デジタルが報じた東京警察病院裏金疑惑も・・・。警視庁の外郭団体「自警会」が2005年に発注した東京警察病院(東京都中野区)の建設工事の入札に絡み、元警察庁長官と元国家公安委員長がそれぞれその後代議士となり、そのそれぞれの秘書が、落札したN建設(本社・東京都港区)から計2千万円の裏金を受け取っていた疑いがあります。警察OBとゼネコン・・・まあいろいろあるでしょうが、切っても切れない関係はいろいろあるのです。

■ 中国で初の債券デフォルトは太陽光パネルメーカーか?
 太陽光電池メーカーの上海超日太陽能科技( CHAORI SOLAR )が2014年3月7日に予定していた社債の利払いが実行できなくなったようです。今中国で危惧されている「影の銀行(シャドーバンキング)」とは関係ないようです。ただ債券のデフォルト(債務不履行)としては中国初のケースになるようです。
 日本の子会社はCHAORI SOLAR株式会社です。日本では太陽光パネルメーカーの倒産は、先般のスマートソーラーインターナショナル、2013年2月の福岡県大牟田市の太陽光パネルメーカー、YOCASOL(ヨカソル)の破産などです。大手のシャープや京セラなどは、品質を売りに頑張っていますが、これは日本の固定価格買い取り制度(FIT)のおかげです。今やソーラーセル天国は日本が断トツです。世界の太陽電池パネルモジュールは、生産能力過剰状態で、シャープの後に世界1位となったドイツのQセルズが、やはり中国メーカーのダンピングに対抗できずに倒産して韓国のハンファの傘下になり「ハンファ・Qセルズ」となったり、その後に世界1位となった中国のサンテックパワーも倒産するなど、ランキング上位の会社でも安心できない業界です。
 2012年の世界TOP10の太陽光パネルメーカーはすべて赤字でした。ドイツやスペインといった再生可能エネルギー導入先進国が、コストを電気料金に反映した結果、料金高騰してブーイングとなり、太陽光や風力の電力買い取り価格を大幅に下げ、設備への補助も減らしたために太陽光パネルが売れなくなりました。今ランキングの上位は中国、韓国、台湾勢がほとんどを占めています。ただ、唯一おいしい市場の日本は、品質や保証の面で、消費者が世界に類の無い厳しい国民性であり、「高くても良いものを買う」という人々なので、市場価格は国際的には頭抜けて高いのです。もちろん安いに越したことはありませんが、サンテックパワーの20年保証とかCHAORI SOLARの25年保証と言われても、倒産したら保証が続く見込みは無いわけで、やはり日本メーカーの方が安心なのです。

■ ビットコイン(Bitcoin)の考案者「中本哲史(Satoshi Nakamoto)」
 米誌ニューズウィーク(Newsweek)によりますと、ロサンゼルス郊外の質素な2階建て邸宅で暮らす鉄道模型が好きな「ドリアン・S・ナカモト(Dorian S. Nakamoto)」という名の64歳の日系米国人が、ビットコイン提唱者の正体だそうです。ナカモト氏は1949年に大分県別府市で生まれ、10年後に米国に移住、カリフォルニア州立工科大学(California State Polytechnic University)で物理学を学び、米政府や政府の下請け企業でシステムエンジニアとして機密職務に従事するなどしましたが、2002年からは定職に就いていないそうです。それで暮らせるのですからお金持ちでしょう。ただ、暮らし振りはいたって質素だそうです。
 ニューズウィーク誌によると、ビットコインオリジナルコードの開発者らへの報酬はすべてビットコインで支払われたそうです。ナカモト氏に支払われた報酬は現在の相場で4億ドル(約412億円)になっているらしいですよ。
 ナカモト氏は寿司を食べながら取材させてほしいというAP通信の申し出に応じ、プリウスに乗り込んだのですが、カリフォルニア州テンプル市の自宅を出ると大勢の報道陣が待ち構えていて、ナカモト氏を追い回し始め、カーチェイス状態になったそうです。ナカモト氏はAP通信の取材に対し、自分はビットコインの創始者ではないと語り、3週間前にマスコミの取材を受けるまで、ビットコインのことは聞いたこともなかったと話しているそうですよ。

■ マウントゴックスのオタク社長
 日本での「ビットコイン」の取引所大手、マウントゴックス(東京・渋谷)が東京地裁に2014年2月28日民事再生法の適用を申請しました。114億円ものお金が消えたと言ってますが、現在の相場では500億円ぐらいだそうです。ハッカーに攻撃されて奪われたそうですが、ネット通貨ですから厳重なセキュリティをかけなければダメなわけで、マルク・カルプレス社長は「ゴメンナサイ」と頭を下げました。「システムに弱いところがあって、ビットコインがなくなって…」という話、「何やってまんねん」というところが正直なところです。この28歳の若者は、宮崎駿監督の「となりのトトロ」などの日本産アニメが「お気に入り」のオタクなんだそうですが、日本が好きなので日本で起業したものの、ネットですから国境など無く、マウントゴックスの客のうち日本人はわずか0.8%しかいないそうです。ハッカーに攻撃されて奪われたものはともかく、お客様から預かった28億円も無くなったとはどういうこと?そんな会社が民事再生?フザケルナ!という話ですよね。

■ 他にも問題続々顕れる
 マウントゴックスに続いてビットコインの取引所フレックスコイン(カナダ)は不正アクセスによりコインが大量に引き出されたため閉鎖すると発表しました。別の取引所ポロニエックスもハッカーによる攻撃を受け保有するコインの一部を失ったと明らかにしました。
 シンガポールでは3月6日、同国を拠点とする仮想通貨ビットコインの取引所ファーストメタの最高経営責任者(CEO)のアメリカ人、オータム・ラドキーさん(28)がシンガポールの自宅で死亡しているのが発見され、自殺ではないかと疑われています。美女でしたね。

■ 東京大空襲から本日で69年、東日本大震災から明日で3年
 東京大空襲から本日で69年、2時間で10万人が死にました。つぶやき171『東京大空襲』(2006年4月22日)でつぶやきました。他にも全国各地でB29や艦砲射撃で沢山の民間人が殺されました。これを戦争犯罪と言わずして何と言うか?中国のネット上では、南京を今も忘れない中国人に比べ、最後は原爆まで落とされて、50万人以上の民間人が殺された日本と、対して民間人はほとんど死んでいない米国と、今何故あんなに仲が良いのか? 日本人は怨みを忘れたのか? と、不思議だというつぶやきが常にあふれているそうです。
 3月11日で、もう3年です。各地で様々な追悼行事が行われます。内閣府の東日本大震災三周年追悼式は、平成26年3月11日(火)午後2時30分から国立劇場(東京都千代田区隼町4-1)で、天皇・皇后両陛下のご出席の下、行われます。
 追悼式に行けない人は、それぞれの場所で・・・内閣総理大臣の談話をご覧下さい。もちろん筆者も黙祷します。

■ 福島第一原発廃炉にひと肌脱がなければいけないか
 「原発作業員が去っていく」というNHKのクローズアップ現代の2012年11月5日(月)放送からもう1年4ヶ月、今も現実は同じようです。本当に40年で廃炉出来るのでしょうか?
 「福島原発廃炉の現場〜作業員支援、社会全体で」という2014年3月6日(木)毎日新聞の記事・・・・東京電力福島第1原発事故から間もなく3年、廃炉作業の現場では、今でもタンクからの汚染水漏えいや原子炉内の温度計の破損など、人為的ミスが原因とみられるトラブルが絶えない。一線で働く作業員の地位向上や待遇改善を実現しないと、いずれまた取り返しのつかないトラブルが起こるのではないか。構内で働く作業員や業者の取材を続けながら、そう感じている・・・・という記事でした。
 元東電社員の吉川彰浩さん(33)=福島県いわき市=が中心となり、「事故の収束には作業員の労働環境の改善が不可欠」として、「社会が関心を持ち続けることで国や東電も待遇改善に動くはず」と作業員への支援を訴えているそうです。ひと肌脱がなくてはならないかなぁ〜と考え始めています。
 東電社員自体も士気低下し、あるいは被曝限界に達して現場を去らざるをえない人も出ています。福島民報の2014年1月11日付け社説をご覧下さい。福島第1原発では現在3千人の作業員が働いているそうですが、東電のもと、元請け以下7層ピラミッドの下請けが連なり、複雑な業務委託構造が出来上がっているとのこと。その末端には会社登記すらない零細企業も存在するそうです。したがって一部には反社会的勢力が紛れ込んで、中間搾取も行われている模様です。また労災保険等もきちんと加入しているか、作業員の被曝線量の管理が適切か、心配です。

■ ソチ・パラリンピック狩野亮(あきら)さんの連続金メダル万歳!
 暗い話の特集でウンザリの皆様に、最後に明るい話、筆者の後輩が主題の快挙を成し遂げました。ばんざい、万歳、バンザ〜〜〜イ!!!!です。
(2014年3月10日)