15  サイバーテロ

 このホームページはヤフーのサーバーの中にあります。先般ホームページを更新しようとしたらFTPが無応答です。ヤフーのホームページを見たら、障害が発生しているとのこと、ピンと来ました。例の事件の影響だな・・・ヤフー株式会社が発表した「当社サーバへの不正なアクセスについて」は、下記。
 「2013年5月16日の21時頃に、Yahoo! JAPAN IDを管理しているサーバに外部からの不正アクセスがあったことが判明しました。4月2日に発生した不正アクセスを受けて監視体制を強化していたところ、不審なログインを検知したものです。調査の結果、最大2200万件のIDのみが抽出されたファイルが作成されていることがわかりました。
 そのファイルが外部に流出したかどうかは確認できていませんが、サーバと外部との通信量からみると流出した可能性は否定できないと考えています。作成されていたファイルには、パスワードやパスワードを忘れたときに必要な「秘密の質問」など、ID以外のデータは含まれていません。IDはサービス上に表示されて誰でも見ることができる公開情報で、ユーザーの皆様の個人情報は一切含まれておりません。
 IDだけでログインされることはありませんが、安心してご利用頂くため、別途ご案内している対策を講じることをご一考いただければ幸いです。


水芭蕉。。。今は1年で一番花咲く頃、山野草も懸命に咲いています

 今回の不正アクセスは前回の不正アクセス後に実施した対策の中で、関連するアカウントの認証の再設定を社内で徹底させることができていなかったことに起因しております。弊社が対策を徹底できずユーザーの皆様にご心配をおかけすることとなってしまったことを深くお詫び申し上げます
 最近こうしたサイバーテロが頻発しています。ヤフーからの連絡で、筆者も早速パスワードを変えました。パスワードは盗まれていませんが、IDが盗まれたら、今後迷惑メールが来るだろうことが想像できます。
 他でもネットショッピングサイトなどでID流出が続出していますし、パスワードまで盗まれるケースも出ています。筆者がインターネットサイトに登録しているIDとパスワードは数多くあるので、今後共通IDやパスワードを避け、パスワードも頻繁に変える必要がありそうです。乱数表を作らなければなりません。

■安倍、丸太の復讐を忘れたか
 イヤな題名ですね。韓国の大手新聞:中央日報のキム・ジン論説委員のコラムです。こともあろうに、日本の広島と長崎に原子爆弾が落ちたのは、神の懲罰だというのです。内容を引用しますと、

 1945年2月のドイツ・ドレスデンへの爆撃は、ナチに虐殺されたユダヤ人の復讐で、広島と長崎は日本の軍国主義の犠牲になったアジア人の復讐だった。特に731部隊の生体実験に動員された丸太の復讐であり、同じ復讐だったが結果は違う。ドイツは精神を変え新しい国に生まれ変わったが、日本は今でも変わらずにいる。ドイツの大統領と首相はポーランドのユダヤ人追悼碑の前でひざまずき、機会があるたびに謝罪し許しを請う。過去に対する追跡はいまでも続いている。ドイツ検察は最近アウシュビッツで刑務官を務めた90歳の男性を逮捕した。
 ところが日本は違う。ある指導者は侵略の歴史を否定し妄言でアジアの傷をうずかせる。新世代の政治の主役という人が慰安婦は必要なものだと堂々と話す。安倍は笑いながら731という数字が書かれた訓練機に乗った。その数字にどれだけ多くの血と涙があるのか彼はわからないのか。安倍の言動は人類の理性と良心に対する生体実験だ。安倍はいま幻覚に陥ったようだ。円安による好況と一部極右の熱気に目をふさがれ、自身と日本が進むべき道を見られずにいる。自身の短い知識で人類の長く深い知性に挑戦することができると勘違いしている。彼の行動は彼の自由だが、神にも自由がある。丸太の寃魂がまだ解けていなかったと、それで日本に対する懲罰が足りないと判断するのも神の自由だろう。

確かに橋下市長の軽はずみな発言や、松島航空基地の視察で安部首相が731という機体番号の練習機に乗ったのは事実ですが、中央日報ともあろう一流紙が、このような記事を堂々と載せること自体、統制の効かない状態に陥った人類の不幸と思えてなりません。

■ボーイング787運航再開

 米国ユナイテッド航空は、リチウムイオン電池不具合の問題で3ヶ月間、運航停止となっていたボーイング787型機を5月20日から運航再開しました。テキサス州ヒューストンからシカゴに向けて飛び立った第1便には、ボーイングのジム・マクナニー最高経営責任者(CEO)とユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスのジェフ・スマイゼックCEOも搭乗して安全をアピールしました。
 全日本空輸(ANA)は保有する米ボーイング787型機について、5月26日から31日まで計5便の臨時便が就航すると発表しました。当初はJALと同じく6月1日から定期運航を再開するとしていましたが、運航再開の準備が順調に進んだことから営業運航を前倒しするそうです。保有する787全17機についてバッテリーシステムの改修作業が終了、テスト飛行を合計170回以上行って、バッテリーシステムに不具合や異常が起きなかったためとのことです。


ANAのB-787機


■空飛ぶ産業に期待
 JALも6月1日から成田−ボストン線、成田−サンディエゴ線のデイリー運航、7月1日から成田−ヘルシンキ線の新規開設などを予定しています。筆者はボーイング787型機の運航再開を心より願っていましたが、その理由はこの飛行機に使われる日本の製品の多さから、日本経済への影響が大きいからです。現在日本のトップ産業は自動車ですが、次は航空機産業ではないかと思っております。三菱リージョナルジェット、HONDAジェット、ひいてはH3ロケットに至るまで、空飛ぶ産業に期待です。ただしここはアメリカの牙城なので、摩擦回避を上手くやらなければなりません。

■株価暴落
 5月23日の日本株式市場は急落しました。日経平均の終値は前日比1,143円安の1万4483円で、下落幅は2000年4月以来、13年1ヶ月振りの歴代11位の大きさでした。7%を超えた下落率の大きさは歴代10位で、1971年のニクソン・ショックで経験した-7.7%に近い暴落となりました。朝方は円安進行などを背景に買いが先行し、一時5年5ヶ月ぶりに1万5900円台に乗せ、午後には一転して先物に利益確定売りが膨らみ、日経平均の日中値幅は1,458円と、2000年4月以来の大きさで、東証1部の売買高は76億5514万株、売買代金は5兆8376億円と、いずれも過去最高を記録しました。

■上がれば下がる、その一過程
 アベノミクスを忌み嫌う大手メディアに現れる「識者」たちは、今までの株高が、所謂バブルだと判断しており、ここぞとばかりにその危険性を訴えています。しかし、今回の暴落の原因は単純です。株が上がったから下がっただけです。このところの株価の上げ方が、あまりにも急ピッチだったこと、かつ調整らしい調整を入れずに一本調子の、いわゆる棒上げに近いものでしたから、その反動がまとめて出たということです。投資家の中で、短期トレーダーには、こうした乱高下がビッグチャンスです。マネーゲームですね。

■債券から株式へのグレートローテーション
 大きなトレンドで申し上げますと、これまで国債市場に偏在していたマネーが、米国ではFRBの出口戦略検討の観測、日本では日銀の異次元緩和がきっかけとなって、国債市場から株式市場へとマネーが流出し始めました。債券から株式へ、いわゆるグレートローテーションが株高、長期金利高を加速しました。米国の長期債利回りが2%を、日本の長期債利回りが1%をそれぞれつけたことで、目先、達成感が出ました。その巻き戻しが一時的に出ただけです。

■業績相場への転換を
 株というのは上がったり下がったりしながら長期トレンドではジワジワ上がるもの、それが大暴落することもありますが、今回程度は大暴落ではありません。次は日本の企業業績の改善を実際に確認しながら株が買われて行くように持ち込まなければなりません。いわゆる気分で上げるのではなく、業績相場の示現です。これには政財界一体となった打ち手が必要です。今はまだまだデフレが続いています。一部富裕層では高級なものが買われるようになりました。それはそうでしょう。短期間に株価が倍になったということは、有価証券すなわち金融資産が倍になったのですから、流動資産を固定資産に換えるのは当然の動きです。こうした動きを広範囲の企業に、ひいては一般大衆に広めるためには、設備投資や賃金への反映を進めることです。大手メディアの保守的な姿勢に惑わされず、日本の「失われた20年」を挽回することこそ肝要です。だからこそ、従軍慰安婦だの歴史認識だの、余計なことには口を慎んで頂きたい、マスコミも煽るなと声を大にして言いたいところです。

■いよいよ東京スカイツリーに切り替え
 5『3月16日ダイヤ改正』(2013年3月17日)で、「東京スカイツリー移行推進センター」が行っている「東京スカイツリー受信確認テスト」の放送について触れました。当時、2013年5月に予定されているテレビ電波送信場所の東京タワーから東京スカイツリーへの切り替えに向けて試験放送を行って、障害確認していましたが、予想以上に多くのクレームが出て、中でも笑ってはいけませんが、許可権限のある総務省のテレビがスカイツリーの電波だと映らなくなり、霞ヶ関の他省庁でも同様の現象が報告されました。これは、電波が強過ぎて、ブースターアンプを再調整しないといけないのだそうです。
 2013年5月31日(金)午前9時をもって、いよいよ333mの東京タワーから634mの東京スカイツリーに全面移行です。おめでとうございます。「東京スカイツリー受信確認テスト」で、筆者宅のアンテナから一番遠い部屋でも東京スカイツリーなら映ることを確認していましたので、楽しみにしていました。1万円もするブースターを付けたくなかったもので(^_^)


スカイツリーと東京タワー

(2013年5月26日)


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