
いよいよ2025年最後のESSAYとなりました。2025年は「昭和100年」、これまでは昭和は遠くなりにけりと言われて来ましたが、100年というのは人生ならばもう終わりを迎えた人がほとんど、つまり昭和は終わったということ、これにまつわる話題を今回のテーマとしましょう。「晩節を汚す(ばんせつをけがす)」という言葉があります。晩節は人生の晩年の事です。汚すは普通「よごす」と読みますが、この場合には「けがす」と言われることが多いようです。人生の晩年に至って、それまでの良い評判や名誉を失うような行いをすることは悲しいことです。ただ汚すほどの実績が無かった人にはどうでも良い話かな![]()

■ スマホ対応ホームページ
今やパソコンではなくスマホが情報端末の主流になりました。夜中に目が覚めて、スマホを見たりしてるうちにはまり込んで、そのうち頭が痛くなります。これは「やめなさい」というサインなので、おとなしくやめて二度寝します。このESSAYもスマホ対応で制作すべきかな?と思ったりしますが、余りにも中味が膨大なので、スマホだとイヤになって見るのをやめるでしょう。GIGAスクール構想により全国的に教育現場でのタブレット活用が進み、企業でも会議などではタブレットを使ったりしますが、これはやはりスマホでは情報量が少な過ぎるからです。情報量が少ないということは、電車内の週刊誌中吊り広告のように、短い言葉で注目を集めるキャッチや、ぎゅっと凝縮した文章が必要になります。するとグダグダ背景を説明するくだりは冗長として敬遠されます。心配なのは短い情報から本当に書き手の意思が伝わるか?ということです。
■ 冬の注意事項
雨のクリスマスとなり、東京でこんなに寒いのは数十年振りだそうですが、久々の雨で我が家の雨水タンクも満タンになりました。12月にずっと雨が降らなかったのも記録的ではなかったでしょうか?各地で火事のニュースが相次ぎました。畑作農家にとってはひと息でしょう。正月は当初予報と異なり、寒くなるようです。最低気温が氷点下の日が多くなり、最高気温も二桁に達しない日が続くようで、全国的にも平年より寒くなるようです。青森の酸ヶ湯では積雪が2mを越えました。12月26日19時20分ごろ、群馬県水上IC付近の関越道下り線で玉突き事故が発生、湯沢インターチェンジと月夜野インターチェンジの間で通行止めとなりました。最初は凍結した路面でスリップしたとみられる中型トラックが横向きに止まり、後続の大型トラックが避けきれずに追突、県警高速隊が駆けつけ、トラック2台を路肩に寄せて事故処理に当たっていたところ、後方で、後続車による衝突事故が連鎖的に発生したようです。最初の衝突現場から約300メートルの範囲で、計67台が関係する事故になりました。後方の40台目以降では、1台から出火して燃え広がり、20台が炎上する事故となりました。乗用車の77歳の女性(調布市)の死亡が確認されたほか、激しく燃えた大型トラックの運転席から1人の遺体が見つかりました。5人が重傷、21人が軽傷を負いました。中央分離帯やガードレールが損傷し、大事故のため路面も心配、復旧には大分時間がかかりそうだと思っていましたが、上り線は28日未明、下り線は同13時、片側通行で通れるようになりました。スゴイですね。
ちょうど12月27日(土)から9連休という人も居て、正月休みのスキー、スノボ客で混み合う時期、雪道ではスリップ事故や渋滞に注意が必要です。また乾燥と低温で、インフルエンザ、コロナ等のウイルスによる感染症が例年以上に早期に、しかも多く発生しています。鳥インフルの影響で鶏卵価格が史上最高値を更新中です。

■ 年賀状
毎日新聞の投稿コラム「女の気持ち」2025年12月22日は「喪中はがき」という主題で、千葉県市川市の71歳女性の投稿でした。毎年この時期になると喪中はがきが届き、故人との思い出を夫と語り合っていましたが、今年は喪中ハガキの宛名書きをしている自分がいる・・・という内容でした。1年なんてあっという間、独りぼっちになってしまうのもあっと言う間だったとのこと。こんなに早く宛名書きすることになるなんて想像もつかなかった、とのことです。お悔やみ申し上げます。
今年、我が家に届いた喪中はがきはわずか5通、格段に少ない、ちなみに昨年は14通でした。こちらから喪中はがきを出したのは、父母と義父母、義兄の5回だけです。同世代の方たちの父母はほぼこの世に無く、兄弟姉妹やご本人、その配偶者などが対象なので少なくなったのと、「年賀状終い」が増えたためでしょう。ちなみに郵便はがきの料金が85円に値上げされて、2025年を機に「年賀状終い」宣言された方が10人居ました。また来なくなった方や、企業や自治体から年賀の挨拶をやめますとの通知、「これからはLINEにします」という方も含めて、急激な年賀状離れを感じます。筆者は「生存通知」の意味で続けます。ホームページや年賀状作成が出来なくなった時が我が人生の晩節と思います。
■ 新浪剛史さんの今後は?
9月に経済同友会代表幹事を辞任した新浪剛史さん、先立つ8月にサントリーホールディングス株式会社代表取締役会長を辞任しました。きっかけはアメリカから購入したサプリメントでした。米国では合法なサプリですが、サントリーがサプリメントサプライヤーである以上、そのサプリが日本で適法か否かは問わず、他社製のサプリメントを購入したこと自体が問題であるとして、当人がアメリカ出張で不在のなか、サントリーは臨時取締役会を開催して、代表取締役会長としての資質に問題があるとして、辞任を求めることを全会一致で決議したことを受けての辞任でした。9月末に開催された経済同友会理事会で「代表幹事に留まるべき」という意見と「辞任すべき」という意見が二分する事態にいたり、新浪剛史さんは執行部の分裂を避けるために自ら辞任を決断しました。サプリについては脇が甘かったと言わざるを得ません。
しかし経済同友会理事会で意見が二分するということは、新浪剛史さんの能力を評価する声が大きいことを示します。確かに、歯に衣着せぬ言動は大きな魅力でした。そもそも1981年に三菱商事に入社し、株式会社ソデックスコーポレーションの代表取締役社長に就任したのが36歳、ローソンを担当してその立て直しに専念するため三菱商事を退職し、株式会社ローソン代表取締役社長兼CEOに就任したのが43歳、この年齢で一部上場企業の社長は通常有り得ません。2014年8月、サントリーホールディングス株式会社顧問に就任し、同年10月、創業家の佐治、鳥井家以外から初めてサントリーホールディングス株式会社代表取締役社長に就任したのが55歳です。やはりその経営手腕はすさまじく、サントリーの業績は飛躍的に伸びました。このプロ経営者のスゴイところは、打ち出した経営方針が業績を伸ばさないと見るや、すぐさまこだわりなく転換する姿です。しかも現場や若手の声に耳を傾け、その能力を引き出してやる気を出させる抜群の力がありました。ローソンが様々ヒット商品を出してセブンイレブンを慌てさせ、サントリーがバーボンのジム・ビームを買収して国境を越えて大成功させたのもこの人の能力でした。プロ経営者としては引く手あまたでしょうから、次にどこが新浪剛史さんを射止めるか?注目です。
■ ニデック・永守重信さんは辞めて済む話ではなし
不適切会計問題で大揺れのニデック、遂にカリスマ経営者永守重信氏の辞任にまで至りました。昭和48(1973)年の創業、「世界ナンバーワンの総合モーターメーカー」を掲げて急成長してきたニデックの時価総額は、2021年に8兆円超のピークを迎えたものの、足元では約2.4兆円まで急落しました。不適切会計問題が表面化したのは今年5月のこと。発端は、海外子会社における関税問題の影響で、監査報告書を期限内に受領できないと公表したことでした。永守代表が後継者として招へいした日産自動車出身の関潤氏は、経営方針を巡る対立の末、事実上の解任に追い込まれました。5月、工作機械大手の牧野フライス製作所へのTOB(株式公開買い付け)を撤回。24年末から続いた敵対的色彩の濃い攻防戦は、牧野フライス側の防衛策の発動により決着し、日本では異例とされた「同意なき買収」が実現することはありませんでした。しかしカリスマ経営者永守重信氏が簡単に辞任して良いのでしょうか。自ら創業し、一代でこんな大企業に育て上げ、業績不振の会社を次々買収しては、そのカリスマ性で従業員のやる気を出させて再建を果たしてきた実績は誰もが認めるところです。その過程で永守重信氏が発する言葉、課したノルマ、そのやりかたはもろに昭和で、今の時代には合わないのでは?という声も出ていました。不適切会計問題だとすると、辞任で済む話ではなく、きちんと説明する責任がありますね。

■ ロピアが公取に指摘され是正措置
食品スーパーマーケット「ロピア」が公正取引委員会による調査で、2022年9月〜25年6月ごろ、新規出店や店舗改装時に、納入業者に従業員を無償で派遣させ、他業者の納入品を含む商品の陳列や補充作業を手伝わせた独禁法違反(優越的地位の乱用)の疑いを指摘されました。ロピアはただちに業者約400社に、日当や交通費に相当する計約4億3千万円を返還するとのことです。食生活![]()
ロピアはこの期間に69店舗から121店舗へと急拡大していました。
■ 米倉涼子さん再起動宣言
10月に「文春砲」でマトリによるガサ入れが報じられて以来公の場から姿を消していた俳優の米倉涼子さんが、自身の公式サイトで「一部報道にありましたように、私の自宅に捜査機関が入りましたことは事実です」と明かし、これまでは捜査に協力していたため沈黙を守っていたが、一区切りついたと認識して、心身には問題が無いので、今後は初心に立ち返り、一つひとつ真摯に取り組んで参りたいので、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げますとコメントを発表しました。
■ 臨時国会が終了…しかし
2025年12月17日、「企業団体献金」の扱いなど課題が山積したまま、臨時国会が終了しました。しかし、翌17日、法務委員会では「家族の氏をめぐる問題等」について閉会中審査が行われたそうです。家族の氏に関しては、複数の議員立法が提出されています。「夫婦は別氏の選択もできる」とする立憲民主党案と国民民主党の案、「夫婦別氏は認めず、結婚前の旧氏の通称使用に法的効果を与える」という日本維新の会の案の三つです。ところが、臨時国会では補正予算案やそれに関連する法案の審議が優先され、この件は先送りになりそうでした。そこで法務委員長の階猛衆議院議員が与野党に強く要請し、次善の策として、臨時国会終了直後に閉会中審査を開き、政府に対して質疑を行なうことになりました。「家族の氏」については、政府の法制審議会が25年前に「選択的夫婦別氏」の導入を答申しました。その際、「旧氏を通称として使用する法制」は問題が多いとして却下され、この政府方針は今日まで維持されてきました。しかし高市首相は、日本維新の会との連立合意で「旧姓の通称使用の法制化法案を令和8年通常国会に提出」することを約束しました。となるとこれまでの政府方針を変更することになります。これは問題になりそうですね。そもそもこんなことを今更議論していること自体、日本がいかに世界の趨勢から取り残されているかを示します。男女差別を堅持したいガラパゴス的勢力が生き残っている・・・それがニッポン

■ 高市内閣の支持率が好調維持
高市内閣の支持率が絶好調です。何故かと言えば、既存の政治への不満が亢進し、国民がやり場のない「怒り」を抱えているからでしょう。高市早苗さんという人は自民党の中で派閥の長でもない、言いたいことははっきり言う、女性である、笑顔が良い、どれをとっても今までの政治リーダーとは一線を画しています。しかし足もとはかつてのような与党の絶対多数が無いので、野党と妥協しながら政権運営を進めなければなりません。しかしここで彼女の柔軟性が生きています。右翼的な面を嫌った公明党から離反されましたが、維新の吉村代表と手を組んで、国会議員定数削減という主張を採り入れる振りをしながら、現実には先送りし、国民民主党の玉木代表と178万円の壁で握手し、「子ども1人当たり2万円の応援手当や医療・介護従事者などの賃上げ支援、下水道の老朽化対策、中小企業の“稼ぐ力”強化など、提言した提案が随所に盛り込まれた」として公明党も補正予算に賛成しました。こうなると立憲民主党はお手上げです。自民党の支持率は回復して、一部調査では30%に乗せました。野党の中で支持率トップは国民民主党です。不倫党首ですが、そんなこと些末なことのようです。
■ 国民民主党・榛葉幹事長の発言
国民民主党の榛葉幹事長の発言がネットに載っていました。『かつて中国ってね、偽物のドラえもんや偽物のミッキーマウス作って喜んでた国ですよ。段ボールを肉だって言って売って「ミートボール事件」なんてのもあった。新幹線でトラブルが起きたら、埋めて証拠隠滅してた国です・・・・それが今どうなったか?世界トップ30企業のうち、ほぼ20社が中国。宇宙も、サイバーも、科学技術も、正直言って今の日本は中国に歯が立たない。悔しいけど、これは現実。なぜ中国はここまで来たのか。理由は一つ、教育です。人づくりです。この30年で中国は、教育予算を「24倍」に増やしました。じゃあ日本は?・・・・0.9倍。増やすどころか、むしろ削ってきた。あのね、教育にお金を削る国は、ダメなんですよ。人口が減ってるってことは、若いお父さんお母さんが、「子どもを産んで育てる」という選択を諦めさせられてきたってことでしょ?だったら国がやるべきことは逆なんですよ。教育にこそ、しっかりお金をかける。この日本で学ぶ子どもたち、日本の将来を背負う子どもたちを国として守るんだ、と。家庭・地域・国の政治が一緒に伴走していく。それをやらなきゃ、ダメなんです。』・・・なるほど、おっしゃる通りですね。
■ 教育にはカネがかかります
高校教育無償化を東京都が推進すると言っています。それでは私立高校に行く人が増えて、都立高校は定員割れするところも出るのでは?と危惧する声もあります。神奈川県、埼玉県、千葉県の知事は、東京都の税収が多いからそれが出来る、この不公平を是正せよと言っています。法人住民税収入が多いのは東京に本社を置く企業が多いからです。今や海外で稼ぐ企業が多いのですが、住民税は納めなければなりません。法人関係は国税にして、政府から地方自治体に分配すべきだという議論ですね。
東京都は12月18日に2026年度都内私立高校(全日制)の初年度(入学年度)納付金の状況を公表しました。初年度納付金(総額)の平均は、2025年度より2万112円増の100万7,549円。全体の32.2%にあたる75校が値上げしました。また、都内所在の私立中学校184校を対象とした2026年度の初年度納付金の平均額は104万8,034円で、前年度に比べて1万4,647円(1.4%)増加です。初年度納付金(総額)を値上げした学校は51校(27.7%)、最高額は211万7,800円、最低額は66万8,000円、子どもの教育費、大変ですね。
しかし国立大学も学費を値上げするところが続々出て来ています。それは国からの交付金が年々減っているからです。致し方なく大学は民間企業との共同研究でお金を頂くとか、同窓生に寄付を求めて稼ぐしかなくなっており、文科省はそうしたことを積極的に進めた大学にはより多く予算を付けることで、大学間の競争を煽っています。そうなると大学の研究はより実利的、短期的なテーマが多くなり、基礎研究などは敬遠されるので、やがて日本からノーベル賞受賞者は居なくなるのでは?と言われています。
■ 数字のマジック、中国の苦境
国民民主党の榛葉幹事長がおっしゃるように、確かに中国の躍進はすさまじく、反対に日本の没落もまたすさまじいと言われていますが、トランプ2.0によって世界の経済情勢は変わりました。中国のGDPは増えていますが、一方で中国の国内情勢は不景気がすさまじいとも言われています。不動産バブルが崩壊し、個人消費が減ってかつての日本のようなデフレ状態だそうです。給料は減り、安いものしか買えないので、日本企業も中国ビジネスは苦戦しています。ところが中国の政治体制では「需要があるから作る」のではなく、「決められた必達目標に沿って作る」ので、工場生産が続きます。国内は不景気なので売れ残ります。仕方なく海外へ叩き売るので、ヨーロッパなどは中国製品を如何にして阻止するかに躍起です。まともなビジネスでない相手と競合できないからです。売れなければ在庫の山、平原に山積みされたEVが風雨にさらされている光景、入居者のいない高層ビルの林立、需要と供給の市場経済から外れた中国経済は、ゴミの山を生産しているわけで、さすがに習近平主席もこれではダメだと怒っていて、『すべての計画は事実に基づいたものでなければならず、誇張のない堅実で本物の成長を目指し、高品質で持続可能な発展を促進しなければならない』と訓示したそうですが、数値上ではじゃあどうするの?というところが中国の弱点でもあるのです。在庫を作っても利益になるというのは、数字のマジックなのです。

■ 日本のコメ政策の失敗
毎回農水省のコメ政策の失敗を書いて申し訳ありませんが、消費者米価の高止まりは、農水省、農林族議員、JAトライアングルの失敗としか思えませんね。農水省は次の通常国会にコメの「需要に応じた生産」法案を出すことで根回ししています。これまでの失敗に懲りない姿勢は、日本の農業を守るのではなく、守る対象が違うとしか思えませんね。市場原理からすると、守ることで逆に弱体化する、健全な競争が有ってこそ成長するというのが基本です。日本一のスーパーAEON:イオンがカリフォルニア米「かろやか」を販売して、1kg341円の関税を払っても日本米より2割安い、一般家庭だけでなく業務用米にも着実に浸透してきています。今は高い2025年産日本米ですが、売れなくて在庫が積み上がっていて、2026年産米が出てくるころには古米となって暴落するのが目に見えています。そのとき”タリフマン”トランプ大統領はどうするでしょうか。ちょうど来年中間選挙の時期、票田の農業票を見据えれば、関税を下げろと言って来るのではないでしょうか。イヤ、自分が関税男だから言い出しにくいかな?
価格は一端崩れれば大変なことになります。備蓄米で名を上げたアイリスオーヤマは「5kg4千円台は高過ぎる」として、利益度外視で3千円台に値下げすると発表しました。我が家近くのスーパーには5kg税込3,500円ぐらいのコメが現われ出しました。AEONが日本の主食のコメ、聖域に斬り込んだのは、苦しんでいるお客様の状況を見ての使命感からでしょう。AEONは過去にも野菜が高騰した時、中国で栽培指導することによって、品質に厳しい日本の消費者にも受け容れられる野菜を作って輸入することに成功しました。今や日本人の食卓に中国の野菜はいろいろな形で浸透しています。漬物や乾燥野菜・キノコ、冷凍の豆や芋など加工食品の形で、多くの食品が中国産に置き換わりました。海産物もそうです。聖域のコメにはまだ中国の影は見えない気がしますが、台湾米は既に入って来て、ベトナム始め東南アジアのコメも入って来つつあります。カリフォルニアから見れば日本はおいしいかもしれません。日本の米作の生産性を高めなければ、守ろうとするだけでは立ち行かなくなります。
■ イオン株価上昇にビックリ
ところでイオンの株価のものすごい上昇には驚きますね。この1年で2倍ですよ。保有株に応じて買い物代金の一部がキャッシュバックされる、という株主優待の仕組みがあり、長らく主婦層を中心に人気でしたが、あくまで優待目的で、投資対象としては?でした。ところがここにきて「GMS(総合スーパー)事業」の収益性改善がハッキリ出てきたのです。ドラッグストアのウエルシアを傘下に収めたり、プライベートブランド(PB)の「トップバリュ」が大ヒット、これは一過性のものではなく持続性を伴う「構造改善」と見られます。今年9月の株式分割(1株→3株)により最低投資金額が引き下げられたことで、NISA経由での個人投資家の資金がイオン株に流入しました。ライバルであるセブン&アイ・ホールディングスの低迷もあって、総合スーパーの独り勝ち状態です。

■ 日経平均株価高騰にビックリ
2025年は巳年でした。株相場の格言として、「辰巳天井」という言葉があります。辰年、巳年に株価は上昇して天井を構成するという言葉です。日経平均株価の2024年の初値は3万3193円05銭、271円12銭安と下落したのは元日の能登地震の影響もありますが、米国の株安の影響が大でした。2024年の終値は3万9894円54銭、バブル期の1989年を上回りました。2025年の初値は3万9307円、米国の政策警戒で587円安で始まりました。終値は12月30日の東証大納会待ちですが、まさかの5万円越えとなるか?日経平均株価は米国ダウ平均の影響大なので、米国次第という面があります。2023年の大納会で、「辰巳天井」とは言え、まさか株価が5割以上アップするなんて予想出来ませんでした。AI半導体のエヌビディア社の時価総額が5兆ドル越え、日本のGDPより高いなんて、AIバブルとしか言いようがありません。では2026年はどうなるか?午年は「午尻下がり」です。

上図はこの2年の日経平均株価の推移です。2024年8月5日と2025年4月7日に大きな陰線があり、以降7ヶ月うなぎ上りで2025年11月4日にピークを迎え以降5万円の壁でウロウロしています。この7ヶ月、株式投資家は楽しかったでしょうね。2025年4月7日の安値が30,792円、11月4日の高値が52,636円、わずか7ヶ月で7割、2万2千円もアップしたのですから。グラフから明確に読み取れるのは、4万円の壁で1年以上停滞していたことです。5万円の壁がどれくらい続くか、その後上放れか、「午尻下がり」の下放れかということです。10年前、2016年1月1日は1万7千5百円でした。その後2017年12月1日から2020年10月1日頃は2万3千円前後、2023年5月1日は3万円、この後が上のグラフです。
■ 為替にビックリ
いま金と銀の価格がうなぎ上りです。何故かというと「マネー」の勝ちが下がっているから、現物に頼ろうということです。そういう意味ではダイヤモンドなど宝石類も同様です。「マネー」の中でもひときわ価値が下がっているのが米ドルです。日本円も負けじと価値が下がっているのは悲しいことですが、下図のように4月にトランプ関税によって米ドルの価値が急降下したですが、その後日本では高市内閣の発足に伴い「高市円安」が進行し、結局日米同列みたいな感じで共に安くなっています。
一番強い通貨はスイスフランですが、ユーロもほぼ並行して高くなっています。オーストラリアドルや人民元も少し遅れて追随してきています。世界で最も弱いトルコ・リラは底這いですが、日本円と共同歩調で弱いですね。韓国・ウォンはアジア通貨危機以来のウォン安で焦っています。長らく1円=10ウォン/1ウォン=0.1円と言われてきましたが、やはりトランプ関税の影響で巨額の対米投資を迫られ、外貨流出懸念で安くなっているのです。






■ メガソーラーに逆風
いま各地の自治体で太陽光発電に規制をかける動きが相次いでいます。逆に東京都は戸建て住宅にソーラーセル取り付けを義務化します。東京都は電力をほとんど他の自治体に依存していますから当然です。再生可能エネルギー普及のために固定価格買い取り制度(FIT)で政府が投資を呼び込み、急拡大した「環境に良い」はずの太陽光発電ですが、無理な開発を進める事業者による「悪い太陽光」が社会問題化しています。全国でメガソーラー建設計画を巡ってトラブルが相次ぐ中、政府は規制を強化する方針を明らかにしました。千葉県鴨川市の国内有数10万kWのメガソーラー建設現場で、森林の違法伐採が発覚し、12月23日には専門家らが調査に入りました。木はなぎ倒され、山の斜面にそのままになっています。これまでに行政指導がナント!63回、現在工事はストップしています。事業者は146ヘクタールという広大な敷地で36万5000本の樹木を伐採し、47万枚のソーラーパネルを設置する計画を立てています。高市内閣も自然破壊につながるメガソーラー建設を抑制するため、新規事業を支援する補助制度を廃止する模様です。
ただ、AIが爆発的に普及していて、これが莫大なデータを使用するため、ものすごい電力が必要となります。人間が必死になって考えると、エネルギーを使うのと同じです。地球温暖化防止のために、化石燃料を燃やす発電は一刻も早くやめなければなりませんが、そのためには再生エネルギー発電推進が必要です。しかし日本では洋上風力発電から三菱商事が撤退、太陽光発電にも逆風、いまだに石炭火力に頼って世界中の環境NGOから目の敵にされているニッポン、もはや原子力ぐらいしか頼れるものはありません。

■ 観光で行きたい都道府県は?
ブランド総合研究所と言えば「都道府県魅力度ランキング」で有名ですね。北海道・東京都・神奈川県・京都府・大阪府・福岡県・沖縄県などが上位をキープする一方、北関東3県(茨城県・栃木県・群馬県)や埼玉県・徳島県・佐賀県などは下位にとどまる状況が続いていて、この調査を巡っては下位の県を中心に批判の声が度々起こっています。
このたび「観光で行きたい都道府県ランキング2025」がブランド総合研究所から発表されました。


さてさて、1位は、今年も北海道(68.7点)、17年連続の首位となったものの、得点は前年より2.2ポイント低下しました。2位は沖縄県(55.7点)、3位は京都府(54.8点)で、いずれも上位常連県ですが、混雑や物価高騰といった要因から前年よりポイントを落としています。BEST10をご覧ください。いずれも前年割れです。人気観光地ほど「避けられやすくなる」傾向が一段と強まっているそうです。筆者も感じるのですが、インバウンドの増加と裏腹に、日本人観光客が減っている感じがします。昨今の物価高でエンゲル係数が上昇していることも影響してか、「旅行」を愉しめる人が減っているのではないかと思います。今年の最下位は、埼玉県(29.1点)でした。映画『翔んで埼玉』はサイタマをディスった映画で、関所で通行手形を見せないと東京都に入れません。「埼玉県民は草でも食え」と言われてしまいます。「埼玉の観光地は長瀞だけ」というセリフも出てきました。人気の「小江戸・川越」や鉄道博物館がある大宮など、観光地としての知名度は決して低くないものの、「それらの人気スポットが埼玉県にある」と県名と結び付きにくいのが最下位の理由だそうです。
■ H3ロケット8号機打ち上げ失敗(2回目)・・・日本の宇宙開発に大打撃
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日午前10時50分ごろ、H3ロケット8号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げましたが、失敗したと発表しました。約30分後に準天頂衛星「みちびき5号機」を軌道投入する計画でしたが、第2段エンジンの燃焼が予定より早期に終了し、軌道投入に失敗したのです。H3は2023年に初号機の打ち上げに失敗しており、国産主力ロケットの2回目の失敗は日本の宇宙開発にとって大きな打撃となります。みちびきが出す電波はカーナビやスマートフォンの位置情報として利用され、すでに6号機を25年2月に軌道投入済みで、26年2月1日には7号機を打ち上げ予定でした。7基体制となればGPSなど他国のシステムに頼らない測位サービスが可能になるとしていましたが、計画に遅れが生じることは避けられません。総開発費は5〜7号機で計約1000億円。H3は成功率98%を誇ったH2Aの後継となる日本の大型基幹ロケットで、スペースXなど海外勢に対抗するため、打ち上げコストを大幅に削ったものです。23年3月の初号機を打ち上げは、2段エンジンに点火せず失敗しましたが、以降は連続で成功していました。8号機は全長57メートル、衛星を除いた重さは約422トン、H2Aはすでに引退しており、今回の失敗原因が特定され対策が完了するまで、今後の日本の宇宙開発は遅れが生じることになります。

■ 村上宗隆ホワイトソックスへ
12月21日、シカゴ・ホワイトソックスがヤクルトからポスティングの村上宗隆選手との契約を発表しました。米報道によると2年3400万ドル(約53億円)の契約だそうです。AP通信によると譲渡金は657万5千ドル(約10億3千万円)の見込みです。米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」のFA選手ランキングで村上選手は全体4位に位置づけられ、予想契約は8年1億8000万ドル(約282億円)とメガディールが期待されていましたが、結果的に契約規模は期間も金額も大幅に予想を下回りました。優勝を狙えるようなチームや西海岸ではなく、ア・リーグ中地区最下位のホワイトソックスだったことにも驚きが拡がりました。2025年は60勝102敗で、26年もプレーオフ進出の可能性は低いホワイトソックスだからこそ、村上に賭けたのか?などと米メディアではささやかれているそうです。期間が2年だったのは村上選手の守備や三振率の高さからと言われますが、2年で結果を残せばより高い移籍金でホワイトソックスは手放せるという計算があるかもしれません。ただ村上選手の2025年の年棒は6億円でしたから、4.5倍になるわけで、野球のみならず日本選手が海外へ行こうという気になるのは分かりますね。こういうところにも貧しくなったニッポンが現れています。

■ 脚本家・内館牧子さんご逝去
脚本家で 女性で初めて大相撲の横綱審議委員会(横審)委員を務めた内館牧子(うちだて・まきこ)さんが12月17日 急性左心不全のため東京都の病院で死去されました 77歳でした この方の脚本についてはあれこれ言うまでもなくとにかく面白い しかもその面白さが私たちの日常の中にあることなので 余計に心に響きました 盛岡市に対しても 文士劇に出演されるなど とても良くして頂きました 心から感謝に堪えません 安らかな眠りを祈ります 合掌
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■ ジャンボ尾崎こと尾崎将司さんご逝去
「ジャンボ尾崎」として親しまれ ゴルフの日本ツアーで史上最多の94勝を挙げた尾崎将司さんが12月23日午後3時21分 S状結腸がんのため死去されました 78歳でした 1964年、徳島海南高のエースとして選抜高校野球大会で優勝 プロ野球の西鉄ライオンズに入団して実働3年プレーした後 70年にプロゴルファーに転身 翌年には日本プロ選手権など5勝を積み重ね 一躍トップ選手に躍り出て ゴルフ人気を高めた功労者です 豪快なスイングでファンを魅了し ツアー51勝の青木功 同48勝の中嶋常幸と切磋琢磨しながらゴルフ人気の向上に大きく貢献 3人の頭文字を合わせて「AON時代」を築きました 66歳だった2013年には国内ツアー史上初めて年齢以下の打数で回る「エージシュート」を達成しました 更に素晴らしいのは ゴルフアカデミーを開いて若手ゴルファーの育成に努め 海外メジャー優勝者の笹生優花や西郷真央 今季の日本ツアーで年間女王に輝いた佐久間朱莉らを育てたことです 安らかな眠りを祈ります 合掌
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2025年は大物の訃報が相次ぎました。野球界のミスター長嶋茂雄さん、サッカー界のレジェンド釜本邦成さん、ゴルフ界の至宝尾崎将司さん、スポーツ各界を代表する方が亡くなられました。歌謡界では橋幸夫さん、増位山大志郎さん、政治家では村山富市さん、俳優では仲代達矢さん、藤村志保さん、いしだあゆみさん、茶道家の千玄室さん、作家の曾野綾子さん、経済評論家の森永卓郎さん、司会者のみのもんたさん、映画監督の篠田正浩さんなど、各界を代表する方たちです。そんなことを言っていたら、我が高校の2年先輩の方の訃報が届きました。優しい方で、人気者でした。皆様、安らかな眠りを祈ります 合掌
(2025年12月29日)
つぶやき最終回