
10月14日(火)〜15日(水)は盛岡に行って来ました。18日(土)は東銀座で岩手県人連合会の役員会でした。盛岡は昼はさして南関東との気温差を感じませんが、朝はさすがに寒いと思いながら、市中をグルグルと回っていたら寒さを忘れました。ウェザーニュースでふじみ野市の2週間天気予報を見たら、秋雨前線が去り、大陸から寒気が南下してくるそうで、22日(水)には14℃までしか気温が上がらず、冬のような寒さになるそうです。23日(木)以降は寒さが和らぐものの最高気温は20℃以下の日が多くなり、最低気温も10℃ぐらい、朝晩は冷えるので体調を崩さないようご注意くださいとのこと。NHKのお天気解説で気象予報士の南さんが、やっと「サマー替わり」、これからは「紅葉を見に行こうよう」と言ってました。相変わらずコロナ感染の話を聞きますが、健康診断の結果を聞きに行ったら、待合室が有り得ないほどの大混雑、看護師さんに聞いたら、インフルエンザの感染者が急増しているからだそうです。
■ 大友啓史監督の映画『宝島』を見ました
前回東京盛岡ふるさと会で高校後輩である大友啓史監督の映画に対する取り組みを聞きました。彼の高校同期は階猛衆議院議員や盛岡市の内舘茂市長です。ただ今公開中の映画『宝島』は、『国宝』を越える3時間11分の超長時間作品のため、映画館では1日2回上映のスケジュールを組み難く、イオンシネマ大井のスクリーン7、17:10〜20:30の一本立てでした。イオンシネマ大井はスクリーン1が420席で一番多く、スクリーン6が289席で2番目、スクリーン7は247席で3番目です。ところが観客は6人、パーセントで表すべくもありませんが2.4%、ガラガラなんてものではありません。邦画史上破格の製作費25億円を投じてこれでは、日本映画界にひと悶着あるのではと危惧します。映画『国宝』もイオンシネマ大井で見ましたが、スクリーンの座席数は少ないものの観客はまあまあで、4割近く埋まっていました。女性客の方が多かったですね。SNSでは「何度も観た」という声もありましたが、率直に言ってもう一度見たいとは思いませんでした。どうしてそんなに人気なんだろう?という印象でした。『宝島』はどうか?やはり大友啓史監督の先輩である連れ合いは「怖くて見てられなかった」と言ってました。ヒット作『るろうに剣心』は観客動員1千万人超え、その要因は原作漫画を実写化したアクションがまさしくマンガチックで、原作漫画ファンからも爆発的に支持されたからです。逆刃刀を腰に下げ、「不殺(ころさず)」の誓いを立てた流浪人・緋村剣心が主人公で、バッサバッサと人を斬るわけではないところに、エンターテインメントとして愉しめる要素がありました。しかし『宝島』は戦後米軍占領下にあった沖縄の現実の物語です。敗戦国日本で米軍の統治下に置かれ、米兵の犯罪があっても沖縄の警察権は適用出来ない、小学校に米軍機が墜落して犠牲者が出ても怒りをぶつける相手が・・・、ベトナム戦争の出撃基地となった沖縄で、帰還した心がすさんだ米兵、様々な事件が起きる、米軍基地に盗みに入り、盗んだ物品を民衆に配る一団のリーダーが「おんちゃん」ことオンでした。いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のグスク、ヤマコ、レイの3人、そして、彼らの英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンでした。すべてを懸けて臨んだある襲撃の夜、オンは米軍のお偉いさんの子をはらみ、そのお偉いさんに会いたくて基地に侵入しながら腹の子を出産した女が、そのまま息を引き取る現場に遭遇します。へその緒を切り、女が持っていた米兵と女の写真入りペンダントと赤ん坊を手に、突然消息を絶ちます・・・。残された3人は、「オンが目指した本物の英雄」を心に秘め、やがてグスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始めます。

■ 見捨てられた沖縄の歴史を映像に残すんだ!
映像は『るろうに剣心』のようなエンターテインメント性は無く、いかにも暴力的でした。それは現実だったかもしれませんが、見るに耐えないものでした。大友啓史は戦後民主主義の中で育ち、自分たちが民主主義だと思っていたものが戦後沖縄にはしばらく存在しなかったこと、それを「本土」の人々は見て見ぬふりをした、沖縄の人たちは戦争で4人に1人が亡くなる凄惨な体験をしながら希望を捨てず、ウチナンチュウにも寛大な心を示した、こういう現実を映像に残さなければならない、それはドキュメンタリーではない、エンターテインメントも必要だ、こういうことが沖縄には有ったんだ、見て見ぬふりをするな、ということを訴えたかったのでしょう。その訴えがガンガン観客に迫ってきて、演じる俳優のリアルティも分かったけれど・・・おもしろいよりおそろしいという感じでした。
■ NHKディレクタとしてヒット飛ばした大友啓史
観客動員が伸び悩んでいる理由は分かる気がしました。映画に、単に面白さを求める観客に対して、ガンガン訴えて来るものがあるのです。それは愉しんで映画を観たい人にはやや煩わしいでしょう。そして暴力的シーンがキツイ、きつ過ぎる。山田洋次監督の映画の対極にあると言えます。ただ、大友啓史が作ってきたこれまでの映像は、その時代に無かった斬新さであっと言わせるものでした。NHKの2001年前期朝ドラ『ちゅらさん』では、沖縄の美しい自然、おばぁなど登場人物の温かさ、悲惨な戦争を生き残りながら恨みつらみを表に出さず優しく接してくれるおおらかさ、沖縄ってなんて良いところなんだろうという世界をドラマ化しました。2007年、当時の金融ショックと世情を反映した土曜ドラマ『ハゲタカ』では、国内外で多数の賞を受賞しました。第二次大戦後の占領下で日本の復興のために活躍した人物を描いた2009年スペシャルドラマ『白洲次郎』でも幾多の賞を受賞、2010年大河ドラマ『龍馬伝』では徹底的にリアリティを追求した斬新な演出で大河ドラマのイメージを一新、大きな反響を呼びました。

■ 「3.11」へのこだわりと沖縄への思い
NHKのディレクタとして、朝ドラや大河ドラマなどを手掛けた大友啓史はNHKを飛び出してからは監督として『るろうに剣心』で大ヒットを飛ばしました。映画監督に求められるものは何か、『るろうに剣心』のようにエンターテインメントに徹すればヒットを飛ばせる、『影裏』のようにシリアスに向き合えば評価は得られても興行成績としてはイマイチ、では今回の『宝島』はどうか?邦画史上破格の製作費を投じたものの、現実には当初の目的を達せられない状況のようです。ただし沖縄では大いに支持されているそうです。この映画が3時間11分もの超ロングになったのは何故か?大友啓史監督は「3.11」にこだわった、『影裏』も同じです。そこにふるさとに対する愛を感じます。なおかつ『ちゅらさん』ロケで触れ合った沖縄の人々の優しさに思いを致した時、『ちゅらさん』では表現できなかった沖縄の皆さんの口惜しさも映像に残さなければならない、それがミッションだという思いに至ったのでしょう。沖縄の歴史を知らない若い世代に是非見て欲しいと思います。
■ 熊被害、笹崎勝巳さんを悼む
前回に続いて熊被害の話題、岩手大学農学部の山内貴義准教授がマスコミに引っ張りだこになっていることは喜ばしくない事態です。7月4日北上市和賀町山口の民家で80代女性、10月8日北上市和賀町岩崎新田入畑ダム付近の山林でキノコ採りに出掛けた73歳男性が遺体で発見されたのに続き、10月16日午前中に北上市和賀町岩崎新田の瀬美温泉旅館の露天風呂を清掃中であった男性が姿を消し、露天風呂の柵に続く血痕とクマとみられる毛が残されていたことから温泉旅館スタッフが警察に通報、17日午前9時ごろに行方不明になっていた露天風呂の北西約50メートルの雑木林内で遺体が発見されましたが、損傷がひどかったということです。近くにいたツキノワグマは猟友会のメンバーにより駆除されました。被害者の笹崎勝己さん(60)は、1989年に全日本女子プロレスに入社し、その後同団体でレフェリーデビュー。全日本女子プロレス解散後には様々な団体でレフェリーを行い、2015年にZERO1を運営する株式会社ファーストオンステージの副社長に就任。その後ZERO1の運営を継承した株式会社ドリームオンステージの社長に2018年に就任し、レフェリーを継続しながら団体運営を行っていました。今春からプロレスファンの瀬美温泉旅館の経営者に誘われて転職、同旅館の近くに移住し、働きながら時折全国で開催されるプロレスのレフェリーに出掛けていました。60歳ながら小さな女児が2人居て、悲しみに堪えません。
実は10月18日(土)東銀座で岩手県人連合会の役員会があり、そこに出席していたプロレスファンの女性は、笹崎勝己さんの訃報にショックを受けていました。転職があだになったわけで、熊との戦いには本腰を入れなければならないと決意を新たにしました。我が祖父は北上市から雫石町に移住しましたが、どちらも奥羽山脈の山麓なので、熊との戦いは昔からです。

■ ドジャースがリーグチャンピオンシップ4連勝でワールドシリーズ進出
ドジャースの2年連続のWS進出が決定しました。下馬評ではフィリーズやブルワーズの前評判の方が高かったのですが、ブレーク・スネル投手(32)、山本由伸投手(27)、タイラー・グラスノー投手(32)、大谷翔平投手(31)という先発陣が好投を続け、佐々木朗希投手(23)が9回を締めるパターンが確立したことで、そんな前評判をぶっ飛ばしました。レギュラーシーズン0勝6敗の天敵を寄せ付けず、4試合いずれも相手を1点に抑え、4連勝で1998〜2000年のヤンキース以来となるWS連覇へ前進しました。特に第4戦、大谷翔平投手(31)の3本塁打&10奪三振は圧巻でした。これには全米のメディアが唖然とし、スゴイという言葉では言い表せない驚きを報じました。
■ ワールドカップ一番乗りサッカー日本が初めてブラジル破る
2026年6月11日から7月19日にかけて北米3ヶ国の16都市で開催される予定の23回目のFIFAワールドカップ2026に日本代表は3月20日に一番乗りを決めました。今大会は、参加チームが32ヶ国から拡大し、史上最大枠となる48ヶ国が参加します。日本代表は今回「優勝を目指す」としてますが、「ホンマカイナ?」と首を傾げる向きもありました。
ところが東京・味の素スタジアムで10月14日行われた国際親善試合で日本代表はブラジル代表を3−2で破ったのです。過去2分け11敗の相手に史上初めての歴史的勝利、これまでは全く勝てませんでした。試合前、いきなり殴り合いに行くか、引いて冷静にボール回ししてチャンスを探るか、後者を選択しました。しかしブラジルはやはり上手いチーム、10月10日、韓国に5-0圧勝して来日、決して楽な立ち上がりにはさせてくれません。パウロ・エンリケとガブリエル・マルティネリに立て続けにゴールを決められた日本は、ブラジルに2点ビハインドで前半を折り返しました。ここで作戦転換、前半のような受ける守備ではなく、後半は日本らしい攻撃的な守備から、殴り合いに転じます。まさに怒涛の反撃でした。52分に南野拓実がDFファブリシオ・ブルーノの稚拙なボール処理を捉えてボールを奪い、ゴールに叩き込んで1点を返すと、62分には伊東純也のクロスをファーで待ち受けた中村敬斗がダイレクトボレーで合わせて同点としました。71分には伊東純也のコーナーキックを上田綺世がドンピシャヘッドで合わせて大逆転に成功しました。これと同じシーンを4日前にも見ました。10月10日、国際親善試合でパラグアイ代表と対戦した日本代表は試合終盤を迎えても1−2と劣勢でした。今シーズンは所属するフェイエノールトでオランダリーグ8試合8ゴールと絶好調のFW上田綺世は、4日後のブラジル戦も見据えてベンチスタートでした。しかし、このままでは負ける、もう時間がない日本は89分に上田綺世をスクランブルで投入します。すると5分後、アディショナルタイムに入って4分、値千金の同点ゴールを挙げたのです。MF伊東純也が、鋭いクロスをパラグアイのDFとGKの間に蹴り込みました。するとファーサイドで上田が倒れ込みながらへディングシュート、バッチリ叩き込んだのです。相手DFと激しく身体をぶつけながら、オフサイドポジションから中央に戻って再び突っ込んでファーに飛び込むという、“消える動き”を駆使した実にストライカーらしい流れからのゴールでした。さすがオランダリーグで大活躍しているだけのことはあります。しかも毎試合得点しているということは、確実な得点力を持っているということであり、パラグアイ戦でもブラジル戦でもそれを世界に印象付けました。
日本の先発は全員欧州組でしたが、主力のボランチ2人やDFがいない状況でのスタートでした。遠藤や三苫が不在ですが、ボランチの鎌田大地や佐野海舟が良かったですね。しかし何と言っても伊東純也のキックに中村敬斗や上田綺世がバッチリ合わせられるという阿吽の呼吸は素晴らしい!FWの層が薄く、DFの故障者が多いのは気になりますが、このセンタリングにドンピシャパターンを是非今後もヨロシク!。
■ 都営大江戸線は大泉学園町方面に延伸へ 2040年ごろ開業見込み
東京都は都営大江戸線の光が丘駅から練馬区内西方向に4km延伸するにあたり、国土交通省との協議を開始するとのことです。2040年ころの開業を見据え事業を進めていく方針だそうです。総事業費は1,600億円で、光が丘駅からの延伸では、土支田駅、大泉町駅、大泉学園町駅(いずれも仮称)の設置が予定されています。延伸する地域はバスでの移動が中心の「鉄道空白地域」となっていて、鉄道の整備を求める声が多く、いずれは新座までと言われていますが、生きているうちには乗れませんね。
■ 村山富市元首相逝去
大分県出身者として初めて内閣総理大臣を務めた村山富市さんが2025年10月17日午前 大分市の病院で老衰のため亡くなられました 101歳でした 1994年 70歳の時に自民党 社会党 新党さきがけのいわゆる「自社さ」連立政権で内閣総理大臣に就任し 激動の時代に日本を引っ張り平和を愛した人生でした 自民党と連立した政党は 公明党を除いてみな消滅すると言われていますが 社会党もこの直後の選挙で大敗し 今や風前のともしびです あの眉毛が独特でしたね 安らかな眠りを祈ります 合掌
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(2025年10月20日)
つぶやき最終回