636  いじめ対策

 タチアオイが咲き始めました。梅雨が近いということです。今年は土日になると雨ということが多く、少年野球関係者は困っています。日程順延すると、大会が重なって、日程調整が大変なのです。雨が多いので野菜が安くなってきました。昨年はどうだったか?このESSAY では昨年はどうか?一昨年はどうよ?過去にさかのぼって見られるので、あぁ、そうだったなぁ、と懐かしく見るのです。昨年ふじみ野市では雨が多くて水には困りませんでしたが、岩手などでは雨が降らなくてダムが干上がり、困ったという状態でした。

■ 入梅
 5月19日(月)、気象台は「奄美地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年と比べて7日遅く、昨年より2日早い梅雨入りです。今年は九州南部が5月16日に梅雨入り発表があり、奄美のほうが後になるのは71年ぶりだそうです。沖縄はまだ梅雨入りしておらず、沖縄よりも先に梅雨入りとなるのは2019年以来6年ぶりとのことです。ふじみ野市では昨年ポツポツと間を置いて雨が降って水には困らなかったのですが、梅雨入りはなかなか発表されず、結局2024年6月21日頃に発表されて、これは平年よりも14日遅い梅雨入りで、梅雨明けは7月18日頃でした。つまり梅雨期間が短かったのです。今年も昨年と似た様相で、カラリと晴れる日は余りなく、もう梅雨だと言っても良いような天候ですが、梅雨前線によるものでなければ入梅とはなりません。

タチアオイ
 しかし5月20日(火)は30℃越え、雨の後なので蒸し蒸し、不快この上なし。Tシャツ1枚でもイヤになる、もうこんな季節がやってきたかとウンザリします。ところがこの先また温度が下がり、5月25日(日)はまた雨とのこと、ますます少年野球の日程はグチャグチャになりそう、参ったな〜(>_<)

■ 日本のいじめ対策は間違っている
 素晴らしい文章を久々に見ました。旭川市立永山中2年の紙谷桃歌さんが2016年に内閣総理大臣賞を受賞した文章です。法務省及び全国人権擁護委員連合会が主催する第36回全国中学生人権作文コンテスト中央大会での入賞作品です。どうしてこれを知ったかと言いますと、我が娘からの紹介でした。その文章を見て、なるほど!と合点したのです。紙谷桃歌さんはその後北海道大学医学部に進んだみたいなので、そろそろ卒業でしょうか?9年も前の文章をどうして今頃紹介するかと言いますと、長い間温めてきて、前回、立川市立第三小学校での侵入事件を採り上げた時に、母親が娘がいじめられていると担任の先生に話し合いを求め、上手く行かないので男二人を呼んだという顛末から、学校でのいじめについて考えたからです。「日本のいじめ対策は間違っている」というこの文章は、実に的確であると感じました。
 日本のいじめを小学校5年生の頃までドイツで暮らしていたときの経験と比較して論じたものです。日本のいじめの一番の問題点は、長期間にわたって続き、陰湿だと指摘しています。「いじめのストッパー」が必要で、そのためには必要不可欠な三つの要素がある、一つ目は「正しい善悪の判断ができること」。二つ目は「自分の意見を持つこと」。そして三つ目は「他人の意見を尊重すること」。日本人はこの三つの中の一つ目と三つ目はとても良くできているが、二つ目の「自分の意見を持つ」ができていないと指摘します。自分の意見を持ち、周りに流されずきちんと主張することが重要だという指摘、いじめを根本的に撲滅するためには、もっと生徒に自分の意見を持たせ、主張させる機会を増やし、基本的人権について自分なりの意見を持たせるべきだという主張です。こういう視点から、例えばクラスのみんなで話し合う機会を設定すれば、いじめは無くなって行くのではないかという気がしました。

■ サポートする社会に
 日本はイジメ社会であり、昔から「村八分」などというものが公然と行われてきました。宝塚で問題になった案件も、とても難しい側面があります。被害者とか加害者とか、関わった人の受け止め方は多様であり、知らぬうちに加害者になっていたのでは?と恐れおののく人が居るなんて言われています。結局一番重要なことは「見て見ぬふりをしないこと」、怪しいと思ったら声を上げる、困っているのではと思ったら寄り添う、宮澤賢治の世界ですよ。オロオロ歩くしかできなかったかもしれないけれど、そういう人が居てくれたら、ヒトは生きる力を得られるのです。「何かあった?」、「大丈夫?」、「困ったことが有ったら言ってよ、相談乗るから」・・・こういった周囲の声が有れば、人は助けられるはずです。結局モノ言うこと、自分の思いを口に出せる人はイジメられにくいのですが、そうでない人はイジメられやすい、だったら周りの人がモノ言ってサポートする、そういう社会にしなければいけませんね。

■ 豊島岡女子学園
 池袋にある豊島岡女子学園は、2025年度大学入試の結果を公表しました。2025年度の大学合格者数は、2025年4月2日時点で判明した国公私立大学および海外大学などの合格者数(既卒生を含む)と現役合格者数を一覧でまとめたものです。2024年度の卒業生数は249人で、このうち国公立大学は86人、私立大学は634人、防衛医科大学校は3人、海外大学には2人が現役合格しました。国立大学の合格者数(既卒含む)は、東京大学19人、京都大学3人、北海道大学2人、東北大学3人、名古屋大学1人、一橋大学8人、東京科学大学12人、千葉大学14人、お茶の水女子大学11人など。私立大学の合格者数(既卒含む)は、早稲田大学111人、慶應義塾大学75人、上智大学73人、東京理科大学100人、明治大学101人、青山学院大学16人、法政大学39人、立教大学43人、中央大学42人など。併願合格してるからこんな数字になるんですね。それにしても凄いハイレベルです。
 学問分野別の合格者数は、理学・工学系279人(27.1%)、医学(医学)系175人(17.0%)、経済・経営・商学系156人(15.2%)、法学系135人(13.1%)、人文科学系118人(11.5%)の順でした。何故豊島岡女子学園のことを書いたかと言いますと、入社当時の本社が池袋にあり、東京営業所がサンシャイン60にあったので、豊島岡女子学園の前はよく通りました。その後本社は西新宿の野村ビルに移り、やがて板橋の創業の地に本社ビルを新築して移転しましたが、やはり若い頃に仕事と遊びに明け暮れた池袋はいまだに愛着のある地です。ただ豊島岡女子学園がこれほどハイレベルの学校だったことは後で知りました。我が娘が合格したのですが、県立川越女子高校に進学したので、豊島岡女子学園は滑り止めだったのか、ぐらいに思っていました。ところが後に誰かと話していたときにその話をしたら「え〜〜〜!」と、ものすごいリアクションだったのです。「どうして?逆でしょう」ということでした。それで分かったのは、我が娘は親の懐具合を気にして、授業料が安く、交通費も安い方を選択したんだな、ということです。

豊島岡女子学園の玄関

■ ザ・デストロイヤー=トランプ
 時事問題と言えば昨今はトランプ関税とコメ価格問題が賑やかです。トランプ関税は結局実務的なベッセント財務長官が乗り出して中国との145%対125%が▲115%で決着し、30%と10%となりました。それでも高いですが、話にならないレベルからは脱却して、リスク資産が買われる展開となりました。日本はこれから赤澤経済再生担当大臣が3回目の交渉へと訪米しますが、急転直下の解決には至らないでしょう。結局米国民が困って大統領を突き上げるまで、長期戦となりそうで、日本へのダメージは避けられそうもありません。トランプ大統領は経済面では次なる打ち手、薬価の引き下げに乗り出しました。これまた波紋が広がりそうです。結局トランプは戦後アメリカが築いてきた秩序を破壊して、友好国さえもそっぽを向かざるを得ないようにしていますから、これはもうアメリカは頼りに出来ないとなって、アメリカ離れが起きています。結局中国を目の敵にしながら、中国を利する方向に向かっているのは、なんとも皮肉です。特に科学や教育界への攻撃によって、米国の知識層やエリートたちの離脱を招いていることは、まるでプーチンがロシアの知識層やエリートたちの離脱を招いたこととそっくり、長期的に国力低下に向かうのは必至です。

■ トランプをあやつるプーチン
 中国との関税問題ひと段落で、トランプ大統領は周辺の制止を振り切ってプーチン大統領との電話会談を行い、戦闘停止〜和平交渉へと導きたかったのですが、結局プーチンにやんわりと拒絶され、もしかするとサジを投げるかもしれません。選挙公約なので実現しなければいけませんが、日本が戦後80年どうやっても北方領土返還を実現できないことを見ても、ロシアは、話し合って何とかなる国ではありません。あの猛獣使いの安倍首相があの手この手でたらしこもうとしてもどうにもならなかったのがプーチンなのです。北方領土は国際条約上は日本の領土ですが、ロシアが不法占拠・実効支配している状態です。隣の北海道が大きいので、北方領土は狭いように見えますがトンデモナイ、かなり広いのです。その総面積は5,003平方kmと、福岡県(4,987平方km)より少し広く、沖縄本島(1,199平方km)の4倍強という広大な領土です。ウルップ島(得撫島)以北がクリル諸島です。ここも以前は日本領だった時期がありました。地球温暖化で、北方領土からクリル諸島、その先のカムチャッカ半島、更にアリューシャン列島からベーリング海域の重要度はますます高まっています。水産資源もそうですが、凍らないようになった北極海を通行して太平洋から大西洋に抜けられるからです。しかもこの地域の石油資源や鉱物資源をめぐり、アメリカと中国が魚の目鷹の目状態です。

サンフランシスコ平和条約(1951年)で定められた領土

■ 朝ドラ「あんぱん」と主題歌
 プーチンの起こした戦争、イスラエルのパレスチナ人虐殺、かつての戦争体験を反省し、平和な社会のために努力してきたはずの世界が、いままたきな臭くなってきて、軍事費を増やして侵略に備える国が多くなってきました。何度も経験してきたことへの反省は忘れ去られたのか?プーチンやネタニヤフのような指導者を人々はどうして支持するのか?平和国家日本に暮らして、私たちが出来ることはないのか?
 そうやって悶々とするときに、戦後80年の節目に登場したNHK朝ドラ「あんぱん」・・・逆転する正義と逆転しない正義、そのはざまでどうしよう?若者は戦争に駆り出され、お国のために命をかけて戦う、下の写真は戦地に向かう豪に「絶対帰ってきてよ」と話す蘭子、切ない別れのシーン、そして豪は帰ってきませんでした。
 やなせたかしさんが戦地で経験したこと、何よりも苦しいのは空腹でした。主題歌RADWINPSの『賜物』、最初聴いた時、いいリズムだなと思いながら、歌詞がわからずネット検索してその素晴らしさに感動しました。野田洋次郎って「舟を編む」を見て役者かと思っていたら、後日超人気の歌手であることを知りました。

主役を食う演技に感動です

■ コメ価格下がりません
 スーパーでのコメの平均価格は、昨年12月以来18週ぶりに値下がりしたというニュース、5kg入り税込4214円、前週比▲19円、そしたら翌週は4268円、前週比54円の値上がりだそうです。我が近隣のスーパーでは農水省発表の価格より高いですよ。ディスカウントスーパーが一番高いなんて笑えません。ブランド米は5kg税込5千円ぐらいになっています。業務スーパーでさえ4千円台後半です。つまり首都圏が高く、地方が安いのでしょう。ジャパンミートなど日本のコメはミルキークイーンだけ、他はカルローズです。前回「こうなってくると、カルローズを食べてみようかな?という気がしてきますね」と書きましたが、やめました。近隣で一番安いマミーマート生鮮市場TOP!で岩手県産「銀河のしずく」をやっとの思いで確保しました。午後には棚が空っぽになるので、アサイチ何度か行って、「銀河のしずく」があったのでラッキー 5kg入り税込4318円で購入、コシヒカリ4750円に比べて安いですね。魚沼産など軽く5千円突破ですよ。日本の消費者のブランド盲信のお蔭で美味しい米が安く買えます。「銀河のしずく」は昨年の一等米比率日本一です。温暖化でコシヒカリの劣等米比率は年々上がっています。「銀河のしずく」と食べ比べてみたら分かるのに?と不思議です。

■ 農水相更迭
 江藤拓農水相が辞任に追い込まれ、小泉進次郎農水大臣が誕生しました。江藤前大臣が自民党佐賀県連主催の会合で講演した中で「コメを買ったことがない」とか、「支援者から頂くので売るほどある」とか、言わなくてもいいのに「私は石破さんに入れたことは一度も無い」とか、ウケを狙ったとか言われますが、何考えてるの?と地元宮崎でもブーイングです。石破首相もこの発言には怒りをあらわにしたものの、内閣支持率が落ちている中で、後任の成り手が居ないのではと危惧して続投させる意向でした。しかし野党5党が結束して不信任案を出す動きに出たため、もはやこれまでと観念したようです。そこで親しい進次郎氏にお願いしたのでしょう。

小泉進次郎氏
(2025年5月21日)


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