3月22日(土)、23日(日)が初夏のような暖かさだったので、花々が一気に開花しました。しかし3月29日(土)に一気に気温が急降下して冷たい雨になり、「花冷え」となりました。これで桜が長持ちするでしょう。一昨年は桜の開花が史上最速で、3月中に散り始めましたが、菜種梅雨が続いて花が長持ちしました。昨年は2月が記録的に暖かく、3月になったら急に寒くなったため、前年の夏に形成され休眠していた桜の蕾の「休眠打破」が遅れた上に、3月の寒さで開花予想が遅れに遅れ、東京・靖国神社のソメイヨシノ標本木では当初予想の3月20日が29日になってしまいました。今年は当初予想は3月21日と昨年の当初予想とほぼ同じでしたが、やはり寒の戻りで3月24日(月)になりました。そして3日で満開になるという急ピッチです。ふじみ野市西原小学校のソメイヨシノはまだ咲き始めで、「花冷え」で週末まで持つでしょう。今週も「菜種梅雨」で、4月4日(金)から本格的春本番、まさに春らんまんとなるでしょう。

ふじみ野市地蔵院のエドヒガン 樹齢四百年 2025年3月25日
■ 戦国サイタマを勝ち抜いた浦和実業
春のセンバツ甲子園は昨年の秋季大会の結果などから選ばれた高校が出場する大会です。この2年センバツに埼玉県勢の姿が無いサビシイ春でしたが、今年は浦和実が出場しました。浦和実業は春・夏通じて甲子園初出場で、同じさいたま市の強豪・浦和学院に阻まれて、実力校でありながら涙を呑んできました。ふじみ野市出身の選手も過去活躍しましたが、過去埼玉4強の浦和学院(さいたま市)、花咲徳栄(加須市)、春日部共栄(春日部市)、聖望学園(飯能市)の壁は高く、厚く、更に近年では昌平(杉戸町)や山村学園(川越市)などが台頭して戦国時代になって来ました。そんな中で浦和実業が埼玉のトップに立ったのは、変則左腕のエース石戸颯汰投手のピッチングに惑わされたためでした。

2024年秋季埼玉県高校野球大会の結果・・・埼玉県高校野球情報局より
見て下さい、昨年の埼玉県秋季大会の結果・・・一回戦で我が少年野球チーム出身者たちの活躍で一躍有名になった埼玉平成(毛呂山町)を11回タイブレークの末破って波に乗ると、二回戦小鹿野に7回コールド勝ち、三回戦ではかつての埼玉4強・聖望学園(飯能市)に3-1勝って、準々決勝ではAシード花咲徳栄(加須市)を下した浦和学院(さいたま市)に完封勝利、試合毎に波に乗って強くなっていることが分かります。そして準決勝ではBシード山村学園(川越市)に4-2勝って、ついに決勝進出しました。決勝の相手は、いろいろなスポーツで最近メキメキと台頭してきたAシード昌平(杉戸町)のブロックを勝ち上がった西武台(新座市)です。甲子園にも出場経験がある高校で、Bシード春日部共栄(春日部市)を4-3下して決勝に進んできました。そして決勝でウラジツは9-1と圧勝して埼玉県のトップに立ちました。これは埼玉県の野球界に大きな衝撃をもたらしました。「あのウラジツが...」という驚きです。いえいえ、決して弱小校という意味ではありません。埼玉県の中では強豪校ではありましたが、まさか優勝するとは?という驚きです。野球はチームプレーなので、一人のスタープレイヤーが居たからと言って常勝出来るものではありません。チームのまとまりが一番です。長く浦和実業を率いる辻川正彦監督はキャプテン小野蓮(3年・千葉県松戸市立常盤平中)の存在が大きいと語りました。小柄でレギュラーではありませんが、チームをまとめる力が抜群、そして誰もが注目したのがエース石戸颯汰投手の投球フォームでした。試合毎に「何だアレは?」と話題を集め、少年野球界でも、足を顔まで上げて投げるヘンなフォームが話題沸騰しました。ドジャースの佐々木朗希投手も足を高く上げて投げますが、普通こういうフォームだとコントロールに難があります。対戦した打者も戸惑ってるうちに打ち取られてしまう、どうして打てないんだろう?と首を傾げてベンチに戻って来るのです。
■ 2024年秋季関東地区高校野球大会
強打の浦和学院を完封したチームということで注目されたウラジツは、2024年秋季関東大会では宇都宮工、つくば秀英を撃破して準決勝に進み、埼玉県1位の実力を発揮しましたが、優勝した神奈川県1位・横浜に2-3惜敗しました。横浜は群馬県1位・健大高崎を4-3下して関東の頂点に立ちました。

2024年秋季関東地区高校野球大会の結果・・・毎日新聞より
■ 明治神宮野球大会2024
全国の秋季地区大会の覇者が集う明治神宮野球大会は、春のセンバツ、夏の選手権大会、秋の明治神宮大会という高校野球の3大イベントです。2024年は横浜(関東・神奈川)が粘る広島商(中国)を4-3で振り切って勝利し、メジャーリーグでも活躍した「平成の怪物」松坂大輔さんを擁した1997年以来となる2回目の優勝を果たし、翌春センバツの「神宮大会枠」を獲得しました。出場校はすべて第97回選抜高校野球大会に出場しています。

2024年明治神宮野球大会の結果・・・毎日新聞より
■ 第97回選抜高校野球大会出場校注目は?
今回注目は沖縄から2校出場し、沖縄尚学の他にエナジックスポーツというカタカナ校名の聞いたことのない高校が初出場です。2021年創立の私立校で、世界で活躍するトップアスリートの育成を掲げ、野球部とゴルフ部があります。沖縄県名護市にあり、小学校だった建物を転用しています。22年に創部した野球部は全寮制で、約40人いる部員のほとんどが沖縄出身。寮は校舎から徒歩5分ほどの場所にあり、ビジネスホテルみたいにきれいで快適だそうです。長方形のグラウンドのため打撃練習などはできず、実戦形式の練習では名護市内などの球場を借りるとのこと。「ノーサイン野球」を実践し、機動力を生かした攻撃が持ち味で、24年春の沖縄大会で興南を降して初優勝を果たすと、夏の沖縄大会は優勝こそ逃したものの、再び興南との決勝で延長十回の熱戦を演じました。昨秋は九州大会で準優勝し、春夏通じて初めての甲子園出場となりました。それにしても創部3年で甲子園?信じられませんね。

2024年九州地区秋季大会の結果・・・毎日新聞より
■ 大阪のチームがセンバツ不在
さて2025年のセンバツ有力校はどこか?近年は地区に寄らず強豪校がしのぎを削っていて、絶対的な強さの優勝校は予想困難になってきました。今年はナント!大阪のチームが不在という、考えられないセンバツになりました。全国のトップクラスの野球強豪地域は大阪です。その中で近年では履正社、大阪桐蔭、智辯和歌山、報徳学園などが強豪として知られています。ところがなんと、昨年の近畿の秋季大会優勝は監督が履正社から母校に戻った東洋大姫路、智辯和歌山を破りました。しかも大阪からセンバツに出る高校が無いという信じられない事態になりました。

2024年近畿地区秋季大会の結果・・・毎日新聞より
■ 東北は3校;聖光学院I福島)、青森山田、花巻東(岩手)
我がふるさと東北にも触れましょう。昨年の秋季大会は聖光学院(福島)が青森山田を破り優勝、センバツ枠には花巻東(岩手)も入りました

2024年東北地区秋季大会の結果・・・毎日新聞より
■ 第97回選抜高校野球大会有力校は?
春のセンバツ甲子園、優勝候補と言われたのは、横浜、健大高崎、東洋大姫路、明徳義塾、高松商です。他に有力と言われたのは、智弁和歌山、早稲田実、日本航空石川、東海大札幌などです。このところ必ずBEST4に残る東北勢の名前がありませんね。秋の明治神宮大会に出場した聖光学院(福島)が東洋大姫路に一回戦10-0で負けたのですから仕方ありませんね。
■ 一回戦で強豪;滋賀学園に完封勝ちの浦和実業
センバツ一回戦が終わりました。一回戦屈指の好カード;健大高崎(群馬)−明徳義塾(高知)はタイブレークの末健大高崎が勝ち、千葉黎明−智弁和歌山は智弁和歌山、早稲田実−高松商(香川)は早稲田実、日本航空石川−東海大札幌は東海大札幌が勝ちました。沖縄勢2校が緒戦勝利、中でも創部3年目のエナジックスポーツが甲子園初出場で8-0と躍動して勝利したのには驚きました。また初出場の埼玉・浦和実は変則左腕のエース石戸颯汰投手(3年)のピッチングが注目でしたが、大阪桐蔭を破ってセンバツ出場を止めた昨夏BEST8の強豪・滋賀学園を6安打完封、強打の浦和学院を完封して甲子園に出てきた実力を見せつけました。ウラジツ打線は4回まで初回の1安打だけ、ところが5回に4安打集中して打者8人で3点、ヒット数で下回っても石戸颯汰投手の安定感が上回りました。強打の滋賀学園ですら攻略出来ない、一躍今大会ナンバー1の注目投手となりました。前評判で有力と言われたなかで勝ち進んだのは横浜、健大高崎、東洋大姫路、智弁和歌山、早稲田実、東海大札幌です。

「浦実旋風」巻き起こせ・・・毎日新聞3月13日特集
毎日新聞3月13日特集4ページでは、浦和実業に関する様々なデータや指導者、選手の紹介、埼玉県大野知事やさいたま市清水市長の激励メッセージが掲載され、中にはOGである佐藤栞里さんのメッセージもありました。OBで思い出すのは現埼玉西武ライオンズの豆田泰志投手(22)です。越谷市立千間台中学校軟式野球部出身で、4つ上の兄がウラジツの元エースだったこともあり、進学しました。1年秋にチームの県大会ベスト4入りに貢献し、2年春の県大会では全5試合に先発し、チームを準優勝に導くと、関東大会2回戦では猛打の山梨学院を相手に7回0/3を2安打11奪三振2失点と好投して「ウラジツに豆田あり」と注目されました。背番号20で迎えた2年夏は4回戦で浦和学院を相手に完封勝利を挙げ、続く市立川越との準々決勝でもリリーフ登板で3回無失点に抑えましたが、チームは敗退しました。エースナンバーを背負った2年秋は西武台に初戦敗退。3年夏は新型コロナウイルスの影響で県大会が中止となり、その代替大会では浦和学院との準々決勝で敗退したものの、同大会では18回1/3を投げて23奪三振を記録しました。このように近年ウラジツは埼玉県でも注目校になっていました。
浦和実業高校はさいたま市南区文蔵というところにあり、東側をJR東北本線・宇都宮線、高崎線、京浜東北線、湘南新宿ライン、上野東京ラインという5本のJR線が走っており、隣がうらわ自動車教習所、その南側には外環浦和インターチェンジがあります。高架の東京外郭環状道路(外環道)、その下を国道298号が走り、筆者が13年間勤めた戸田市美女木の社屋から3.9kmしか離れていなかったので、よく車でこの辺りは走りました。JR南浦和駅から1.1km、JR蕨駅から1.9km、JR北戸田駅から2.2kmなので、JR京浜東北線、武蔵野線、埼京線の各駅徒歩圏内です。従って埼玉、東京、千葉いずれからも通えるのです。この近辺はさいたま市、蕨市、川口市、戸田市が複雑に絡み合って、チョット歩けば蕨市、川口市、戸田市なのです。直ぐ近くに県立蕨高校や浦和南高校があります。
■ ウラジツ二回戦も突破
ウラジツ二回戦の相手は有力と言われた東海大札幌、2回2安打で1点先制したウラジツは、その裏二塁打2本で追い着かれましたが、3回3安打で2点GET、その裏3安打で1点返されましたが5回から先発駒木根に代って石戸颯汰がマウンドに上がると打者のタイミングが合いません。浦和実は1回戦もそうでしたが、散発安打ではなく、集中安打で得点するという特徴があり、8回に2番佐々木悠里の三塁打から、四球、4番三島陽之介のセンターオーバーの三塁打で2点追加、一死後6番工藤
蓮の左前安打でこの回3点目、代ったピッチャーに対し7番橋口拓真が三塁前にバントヒット、1塁悪送球で1、3塁となり、8番深谷知希がスクイズ成功4点目、9番石戸颯汰四球、1番に還って田谷野巽生がファウルで粘って8球目センター前タイムリーヒットして5点目、8-2となれば石戸颯汰は余裕しゃくしゃく、5回無失点、甲子園では14イニング無失点で勝ち投手。

浦和実・石戸颯汰投手は足を顔まで上げて投げます
二回戦終えてBEST8が揃いました。優勝候補
健大高崎は初戦タイブレーク、二回戦1点差の接戦をものにしました。接戦で勝てるというのは強さの証明です。その原動力は堅実な守備、手堅くバントで送る攻め、さすが昨年センバツの覇者です。最速158キロのエース石垣元気が先発せずに勝ってきたところに余裕を感じます。同じく優勝候補の
横浜は沖縄尚学と大激戦、安打では沖縄尚学13、横浜11と下回りましたが、3番阿部葉太が1回表3ランで先制、その後2度1点差に迫られながらピッチャー6人の継投で逆転を許さず8-7で逃げ切りました。こういう展開でも勝てるというのがこれまた強さの証明です。優勝候補と言われていた東洋大姫路の相手は明治神宮大会で3-4で横浜に敗れたとはいえ準優勝の
広島商、東洋大姫路は準決勝で1-3で横浜に敗れています。驚いたのは2回表広島商4番からの攻撃、中前安打で出て、バントで送り、三塁内野安打、三塁ゴロエラーで一死満塁、右前安打で1点先制、ショートへの内野安打で2点目、1番に還って西村銀士がセンターオーバーの走者一掃三塁打で5-0、セカンドゴロの間に6点目、一挙6点のビッグイニングとなりました。1個のエラーの怖さ・・・東洋大姫路は6回2安打で1点、7回安打と犠飛で1点返し、その後も打ちまくった広島商の攻撃を必死に防いで追加点を許さなかったものの、11安打対5安打では勝ち目がありませんでした。
西日本短大付は強力な打撃で2試合とも6点差の大勝、センバツは2回目の出場ですが、3、4、5番が本塁打を打って、初のBEST8進出です。不振の関西勢の中で唯一勝ち残った
智弁和歌山は、2試合連続の2桁安打で前評判通りの強さを発揮、エースの安定感が光っています。
花巻東は二松学舎大付、
聖光学院は早稲田実と、東北勢が東京勢を破りました。

毎日新聞の切り抜き
■ ウラジツ準々決勝も突破
準々決勝は3月26日(木)8時半から4試合、BEST4が揃いました。第一試合;花巻東1−9健大高崎、第二試合;横浜5−1西日本短大付、第三試合;広島商0−7智弁和歌山、第四試合;聖光学院4−12浦和実、4強に関東勢3校が入ったのは、帝京、東海大相模、浦和学院が4強入りした1992年以来だそうです。
第1試合は前年覇者の
健大高崎(群馬)が花巻東(岩手)に16安打を浴びせて9―1と快勝し、2年連続のベスト4入り、史上4校目のセンバツ2連覇へあと2勝としました。3番手で登板したエース石垣元気(3年)が最速155キロの速球を披露しました。
第2試合は
横浜(神奈川)が西日本短大付(福岡)を破り、優勝した2006年以来19年ぶりに4強に進出。先発右腕の織田(2年)が2回に先制を許したものの、5回を4安打5奪三振1失点と好投。打線は5回に同点に追いつくと、6回に2番・為永(3年)の右前適時打で勝ち越し、この回一気に3点を挙げると、7回にも1点を追加。6回から登板したエース奥村頼は4回5奪三振無失点のパーフェクトリリーフでした。
第3試合は
智弁和歌山が広島商に快勝、準優勝した2018年以来、7年ぶりの4強進出を決めました。1、2回戦に続いて3試合連続で初回に先制して勢いに乗ると、2回には黒川(2年)の3バントスクイズ、奥(3年)の2点タイムリーで3点を奪い、リードを5点に広げました。その後は立ち直った広島商エースの前に0行進でしたが、8回に2点を加えてダメ押し、先発のエース・渡辺(3年)が8回4安打無失点の安定ぶりで、持ち前の制球力とテンポの良さで、危なげない投球でした。
第4試合は
浦和実(埼玉)が聖光学院(福島)を延長タイブレークの末、12−4で下し、初出場ながら4強入りを果たす快進撃です。目標は8強だったので達成しましたね。ピッチャーはほとんどエース石戸と駒木根が投げますが、2回戦同様駒木根が先発し、3回表に3点先制、裏に1点返され、6回裏毎試合見事な守備を見せてきた聖光学院5番細谷丈に同点3ランを浴びました。7回から変則左腕のエース石戸(3年)が登板、4−4で延長戦無死1、2塁からのタイブレークに突入しました。ウラジツは6番工藤から、聖光学院は1番猪俣からの攻撃、普通に考えれば打順的に聖光学院有利、しかも聖光学院は1回戦で常葉大菊川とタイブレーク3回やって犠飛でサヨナラ勝ちした実績があります。無死1、2塁からのタイブレークはまず送りバントで一死2、3塁にするのが普通です。強攻して併殺にでもなれば得点が少なくなる、最低2点取りたいからです。10回表ウラジツ6番工藤は三塁側にバント、これが絶妙で内野安打となって無死満塁、ここからが凄かった!ウラジツ打線はあっさり凡退するかと思えば時折集中打でビッグイニングを作る、センバツ優勝した時の山梨学院がそうでしたが、眠れる獅子が突然起きるような打線です。健大高崎、横浜、智弁和歌山のビッグネームは、強力エースに大型打線といかにも強そうですが、ウラジツは120キロ台がせいぜいのエースと小粒な打者揃いで全く強そうに見えません。3番ライト山根大智(3年・戸田市立笹目中)が身長180cmで一番大きいのですが、1番センター斎藤颯樹(3年・川口市立安行東中)が身長170cm、2番レフト佐々木悠里(3年・朝霞市立朝霞第三中)が身長168cm、4番ファースト三島陽之介(3年・新座市立新座中)が身長170cm、5番キャッチャー野本大智(3年・宮代町立須賀中)が身長173cm、6番サード工藤蓮(3年・東京都文京区立本郷台中)が身長175cm、7番ショート橋口拓真(3年・さいたま市立上大久保中)が身長171cm、8番セカンド深谷知希(3年・川島町立川島中)が身長162cm、ピッチャー石戸颯汰(3年・草加市立花栗中)が身長177cm、同じくピッチャー駒木根琉空(3年・蓮田市立黒浜西中)が身長175cm、2回戦で活躍した田谷野巽生(3年・八潮市立潮止中)が身長163cm、キャプテン小野蓮(3年・千葉県松戸市立常盤平中)が身長167cmと、埼玉県の高校3年生の平均身長170.8cmに比べると、ここに名前を挙げた12人の平均身長が170.9cmですから同じです。ウラガクなどを見ても高校野球の選手はデッカイというのが第一印象なので、ウラジツの選手はフツーです。無死満塁から7番橋口拓真がセンターへ勝ち越しタイムリーで5-4、8番深谷知希がセンターへ走者一掃となるタイムリーツーベースで8-4、これは決まったなと思ったら、イヤイヤどうにも止まらない。スタンド応援団からは定番応援歌♪ウララ
ウララ ウラウラで ♪ウララ ウララ ウラウラよ ♪ウララ ウララ ウラウラの この世は私のためにある ヘイッ!というような歌が流れます。山本リンダ「狙い撃ち」です。明治大学の野球応援歌から高校野球の定番へと広まったのですが、♪ウララ
ウララ ウラウラの・・・が何故か♪ウラワ ウラワ ウラジツの・・・に聞こえました。9番石戸颯汰が追い込まれながら見事スリーバントを成功させ一死3塁、1番斎藤颯樹はセンターへタイムリーヒットして9-4、センターからの送球が逸れて一気に3塁へ、2番佐々木悠里もライトへのタイムリーヒットで10-4、3番山根大智は外角のチェンジアップをセンターへ打って一死1、2塁、4番三島陽之介はファーストゴロで二死となりましたが進塁打となって2、3塁、5番野本大智はフルカウントからレフトへのタイムリーヒットで12-4、打者一巡で6番工藤蓮セカンドフライでやっと攻撃終了、しぶとい打撃で一挙8点の猛攻撃でした。どこにこんなパワーがあるんだろう?という神がかり的攻撃でした。その裏変則左腕のエース石戸は1番から3人フライアウトでゲームセット、4回無失点の好リリーフ、今大会未だ失点しておらず、計18回無失点です。
■ ウラジツ準決勝敗退
準決勝は3月28日(金)行われ、第一試合;優勝候補同士の横浜と健大高崎は、関東地区秋季大会決勝の再現、この時は上記の通り4-3で
横浜が勝ちました。互いに堅守と強打が持ち味、両チームとも第二エースが先発し、エースがリリーフするパターンでしたが、横浜は初回に1点先制して、なおも着々と加点して勝利、投打で上回って、強いな〜と実感しました。横浜は初回、小野の適時打で1点を先制、迎えた3回裏に阿部葉の適時打で1点を加えると、5回には阿部葉と小野の適時打などで3点を挙げ、リードを広げました。投げては、先発・織田が7回無失点の力投で勝利の立役者となりました。敗れた健大高崎は、最終回に反撃を見せるも及びませんでした。互いに無失策、安打は健大高崎9、横浜12でした。
第二試合では大会前から有力と言われていた
智弁和歌山が順当に決勝に進出しました。智弁和歌山は今大会では初回に先制して出鼻をくじくパターンが続いていますが、今大会18イニング無失点の浦和実のエース石戸投手に対しても、初回、福元と荒井の連続適時打で2点を先制しました。そのまま迎えた3回裏には、荒井の犠飛で1点追加、何でもないファーストフライをタイムリーエラーして2点与えたのが痛かった...3点のままなら、その後立ち直った石戸投手の力投から違った展開になったかもしれません。ただこの失策は責められません。やはり劣勢に立つと得てしてこういうことが起きるもので、最終的に「タラレバ」が出るものです。序盤から試合を優位に進めた智弁和歌山、投げては、エース渡辺とリリーフ宮口の継投で9回無失点。ただ打球が足を直撃した渡辺が心配です。敗れた浦和実は7安打、智弁和歌山12安打、互いにエラーは1個でした。浦和実は、春夏初の甲子園、ここまで来ただけでも大したものです。目標は8強だったのに、4強入りを果たす快進撃でした。どことなくハリセンボンの箕輪はるかに似ている石戸投手は、試合前脇腹に痛みがあったそうです。そんな素振りも見せずにひょうひょうと投げました。4回以降無失点に抑えたことを見ても、「
やはり打ちにくい投手」という智弁和歌山・中谷監督の感想でした。
■ やはり横浜が優勝
決勝は3月30日(日)12時半、横浜と智弁和歌山の対戦、総合力では横浜が上と見ていましたが、ヤッパリ、11-4で勝って優勝しました。新チームになって無敗の20連勝、明治神宮大会、センバツと秋春連覇です。ただし13安打対9安打、智弁和歌山も頑張りましたが思わぬ大差になりました。つまり横浜が効率的に得点したということですが、横浜のエース奥村頼がリリーフを仰がなければならないなど夏に向けて課題も出ました。
■ タリフマンの「自由」と「民主主義」
トランプ大統領の関税政策や、イーロン・マスクの政府効率化策の影響で、米国内はもちろん世界中でマーケットが動揺しています。日本でもあらゆる経済研究機関がその影響で今後どうなる?と慌てふためいて分析・見解を発表しています。共通しているのは、関税というのは自由貿易に対する壁ですから、これによって近年進んできた「グローバル化」、「適地生産」という考え方が行き詰まるということです。自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)がドンドン進んできた流れに水を差すものです。トランプ大統領がイーロン・マスクを登用したのは「自由」と「民主主義」に対する考え方で一致しているからで、彼らの言う「自由」はこれまでの世界に浸透してきた「自由」ではありません。「民主主義」なんてトンデモナイのです。従って日本の「自由民主党」などは存在意義を問われかねません。
■ 米国一人勝ちの世界経済
下のグラフは前回掲載した1990年から2023年まで34年間のG20の名目GDP(国内総生産)の推移です。米国の伸びがスゴイのひと言です。ここに来て中国が不動産バブル崩壊による経済不振で頭打ちになっているので、もはや米国の独壇場、一人勝ちを示しています。これはひとえに「グローバル化」のお蔭でした。2008年に起きたリーマンショックと第一次トランプ政権の最後の2回だけ、米国GDPが一旦頭打ち〜下降しています。つまりトランプ政策は米国経済に負の効果をもたらすことが分かります。バイデン政権になってからトンデモナイ上昇ですね。インフレになったアメリカはそれを抑えるためFRBが金利をバンバン上げて、ゼロ金利の日本との差が急拡大したので日本円で持っていてもしょうがない、ドル預金したり米国株に投資しようという流れがなだれのように強まって日本は挙げてドル買い、結果大幅な円安ドル高になりました。するとあらゆるものを輸入に頼る日本はエネルギー価格高騰、食料品価格高騰、原材料価格高騰で、値上げラッシュ、建設費高騰、デフレ脱却となりました。
■ 貿易赤字なのに儲かる?
第二次トランプ政権の政策は第一次のように恐る恐るではなく、いきなり関税上げラッシュですから、その影響は前回のように最後に現れるのではなく、早いうちに現れるでしょう。こんなこと、過去のデータを見れば自明なのに、米国民はどうしてトランプを支持するのでしょう?実はこれまでの自由貿易で一番儲かっていたのは米国でした。安い労働力を求めて外国に生産を移し、自分たちはITを牛耳ってそれを外国に供与して利益を得る、額に汗して働くのは外国に任せて、頭脳で稼ぐ、世界最大の貿易赤字国なのにサービス収益で稼ぐからGDPはドンドン上がる、従ってドル高になる、為替も米国の一人勝ちです。金融の世界で活躍するユダヤ人にとって米国は天国です。米国の貿易赤字は積み上がりますが、金融収益がそれ以上なので儲かって仕方がありません。他国に目を移してみましょう。世界で一番豊かな国は?ルクセンブルクは一人当たり名目GDPが日本のおよそ3倍ですが常に貿易赤字国です。工業製品も農産物も輸入して金融で稼いでいます。香港やシンガポールも同様です。アイルランドなどもそうですね。つまり貿易赤字なのに豊かなのは何故かと考えればすぐわかることですが、輸入で他国へお金を払っている以上に金融でお金が入って来るのです。額に汗して働くのが馬鹿みたいですね。こういう小国のシステムを大国の米国が実践したら?・・・上のグラフのようなことになるのです。
■ 難題を抱えることになる米国企業
しかしトランプ大統領は製造業が衰退したラストベルトの労働者たちの票を得るために”MAGA”を打ち出しました。シリコンバレーに代表される、ユニコーンが次々生まれる土壌こそ、米国の開拓者精神の顕れなのに、それに相対するブルーカラーの支持を得るために・・・政治とは本来国民のためにあるべきもの、国民が豊かになるためにあるべきものなのに...決して米国のブルーカラーを卑下するものではありませんが、米国というのは一部の大金持ちに富が集中し、格差が大きくて世界一の最貧国(2位は日本)なのです。貧しい人には日本のような生活保護ではなく金持ちが施してあげるという世界です。トランプ大統領こそ、そうした金持ちの典型です。関税を上げて外国からの輸入を減らしたとしても、米国の人件費で生産した製品のコストは関税のかかった外国製品に勝てるのか?米国の消費者はこれまでより高いものを買うはめになるでしょう。実はそれだけではなく、米国の企業が国内生産をやめて外国での製造に切り替えたり、国内生産に使う部品を海外からの輸入に切り替えたのは、消費者の支持を得るためです。誰しも安くて良いものを買いたい、そこでカナダやメキシコ、日本、中国から部品を買って国内で組み立てる、そこに関税がかかったら製品価格が高くなります。国内部品調達に切り替えると過去のように品質問題が起きる、それ以上に衰退した米国メーカーの余力が少ない、米国の企業は難題を抱えることになります。米国に輸出している国々も頭を抱えることになります。共和党の政治家たちも実は分かっているはずです。しかし票が欲しい、困ったものです。

2025年3月30日(日)のふじみ野市福岡中央公園は花見客で大賑わい
■ 株も為替も乱高下
ダウ平均株価も日経平均株価も乱高下しながらジリジリ値を下げているのは、投資家たちがトランプ政策の結果を推し量っているからです。日本では自動車や半導体を中心に株価が下落しています。日本の基幹産業は自動車であり、半導体の最大ユーザーは自動車だからです。韓国のヒュンダイは自動車生産を米国に移すと発表しましたが、失業するのは韓国人です。米国で生産したヒュンダイの車はこれまでより高くなるでしょう。米国人は買うでしょうか?トヨタなどは第一次トランプ政権の時に米国に工場を作っています。米国の高い人件費を避けるためにはロボットを駆使するしかありません。ロボット技術の先端を行っているのは日本メーカーです。何のことはありません。日本のロボットが活躍する米国の工場・・・ラストベルトは・・・
USスチールを日鉄が買う話がありました。USスチールは米国の製造業を象徴する企業です。その設備が魅力的で、そこに日鉄の技術を投入すれば儲かる、と考えての投資話です。しかしバイデン大統領がそれを禁止する大統領令を出しました。政治的思惑からです。日鉄買収は”MAGA”にとっては良い話ですが、それをバイデンは許せませんでした。このままUSスチールを放置すれば、中国にしてやられます。余程高い関税の壁をかけなければ阻止できません。それよりUSスチールを繁栄させる方が得だ、どうしてそんな単純な計算が出来ないのか?政治と経済が思惑で離反することは決して幸せをもたらさないでしょう。
いずれにせよ日本はトランプ関税によって経済的打撃は必須です。日銀の植田総裁はトランプ関税の影響を見極めなければ次の金融政策を打てないと言っています。為替は乱高下していますが、これは先行き不透明感の故です。米国経済が失速すればドル安円高になりますが、日本がトランプ関税による打撃で円安ドル高になることも考えられます。
■ 備蓄米放出で米価は?
備蓄米の放出が始まったそうです。今回の備蓄米の払い下げは集荷業者、すなわちJAがほとんどです。しかも放出したコメの買い戻し条件を付けています。さらに備蓄米だということを分からないようにしなさいとのこと、いかにも頭脳明晰な官僚の知恵ですね。卸業者に放出すれば、米屋さんやスーパーと価格交渉してすぐに店頭に出て来ます。卸業者の競争で価格は下がります。しかし、米を保管して次の収穫期まで在庫から順次出荷するJAならば、備蓄米を出荷した分在庫米の出荷を調整できます。備蓄米倉庫から持ってくるか、自分たちの倉庫から持ってくるかです。備蓄米だと分かれば、出し惜しみしていた米との比率がバレてしまいます。農水省が言っていたのは、生産量は十分だったのでコメはどこかにあるはず、買い占めて貯蔵してあるコメがどこかにあるはずだ、とのことでした。しかし一向に出てこないので米価はどんどん上がる、考えてみれば分かりますが、JAから出てこないのでは?米価が下がっては困るJA、農水省、農政族のタッグマッチですね。備蓄米を出しても、カリフォルニアの関税付きカルローズ並みにしかならないのではないでしょうか。
■ 農水省発表でも米在庫は減少
農水省が毎月発表している各産地の米の民間在庫は、年間玄米仕入量500トン以上の出荷段階(全農、JAなどの出荷業者)の在庫量と、年間玄米仕入数量4000トン以上の販売段階(米卸などの販売業者の在庫量)を対象に調査したもので、両方の合計(出荷段階+販売段階)となる数値も合わせて公表しています。その資料をもとに、2025年(令和7年)1月時点での産地別民間在庫の変動(前年同月比)を見てみると、全国合計では対前年同月比で44万トン(比率16.1%)在庫が減少しています。在庫が大きく減少している地域を見ると、第1位は新潟県で3.99万玄米トンで▲16.3%、第2位は宮城県で3.39玄米トン▲21.2%、第3位:栃木県2.96玄米トン、第4位:福岡県2.84玄米トン、第5位:茨城県2.82玄米トン、第6位:岩手県1.80玄米トンでした。いずれも人気のあるブランド米の在庫がはけているということです。新潟県、栃木県、茨城県はコシヒカリ、宮城県はササニシキやひとめぼれ、福岡県はヒノヒカリや夢つくしです。これだけ在庫が減っているのですから値上がりするわけです。
■ 盛岡では米が安い、しかしふじみ野では更に値上がり
3月18日に盛岡に行ったとき、米物価を見るためにスーパーに入りました。するとA級米比率日本一のブランド米;銀河のしずくが5kg税別¥3580、あら安いじゃないの?と思いました。我が家近辺のスーパーでは銀河のしずくは売ってませんが、コシヒカリ、はえぬき、あきたこまちなどは、当時安くて税別¥3990、すなわちすべて税込4千円以上でした。盛岡では混合米5kg税別¥3000という商品もありましたが、ナント!あきたこまちとひとめぼれ5kg税別¥3180というのがたくさん置いてありました。精米業者のシールが貼ってあるのでいかがわしい米では無いでしょう。品質の悪い白いコメでもありません。見た目輝いて立派なコメです。普通の米はブランドがハッキリ分かる袋に入ってますが、無印の透明袋です。もしかすると備蓄米が出回り始めたのかな?と思いましたが早過ぎます。農水省の言う買い占め貯蔵米が出て来たのかな?真偽は不明です。盛岡に住む妹は友人の農家さんからいつも米を分けてもらうそうですが、農家さんの段階ではそんなに価格は上がっていないそうです。3月30日、少年野球から帰る途中スーパーに立ち寄ってみたらどのブランドもみな5kg4千円以上、アレ?備蓄米が出回り始めたというのに更に価格が上がっている、どうして?と思いました。
■ ミャンマーの地震災害
2025年3月28日午後にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の強い地震で、同国で多数の死者が出ている模様です。震源地はミャンマー中部サガイン市の北西16キロメートルで、震源の深さは10キロメートル、強い揺れは、中国南西部やタイなど広範囲に伝播しました。震源地から1000キロ以上離れたタイの首都バンコクでは、建設中の高層ビルが倒壊する恐ろしい映像が流れました。死者や負傷者が出て、行方不明者も多数出ているとのことです。長周期地震動は、東日本大震災で震源地から遠く離れた大阪の高層ビルでもユ〜ラユラと長い揺れが続きました。地震国日本では建物の耐震構造が発達してますが、タイでは未経験の揺れだったみたいです。
今回の地震を起こした断層は、ミャンマー国内を南北に長さ1千キロ以上通る、サガイン断層の一部で、約70秒間かけて破壊が続き、その長さは南北200〜280キロに及んだようです。地震が繰り返し起きている世界でも第一級の断層ですが、現地は200年近く地震が起きていなかった「空白域」にあたり、それだけエネルギーがたまっていたうえに、地震対策の「想定外」だったということでしょう。かつては「ビルマ」として知られていたミャンマーは、今や軍事政権が統制していて、さまざまな反体制派が存在し、その支配地域で何が起きているのか、正確な情報を得るのも難しくなっています。

英国BBCより

タイ・バンコクの建設中高層ビルが倒壊
■ 篠田正浩さん逝去
2025年3月25日 肺炎のため94歳で永眠した映画監督の篠田正浩さんの妻で女優の岩下志麻さん(84)が28日 「今の私があるのは本当に篠田のおかげだと思っています」と松竹を通して悲しみのコメントを発表しました 手を取り合って映画作りに取り組んだ同志のような夫婦 最愛の人への感謝の思いがにじんだメッセージでした 「58年間人生を共にしてまいりましたので 今はただ 悲しみと喪失の思いで胸がいっぱいです」 「この4年間パーキンソン病と闘いながらどうにか日常生活に支障はなく生活しておりましたが 今年1月に転倒して骨折してしまい また3月に肺炎になり ついに力尽きてしまいました」 「篠田と出会ったことによってたくさんの作品でいろいろな役を演じることができました 今の私があるのは本当に篠田のおかげだと思っております 篠田が“僕たちは映画という魔物に取りつかれて2人で魔物退治をやってきたようなもの”と申しておりましたが そんな篠田に今は感謝の言葉しかありません」 このメッセージ素晴らしいですね 自分が死んだとき このように言ってもらえるだろうか 逆の立場なら 絶対言おう そのように感じたメッセージでした 篠田正浩さん 安らかな眠りを祈ります 合掌

2003年6月「スパイ・ゾルゲ」公開初日舞台挨拶で |
(2025年3月30日)

次へ
前回へ
最新ページへ
つぶやき最終回