610  不倫

 秋ですが、最低気温10℃以上の日が続き、雨もほとんど降らないという我が家近辺、川越街道の銀杏並木は薄黄色でまだ緑が勝っています。所によって紅葉の進行は違います。ハナミズキの葉は赤くなりました。近所のプラタナスは良いあんばいに色付いてきました。2024年11月19日(火)以降やっと最低気温が10℃を切るものの、月末はまた暖かくなるという予報です。18日(月)の夜に、上空1500メートル付近でマイナス6℃以下、12月上旬頃の強い寒気が東北付近まで流れ込むという予報なので、東北と北海道は日本海側を中心に平地でも雪が降るかもしれないとのことです。

埼玉県民の日 2024年11月14日上福岡西中央公園で 銀杏は黄、カエデは赤

■ プラタナス/鈴懸の木
 前回ドングリの成る樹木、コナラやマテバシイについて書きました。ブナ科の落葉木です。同じ広葉樹でも、カエデの葉に似た大きな葉をつけるプラタナスは、スズカケノキ科の落葉高木で、大きな葉で木陰を作ることを目的として、北海道から九州まで日本各地に植栽されています。トチノキ、ニレ、シナノキと共に「世界四大並木樹種」の一つに数えられます。鈴をぶら下げたような果実がなることで、別名「スズカケノキ(鈴懸の木)」とも呼ばれます。紅葉は緑の葉と黄色くなった葉と赤い葉が同時に存在してとても華やかです。やがて落葉するまでがとても短く、モミジのように長持ちしないところがなんともはかないのがまた良いですね。
 スズカケノキで思い出すのは、昭和のヒット曲『鈴懸の径(Platanus Road)』ですね。歌った故・灰田勝彦氏は立教大学経済学部卒で、池袋キャンパスの4号館と10号館の間に、東西に続くスズカケ(プラタナス)の並木道があり、1924年に植樹されたものだそうですから、もう100年前ですね。あのなんとも甘酸っぱいような学生時代の感傷にふけるメロディ、クラリネットの甘い響きが思い出されるとても素晴らしいうたです。
  ♪友と語らん 鈴懸の径 ♪通いなれたる 学舎の街 ♪優しの小鈴 葉かげに鳴れば ♪夢はかえるよ 鈴懸の径 

我が家近く、ハナミズキ通りのプラタナスの紅葉


■ アッ玉木雄一郎だ!
 今回のテーマを見て何を連想するでしょうか?米国のトランプ前そして次期大統領でしょうか。いや日本なら、アッ玉木雄一郎だ!と思いますよね。今を時めく国民民主党代表でありながら、香川県の高松市観光大使を務める元グラビアアイドルとのSmart Flashの不倫報道を認めて謝罪しました。「報道された内容についてはおおむね事実です」「家族のみならず、期待を寄せていただいた全国のみなさまにお詫び申し上げます」としたうえで、議員辞職する意思はないと宣言し「手取りを増やす経済政策、とりわけ103万円の壁の引き上げを実現することによって、失われた期待をなんとか回復したい」と語り、代表続投に関しても党内で了承を得て、すぐさま街頭演説して頭を下げました。聴衆の中からはいろいろな声がかかりましたが、「何ら問題ない!」というのにはビックリしましたね。

■ 政党は高い倫理観を持った人の集団であるべき
 実は18年前、自身の公式ブログで『政党とは何か。』というテーマで、「同じ政治理念、政策を共有する集団ということでしょうが、私は、それ以前に、一定のクオリティ(品質)を満たした人の集団であるべきだと思います」と書いていました。「これは、弁護士や会計士などのように一定の資格試験をクリアーすることを条件にするというよりも、『絶対に、不正をしない。』『絶対に、不倫をしない。』などというように、そもそも政治家として有権者信頼に耐えうる集団であることを、自信をもって約束できる集団であるべきだと思います。何も聖人君子である必要はありませんが、より高い倫理観を持った人の集団であるべきだと思います」と続け「自社の品質管理に失敗した企業は生き残れません。政党も同じだと思います。この品質管理ができない限り、二大政党制も成り立たないと思います。とにかく信頼される政治家になりたいと思います」と書いていたのです。共感しますね。

■ 政治家の不倫と始末
 かつて「英雄、色を好む」という言葉がありましたが、歴史を紐解くと、政界にはスキャンダルが溢れていました。政界の色恋沙汰を列挙すると、枚挙に暇がありません。いや日常茶飯事と言うほうが正解かもしれません。
・戦後日本を形作った「名宰相」と謳われる吉田茂氏は、新橋の芸者が愛人でした。吉田氏は神奈川県大磯の自邸に住まいを与え、のちに再婚しています。
・田中角栄氏にも、妻以外の女性との間に婚外子がいました。ところが、スキャンダルになるどころか「週刊朝日」によれば「永田町ではむしろ『男らしい』と評され、政治力には影響しなかった」そうです。21世紀の今から考えると、なんとも時代を感じる話です。
・「政界の大狸」「政界の策士」などと評され、1955年に自由民主党の結党による「保守合同」の立役者となった三木武吉氏は「妾が6人いる」と指摘されると、「事実は7人だ」と切り返したそうです。多数の女性と関係を持つことは、永田町では「男の甲斐性」とされていました。政治家の番記者は、担当政治家の女性関係を知りつつ、書かないことが当然だったと言われていました。
・ところが、そんな状況はある事件を機に一変、それは1989年、宇野宗佑首相と東京・神楽坂の芸者との関係を「サンデー毎日(鳥越俊太郎編集長)」が暴露したこと、宇野氏は在任わずか69日で首相を辞任しました。
・「政界のプリンス」と評された船田元氏は1996年に同僚議員との「不倫デート」をフライデーが報じ、「政界失楽園」などと批判されて、前妻との離婚後、2人は再婚、2000年の選挙で落選するも2003年に国政復帰しました。
・橋本龍太郎首相は駐日中国大使館員として来日していた中国人女性との関係を「週刊文春」「アエラ」などが報道、ご本人は「何べんも恋はしたが、すべて終わったこと。相手の方が幸せであることを祈っているし、隠すつもりもありません」とのことでした。いさぎよいと言うべきでしょうか。
・菅直人氏は1998年に元キャスターとの「愛人疑惑」を週刊文春が報道しました。菅氏は1999年の党代表選で敗北し、「家内にも『あなたは脇が甘いのよ、バカたれ』と叱られた」と述べています。何か玉木雄一郎氏そっくりですね。
・中川秀直氏は2000年、「週刊ポスト」が高級クラブの女性との不倫疑惑を報道、3ヶ月で官房長官辞任へと追い込まれました。
・山崎拓氏は自民党幹事長当時の2002年、愛人だったという女性の手記などを「週刊文春」が掲載、2003年9月には副総裁に就任しましたが、同年11月の衆院選で落選。31年間保持していた議席を失いました。その後、国政に復帰するも再び落選。2012年に引退を表明しました。
・佐藤ゆかり氏(自民)は2005年、「週刊文春」などが、2人の男性との不倫疑惑を掲載しました。
・細野豪志氏は2006年、「フライデー」がフリーアナウンサーとの路上キス写真を掲載。党政調会長代理を辞任しました。
・その後も出るは出るは、2007年又市征治幹事長(社民)、姫井由美子氏(民主)、横峯良郎氏(民主)、2011年西村正美氏(民主)、後藤田正純氏(自民)、2015年中川郁子氏(自民)、2017年中川秀直氏の息子;中川俊直氏(自民)、今井絵理子氏(自民)・・・
 大きく採り上げられた事件と言えば、何と言っても2016年の宮崎謙介氏(自民)ですね。妻の金子恵美衆院議員の出産時期に育休取得を宣言しながら、元タレントの女性との関係を「週刊文春」に「ゲス不倫」などと報じられ議員辞職、自民党も離党、不倫による議員辞職は、憲政史上初とされました。金子恵美氏は当時、夫に対して、こういう時期は狙われやすいから、脇を固めなさいよと忠告していたそうです。
 2017年山尾志桜里氏(当時民進党)は自民党の神戸市議の橋本健氏と「不倫関係」にあるとする「週刊新潮」の記事、倉持麟太郎弁護士との不倫疑惑を「週刊文春」に報じられ、幹事長の内示を受けていたものの、疑惑を受けて白紙になりました。その後山尾志桜里氏は離婚して菅野姓に戻しました。元夫とは長男の養育についてドロドロの法廷闘争を続けました。2020年3月、立憲民主党を離党して、同年7月に国民民主党に入党しましたが、2021年6月に次期衆院選への不出馬を表明し、国会議員として失職し、弁護士として政治的発言を続けています。当然ながら今回の玉木雄一郎氏不倫問題では擁護する発言をしています。
 2023年12月13日に記者団に対して「はっきり申し上げます。しゃべるな!しゃべるな!これですよ!」と吠え、安倍派からの口止めがあったと証言したことで一躍時の人となった宮澤博行氏は、2024年4月、週刊文春に女性問題を追及されると、発売を前にしてあっさり議員辞職して世間を唖然とさせました。パパ活不倫に同棲、出会い系サイトでの買春疑惑など、これでは恥ずかしくて議員辞職は当然と思われましたが、10月27日の第50回衆議院議員総選挙に無所属立候補して落選しました。
 我が高校後輩の広瀬めぐみさん、赤ベンツの歌舞伎町ラブホ不倫、いや〜恥ずかしい、これは参議院議員辞職当然ですね。

盛岡城跡公園のサトウカエデ 樹液はメープルシロップと呼ばれます
盛岡市とカナダ・ビクトリア市の姉妹都市提携10周年記念植樹:1995年6月14日

■ 玉木雄一郎氏の場合は?
 さて玉木雄一郎氏不倫問題の今後はどうなるのでしょうか。結局はご本人の倫理観でしょうね。恥ずかしいと思えばいたたまれないでしょうし、もっと大事なことがあると言って立ち直るかもしれません。ある政治評論家がテレビで話していたことによれば、玉木氏の不倫は記者の間では知る人ぞ知るところだったそうで、こんな事例はよくあるので、報道価値があるかどうかを判断してピックアップするかどうか決めるのだそうです。第50回衆議院議員総選挙で国民民主党が大躍進したので報道価値が出たのだとか...ほんまかいな、と思ってしまいますね。神奈川県の黒岩知事は不倫がばれて、ごめんなさいと謝って、堂々と知事職を続けています。外国では一般にこうした問題で政治家が責任を取るということはありません。高松市観光大使を務める元グラビアアイドルは観光大使を解かれるでしょう。これは仕方ありません。高松市をPRする務めは果たせないでしょうから...。筆者も観光大使ですから、恥ずかしいことは出来ませんね。玉木氏が今後どうするか、国民民主党が今後どうするか、日本人の倫理観とのからみで注目です。

■ 不倫専門カウンセラー
 何気なくフェイスブックを見ていたら、ちはるさんという方が、有名人の不倫報道に対して、「んっ?何のこと??」と反応していました。思わず引き込まれ、読んでみたら、「不倫は現場で起こってるんだ!」みたいな感じで、登場人物の感情も言動もわからない不倫なんて『物語』みたいなもの、なんだそうです。現場で起こってる不倫は、想像を遥かに超える、どろっどろで人情味あふれる「世界に一つだけの不倫」なのだそうですよ。ひと言申せと言われたら「バレるくらいの裁量しかないなら、すんな」と言いたいそうです。
 ちはるさん、ご近所さんでした。フェイスブックに載せてた画像を見たらきれいな方で、6回ぐらい旦那に不倫されて、これはイカンと立ち上がったのだそうです。不倫された側をサポートするための不倫専門のカウンセラーとして株式会社 Harunowa 代表取締役だそうです。

■ WSBCプレミア12開催中;日本強い!
 2023年に開催され、14年ぶりに日本が優勝した「WBC」はWorld Baseball Classic、4年に1度春に開催され、前回大会出場国と予選を勝ち抜いた国の計20の国と地域が参加する野球世界一を決める大会で、MLB主催なので、メジャーの選手も出場します。2006年第1回大会、2009年第2回大会を侍ジャパンが連覇、2013年第3回大会はドミニカ共和国、2017年第4回大会がアメリカ優勝、2023年第5回大会で大谷翔平投手(当時・エンゼルス)やダルビッシュ有投手(パドレス)が出場した日本がマイク・トラウト選手(エンゼルス)などメジャーの選手が出場したアメリカを破り優勝しました。第6回大会は2026年開催です。
 一方今月開催の「プレミア12」とは、2013年に設立されたWBSC(世界野球ソフトボール連盟)が主催し、4年に1度秋に行われ、WBSC世界ランキングによって出場国が決まり、上位12の国と地域が参加する大会です。2024年9月の最新ランクは日本が世界1位で、2位はメキシコと台湾、4位ベネズエラ、5位アメリカ、6位韓国ですが、今回の大会出場国を決める2023年12月31日時点では@日本、Aメキシコ、Bアメリカ、C韓国、Dチャイニーズ・タイペイ(台湾)、Eベネズエラ、Fオランダ、Gキューバ、Hドミニカ、Iパナマ、Jオーストラリア、Kプエルトリコでした。第1回大会は2015年に行われ、小久保 裕紀監督が率いた侍ジャパンは大谷翔平投手も出場しましたが、準決勝で韓国に敗れ、結局韓国がアメリカを下し優勝しました。2019年に行われた第2回大会では侍ジャパンが優勝しています。今回2024年が第3回で、昨年WBCチャンピオンの日本が、MLB選手の居ない状況で連覇できるかが注目です。グループAはメキシコ、アメリカ、ベネズエラ、オランダ、パナマ、プエルトリコ、グループBは日本、韓国、チャイニーズ・タイペイ(台湾)、キューバ、ドミニカ、オーストラリアです。
【オープニングラウンド】グループAは11月9日(土)〜11月14日(木);メキシコのコロソ・デル・パシフィコ・スタジアムとチャロス・デ・ハリスコ・パンアメリカンスタジアムで開催、グループBは11月13日(水)〜11月18日(月)日本のバンテリンドームナゴヤと台湾の天母スタジアム、台北ドームで開催、日本の対戦スケジュールは11月13日(水)19時バンテリンドーム;日本9-3オーストラリア、11月15日(金)19時台北ドーム;日本6-3韓国、11月16日(土)19時台北ドーム;日本3-1チャイニーズ・タイペイ、ここまで日本が唯一3連勝でトップ、何と言っても投手の良さが際立っています。11月17日(日)19時天母スタジアムVSキューバ、11月18日(月)19時天母スタジアムVSドミニカと厳しい連戦が続きます。
【スーパーラウンド】各グループ上位2チームが11月21日(木)12時から11月23日(土)まで東京ドームで総当たり6試合、すなわちチームとしては3日間1試合ずつ、計3試合戦うことになります。明らかに投手力が鍵になるでしょう。グループAは1位ベネズエラ4勝1敗、2位アメリカ3勝2敗、パナマはベネズエラを4-2下して3勝2敗でしたが、直接対戦でアメリカが9-3勝っているためパナマは3位、ベネズエラとアメリカがスーパーラウンド進出。グループBは?
【3位決定戦】11月24日(日)12時 東京ドーム
【決勝】11月24日(日)19時 東京ドーム

■ サッカーWCアジア最終予選;日本強い!
 2026年北中米で開催されるW杯のアジア最終予選グループAは、イランが首位をキープし、勝ち点13、グループBは韓国が4勝1分の勝ち点13で首位を快走、グループCでは、日本が独走状態、第5戦アウェーでのインドネシア戦も4-0で勝利、4勝1分の勝ち点13、失点わずか1です。

■ 三笠宮妃百合子さまご逝去
 このところご容体の悪化が伝えられていた三笠宮妃百合子さまは2024年11月15日午前6時32分 101歳で亡くなられました 葬儀にあたる「斂葬の儀」は11月26日に東京・文京区の豊島岡墓地で行われ 喪主は孫の彬子さまです 皇族方や政府の要人らが参列しますが 天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻は 慣例により出席されません 百合子さまは昭和天皇の弟・三笠宮崇仁さまの妻で 上皇さまの叔母・天皇陛下の大叔母にあたります 長男の寛仁さまをはじめ 3男2女をもうけられました 一方で ヒゲの殿下として知られる長男の寛仁さま 次男の桂宮さま 三男・高円宮さまに先立たれています 寛仁さまの妻・信子さまの兄は自民党の麻生太郎氏です
 皇室の家計図を見ますと、男性で存命なのは5人だけです。したがって皇位継承者は3人しか居ません。一方女性は三笠宮妃百合子さまが亡くなられて11名となりました。ただし女性は結婚すると皇族から外れるので、実は元皇族の女性はたくさん居るのです。つまり女性の皇族は独身の人しか残っていないことになります。皇室の存続のために、男系限定しているのはやめるべきではないかという議論はここから来ています。この議論は安倍晋三首相誕生で後退しましたが、今こそ本気で進めるべきと思います。
(2024年11月17日)


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