606  彗星

 前回スオウが咲いたと書きましたが、これは異常気象によるもの、なにしろ10月中旬でも庭ではまだミョウガが収穫できるのです。ゴーヤはさすがにそろそろ終わりです。裏庭では金木犀が咲いています。これはマトモですね。いい香りが漂ってきます。関東以北は一気に秋になりましたが、西日本ではまだ夏日が続くようです。

金木犀

■ 紫金山・アトラス彗星
 紫金山・アトラス彗星(Tsuchinshan-ATLAS)という彗星(すいせい)が現在、地球に接近していて、日本など北半球では肉眼で彗星が見られるのは27年ぶりのことだそうです。彗星は発見した人や機関の名前が最大3つまでつけられることになっていて、今回の彗星は2023年に中国の紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡によって発見されたため、「紫金山・アトラス彗星」と名付けられました。紫金山・アトラス彗星は約8万年前にも地球に接近したと考えられているため、次また約8万年後にやって来るのか?と思いきや、今回の接近の際に惑星などの引力の影響を受けたことで、軌道がわずかに変化してしまいました。そのため、今後は太陽系の外に出て行き、二度と戻って来ないと推測されています。今やSNSで色々な方が画像をアップしています。高校同級生がたまたまスマホで風景を撮影していたら、彗星が写り込んでいたとアップしていました。下の写真は、10月16日18時31分に橋本剛明さんという方が雫石町西安庭で撮影した紫金山・アトラス彗星です。前回も橋本剛明さんが写した、岩手山の低緯度オーロラの写真を転載させていただきました。

橋本剛明さんが雫石町西安庭で撮影した紫金山・アトラス彗星

■ 彗星とは
 私たちの住む地球は「惑星」という星の仲間で、太陽の周りを円に近い軌道で回っています。一方、「彗星」は惑星と比べるとかなり大きな軌道を回っていて、しかも細長い楕円(ものによっては放物線など)の軌道になっています。そのため、数千年とか数万年といった長い年月に1度の頻度でしか、太陽や地球に近づきません。また、彗星は太陽に近づくとその熱によって表面が崩壊し、進行方向後ろにガスや塵(ちり)を放出します。このガスや塵が尾のように長く延びる様子がほうきのようなので、ほうき星とも呼ばれます。紫金山・アトラス彗星は日の入り後すぐの時間帯に、西の空に見えます。同じ時間帯に、西南西の方角に金星が見え、星の観察に慣れていない人でもわかるくらい明るいので、金星を目印に探すのがおすすめとのこと。今や見える高度がやや上がって、もっとも彗星が見やすい時期になります。地球から若干離れ始めるため明るさ(等級)は少し落ちますが、それでも空の暗い場所であればぼんやり見えそうです。肉眼で見えていなくても、見える方角を撮影してみると、スマホ(ナイトモード推奨)やコンパクトデジカメでも映っている可能性があります。17日は満月で、しかも今年2024年でもっとも大きい「スーパームーン」でした。紫金山・アトラス彗星が西の空に見える日没直後の時間帯に、月は反対側の東に見えます。その後も20日頃まで肉眼で見ることができ、望遠鏡や双眼鏡があれば31日頃まで見えそうです。地域、日付、時刻によって「今日のほしぞら」でご覧ください。

東京から見た紫金山・アトラス彗星の位置の時系列変化(国立天文台サイトより)

■ 『はだしのゲン』の中沢啓治さんが「コミックの殿堂」入り
 『はだしのゲン』の漫画家・中沢啓治さんが、アメリカ漫画界のアカデミー賞と言われるアイズナー賞で、「コミックの殿堂」入りを果たしました。日本人8人目です。中沢啓治さんは、1939年広島市生まれ、国民学校1年生だった6歳の時に被爆しました。父と姉、弟を失い、その後、漫画家を目指し上京、母の死をきっかけに、原爆、反戦をテーマにした作品を書き始め、2009年に病気で、もはやこれまでと引退するまで数多くの作品を残しました。2012年に73歳で病没されました。奥様が受賞を報告した墓碑には「人類にとって最高の宝は平和だ」と書かれてありました。


■ サッカー2026WCアジア最終予選
 2026年の北中米ワールドカップ・アジア最終予選(3次予選)グループC第4戦は埼玉スタジアム2002で10月15日19時35分キックオフ、2位の強豪・オーストラリアとの一戦、過去27回対戦し、日本が11勝7敗9分けと勝ち越しています。今回は日本が一方的に攻めまくりましたが、オウンゴールで1点失い、オウンゴールで同点に追い着くという試合、遠藤航が体調不良で出られなかったこともあるのか、イマイチ歯切れの悪い試合でした。オーストラリアにとってみればアウェイで勝ち点1は狙い通りのようで、ゴール前を5バックで固め、身長差を生かして守り切った展開でしたが、母国のファンからは、枠内へのシュートが1本も無い状況に嘆き節が聞かれました。これで日本は3勝1分けで勝ち点10、グループAはイランとウズベキスタンが3勝1分けで勝ち点10、グループBは韓国が3勝1分けで勝ち点10です。

2024年10月19日朝、岩手県葛巻町の宿泊施設「グリーンテージ」の朝食会場からみた外の景色

■ NPBプロ野球クライマックスステージ
 日本のプロ野球クライマックスステージは、ファーストステージ(3試合制)でリーグ戦2位と3位が対戦し、2勝した球団がファイナルステージへ進出。引き分け含め勝敗で並んだ場合はリーグ戦2位の球団が進出します。ファイナルステージ(6試合制)はリーグ戦1位とファーストステージの勝者が対戦し、4勝した球団が日本シリーズへ進出します。リーグ戦1位にはアドバンテージ(1勝)があり、実質3勝で勝ち抜けます。
 パリーグはファーストステージ第1戦千葉ロッテマリーンズが佐々木朗希の快投で2-0先勝しましたが、日本ハムが続く2戦連勝してファイナルステージ進出、しかしソフトバンクが山川穂高の大活躍で3戦連勝して日本シリーズ進出しました。このソフトバンクの強さは、どんな相手でも勝てないだろうとプロ野球解説者の多くが言っています。
 セリーグはファーストステージで3位のDeNAが阪神に連勝、その勢いのままファイナルステージで巨人に3連勝、王手をかけました。ところがここから巨人が奮起、2連勝してタイに戻し、最終戦10月21日(月)18時東京ドームで決戦です。

2024年10月19日岩手県八幡平市大更駅前で開催の「ハチまるしぇ」訪問 紅葉が見事

■ MLBワールドシリーズ
 メジャーリーグの「ポストシーズン」は日本に比べれば国土も広く、球団も多いだけに大変ですね。メジャーリーグベースボールの30球団は、15球団ずつがアメリカンリーグとナショナルリーグに分かれ、さらに両リーグとも5球団ずつ東・中・西の3地区に分かれています。レギュラーシーズン162試合を戦った結果、各地区で最も勝率が高い球団(計6球団)が地区優勝となります。地区優勝できなかった球団のうち、各リーグの勝率上位3球団ずつ(計6球団)は地区に関係なくワイルドカードとなります。まずワイルドカード1位対2位、地区優勝チームの最低勝率チーム対ワイルドカード3位の4チームが3試合で勝敗を決する@ワイルドカードシリーズが行われます。この試合に勝った球団が、地区優勝球団も登場する次のAディビジョンシリーズ(地区シリーズ)へ進みます。このシリーズでは、それぞれのリーグで地区優勝球団とワイルドカードシリーズ勝者の4球団が2組に分かれて対戦し、最大5試合で先に3勝したほうが勝ち抜けとなります。そしてディビジョンシリーズの勝者どうしが、続いてBリーグチャンピオンシップシリーズ(リーグ優勝決定シリーズ)に進出し、最大7試合で先に4勝したほうが勝利し、シリーズ名のとおりリーグ優勝となります。このチャンピオンシップシリーズを制した球団が、Cワールドシリーズへ進出します。いやはや、チャンピオンになるためのステップは大変です。アメリカンリーグはジャッジとソト、スタントンのいるニューヨーク・ヤンキースが進出、ナショナルリーグはドヂャースが3-2で王手をかけていて、10月21日(月)の対戦が注目です。

■ 西田敏行さん死去
  前回「命」について書きましたが、同じ団塊の世代の西田敏行さんの訃報に接し、深い哀しみを禁じ得ません。2024年10月17日昼過ぎ、大谷翔平の3ランホームランでドジャースがダメ押し勝利、その話題でテレビ番組が持ちきりの折、ニュース速報で西田敏行さんの死が流れました。ここまで盛り上がっていたスタジオが一瞬にしてシーンと静まり返り、誰もがその死を悼みました。「西田敏行さんがベッド上で冷たくなっていると関係者が警察に通報、病死とみられます」とのことでした。冷たくなっているということは、死後だいぶ時間が経過して発見されたということですが、午前6時ごろの死亡のようです。虚血性心不全とのことでした。76歳ですから喜寿ですが、あと少しで77歳でした。最近は車いす生活だったようです。西田敏行さんについてはあれこれ言わなくても皆さんご存知でしょうが、俳優で歌手で、他にもいろいろな面で大活躍され、その人柄が誰からも愛されました。郡山生まれなので、東日本大震災以降は度々復興支援に奔走していました。人気商売なのに、政治についての意見もはっきり言い、戦争反対の平和主義を明確に発信しました。田中角栄を演じたいと言うのが口癖で、日本人のみならず中国人からも愛される役者でした。安らかな眠りを祈ります  合掌

故・西田敏行さん
オフィシャルサイトより
(2024年10月20日)


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