538  安比リゾート

 梅雨時の九州は毎年豪雨災害で大変です。九州は地形的に東西に谷間を川が流れていますから、線状降水帯が発生すると雨雲は西から東へと移動するため、川沿いに豪雨が降り続き、トンデモナイ水量になってしまいます。球磨川などスゴイなんてものではありません。3年前には加えて震度7の大地震が立て続けに二度も起きて、熊本県益城町など大被害でした。馴染みの地域で、大好きな土地柄だけに、可愛そうでなりません。

■ ANAクラウンプラザリゾート安比高原
 6月末、盛岡市、八幡平市、雫石町の自然と温泉を楽しむ旅に出掛けました。東武東上線上福岡駅9:36→9:41川越駅、JR川越線9:50→10:11大宮駅、東北新幹線17番線はやぶさ・こまち15号・新青森行(実際には秋田新幹線こまち号乗車)10:29→12:20盛岡駅。盛岡駅構内で電車内の飲み物と弁当を買い、IGRいわて銀河鉄道・鹿角花輪行に乗り換え、盛岡駅発12:35→12:39青山→12:42厨川→12:47巣子→12:50滝沢→12::55渋民→13:00好摩、ここからJR花輪線になります。好摩駅→13:06東大更、ここで相席の人が下車、早速ビールと弁当だ!「大更」は「オオブケ」と読み、この一帯が八幡平市の中心地域です。スキージャンプの小林陵侑が育ったところです。東大更駅発→13:12大更→13:17平館→13:20北森→13:23松尾八幡平→13:34安比高原着。予約していた送迎バスで『ANAクラウンプラザリゾート安比高原』へ。途中ぐるっと大回りしたのでどうしたんだろう?と思ったら、緑に囲まれた斜面に建つ別荘前で停車、車が駐車場に置いてあります。白人のオジサンが「ドウモアリガトウ」と言って下車、JR花輪線の車中で一緒だった人だ、と思いました。別荘住人も送迎するんですね。リクルートが運営していた安比高原のランドマークになっている旧:ホテル安比グランド本館&タワーが2021年12月に、「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」、「ANAクラウンプラザリゾート安比高原」、「ANAホリデイ・インリゾート安比高原」という3つのホテルとしてリブランドされました。安比高原を代表するホテルとして、フォーマルからレジャーまで、さまざまなシーンで利用出来るというキャッチです。すべてのゲストが満足できるよう7つのレストランやバー、温水プールやアスレチックジムなどのスポーツ施設、アミューズメント施設が充実しています。四季折々の変化に合わせた風景や食事もホテルステイの楽しみのひとつ、東北の旬の食材の良さを感じられるメニューが揃います。




冬はスキーで滑り降りてきてゲレンデ即ホテルなのです

■ 安比高原のホテル周辺景観
 じゃらんで予約しました。電話番号:0195-73-5011、所在地:〒028-7306岩手県八幡平市安比高原、チェックイン15時ですがまずは仮チェックイン手続き、日本語の流暢なインド青年が対応してくれました。他の男女は日本人です。ウェルカムドリンクを頂き、周辺散策、そしたら定刻より早めに「お部屋が用意出来ました」と言われ、ルームキー(カード)を頂きました。ホテル安比グランドはリクルートが経営していたころ、大のスキー好きだった創業者江副さんが冬には頻繁に訪れていました。支配人は我が中学後輩で、筆者が家庭教師しました。タワーには、やはりスキー好きだった会社の先輩が頻繁に訪れていて、もうずいぶん昔の話ですが、弟のランクルに母親も一緒に乗り、我が家族と共に訪問したら昼食をごちそうになった思い出があります。この先輩はホテル安比グランドの従業員の結婚式に招待されて祝辞を述べることになっていたのですが、前のスピーチが「さだまさし」で、話が面白くて会場が爆笑に包まれ、いざ番が回ってきても会場が余韻に包まれて、誰も聞いてない、ヒドイめにあったとボヤいていました。支配人はなぜかさだまさしの親友でした。

白樺林があります


ホテル前の広いスペースは、日帰りスキー客の駐車場でしょう
この日は抜けるような青空でした


ANAクラウンプラザリゾート安比高原 左がタワー棟、右が宿泊した棟


 向い側の「安比の森」


以上、筆者撮影のホテルと周辺の景色


エントランスロビー

■ 白樺の湯の露天風呂は最高
 別館「安比温泉・白樺の湯」の入浴券を頂き、送迎を頼みました。白樺林に臨む露天風呂をはじめ、岩風呂や寝湯、壺風呂もあり、広々とした人気の露天風呂での入浴を楽しみました。サウナに入り、水風呂、壺風呂、露天風呂というコースを3セット程繰り返し、大満足でした。この日は太陽がギンギラギン、青空に上弦の月が浮んでいました。





白樺林を観ながらの露天風呂は最高です

■ 部屋と食事
 部屋はジャパニーズファミリーツイン(和洋室)を選びました。全279室の大ホテルですが、6月はオフシーズンなので宿泊客はそんなに多くありません。他のリゾート地と違ってアジア人は少ないですね。白人は結構います。ホテル従業員も日本人主体ですが、インド人も白人も居ます。都内のホテルはガイジンだらけ、特に最近は韓国人が増えていますが、さすがにこんな田舎にはまだ少ないのかも?それだけに逆にホッとする感じがします。館内は全室禁煙というところもうれしいです。夕食には、岩手・近隣で旬の採れたて食材の旨みを最大限に生かした料理が出され、季節の移ろいを感じる景色、優雅に流れる素敵な時間・空間を楽しめるように演出されています。ディナーは和食・洋食・焼肉・バイキングより選択可能ですが、この地域の牛と豚を楽しみながらも和食という贅沢なコースを選びました。和食レストラン『七時雨』です。お酒はもちろん地元・西根町の地酒「鷲の尾」を頼みました。以前在京盛岡広域産業人会のツアーで酒蔵見学しました。若い社長は東大卒です。これだけでは足りない、二戸市の「南部美人」も頂きましたよ。岩手を代表するブランドの一つです。朝食は7Fのレストランで和洋バイキング、朝6時からですがみんな早いですね。もう混んでいます。ダークスーツに身を包んだウェイターと、洒落た洋服を着こなしたウェイトレスが席まで案内し、あれこれとさりげなくサービスしてくれる、さすがだなと思いました。安比高原牧場の新鮮な牛乳やヨーグルト等の乳製品をはじめ、岩泉ヨーグルトもあれば、葛巻高原牧場のコーヒー牛乳までありましたよ。地場の野菜・焼きたてのパンを爽やかな高原の空気と一緒にいただきました。

和洋室ツインルーム(筆者撮影)


掘りごたつもあるんですね


和食・郷土料理の「七時雨」は、落ち着いた雰囲気の和食レストランです


三陸海岸と奥羽山脈のそれぞれが育む四季折々の旬の食材をふんだんに使い、吟味された会席料理を楽しみました


このデザートは絶品でした

■ 名残惜しいけれど帰ります
 翌朝6時から朝食、チェックアウトはゆっくり11時、予約した送迎バスで『ANAクラウンプラザリゾート安比高原』→安比高原駅11:37→12:40盛岡駅に着きました。朝は下写真のように薄曇りでしたが、チェックアウト時にはもう晴れて太陽がサンサンと輝いていました。大型バスが迎えに来ていたのは、ツアー客で、八幡平巡り8日間などのコースがあるようです。「ANAクラウンプラザリゾート安比高原」は平日オフシーズンなので1泊2万円コースでしたが、ANAインターコンチネンタル安比高原リゾートなどは4〜5万円のようですね。

部屋から朝見下ろしたところ

お土産コーナーにあった潟wラルボニーのアートネクタイ
もちろんシルクですが、障害者が制作したもの、1本¥35,200です

■ 小谷真生子Facebookなりすまし
 フェイスブックに「小谷真生子株式運用の戦略」という広告が出て来ます。その中の文章・・・「多くの方が上半期に大変困難を経験し、私も皆さんを心配しています。そこで、テレビ東京で共働していた金融専門家の同僚たちと一緒に株のグループを作成し、LINEグループ内で金融知識や株式運用の戦略を共有し、ご質問にもお返信致します。皆さんにお役立てば幸いです」という文を見て、これは明らかに詐欺だなと分かりました。顔写真までつけて、悪質です。そもそも日本語になっていません。テレビ東京系の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」などでキャスターを務めた小谷真生子さんは、フェイスブック(FB)上でのなりすましに関し「一切関係ない」として、FB運営会社のMeta(メタ)に対し削除依頼しているそうですが、小谷さん曰く「削除依頼を開始してから2週間以上経過しているにもかかわらず、いまだ削除の対応をいただけていない状況が続いており、投資詐欺被害防止に向けて、主体的に対応しようという姿勢が全くうかがわれません」と強調し、「こうした投資勧誘のなりすましアカウントは、急速な広がりを見せているようであり、既に大きな社会問題であると考えています」としてメタ側に迅速な取り組みを促しているそうです。

■ 日本郵政特別損失計上
 日本郵政は2023年4〜6月期連結決算で、保有する楽天グループ株について850億円の特別損失を計上すると発表しました。楽天の携帯電話事業の不振で株価が大幅下落したためで、日本郵政は2021年3月の楽天との提携にあわせ、1500億円を投じて1億3100万株を取得しました。1株1145円程度で取得し、6月30日の終値が499円と半分以下になっており、損失計上することになったものです。日本郵政の増田寛也社長は6月27日の記者会見で、今後の楽天との提携は「物流などで成果を具体化する」と強調しましたが、過去にも、豪州の物流会社トール・ホールディングスの買収を巡って4千億円規模の損失を計上しており、出資に際しての経営判断が妥当だったかどうかを株主らから問われる可能性もありましたが、とりあえず再任されました。

■ 旧統一教会・韓鶴子総裁発言
 BS-TBSの報道番組「報道1930」によりますと、旧統一教会、「世界平和統一家庭連合」の解散命令請求に向け、国が「質問権」を行使する中、教団の韓鶴子総裁が日本の幹部らおよそ1200人を前に、「岸田総理や日本の政治家を韓国に呼びつけて、教育を受けさせなさい」と発言していたことがわかりました。 韓鶴子氏のものとされる音声は・・・ 「日本は特に第二次世界大戦の戦犯国だということ。原罪の国なのよ。ならば賠償すべきでしょう、被害を与えた国に」・・・この音声は、旧統一教会の韓鶴子総裁が2023年6月28日、教団が「聖地」と呼ぶ韓国・清平で日本の幹部らに語ったとされるもので、BS-TBSの報道番組「報道1930」が独自に入手したそうです。 この中で、韓鶴子氏は日本での教団への質問権行使の動きを念頭に政府の対応を批判し、岸田総理や政治家を韓国に呼びつけるよう幹部らに指示しました。 「今の日本の政治家たちは統一教会に対して、何たる仕打ちなの。家庭連合を追い詰めているじゃない。政治家たち、岸田を、ここに呼びつけて、教育を受けさせなさい。分かってるわね」、「私を“独生女”(救世主)だと理解できない罪は許さないと言ったのに、その道に向かっている日本の政治はどうなると思う?滅びるしかないわよね」ということ、旧統一教会をめぐっては、文部科学省が宗教法人法に基づく質問権を6度にわたって行使していて、文科省はこれまでの回答も踏まえ、解散命令を請求するかについて検討を進めています。 今回の韓鶴子氏の発言について教団側は、「日本の家庭連合の広報では詳細について把握していない」としているとのことです。

■ 中野サンプラザ閉館〜生まれ変わり
 東京・中野のJR中野駅前にある複合施設「中野サンプラザ」が2023年7月2日で閉館し、50年の歴史に幕を下ろしました。中野サンプラザは1973年に「全国勤労青少年会館」として開業、公的施設だったんですね。その特異な三角形の外観が眼をひきました。以来、数多くのイベントやコンサートを開催してきて、パーティ会場から下界を見下ろしたこともあります。ホールはステージと観客席の距離が近いことで知られ、出演アーティストにも好評でした。建物は2024年度に解体する予定で、跡地にはホールやホテルなどが入る超高層ビルを建設、合わせて隣接地の再開発も行い、一帯が「NAKANOサンプラザシティ」として生まれ変わるそうです。2029年の開業を目指し、最大7000人収容の観客が圧倒的な臨場感を得ることができる新しいホールの施設計画を進めているそうです。
(2023年7月5日)


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