520  ウクライナ侵攻1年

 我が家の隣にただいま3棟の住宅が建設中です。道路に面した1号棟は2階建て、その奥の2号棟は3階ロフト付き(我が家に隣接)、3号棟はフロア面積が小さいので諸に3階建てです。最近建つ家は3階建てが多いですね。やはり高い建物がすぐ隣に建つと圧迫感があります。日照的には、庭の植物がやや影響を受けるでしょう。これまで隣近所とは皆仲良くしてるので、新しい家主には、どうかプーチンみたいな人が来ませんように...

■ 天体ショー
 2月23日(木・天皇誕生日)、エコパから帰る時、空にくっきりと三日月、その下に明るい星二つ、なんだろう?と思って天文ニュースを見たら、木星と金星でした。


■ ロシアのウクライナ侵攻から1年
 ロシアのウクライナ侵攻から2023年2月24日で1年経ちました。早いものだという感想を抱くのは、この戦争に直接関係しない人の言うことです。ウクライナの市民やウクライナ、ロシアの兵士たちにとっては毎日危機一髪、いつ死ぬかもしれない状況の中で血相変えて対処していますから、「あぁ、今日も無事だった」と毎日祈りながら眠りにつく、長い一日なのだと想像します。ロシアは、欧米との全面的な戦いの構図になっているとして、兵力の増強を図り、欧米の軍事支援を受けるウクライナも、領土の奪還を果たすまで停戦に応じない構えで、戦闘が一層長期化するのは避けられない情勢です。国連人権高等弁務官事務所によりますと、確認できただけでも、これまでに8000人を超えるウクライナの市民が死亡したということです。兵士にとっても、特に侵攻するロシア軍の兵士たちには何のために戦うのか、モチベーションの維持が大変だろうと思います。それにしてもロシアとウクライナは最も近い民族同士、どうしてこんな骨肉の戦いを繰り広げなければならないのか、国連の無力とともにやるせない思いで一杯です。

■ 王毅・プーチン会談を見て...
 結局戦争が長引くほど犠牲者は増えて行きます。ウクライナは西側諸国の支援が頼みの綱です。長引くほど「支援疲れ」が出て来ます。ロシアはエネルギーや食糧など資源が豊富な国なので、武器の製造にも息の長い力があり、簡単には引き下がりません。ましてや第二次世界大戦のときに凄まじい犠牲者を出しながらも最後は勝利者となった歴史があるだけに、長引くほどに有利になる恐れがあります。核の使用を恐れる論もありますが、その反作用を考えれば、これは使えない武器でしょう。もし使えば第三次世界大戦となる恐れがあります。プーチンが失脚することが待望される?これはロシア人の気質からして難しいと思います。そもそも良心的なロシア国民はもう国を出て外国に逃れています。そうしないと命の危険があるからです。望みが有るとすれば、中国とインドが引導を渡すことです。しかしこれがいかに難しいか、中国の外交トップ王毅氏がクレムリンでプーチン大統領と会った時の表情から理解出来ました。あれほど西欧に対しては凛とした態度だった王毅氏が、プーチンの前ではビビっていたからです。王毅氏がミュンヘン会議で「勇ましく」宣言した、習近平が提唱するところのウクライナ戦争「和平案」なるものは、プーチンの前では意味を持たないことが明らかになりました。中国がいかにプーチンを恐れているかが分かったことで、和平はいっそう遠いものとため息が出ました。

王毅とプーチンの表情から汲み取れるもの...

■ 日比谷で会議〜懇親会
 日比谷で在京盛岡広域産業人会の役員会があり、終了後「とりかく」という居酒屋で懇親しました。もう10数年、この一帯のビル地下街のおびただしい飲み屋でよりどりみどり、飲み続けて来ましたが、コロナ禍でしばらくご無沙汰していたら、もはやシャッター街になっていました。昨年10月、新宿サブナードでビックリしたのと同じ光景がここにも拡がっていました。恐らく5軒に1軒しか営業していません。ここで働いていた人たちは今どうしているのでしょう。

■ 新橋で会議〜懇親会
 その数日後、新橋駅前の地上の飲み屋街、ここのあるスナックで岩手県人会の会合がありました。新橋の飲み屋街は、東京随一と称されるだけに、日比谷の地下街とは違って生き生きと営業しています。しかしこの3年間の地獄の苦しみは、大変だったな、よくぞ持ち堪えてくれましたと、涙無しには聞けないような苦労の連続、それを支えたお客さんとの絆、大変だったことがしみじみと分かりました。

■ ウワサの味噌ラーメン
 筆者の味噌ラーメン好きはこのところ度々書いています。皆様先刻ご承知のように、今やネットにさらされるとその「ステルスマーケティング」のすさまじさ、ワーッと味噌ラーメン情報がわが身に襲い掛かって来るのです。その中で一つ、思わず気を引かれるネタがありました。それが初台の「らぁめん一福」です。4年連続でミシュランのビブグルマンに選ばれている名店だそうです。店主の石田久美子さんはラーメン業界では有名な名物女将でメディアにも度々登場しているとのこと。ランチタイムのみしかやっていない上に週休3日、水木土日の11時〜14時半(ラストオーダー14時)だけ営業、これは大変だ。しかも最寄り駅が京王新線の初台、新宿で京王新線に乗り換えるのがいかに大変か、知る人ぞ知るところです。乗ってしまえば¥130なんだけど。初台駅前には新国立劇場もあって、ドーンと高層ビルも建っています。一福は臨時休業もあるそうなので、Twitterで営業情報を毎日出しているので、確認して向かいました。駅から遠いし、行き方が曲がって曲がって少し複雑です。でもスマホナビがあります。途中の蕎麦屋、ラーメン屋、アジアン料理屋、皆混んでます。13時チョイ過ぎ、噂では行列してると言うけれどアレ?並んでない。ママチャリとか置いてある。入ってみました。ほぼ満席です。券売機でネットでお勧めの「味噌ラーメン+ミニカレー」¥1,050を購入、待つことしばし、意外と早くミニカレーが出て来て、程無く味噌ラーメンも出て来ました。両隣の客も「味噌ラーメン+ミニカレー」、なるほど噂通りだ。お客さんと石田久美子さんの掛け合いを見ていて良く分かりました。皆常連さんばかり、中央区に勤務してて、今日は有給休暇取ってきたという人も居ました。スゴイなぁ〜。そこまでして...

一福の外観


これが噂の味噌ラーメン


これが噂のミニカレー
 さてお味は?噂のミニカレーは、なるほど、これは美味い。舌に甘い感じがします。ミニと言うけれど結構ボリュームがあります。福神漬けなど付いていません。噂の味噌ラーメンはチャーシューとメンマ、海苔1枚とネギ、味噌ラーメンと言えば筆者定番はシャキシャキもやしが欲しいけれど無し。厚切りチャーシューの厚さにビックリ、厚い!アレ?このカリッとしたのは何?クルトンが入っているみたいです。もちろん美味しいですが、七転八倒するほどのことではありません。味噌の配合がどうなのか分かりませんが、甘くなくややしょっぱい感じです。噂の女将はナルホド、お客様とのやり取りが温かい、この人柄が客を呼ぶのだろうと納得しました。店内には有名なラーメン通の人たちの色紙が掲示されていて、中で「福は無為無欲より生ず 一福さん江 池袋大勝軒 山岸一雄 2005.5.10」というのがありました。これは有難かったでしょうね。

■ SPA-HERBS
 2年振りに大宮の「美楽温泉 SPA-HERBS」に行きました。「ニフティ温泉年間ランキング」で、全国12,963軒の中で4年連続日本一を獲得している施設だからです。岩盤浴やカフェなど総合的なサービスが人気なのでしょうが、入浴+サウナの場合、それほどインパクトのある差別性はありません。我が家から近いとは言え、道路が混んで時間がかるのでどうしても足が遠のきます。
外観


2階入り口


内風呂(ジャグジー多数、炭酸泉も有り)


露天風呂(熱い、ぬるい、様々)


壺風呂

■ 脱・少子化
 我が家の郵便・新聞受けに入っていた自民党県議選候補者のチラシ、見て、オヨヨと思いました。大タイトルは『脱・少子化』です。冒頭に「今日の自民党は、国民の皆様の信頼を失いかけています」とあって、「政治は国民のもの」という立党の精神、原点に立ち返りましょうと書いてあります。「妊娠・出産・子育てに関わるあらゆる費用の無償化」と「誰一人取り残さない優しい教育環境づくりの推進」により少子化ストップを目指すとありました。確かに、自民党の政策が長いデフレを招き、格差を拡大させ、日本の国力を衰退させたのですが、その根本は教育におカネが掛かり過ぎるようにしたことです。所得のいかんにかかわらず、子どもは社会みんなで育て、教育していく社会にしなければなりません。今の大学の授業料一つとっても、金持ちでなければ、あるいは借金しなければ大学に行かせられません。それどころか2人大学に通わせたら家計が破綻するような仕組みです。子どもを産んだ人に罰を与えるような社会システムになっていますから、これで子どもを産めというのは大きな矛盾です。

■ 松本零士さん、笑福亭笑瓶さん死去
 2023年2月13日に漫画家の松本零士さんが急性心不全のため、都内の病院で亡くなったことが一週間後公表されました。85歳でした。「宇宙戦艦ヤマト」とか「銀河鉄道999」に夢中になった世代も今や老人に片足突っ込んでいます。2月22日にはタレントで落語家、黄色い眼鏡フレームでお馴染みの笑福亭笑瓶さんが急性大動脈解離のため救急搬送され、そのまま帰らぬ人となりました。66歳は早過ぎますね やすらかな眠りを祈ります      合掌

(2023年2月26日)


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