
519 コロナ2019
2023年2月10日には雪が降りました。恐らくこれが今季最後の雪でしょう。2月19日は二十四節気の「雨水」・・・立春から数えて15日目ごろ。
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という時季を指します。草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。

2月11日(土・建国記念の日)の埼玉県ふじみ野市立西原小学校校庭南の道路側は雪が溶けるのが遅い

一段高くなった校庭端の芝生の上には子どもたちが雪だるまを作った跡が・・・翌朝はもう溶けて崩れています
■ 三寒四温
お天気ニュースで気象予報士の方が「三寒四温」が続きます・・・なんて言いますが、寒い日と暖かい日が繰り返すということを言っているのでしょうが、今年は2月21日(火)から23日(木・天皇誕生日)頃にやや寒いだけで、以後はもうず〜っと「春だ〜」というような日が続き、花が咲き出すでしょう。そもそも「三寒四温」というのは中国の東北部や朝鮮半島北部で冬の気候を表す言葉として用いられる言葉だそうです。冬のシベリア高気圧から吹き出す寒気が7日ぐらいの周期で、強まったり弱まったりすることに由来する言葉とされています。日本の冬は、”3日間寒い日が続いた後に4日間暖かい日が続く”という周期が現れることはほとんどありません。それはなぜかというと、日本では冬は低気圧が南下して日本列島を覆っているので、冷気ばかりが流れてくるからです。一方夏には低気圧が北の方にあるので、暖気ばかりが流れてきます。
ところが早春になると低気圧と高気圧が上図のように交互にやってきて、低気圧が通過し寒気が流れ込んで寒くなった後、今度は高気圧に覆われて暖かくなり、周期的な気温の変化を繰り返すことが多くなります。このため、日本においての『三寒四温』という言葉は、本来使われる冬ではなく、寒暖の変化がはっきりと現れる春先に用いられるようになりました。
■ 新型コロナは「コロナ2019」に名称変更
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の名称を「コロナウイルス感染症2019」に変更するそうです。5月8日に感染症法上の位置づけを現行の「2類相当」から「5類」に引き下げることに伴う措置で、名称から「新型」という表現を外し、平時への移行を強調する狙いです。感染症法は、各感染症を感染力や重症度に応じ、原則1〜5類に分類しており、新型コロナは「新型インフルエンザ等感染症」という特別な分類に含まれています。厚労省は、省令を改正し、新名称とした上で季節性インフルエンザと同じ5類とし、新型インフルエンザ対策特別措置法は適用されなくなり、同法に基づく緊急事態宣言などの行動制限はできなくなります。
■ マスク着用
政府は、マスクの着用について3月13日から屋内外を問わず個人の判断に委ねることを決めました。ただし、満員電車や医療機関などでは、当面の間は着用を推奨するとしています。学校の授業などは4月1日以降、基本的にマスク着用を求めないとする通知を各地の教育委員会に出しました。海外ではマスクを着用しないのが当たり前になっています。特に子どもに対してはマスクの弊害が言われています。さて日本ではどうなるか?同調型社会ですから、おいそれと外さないでしょうね。他人の目を気にするからです。しかしマスクしてサングラスなど掛けたらどう見ても悪人としか見えません。老人ではマスクを外すと別人になるので怖くて外せないという人も居ます。口紅や化粧の関係で外したくないという女性もいるようです。顔に自信がある人は外すでしょう。病院に行く時はマスクしたほうがいいでしょうね。病原菌がウヨウヨ舞っている気がするからです。またこれからの季節、花粉が飛ばなくなるまではマスクする人が多いのではないでしょうか。筆者は少年野球や畑ではマスクをしないことにします。どう見ても、みんながマスクしている社会は異様です。
■ トルコシリア大地震
トルコ南部のシリア国境付近で2月6日にマグニチュード7.8の大地震が発生してから20日で2週間となります。トルコとシリアではこれまでに合わせて4万6000人以上の死亡が確認されている中、トルコの多くの被災地での捜索活動が2月19日で終了する一方、避難生活の長期化で被災者の健康をどう守っていくのかが課題になっています。地震国日本にとっては他人事ではない今回の被災状況を見ると、どんなに耐震基準に合致していると言えど、高いビルは怖いと感じました。首都直下地震や東南海地震が近々発生すると警告されています。何処に逃げてどう対策するか...
■ H3ロケット点火せず
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2023年2月17日午前10時37分55秒、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から新型ロケット「H3」初号機の打ち上げを実施したが、第1段の推力を補助する固体ロケットブースター「SRB-3」に点火せず、打ち上げは中止となりました。残念です。

H3補助ロケット点火せず

これまでのH2A
■ MRJ→スペースジェット開発中止
三菱重工業は2月7日、ジェット旅客機「スペースジェット(SpaceJet)」の開発中止を決定したと発表しました。以下4つの観点から開発再開に足る事業性を見出せないとのことです。
1) 技術:開発長期化により一部見直し要。脱炭素対応等も必要
2) 製品:海外パートナーより必要な協力の確保が困難と判断
3) 顧客:北米でスコープクローズ (労使協定による機体サイズ等の制限) の緩和が進まず、このままでは市場に適合しない。足下でのパイロット不足の影響もあり、リージョナルジェット市場規模が不透明
4) 資金:型式証明の取得にさらに巨額の資金を要し、上記市場環境では事業性が見通せない
日本における自動車産業の先行きが怪しくなる中、次の主力産業として期待されていただけに残念です。
■ ブルース・ウィリスさん認知症
米俳優のブルース・ウィリスさん(67)が前頭側頭型認知症と診断されたそうです。好きな俳優でした。脳の前方部にある前頭葉などが正常に機能しなくなり、日常生活に支障が出る病気で、概ね65歳以下で発症する若年性認知症の一種だそうです。『ダイ・ハード』シリーズの主人公ジョン・マクレーン役が良かったですね。温かみがあり、ユーモアもあり、喜劇も出来そうな俳優でした。理想のお父さんという感じ。
■ 蜜柑に鳥
我が家の蜜柑はもうすぐ食べ尽くされます。ヒヨドリとメジロです。鳥はこの時季大変です。蜜柑のお蔭でバードウォッチングが楽しめます。

蜜柑にヒヨドリ
■ バレンタインプレゼント
バレンタインデーに人参を頂きました。みんな二股です。ニンジンの主根部分が障害を受けて、側根が伸びて股割れする現象を「股根(またね)」と呼ぶそうです。股根の原因としては、@種、A土壌、B肥料、C土壌線虫があるそうですが、商品価値はともかく、食べる分には何の問題も無いので、有難く頂きます。
■ 日銀総裁起用の背景
次期日銀総裁に経済学者の植田和男氏(71)を起用する話は、本命視されていた雨宮副総裁が固辞して、なり手が居ない中から出てきた話のようですが、誰がなっても火中の栗を拾う形なので、概ね好意的に受け止められています。元FRB議長のバーナンキさんや、元ECB総裁のドラギさんと同じ先生に師事し、国際的にも人脈があることが決め手のようです。問題は外国人の日本国債売り越しが1月に4.1兆円となり過去最大となったこと、日銀がいくらでも国債を買ってくれるのですから、ここはドンドン売って、そのうち日本のインフレが進んで日銀が金融引き締めに転じて金利が上がれば国債価格は下落するわけですからそこで儲けが出るのです。新しい日銀総裁はこうしたヘッジファンドとの戦いに直面しており、非常に難しい局面に立たされるでしょう。ハゲタカにムザムザ日本のオカネを食い荒らされるわけには行きませんが、かといって何か良い手があるか、黒田総裁が貯めたツケは余りに大きい...
■ 宮台真司さん襲撃事件
2022年11月29日、東京都八王子市の東京都立大南大沢キャンパスで教授の社会学者宮台真司さん(63)が襲撃された事件で、警視庁捜査1課は事件後の昨年12月に死亡した相模原市南区の無職の男(41)を容疑者と特定する証拠が揃ったとのことで、容疑者死亡のまま殺人未遂容疑で近く書類送検するそうです。自殺とみられる男の実家からは、宮台さんが共同で著者となっている本が1冊、見つかっていますが、動機は不明のままです。防犯カメラにあれだけハッキリ映っているので逮捕は時間の問題だと思っていました。容疑者の自殺現場は、実家から300mほど離れた別宅で、以前『エホバの証人』の人たちが集まる場所だったそうです。『エホバの証人』に問い合わせると、容疑者の母が現在も信者であるとしたうえで、「宗教活動の拠点ではないが、伝道活動に参加する前後に、友人とお茶や食事をするために別宅を使用していたようです」「容疑者はエホバの証人とは一切関係ありません」との回答だったそうです。
■ 豊田章一郎さん死去
トヨタ自動車の創業家出身で社長 会長を歴任し 日本経済団体連合会第8代会長を務めた豊田章一郎(とよだ・しょういちろう)さんが2月14日 心不全のため死去されました 97歳でした トヨタ自動車の創業者 豊田喜一郎氏の長男です 在りし日を偲び、やすらかな眠りを祈ります 合掌

豊田章一郎さん

トヨタ自動車の創業者 豊田喜一郎さん

豊田章一郎さんの長男は章男(あきお)さん
(2023年2月19日)

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