432  特措法

 6月21日は夏至でした。これからは日が短くなって行くと考えると、あまり愉快ではありません。梅雨入りが発表されて以降、梅雨前線は南方海上にとどまっていて、なかなか北上してきません。そのため平年なら梅雨明けする沖縄がまだ明けずに強い雨が降ったりしています。我がふじみ野市ははっきりしない天気で、雲が多く、晴れたかと思えばすぐ曇って、黒雲が湧いたからひと雨来るかとおもいきや雨も降らないという、なんともハッキリしない天気が続いています。こういうのを「ぐずついた天気」と言うのでしょう。アオイの花は上のほうまで花が咲いています。ということは?恐らく植物生理もこの異常気象に戸惑い、狂わされているように思えます。隣のビルの「ツバメ」の子育てが続いています。庭の広い隣の邸宅には大きなビワの樹があって、たわわに実った実を食べに「オナガ」がたくさん集まって、鳴き声がやみません。我が家の庭にもビワが実っていて、たまにカラスがやってきます。緑に覆われた我が家の庭には蝶やスズメ、ムクドリがたくさんやってきます。植物も野鳥も昆虫も、今が一番忙しいみたいですね。


オナガ

■ 緊急事態宣言とまん延防止等重点措置・・・解除されても変わらぬ「新しい生活様式」
 2021年6月20日で沖縄を除いて「緊急事態宣言」が解除されました。埼玉県ではさいたま市と川口市を除いて「まん延防止等重点措置」が解除されました。すなわち、川越市、所沢市、草加市、越谷市、蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市及び三芳町が解除されたわけですが、まん延防止等重点措置解除=自粛の解除のように思っている人が多いと思われます。とんでもありません。特措法の適用は続いており、彩の国『新しい生活様式』は依然として続行中です。誤解しないよう注意が必要です→埼玉県ホームページ

■ まん延防止等重点措置が解除されても自粛は続く
 重要なことは、2021年6月20日でまん延防止等重点措置が解除されたからと言って以前のようなフリーに戻るわけではないということです。このあたりがマスコミを含めて周知不足です。NHKはじめ大手メディアではよくよく見ればきちんと報道されてはいますが、たいてい「お酒の提供が制限付きではあるが解禁された」ということに集中しているので、視聴者は東京都や引き続きまん延防止等重点措置が適用されている地域以外ではもう制限が解除されたものだと誤解しているのではないでしょうか。6月21日(月)から7月11日(日)までを「第12期」として、営業時間の短縮を要請した時間以降、飲食店を利用しないという「特措法第24条第9項に基づく要請」が埼玉県からは引き続き出されており、これまでと大きく変わるわけではありません。まん延防止等重点措置が引き続き出されているさいたま市と川口市以外は、飲食店の営業が20時まで→21時までに延びて、酒類が20時まで提供できるようになっただけです。さいたま市と川口市は「特措法第31条の6第2項に基づく要請」の適用で、飲食店の営業が20時までで、酒類提供が19時まで、それも「一人での来店」、もしくは「同居家族(介助者を含む)のみのグループに限る」とされています。一人で酒飲みに行きますか?家族なら焼肉しながらビールは飲むでしょう。お一人来店なんて「日高呑み」のおじいさんぐらいではないですか。おっと、失礼しました。日高屋グループに対してもおじいさんに対しても、失礼な言い方でした。

上福岡駅前の日高屋では、老人が昼から独りで呑んでいるのをよく見かけます

■ まん延防止等重点措置が解除された地域への要請
 埼玉県のホームページでは、まん延防止等重点措置が解除された地域であっても、
 感染防止対策が徹底されていない飲食店等や営業時間短縮の要請に応じていない飲食店等の利用自粛
   (飲食、飲酒については、お客様の命を守る取組に参加する「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」認証店の利用を推奨)
 不要不急の県境をまたぐ移動、特に、緊急事態措置区域との往来は極力控えること
 ●不要不急の外出・移動の自粛
   (医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、通学、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要な場合を除く)
 ●混雑している場所や時間を避けて行動すること
 ●路上、公園等における集団での飲酒など、感染リスクが高い行動の自粛
といったことが相変わらず呼びかけられており、カラオケは自粛せよ、飲食の際は90分を限度とし、昼夜を問わず「マスク飲食」「黙食」「個食」「静美食」「ランチの時もマスク」を徹底することとされています。すなわち外食そのものが「新しい生活様式」では制限下に置かれます。沖縄旅行をするな、ということはもちろん、不要不急の県境をまたぐ移動は極力控えよということは、埼玉県民としてはせいぜい秩父へ行くぐらいしか旅行は出来ないということで、道理で最近秩父巡りのテレビ番組が目に付きます。東北巡りや、定番の草津・四万・伊香保・那須・信州・山梨・伊豆などの巡りはまだダメということです。つまらない日常が続きます。

自粛が続きます

■ 酒とカラオケを禁止されたら...
 緊急事態宣言も、まん延防止等重点措置も出されていなくても、特措法による休業要請はできるのですね。実は4月23日の厚生労働省大臣告示で、「まん延防止に必要な措置」として2点が追加されました。@酒類の提供禁止、Aカラオケの停止です。居酒屋に酒出すな、カラオケ店にカラオケやるなと言えば、休業せざるを得ません。野党は、法改正無しに大臣告示でこんなことをやるのは憲法違反だ!と怒っています。いわゆる営業の自由の侵害だ、ということです。

■ 埼玉県感染防止対策協力金
 飲食店に補償も無しに休めとは言えません。6月21日(月)から7月11日(日)までの「第12期」では、「彩の国『新しい生活様式』安心宣言飲食店+(プラス)」認証店に対して、7月12日(月)以降、申請に応じて「埼玉県感染防止対策協力金」が支給されます。前年または前々年の1日当たり売上高が8万3千円以下の店には1日当たり2万5千円(下限値)、25万円以上だった店には7万5千円(上限値=頭打ち)、その間の売り上げだった店には案分するというものです→埼玉県ホームページ。さいたま市と川口市では「まん延防止等重点措置」が続行中なので、協力金下限値が3万円、上限値が10万円です。
期間 協力金 条件
1 2020年12月4日〜12月17日(2週間) 32万円 営業時間22時まで短縮
2 12月18日〜12月27日(10日間) 40万円(1日4万円) 同上
3 12月28日〜2021年1月11日(15日間)
1月8日から11日まで時短営業した場合上乗せ支給
60万円(1日4万円)
8万円(+1日2万円)
同上
20時まで時短営業(酒類提供19時まで)
4 1月12日〜2月7日(27日間) 162万円(1日6万円) 20時まで時短営業(酒類提供19時まで)
5 2月8日〜3月7日(28日間) 168万円(1日6万円) 同上
6 3月8日〜3月21日(2週間) 84万円(1日6万円) 同上
7 3月22日〜3月31日(10日間) 40万円(1日4万円) 21時まで時短営業(酒類提供20時まで)
8 4月1日〜4月19日(19日間) 76万円(1日4万円) 同上
9 4月20日〜5月11日(22日間) 売り上げ規模比例
3万円〜10万円
まん延防止等重点措置適用、20時まで時短営業(酒類提供19時まで)
4月28日以降酒類提供禁止
10 5月12日〜5月31日(20日間) 同上 まん延防止等重点措置適用、20時まで時短営業(酒類提供禁止)
11 6月1日〜6月20日(20日間) 同上 まん延防止等重点措置適用、20時まで時短営業(酒類提供禁止)
12 6月21日〜7月11日(3週間) 売り上げ規模比例
2.5万円〜7.5万円
21時まで時短営業(酒類提供20時まで)
 どうですか。小さなスナックなどなら、働かなくてお金がもらえますから、これは大変なことです。2020年12月4日から2021年7月11日までで、32万円+40万円+60万円+8万円+162万円+168万円+84万円+40万円+76万円+186万円(3万円×62日)+52.5万円(2.5万円×21日)=908万5千円の支給です。7ヶ月チョイでこの金額ですから、年間換算で15百万円です。賃貸でない店舗ならこれは「コロナバブル」と言えます。しかし、賃貸で、従業員を雇っている店ならばどうでしょうか。協力金は家賃と賃金で消えてしまうでしょう。規模が大きいほど赤字額が大きくなり、存続するのは厳しいでしょう。コロナの収束が見えないまま、第13期、14期と続いたら、小さな店は存続し、大きな店はたたむところがドンドン増えるのではないでしょうか。
 しかし補償がある飲食店はまだイイという声も聞きます。酒やおしぼり、食材を納入している業者ほか、飲食店のお蔭で食っているところはたまらないでしょう。

■ 昔に戻るのは?
 特措法の適用が解除されない限り古い生活様式に戻ることは無いようです。COVID-19感染症を引き起こすSARS-CoV-2変異ウイルスが猛威をふるっており、特にデルタ株がジワジワ増えています。ワクチン接種が進んでいますが、集団免疫ができるまでは特措法適用が続くとすれば、年内はこのままかもしれません。専門家や、コメンテータなる人たちがいろいろなことをおっしゃっていますが、中には「集団免疫はできない」という人も居ます。その理由は、ワクチンがイヤだという人が一定数居て、これは宗教と同じで、信じているので強制はできない、したがってSARS-CoV-2ウイルスが死に絶えることはなく、インフルエンザのように毎年いろいろな変異ウイルスが現れるという人や、ワクチンと変異ウイルスがイタチごっこになると唱える人も居ます。実際SNSで飛び交うデマで若者の2割がワクチン接種しないと言っているという調査結果も聞きました。感染症は100年に一度大流行して多くの人の命を奪ってきましたが、やがて収束しました。歴史は繰り返しますから、終息することはないかもしれませんが、極度の悲観は禁物です。一番の問題は、我々高齢者が「新しい生活様式」のもと、つまらない日常が続いて体力が落ち、気力が落ちて死期が早まることです。飲食店で酒を飲めなくても構いません。しかし外で美味しいものを食べることは無上の楽しみです。旅することもそうです。ワクチン効果を信じて、そうした楽しみは復活したいと考えます。

ご先祖様に感染症収束を祈る

■ デルタ変異株で英国やイスラエルが再び対策強化
 SARS-CoV-2変異ウイルスが感染力の強いデルタ株に置き換わりつつあり、英国で再び感染者が増えていて、ジョンソン首相は当初6月21日にすべての防疫規制を解除することにしていましたが、これを延期しました。6月17日から3日連続で一日の新規感染者数が1万人を越え、しかも最近の新規感染者の90%以上がデルタ変異株だそうです。現在、成人の8割以上が1回目のワクチン接種を受け、2回目の接種率も6割だというのに、日本をはるかに上回る感染状況なのです。ただし、新規感染者のほとんどはワクチン接種を受けていない人だそうです。したがって、ワクチン接種するようにと、必死になって国民に呼びかけています。6月15日にマスク着用義務を撤廃したばかりのイスラエルでも、ベネット首相が6月22日、デルタ株の感染が広がっているとして、屋内でのマスク着用を推奨すると述べました。つい先日まで新規感染者数を1日10人台まで抑え込んでいて、ワクチン接種の成功モデルと言われていたのですが、6月21日には4月20日以来最大となる125人の新規感染で、うち7割がデルタ株だそうです。海外からの入国者が持ち込んでいるようで、水際対策が叫ばれています。このように、ワクチン接種が進んでいる国でも、デルタ株には苦しんでいるわけです。

■ オリンピック問題で議論
 オリンピック問題が相変わらず騒がしいですね。6月22日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、東京五輪・パラリンピックが有観客開催となり、五輪VIPは別枠とするなど、国民不在のまま次々に決定が行われていることが採り上げられたそうです。「そうです」というのは、最近この番組を見ないからで、Yahoo!ニュースで知ったのです。これによれば、スポーツライター小林信也氏は「世界的に見ると大きなイベントが続々と始まって観客も入っている」「スポーツが文化として根付いている所は、こういう状況だけれどもできるだけスポーツをしましょうという方向もある」として、こうした状況も踏まえて「(組織委の)決断を評価すべきだ」としたそうです。これに対してコメンテーターの玉川徹氏が「五輪は規模が違う」とし、「どんなに厳しくしたって、穴は開きますと言うことなんですよ。人間なんだから。お酒だって飲みたいという人たちなんだから。全員が善意だけで性善説で動いていくと見れない部分があると感染症の専門家は言っている」と指摘したそうです。これに小林氏は「専門家の方々のご指摘を見ると、スポーツの基本的理解が浅い」と語り、玉川氏は「スポーツやる人だけ特別な人たちなんですか?」とただすなどヒートアップ。玉川氏が専門家の意見を求めると、国際医療福祉大学の松本哲哉教授は「スポーツの中身に関しては精通してませんが、感染対策の立場からすれば、多くの人が集まって行われると、リスクは実際あると理解して頂きたい。今までのところをみると、少なくとも専門家の意見は反映されていませんよ、無視じゃないと言われるかもしれないが実際に反映されていない。さらにアルコールまで出すかもしれないというころで、リスクが高い方に向かっていることを危機感として持っている」と述べたとのこと。

2014年の世界卓球・・・スポーツには勇気を貰えます

■ 国民心理との乖離
 この議論にはひとつ大きな問題があります。正論必ずしも的を射ずということです。テレビ朝日の玉川さんや松本哲哉教授のおっしゃることは正論です。しかしスポーツや文化芸術は人間にとって不要不急ではありません。コロナ禍で抑え込まれた人間の欲求を正論で抑え込めるか?緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を実施しても、都内の繁華街の人出は増え続け、酒類の提供を禁止してもそれを破る店が続出する、もはや効果なしとして解除したときには東京都の新規感染者数は下げ止まりどころか、第四波突入前と同じようにリバウンドが明らかです。ましてやデルタ株が増えてきて、もはや第五波は避けられないでしょう。英国やイスラエルの事例を見ても、ワクチン接種をいくら増やしても、接種していない人たちへの感染は続いています。それなのに日本では規制に従わない国民、店舗が増えている、お上の指令に従がわないというのは、地頭に勝てず、長いものには巻かれる日本人の特質から見ると異常な事態です。国民は正論だと分かっていながら背を向けているということです。この10年、無責任体制の政治が続いても、選挙となると国民は正論に背を向けてきました。国民の心理をうまく汲んでくれれば、多少のことには目を瞑る、それが今の日本人です。次々に抜かれて先進国の座から滑落しつつあるニッポン、正論が通るようにするためにはどうするか、国民の心理の軸を変えるしかありません。吠える犬ではなく、カリスマが必要でしょうね。

■ 小池百合子都知事が過労で入院
 東京都は6月22日、小池百合子知事(68)が過度の疲労により静養が必要となったため今週中は公務を離れると発表しました。どうやら「疲労の蓄積による静養」のため都内の病院に入院した模様です。新型コロナウイルス感染は確認されていないそうです。この日小池さんは午後、都庁で新型コロナの「ワクチンチーム総会」に出席、「ゲームチェンジャーであるワクチン接種を加速させる」との意気込みを口にしましたが、「すみません、声がかれていまして」と話す場面がテレビ放映されていたほか、総会後に記者団の取材に応じた際には、声量が小さく息切れするなど体調が芳しくない様子でした。新型コロナウイルス対応などのため、週末の登庁機会も多かった上に、最近は緊急事態宣言解除に伴う措置を巡り、国や近隣県との協議や調整、また開幕を1ヶ月後に控えた東京五輪・パラリンピックなどの公務も重なっていました。筆者と同じ6月7日に1回目のワクチン接種を受けたようですから、2回目接種はまだでしょう。
 こんな忙しさですから、過労というのは十分に理解できますが、そこは小池百合子という政治家のことですから、素直に受け止めてもらえないわけです。これまで様々なドラスティックな手法で世間をあっと言わせましたし、政局における変わり身の速さには驚かされて来ました。それだけにいろいろなうがった見方が噴出しています。目前の25日には都議選(7月4日投開票)が告示されます。小池さんが特別顧問を務める都議会最大会派「都民ファーストの会」の候補者たちは小池さんに応援してもらえなければ落選の憂き目を見る人が多いようです。小池さんが態度を明らかにしておらず、自民党の議席が急回復、都民ファーストが惨敗、公明党はそのあおりで窮地などと報道され、小池さんの動向が注目されていました。極端なところでは、一転国政転換などと言うウワサすら出ています。
 先立って橋下徹元大阪府知事が22日昼、TBS系「ゴゴスマ」にリモート出演して、ここ最近になって急に存在感を消していた小池都知事に対し「うまいですねぇ、本当にうまいですよ。オリパラの都市開催の責任者は小池さんなんです。本当に危ないときはキュッと身を引いて、菅さんを前面に、盾に使うわけですから。これは凄い」と述べて、東京五輪開催への批判を菅首相に押し付け、自身は目立たないようにしていると解説したそうです。さらに「オリンピックが進んできたら、今度は小池さんが前面に出てきますよ。着物をバチーッと着て、世界に向けてあいさつをする」と今後の展開を予想、まあ、分からないでもありませんね。この発言は小池さんの入院前でした。

5年前・・・2016年7月の小池百合子都知事

■ 藤井聡太棋士から再び目が離せない初夏
 将棋の藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=が6月22日、「第6期叡王戦」(不二家主催)の本戦トーナメント準決勝で丸山忠久九段(50)に87手で勝ち、挑戦者決定戦進出を決めました。6月26日(土)に、名人戦七番勝負で渡辺明名人に1勝4敗で敗れたばかりの斎藤慎太郎八段(28)と対戦し、勝てば豊島将之叡王(31)=竜王と合わせ二冠=と五番勝負を戦うことになります。もし三冠となれば九段にも昇段します。昨年7月の竜王戦の挑戦者を決める決勝トーナメントで丸山九段に敗れた藤井聡太棋士はその時の雪辱を果たしました。今月から始まった「第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」で渡辺明三冠(37)=名人、棋王、王将=に2連勝して王手をかけています。渡辺明三冠は藤井聡太棋士に奪われた棋聖位を取り返したいわけですが、この戦いが始まる前、「今は藤井君に勝てるイメージがわかない」と、現役最強棋士には珍しいコメントを出していました。それは終盤までもつれたら、その圧倒的終盤力の怖さを誰よりも知っているからです。藤井二冠に勝つためには先行逃げ切りしか無い、もつれたらやられると思っているのでしょう。藤井二冠は、6月29日に豊島叡王の挑戦を受ける「お〜いお茶杯第62期王位戦七番勝負」の防衛戦開幕も控えています。第59期王位戦でタイトルを獲得した豊島将之王位でしたが、第60期で木村一基九段相手に失冠し、そしてその木村王位からタイトルを奪取した藤井王位に、今期挑戦するという流れです。藤井二冠と豊島二冠の対戦成績は、藤井二冠の1勝6敗。藤井二冠が唯一大きく負け越しているのが豊島二冠です。棋聖戦が長期化すると、藤井二冠は王位戦と互い違いに対局を行うことになり、いろいろな意味で過酷な日程になります。そして何より、挑戦者が現役最強の2人ですから、藤井二冠にとっては、試練の夏を迎えることになります。

昨年の第91期棋聖戦五番勝負で藤井聡太棋士が渡辺明棋聖からタイトル奪取した瞬間のABEMA映像

■ 大谷翔平WEEK
 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が6月21日(日本時間22日)、3年ぶり3度目のア・リーグ週間最優秀選手(MVP)に輝きました。6月14〜20日の全7試合に出場し、15日からの6試合で6本塁打、投手としても17日に6回1失点で3勝目をマーク。まさに「大谷ウイーク」で、日本はもちろん米国の野球ファンもフィーバーしました。この日発表された7月13日(同14日)のオールスター戦(デンバー)の先発出場野手を決めるファン投票第2回中間結果では、ア・リーグのDH部門で117万4069票を集め、2位・マルティネス(レッドソックス)との差は前週の約23万票から約64万票に広がったことを見ても、ショウヘイ・オオタニは、米国の野球ファンの心を鷲づかみにしているようです。

■ 2nd STREETオープン
 プレミアムカルビふじみ野店が開店してから、今でもまだ混んでいます。その川越街道の並び、やや川越市寄り(北側)、ステーキの宮の向かいにあったDVDショップが取り壊され、新しい店が2021年6月19日(土)オープンしました。ここは以前、DVDショップの他に仙台牛専門・高級焼肉「京雅(みやび)」があったところです。あいにく雨の開店となりましたが、リユースショップ「2nd STREET」は広い駐車場が満杯になりました。実はこの店はスーパーの中では我が家から最も近いディスカウントスーパー「サンディ」の斜め向かいにあって、「GEOふじみ野店」と同居していました。リサイクルショップではなくリユースショップというところは、やはり近くの「トレジャーファクトリー」や「HARD・OFF」と同じです。激烈な競争の世界ですね。しかし国道254号:川越街道沿いですから、集客は有利でしょう。

自転車のサイクルベースアサヒの隣に2nd STREETふじみ野店開店(2021年6月22日お茶の新井園前から筆者撮影)
(2021年6月23日)


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