427  茶摘み

 本日は上弦の月、世界計量記念日です。424『SDGs』(2021年4月29日)で紹介しましたが、1年のうちで地球の中心と月の中心が最も近いときの満月「スーパームーン」、今年は5月26日(水)、しかもこの日の満月は皆既月食が同時に起こる、天文ファンの間で今年最も注目されているイベントです。今の天気予報ではふじみ野市5月26日AM曇りのち雨、12〜18時雨のち晴れ、18〜24時晴れ、ヨシ!見れるゾ

■ 花の匂いにむせ返る庭
 我が家の庭はセダムすなわちマンネングサがびっしりと生えて、これが芝生と違って多肉なので、まるで緑の絨毯みたいでとてもきれいです。その上に薔薇のピンクの花びらがパラパラと落ちて、一生懸命拾っています。ピンクの絨毯もきれいですが、今ちょうどセダムの黄色い花が咲く時期だからです。いろんな色の薔薇が咲き乱れ、他にもマーガレットやゼラニウムほか、各種の花の饗宴で、花の匂いでむせかえるほどです。アジサイもたくさん種類があり、白の大輪、紫や青、ピンクなどの花が咲き出しました。特に昨年娘から母の日プレゼントで貰ったガクアジサイは、葉が艶々と光り輝き、ピンクの可愛い花が咲き始めました。庭の畑には今年もキュウリやミニトマトを植えました。緑のカーテン用のゴーヤがスクスクと伸びだしました。今年はフウセンカズラの種も撒いたので、楽しみです。

■ ムクドリ
 我が家の庭にはカナヘビがたくさん居ます。それだけ餌の虫が多いということでしょう。このトカゲは蛇と違って可愛いですね。ムクドリも来て何かを食べています。青虫でしょうか?ムクドリは、大きい瞳と黄色いクチバシが特徴の鳥です。夕方になると群れを作って、一斉に鳴き声をあげて、街路樹の上から糞するため困っている人も多いのではないでしょうか?田畑や森林に住んでいた野鳥のムクドリは、今は市街地に住むようになり、さまざまなムクドリの被害が問題になっています。椋(ムク)の木の実が好きだということから、ムクドリと名づけられました。体長は24cm程度、スズメよりふた回りほど大きいサイズの鳥です。ムクドリは群れをつくることで天敵のタカやフクロウから身を守るため、たくさんの鳥が一緒にいるのです。海でイワシが群れるのと同じです。雑食性のムクドリが一年に食べる虫の数は、百万匹以上だそうです。せっせと田畑の害虫を退治してくれるムクドリは益鳥だったので、農家ではムクドリに感謝して庭の柿の木の実を冬越しの食糧として残しておきました。冬になると我が隣家の柿の木にもムクドリがたくさんやってきます。それがなぜ害鳥扱いになってしまったのでしょうか。人間が生態系を変えたのです。農家の益鳥、市街地では害鳥、まことに人間は勝手ですね。


ムクドリは黄色いクチバシと黄色い足が特徴の鳥で、眼が大きくて可愛いです

■ オナガ
 小さな鳥がカラスを攻撃しているのを見ました。尻尾が長いので「オナガ」ですね。恐らく巣を守るためでしょう。自分より大きくて真っ黒なカラスを果敢に撃退するとはスゴイ鳥だなぁと思って見ました。小さいと言っても全長約36cmですから大きいとも言えます。スズメ目カラス科の鳥で、本州の中部以北の山林から住宅地で、通年見られる留鳥です。翼は短かく幅広で、淡い青色の尾が長く、黒いベレー帽をかぶったような頭のエレガントな鳥です。鳴き声もカラスと違って可愛いです。筆者が毎日通う余熱利用施設エコパの丸いバーデプールの屋根のところに巣を作っているようです。おそらく雨樋を利用しているのでしょう。尻尾の長さですぐ分かります。露天風呂に浸かりながら見上げると、尻尾が見えます。詳しくはサントリーの愛鳥活動;日本の鳥百科のページをご覧下さい。鳴き声も聞けますよ。

白い体、淡い青色の長い尾、黒いベレー帽をかぶったような頭のオナガ

■ 梅雨どき
 今年は梅雨入りが早いですね。沖縄・奄美は5月5日ごろ、九州南部は5月11日ごろ、九州北部、四国、中国は5月15日ごろ、近畿・東海は5月16日ごろと平年より3週間も早い入梅です。関東甲信は平年なら6月6日ごろですが、もう梅雨のような天候が続いていますから、実質入梅です。昨年は梅雨明けが遅く、平年なら7月19日ごろなのに8月1日、13年ぶりの遅い梅雨明け、梅雨時はまさにCOVID-19の感染第二波と重なって、しかも梅雨の大雨で全国で災害が勃発して、とてもじゃありませんが、旅行どころではなく、ひたすら自粛自粛の毎日でした。今年も我が地域には「まん延防止等重点措置」が発令され、不要不急の外出は自粛せよと、防災無線放送や、市の宣伝カーがグルグル回って呼び掛けています。これでは移動もままなりません。まさか1年経ってもなおこんな日々が続くとは思ってもいませんでした。
   
 いま田植えどきですね。農家の皆さんが、軽トラをずらりと連ねています。何をしてるのかわかりませんが、共同作業であることだけは確かです。代かきはトラクターでやっています。我が子供の頃は牛馬でした。時代は変わりましたね。

■ 茶摘み
 前回『八十八夜』で、我が町会では5月16日(日)に、近所の「新井園」で茶摘みをします・・・と書きました。理事・防災部長としてはもちろん率先参加です。心配だったお天気は何とか持って、下記のように大勢で茶摘みをしました。おじいちゃん、おばあちゃんから、子どもまで、三世代で和気あいあいと茶摘みしました。

鶴ヶ岡三丁目公園に集合して、斉藤則子町会長が開始の挨拶 会長も副会長も女性です 素敵でしょう

鶴ヶ岡三丁目公園から、二丁目の「新井園」まで、マクドナルド前を通ってみんなでゾロゾロ歩きました
まずは茶摘みの説明を受けました 左端で話してくださっているのが「新井園」当主です

茶畑でイザ茶摘み 防霜ファンが見えますね やはり小学生の親子連れがメインです

「新井園」は川越街道に面していますが、住宅の中に茶畑が残されているのは貴重です
 ところが茶摘みの途中で案の定、空からポツポツと落ちてくるものが・・・皆さん「帰ろう、帰ろう」と引き上げましたが、お茶の葉は十分摘んだのでは?天ぷらにするとか、揉んで焙煎するとか、話しながら帰って行きました。町会から1家族に1個新茶とクキ茶がプレゼントされました。

■ ふじみ野こどもエコクラブの畑に咲く花
 ふじみ野こどもエコクラブの畑では、いろいろな野菜の苗を植えています。水やりと草取りをしています。もう少しで雨が降る季節ですが、それまで苗だけは水やりが必要です。スナップエンドウは水不足のためか枯れてきたので、抜き取りました。小松菜やほうれんそうも終わりなので抜きました。水道がないので、ペットボトルを大量に運んでいます。野菜だけではなく、花も植えています。

竹組みの腐葉土置き場の横に自然に生えたコスモスのピンクと白の花と、アブラナ科の紅苔菜の黄色い毬状の花のマッチングが見事です
左側の畑との境界にお茶の木がありますが、チャドクガが居て危険です 左の細い竹はハヤトウリの蔓用に組んだもの

春菊が成長してきました(写真上方のスナップエンドウが枯れてきたのがわかります)

ムシトリナデシコ(コマチソウ)のピンクの花がきれいです

アマリリスが1株咲いて、隣に蕾がニョキっと出ています。ヒガンバナ科なので、太い茎が地中からスックと伸びます

これまた ヒガンバナ科の アストロメリアの赤い花が咲き出しました 隣にはドクダミがたくさん生えてます

キクイモの葉が成長してきて、隣にヒメジョオンの白い花が咲いています。これもキク科なので きれいです コスモスもいっぱい

キンポウゲ科の千鳥草;別名飛燕草(英名:ラークスパー)はコスモスの葉と同じですが、紫の綺麗な花がキンギョソウのように縦長に鈴なりです
隣には麦を植えています 葉が黄色くなってきて、穂がたわわです

葉がコスモスそっくりなので、最初はコスモスかと思いましたが違いました 花姿が飛んでいる千鳥や燕を連想させます
英名のラークスパーも花の後ろに突き出た部分をひばり(ラーク)の蹴爪に見立てたもので、いずれにせよ鳥みたいな花です

■ オオキンケイギク乱舞
  いま市内のあちこちで特定外来生物のオオキンケイギクの花が見られます。我が家の前の川越街道の中央分離帯には ヒメジョオンと オオキンケイギクが競い合うように咲き、ヒルザキツキミソウが肩身が狭そうです。ふじみ野市が駆除を呼び掛けているナガミヒナゲシもきれいですが、 オオキンケイギクも実にきれいですね。キク科なので、春菊の花とそっくりですが、花の径が一回り大きく、キバナコスモス並みです。

近所のヘアサロン前の道路端に生えたオオキンケイギク ナガミヒナゲシやヒメジョオンと競い合っています

■ GDP(国内総生産)年率換算▲5.1%
 内閣府が発表した今年1月から3月までのGDP=国内総生産が、年率換算で5.1%のマイナス成長となりました。2020年度のGDPも4.6%のマイナスで、リーマンショックが起きた2008年度を超えて、戦後最悪の落ち込みです。1月に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う二度目の緊急事態宣言が出されたことで、外食を含むサービス消費を中心に個人消費が落ち込んだことなどが影響しました。

■ 一人負けの日本
 世界経済の二極化が鮮明ですね。中国は絶好調です。新型コロナウイルスの封じ込めで、前期比年率6.4%増と高成長を維持した米国に対し、日欧はマイナス成長です。特に日本は三回目の緊急事態宣言発令で4〜6月期も2四半期連続のマイナスが懸念され、市場では株価も為替も弱くなって、いわゆる「日本売り」が止まりません。ワクチン接種の遅れなど、「周回遅れ」と指摘されるコロナ対策が景気回復の足かせとなる状況が続いています。欧州も4〜6月期には接種の加速で経済成長が再開するとみられ、接種が進まない日本は正常化に向けた行程が描けず、一人負けの様相です。欧米ではカナダが景気過熱を抑えるため4月にいち早く大規模金融緩和の縮小に踏み切り、経済の正常化が動き出しました。年後半には米連邦準備制度理事会(FRB)の緩和縮小も現実味を帯びそうで、コロナ下の株高を支えた中央銀行主導のカネ余り相場は反転時期が近づくと見られます。投資家にとっては要注意の局面が近づいているようです。日本政府は7月末までに重症化リスクが高い高齢者のワクチン接種完了を目指しています。一般向け接種も順次始まり、日本がようやく正常化に踏み出したころ、市場からの荒波が冷や水を浴びせるのではないか?クワバラ、クワバラ...

■ 発展途上国レベルの日本ワクチン接種率
 日本の新型コロナウイルスワクチン接種の遅れが際立っています。英オックスフォード大などによる2021年5月16日までの調査で、少なくとも1回投与された人の割合は約3%にとどまり、世界平均の約9%に及びません。接種体制の整備遅れから、発展途上国レベルの世界110位前後に低迷しているのです。接種が進み、普段の生活を取り戻しつつある欧米とは対照的です。緊急事態宣言が5月16日(日)から9都道府県に拡大し、蔓延(まんえん)防止等重点措置を含む対象地域は人口の7割の地域に拡大しました。しかし、十分な補償なしの自粛要請や医療体制拡充が進まないことへのいらだちから、国内では“コロナ疲れ”が深刻で、内閣支持率が下がっています。大都市圏の人出は増加傾向で、5月末に宣言を解除できるとは到底思えない情勢です。大型商業施設が休業対象になるなど、三回目の宣言は規制が強く、4〜6月期GDPは1〜3月期より更に落ち込む恐れがあります。経済専門家は、オリパラ開催はもはや「日本経済にとってどうでもよいこと」だとの見方です。

■ 休業要請に従わない店
 東京都では休業要請に従わない33店舗に対し休業命令を出しましたが、大手チェーンでは罰金払う覚悟で要請に従わないと発表しています。従ったら従業員はクビにしなければならず、店もたたむようです。個人経営の飲み屋では、休業補償バブルの声も聞こえますが、大手では「廃業しろ」と命令されているようなものです。借金してでも持ちこたえようとしてきたのに、度重なる緊急事態宣言で、もうダメということのようです。そうした店に客が詰めかける、この現状に対し、軍配なんて上げられません。

■大関朝乃山休場
 大関・朝乃山(高砂)が夏場所12日目の5月20日休場して、高安の不戦勝となりました。筆者は今場所照ノ富士と高安を応援していました。正代はどうしようもないので関心なし、貴景勝、朝乃山には頑張って欲しいと思っていました。ところが、この日発売の「週刊文春」で場所前のキャバクラ通いなどが報道されて、日本相撲協会の聴取では「事実無根」と否定していたという報道でしたが、文春砲に捉えられたらもうダメだろうなと思っていました。11日目の土俵で7勝目を挙げ、勝ち越しに王手をかけていましたが、19日の再聴取で、一部報道について認めたため休場となりました。朝乃山は今後全休となれば負け越し、名古屋場所はカド番になりますが、場所後に下されるとみられる処分によっては、大関陥落の可能性もあるそうです。ただ、誰もが苦しいコロナ禍で、そのくらいのウソが重大なの?前首相が国会で平然とたくさんウソをつき、何回だっけ?官僚もウソをつくのが当たり前になり下がったニッポンで、厳しい処分で納得する相撲ファンがどれだけいるのかな?

■ 田村正和さん死去
 俳優の田村正和(たむら・まさかず)さんが2021年4月3日16時20分 心不全のため東京都内の病院で死去されたそうです 77歳でした 時代劇映画のスター阪東妻三郎さんの三男で 2006年に亡くなった長兄の高廣さん 弟の亮さんと共に俳優の「田村三兄弟」として知られました 三人三様の個性があり さすがスター阪妻の息子たちだと思います 二男の俊麿さんは異母兄で実業家です 高廣さんと亮さんは18歳も年の差があります 正和さんは広い役柄を演じました 「眠狂四郎」での陰のあるニヒルな演技 「パパはニュースキャスター」などのコメディードラマ 刑事ドラマ「古畑任三郎」では その後物真似されるほどの独特な演技が際立ちました
 死後1ヶ月半後にこうしたニュースになること自体 今の時代を象徴してますね お葬式に呼ばれることも無くなり 家族葬が当たり前になりました 墓さえも要らない〜散骨で良いという時代です 田村兄弟は法要を欠かさず 忙しくても墓参は欠かさなかったそうです 兄弟仲が良いとともに 律儀な面がDNAとして継承されていたのでしょう 兄の高廣さんが同じ77歳で亡くなったときも 故人の遺志で葬儀後に公表されました 最近こういうケースが増えてはいますが 1ヶ月半後はなかなか無いですね

jiji.comより

■ 逃げ恥カップル結婚
 女優の新垣結衣さん(32)と、歌手で俳優の星野源さん(40)が5月19日、所属事務所を通じて結婚することを発表しました。2人は2016年のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、通称:逃げ恥)で共演し、夫婦役を演じました。また同ドラマの“恋ダンス”が大きな話題を呼びました。『逃げるは恥だが役に立つ』SP(2021年1月放送)での再会をきっかけに、関連する撮影をすべて終えたあと、結婚を前提にということで交際を始めたそうです。ドラマが現実になったようですが、くれぐれもNHK朝ドラ『ごちそうさん』の東出昌大と杏の轍は踏まないようにお願いします。田村正和さんの訃報に沈んでいた後に、こうしたおめでたい話は良かった、良かった...

mainichi.jpより
(2021年5月20日)


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