423  町会役員

 更新が遅れました。というのも町会の役員になって、いろいろと忙しかったからです。少年野球はじめ、各種ホームページも更新が停滞しています。2021年4月20日は二十四節気の『穀雨』、月は「上弦の月」でした。『穀雨』とは「穀物に恵みの春雨が降る頃」という意味ですが、今年は天候が2週間ほど先走っていて、しばらく晴天が続き、最高気温が25℃を越える夏日が続くとの予報、いわゆるゴールデンウィークの頃の天候ですね。現実に日中は半袖でもよい陽気です。それなのに北海道では雪が降る?日本は広いなぁとつくづく思います。日の出は5時01分、日の入は18時19分と日中時間が長くなってきました。昨夜の上弦の月は美しかったですね、思わず見とれてしまいました、

■ 松山英樹マスターズ優勝!
 前回「追記」したビッグニュース!夜中、注目して速報見ていたマスターズゴルフ、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード・パー72)で松山英樹が通算10アンダーで、わずか1打差で悲願のメジャー初制覇を成し遂げました。これがいかにスゴイことか、スポーツ界のみならず、各方面から祝福の声が続々と沸き起こりました。日本のゴルフ界では女性はメジャー大会で優勝があり、2019年に渋野日向子が全英女子オープン、1977年には樋口久子が全米女子プロ選手権を制しました。男女の差を言うつもりはありませんが、やはりゴルフ界では選手層の厚さが圧倒的に違います。しかもマスターズゴルフと言えば、世界中からトップ中のトップだけしか出られないゴルフ界の最高峰の大会です。毎年オーガスタに固定されているマスターズゴルフのコースは、テレビ中継で見ても難しいだろうなというのは一目瞭然です。なにしろ前年優勝者が予選落ちするようなコースですから、余程調子をピークに持って来ないと上位には入れません。これまで数々の日本人選手が跳ね返されてきた壁をぶち破るとすれば松山英樹ぐらいしか居ないだろうと思っていたら、その通りやってくれました。日本中が大興奮したのは当然です。やはり松山英樹の精神力、シャイでいながらブレナイ強さ、スポーツは精神力というのは誰しも分かっていますが、ゴルフほど精神力が要求されるスポーツはありません。途中に砂の穴があったり池があったり、樹木が邪魔したり、小高い丘で先が見えなかったり、奈落の底へ打つようなホールがあったり、意地悪な仕掛けが次々あって、いったい誰がこんな競技考えたんだろうと思ってしまいます。しかも風を読むことも重要です。いくらぶっ飛ばしても、最後の最後に小さな穴に放り込むまで、試練が続きます。最後のグリーンで微妙な傾斜があったり、芝生の目がボールの動きを左右したり、力の入れ加減や転がす方向など、経験が必要な場面が続きます。楽しむためのゴルフなら良いですが、競技としてのゴルフは、大技小技に精神力、ヘトヘトになるでしょう。この偉業、あっぱれです。


■ 日米の株価の違いは不安の差
 米国の株価が史上最高値を更新し続けている一方、日本の株価は低迷しています。米国と日本の景気の差もありますが、株価というのは不安がある間は足踏みしますが、見通しがつくと上下いずれに動くかはっきりします。米国は先行き金利上昇が明確です。したがってゼロ金利の日本でのリアルマネーは死に金ですが、米国ではおカネが殖えて行きます。新型コロナウイルスへのワクチン接種が進み、経済活動の先行きに明るさが見えてきました。一方の日本は当初政府が言っていたワクチン接種のスケジュールすら遅れ、いくら明るい見通しを言われても国民の過半数は政府の言うことを信じなくなっています。「まん延防止等重点措置」が適用されても、その効き目が無く、大阪では医療崩壊がハッキリしました。国民が政府や自治体の言うことを信じなくなったらウイルス感染は抑え込めません。不要な外出するなと言いながら聖火リレーの画像が流れる・・・言ってることとやってることが矛盾しています。結果、多くの人は不安に陥り、その指標が株価となって表れるのです。

■ ワクチンへの不安と有効性への疑問
 新型コロナウイルス感染症は明らかに第四波に突入しました。「まん延防止等重点措置」の適用都府県が一気に増えても感染拡大が止まらないので、大阪府、兵庫県、東京都では3回目の緊急事態宣言発令を国に求め、もはや飲食店のみならず、百貨店やイベント施設など、人が多く集まるところを休業させて人流を抑えようとのことです。ワクチン接種が進んでいる国では明らかに感染者が減っていますから、とにかくワクチン調達を!という声が高まっても良いはずですが、日本ではなかなかそうした声がうねりにならないのは何故でしょう?実はある調査によれば、日本人のワクチンに対する意識は欧米人とはまるで違うのだそうです。ワクチンに対して不安感を持つ人や、有効性に疑問を持つ人が日本では8割だというのです。エッと耳を疑いました。そういえば欧米では子宮頸がん対策としてHPVというワクチン接種を進めていますが、日本では取りやめになりました。日本人のワクチンに対する意識がハッキリと出た事例です。こういう国民性ですから、厚生労働省は及び腰、薬品メーカーもワクチンから遠ざかり、先進国だった日本が後進国に後退したのです。しかしマスクをして、会食を控えて、他人との交流を抑える我慢をするのとワクチン接種とどっちを選ぶの?と言われたら筆者は問答無用でワクチンですが、そうでない人が多数派というのはどうなってんの?という気がしますね。

■ 米中のはざまで引っ張られる日本
 菅総理が米国訪問してバイデン大統領と面談した初の外国首脳となりました。米国側はバイデン大統領とハリス副大統領他、ブリンケン国務長官など政権トップが勢ぞろい、一方の日本は菅総理の他は補佐官や事務方だけ、余りの格の違いにメディアからは驚きの声が上がりました。しかしコロナ禍で致し方無い面もあります。むしろ米国の歓待振りが、いかに対中面で日本の協力を欲しているかの現れだと感じました。対中に関してはトランプ前政権と変わらず強硬なアメリカですが、トランプ前大統領が経済面しか関心が無かったのと違い、バイデン大統領は是々非々の姿勢です。しかし、香港や新疆ウイグル自治区の人権問題や、領土問題での中国の姿勢は許せません。インド、オーストラリア、日本と組んで対中包囲網を構成し、対抗しようとしているわけです。一方中国はこれを内政干渉だと拒否する構えで、特に台湾問題は絶対に譲れません。双方一歩も引かない構えです。
 一方経済面では、先行き中国が米国を制して世界一の経済大国になるのは誰しも認識しています。むしろ中国経済を引っ張り上げたのは米国企業や日本企業でした。米国は資源がありますから、中国と疎遠になってもやっていけますが、日本はそうは行きません。したがって中国と手を切れない日本を、バイデン政権は我が陣営に引き留めようと躍起になっているわけです。EU諸国も中国は大きな市場なので、経済面では米国と一線を画しています。英国は同盟国なので、他に同盟国として有力な日本は何としてもつなぎ留めたい、今や日本は米中に手を引っ張られて大変な状態です。言わば綱引きですから、どっちに綱が寄るかが大問題で、日本の政権内でも左右の綱引きが続いています。これは中国の政権内でも同様で、「戦狼外交」などを止めてかつての路線に中国が戻れば、中国経済の拡大は加速するでしょうが、「中華思想」によって「一帯一路」を進める習近平路線が、かつての大日本帝国の「大東亜共栄圏」構想以上に広範な経済圏を目論んでメンツが先走っています。これは極めて危険な状態だと言えるでしょう。

■ プレミアムカルビオープン
 411で紹介した「プレミアムカルビ」がオープンしました。その昔は寿司「銚子丸」で、その後ステーキレストラン「ブロンコビリー」になり、今度は焼肉店です。今は物珍しさで混んでいますが、さてどうなることやら...







■ 慰安婦への賠償裁判で流れが変わった
 韓国の裁判所というのはどうなっているのでしょう?ソウル中央地裁が1月8日に、日本政府に対して元慰安婦や遺族ら12人への賠償を命じる判決を出しましたが、今度は同じ裁判所で4月21日別の慰安婦の訴えを認めず、請求を退けたのです。先だってソウル中央地裁は4月20日までに、韓国内での日本政府の資産差し押さえを「国際法違反の恐れがある」として認めない決定をしていました。やっと冷静な判断ができるようになったか...という印象ですが、それほどまでに韓国の裁判所というのは国民の空気を読むところがあります。

■ 町会の役員になって...
 町会の役員が回ってきました。これは巡り合わせですから快くOKしました。第1班の班長と、理事として「防災部長」を引き受けました。引継ぎを受けて、過去資料を調べていたら、いろいろなことが分かってきました。全部で20班あるのですが、その第1班というのはお金持ちが多いのです。しかも同族で固まって暮らしています。広い土地持ちの人が、娘婿や兄弟姉妹に土地を分けてそこに家を建てて、苗字が違っていても実は同じ一族などという感じです。またある人は大きいマンションを建ててオーナーになっています。またある人は飲食店や企業に土地を貸しています。道理で豪邸が多いなぁと思っていました。また長い間に、代替わりした様が見えます。マンションやアパートのオーナーと借り手の経済的格差も垣間見えますね。最近では町会に加入したくないという人も居ます。町内の美化やゴミなどの環境問題、防犯や子どもたちの登下校の見守り、いろいろな仕事を一生懸命やっている人は大金持ちではありません。ただ、長く住んでいる人ですね。いずれにせよ町会役員はボランティア活動ですから、そういう人たちによって支えられているわけです。

■ 「きゃべとん」跡地に「焼肉 かるびとはらみ」1号店が4/26オープン
 熟成醤油を使った、パリパリきゃべつ、巻バラチャーシューが自慢の川越街道の「きゃべとん」が1月末で閉店しました。開店から2年持たなかったわけです。「焼肉きんぐ」などで有名な物語コーポレーションの店なので、「焼肉 かるびとはらみ」1号店として4月26日開店するそうです。「プレミアムカルビふじみ野店」が高級焼肉店なら、こちらは熟成焼肉専門店として、「かるび」と「はらみ」390円(税込429円)、「ホルモン」290円(税込319円)を取り揃えた低価格で焼肉を楽しめる店舗とするそうです。また、小学生以下限定で、「ソフトクリーム」(99円)を注文し、スタッフとの1回勝負のじゃんけんに挑戦すると、勝った場合には無料、あいこの場合には半額に割引になるそうですよ。ふじみ野市の川越街道は今や、焼肉、ステーキ、唐揚げなどの肉肉街道となっています。寿司、和食やラーメン店が減って、それが肉関係に変わっているのです。

■ 日米両政府が楽天を共同監視するそうです
 日米両政府が、経済安全保障の観点から楽天グループを共同で監視するそうです。中国IT大手の騰訊控股(テンセント)子会社が3月に大株主となったことで、日米の顧客情報がテンセントを通じて中国当局に筒抜けになる事態を警戒しているようです。日本政府が外為法に基づいて楽天から定期的に聞き取り調査を行い、米当局と内容を共有することで、中国への情報流出リスクに連携して対処する方針です。日本郵政は楽天に1500億円を出資し、発行済み株式の8.32%を握りますが、657億円を出資するテンセントの持ち株比率も3.65%に上り、大株主の座に就くことになります。日本郵政・日本郵便に加えてテンセント、ウォルマートから出資を受けることについて、三木谷浩史会長兼社長は「楽天へのこれらの新しい投資は、モバイルサービスを中核とする楽天エコシステムの拡大と影響力へ向けた高い期待と、世界を牽引する3つの経済大国のリーディングカンパニーとの更なる提携への大きな可能性の両方を示しています」とコメントしました。楽天の勢いに警戒の目は今後も続くでしょうが、Society5.0に於ける企業の勢いは衰えることはないでしょう。ましてや楽天は企業内での公用語を英語にして、ダイバーシティを推進していますから、日本企業の中ではトップランナーと言えますね。
(2021年4月21日)


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