406  WebMeeting

 12月らしい寒さになってきました。日本海側や群馬県北部では大雪が続いています。前回「朝の富士山は真っ白できれいですよ」と書きましたが、日本各地の大雪に反して富士山が段々白くなくなってきました。すそ野は群青色となり、頭が少し白いだけ、雪が融けたのです。我が家では降霜でサルビアやピーマン、青紫蘇、アジサイ、バジルなどの葉がダメになりました。ハーブ系でもミントやバーム、セージなどの中には寒さに強い種類もありますが、総じて寒さには弱いものが多いですね。ただ雪国の人から見たら、今の時期に何言ってまんねんと思うでしょう。これが南関東のスゴイところです。

■ 関越道で記録的立往生が発生
 12月14日から日本海側を襲った最強寒波により、新潟県湯沢町では24時間降雪量が観測史上最大となる113cmを観測するなど記録的な大雪となりました。群馬県みなかみ町藤原でも12月としては最高の積雪となりました。大雪の影響で、関越道では16日から立往生が発生。上下線あわせて最大2100台、下り線の立往生はNEXCO東日本や自衛隊の除雪作業で18日夜にようやく車の移動が完了しました。当初、19日(土)午前中の開通を目指していましたが、雪が降り続き、21時30分をもって全区間の通行止めが解除となりました。NEXCO東日本にとっても「想定外」の雪だったということです。筆者の青森県黒石市の友人の”あずましの里通信”を見てもすごい雪ですね。

■ クリスマスどころではない2020年末
 新型コロナウイルスの第三波による暗い師走となっていますが、欧州などの第二波は日本とは比べ物になりません。ドイツはロックダウンで、クリスマスどころではないようです。もはや医療崩壊に近く、メルケル首相がどうしてロックダウンが必要なのか、切実に訴える画像が流れました。一方フランスのパリではクリスマスでロックダウンを一時緩めるそうですが、それでも飲食店はダメです。マクロン大統領も感染しました。米国ではバイデン新大統領が就任したら、まずコロナ対策に集中すると言っていますが、トランピストは聞く耳持たず、マスクもしません。いったいこの国はどうなっているんでしょう?


クリスマス・カードです・・・イルミネーション輝く風景、今年は下火に

■ トランピストとは?
 トランピストという言葉が不気味ですね。先の米国大統領選挙を見ると、私たちがかつて抱いていたアメリカ的民主主義の価値観を持つ人々は約半数で、トランピストと呼ばれる普段は目にしない人々が実はものすごく多いのだということが分かりました。一体トランピストとは何なのか?米国の都会でトランプ支持者に出会うことは滅多にないそうです。実は支持していても、それを言うのは恥ずかしい...では一体なぜ恥ずかしいのか?それは自分が世界の主流から外れているかもしれないけれど、とにかく不満なんだ、でもそれを言うと蔑まれるかもしれないと思っているからのようです。それが大統領選挙で表舞台に現れました。選挙なら、堂々と主張できるからです。
 トランピストとは、白人の男性が主で、教育レベルは低く、経済的に最底辺ではないが、押し寄せる経済社会的な変化の潮流に着いていけない人々が主のようです。もちろん女性もいるし、白人以外の人もいるようです。キューバから逃れてきた人たちのように、共産主義的なものにアレルギーを持つ人もいるでしょう。彼らがなぜトランプを支持するかと言えば、オバマ時代に自分たちが知っているアメリカが大きく揺らぎ、いまそれに抵抗しなければ、アメリカは永遠に変わり果ててしまう、そうした危機感を強く抱いているからのようです。すなわち、アイデンティティの喪失への恐怖、怒りの感情が彼らを突き動かすようです。トランプという人は人々の不満や怒りを吸い込むブラックホールのような存在でした。実はそれほどイデオロギーにこだわるでもなく、唯一アメリカの利益、経済的ベネフィットを主張しました。世の中は情報化社会に変貌し、GAFAに代表される巨大企業が世界を席巻しています。しかしそれを生み出したのもアメリカです。アメリカのアイデンティティと言えば開拓者精神です。白人がインディアンを駆逐し、USAを作り上げました。しかしその後世界中から様々な人種を受け入れて多民族国家になっています。USAそのものがグローバル化の象徴であり、それを主導したのもアメリカです。オバマが悪かったと言うよりも、時代が変わった、工業化社会が情報化社会に完全に入れ替わったのがオバマ政権当時だったのです。工業化社会の負の遺産、環境問題を解決しようとパリ協定が結ばれました。様々な変化がオバマ時代に起きて、それを主導したのもアメリカでした。しかしここに中国が台頭してきました。どこのシンクタンクの調査でも、やがて中国が米国にとって代わって世界に君臨するようだ、それに危機感を抱いた人々がトランピストのようです。彼らは聞く耳を持ちません。マスコミも信用しません。怖いですが、それが今のアメリカのようです。

■ 飲食業の暗い年末
 全国には飲食店が約60万店舗あるそうです。飲食店の倒産件数で過去最多だったのは2019年の732件ですが、今年は11月末時点ですでにそれを超え、再び短縮営業などが求められる年末にかけてさらに増加すると思われます。全11業態中6業態ですでに前年の年間倒産件数を上回っており、最も件数が多いのが「居酒屋」で179件、前年の161件を大きく上回り、過去最多です。また、「日本料理店」も75件発生しており、過去最多を更新、「西洋料理店」は94件で、過去2番目の高水準だそうです。また、「すし店」も34件で前年を大きく上回っています。
 飲食店というのは、私たちの暮らしの中で楽しい場所ですから、それがこのように苦しんでいるのはやるせないですね。

■ WebMeeting
 さて今回の主題WebMeetingです。大学の経営協議会を「Cisco Webex Meetings」で行うというのでテストして見ました。Web会議のソフトはいろいろありますが、最初にスカイプを知ったのは2005年頃でしょうか。もう60歳定年が近いという人から紹介されました。この方はネットの最先端の会社に勤務していました。聞いたら老人たちの間でも使われているとのこと、米国に居る子息とスカイプしているなんて人が結構いるという話でした。海外電話料金が高かった時代に、インターネットならば無料で、しかも画像付きで会話できたので、便利な時代になったものだと思いました。ただインターネットのスピードが遅かったので、コマ送り画像みたいでした。今や5Gならばスマホでもリアル画像になります。そもそも「動画」なんて言葉は死語になって行くのではないでしょうか。日本ではLINEを使っている人が多いようですが、海外ではMessengerみたいですね。筆者はLINEではなく、Messenger派です。

■ テレビ会議とWeb会議
 筆者がかつて勤務していた会社でもテレビ会議システムを早くから導入していましたが、高価なので最初は支店レベルでした。それがWeb会議となれば一段と手軽になるので営業所レベル、いや個人レベルとなります。コロナ禍で在宅勤務が増えたり、会って会議できなくなったのでオンラインで会議をするようになって、今やWeb会議は一般化しました。ツールとしてはZoomが一番使われている感じです。Web会議で消費されるデータの量に注目です。たとえば、1時間あたりの通信量は、Skypeで約2GB、Zoomでは約200MB〜300MBの消費と、システムによって大きく異なります。他にMicrosoft TeamsやCisco Webex、Google meet、Live On、Fresh Voiceなどが使われています。画像や音声はSkypeに比べれば、Cisco Webex Meetingsのほうが良い感じです。手持ちのイヤホンマイクも持っていましたが、やはりなるべく良い画像、良い音声をと思い、ヨドバシカメラ通販でWEBカメラに続き、ヘッドセット(ヘッドフォンとマイクロフォンのセット)とセルフパワーUSBハブを買いました。何でも送料無料で送ってくれて、便利な時代になったものです。過去Amazonでもいろいろ買い物しましたが、直送でない商品は応答が無かったりして二度ほどキャンセルしてからいやになって、確実なヨドバシカメラ通販にしています。娘夫婦とも「Cisco Webex Meetings」で顔見ながら話しています。

■ エコパから見える風景
 12月21日は冬至です。いま日の入りは16時半頃になっています。余熱利用施設「エコパ」のバーデプールから富士山の北側に沈む夕陽がデッカク見えます。静岡と山梨の県境にある富士山が、裾野まで広くみられるのは埼玉県では富士見市とふじみ野市で、富士山とこの地域を直線で結んだベルト状の地域に、標高1000メートル以上の山がほとんどない、すなわち低標高ゾーンを形成しているからです。相模湖から大月市にかけての相模川沿いの地帯は、秩父山地と、その南部に拡がる丹沢山地にはさまれた地域で、ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界部の関係で沈み込んでいるためと思われます。

ふじみ野から見える富士山(これは過去の写真で、今年は一旦白くなった後雪が消えました)

2014年12月24日

2018年1月1日
 余熱利用施設「エコパ」からは、北西方向に真っ白に雪化粧した浅間山(2568m)が見えます。下の写真は西北西方向の山々です。なんといっても武甲山が目立ちますね。一番右に見えるのは埼玉県小川町の笠山(837m)で別名”オッパイ山”です。奥武蔵山群の右端にあり、山頂部がポコッと膨れて乳首のように見えます。その美しい姿は当然神の宿る山として尊ばれ、山頂に笠山神社(笠山権現)が鎮座しています。七重峠を挟んで向き合う南隣の堂平山(875.9m)の天文台が有名ですね。槻川(つきかわ)を挟んだ大霧山(766.6m)とともに比企三山と呼ばれます。

2020年12月16日
 西方向の山は芋木ノドッケ、雲取山(2017m)や鷹ノ巣山です。大菩薩嶺も見えますね。そしていよいよ富士山、更に南に居並ぶ丹沢山地が最後です。富士山の前で山並みが途切れ、立ちはだかる山が無いので、我が地域が富士見なのです。東京からは手前の丹沢山地が邪魔で裾野が見えません。

■ 木星と土星が接近(2020年12月)
 12月15日は新月(朔)でした。そして17日の細い月の近くには、木星と土星が見えるというので見たら・・・見えました。日の入り後、南西の低空に注目せよと国立天文台のほしぞら情報に載っていました。

■ 似てる?
 女優のん(能年玲奈)と永野芽郁は似てるかどうかというのがネットで度々話題になっています。のんは「あまちゃん」、永野芽郁は「半分青い。」、共にNHK朝ドラの主役でフィーバーしました。どう見ても似てます。下の写真、どっちがどっちか分かりますか?永野芽郁のほうが奔放で明るい感じです。のんは事務所とのトラブルで、本名の能年玲奈を芸名として使えなくなりました。岩手県のCMに重用されています。
(2020年12月20日)


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