| 台風１９号、ハザードマップ、激甚、ダム放流、タワマンなどについて書いた№344は手違いで消してしまいました。USBメモリを使った作業で、ゴミ箱にも残っていません。USBメモリ上の削除ファイル復旧ソフトを使ってみましたが、その前にご丁寧に自分でファイル上書きした上にBAKファイルも消しているのでどうしようもありません。パソコン作業の要注意点を守らなかったイージーミスです。自分の馬鹿さ加減を認識して、反省！ ■ ハザードマップ 東京都区部の浸水ハザードマップを見ると、隅田川、荒川、中川、江戸川の周辺が危ないことが分かります。ピンクが最も危険なところです。黄色のところまで浸水危険区域。江戸川区などのゼロメートル地帯は「区外へ逃げろ」という避難指示になっています。台風19号のような激甚災害をもたらす台風が今後、当たり前になるような地球温暖化による気候変動、我が身を守るためには、住むところは自分で考えなければいけませんね。  ■ 東京を守る浸水対策 今回の台風19号では、荒川、隅田川周辺はなんとか持ち堪えましたが、多摩川の堤防が決壊してしまいました。上のハザードマップでは荒川、隅田川周辺のほうがより危険なのですが、今回は上流で氾濫してしまったために下流が持ち堪えたのでしょうか。そもそも荒川は上流のダム、中流の遊水池、下流の放水路と堤防で浸水を防ぐ対策を採っています。二瀬ダム、滝沢ダム、浦山ダム(以上秩父市）、荒川調節池を荒川水系四ダムと言います。戸田市の彩湖という貯水池があるほか、吉見町と鴻巣市の間では川幅日本一、ナント！2,537ｍもあって、堤防の間にはグラウンドや畑、飛行場まであります。家もあるのですが、自己責任で建てているのでしょう。こうして巨大都市東京を埼玉が守っているのです。 ■ 八ツ場ダム 更に今回の台風で注目されたのはダムの役割でした。国が2020年春の完成を目指し、利根川上流の吾妻（あがつま）川に建設中の八ツ場（やんば）ダム（群馬県長野原町）で10月から試験湛水を始め、2～3ヶ月かけて満水まで持って行く予定でしたが、10月12日から13日にかけ、一昼夜で水位が54ｍ上昇し、満水まで10ｍになったのです。国土交通省の発表では、その後15日18時ごろに満水位に達したそうです。氾濫寸前だった利根川は八ツ場ダムのお蔭で助かったと言われます。しかしこれは試験湛水だったのが幸いしただけで、もしダムが本格運用中だったら、緊急放流せざるを得ないようになり、昨年7月の西日本豪雨で愛媛県を流れる一級河川、肱川（ひじかわ）の野村ダムと鹿野川ダムの放流後、ダム下流の堤防が決壊し、8名の方が亡くなったような事態も考えられました。治水の観点から考えると、ダムの運用は大変難しいのです。 ■ 東京都区部の危険箇所 浸水だけでなく、地盤も含めた危険度は、環七と山手線に挟まれた地域で顕著です。下の危険度ランクの図を見ると、江戸川区、葛飾区、江東区、墨田区、台東区、荒川区、足立区、北区、そして品川区、大田区が特に危なくて、中野区、杉並区、渋谷区、世田谷区の一部にも危険箇所があります。
■ 住居を選ぶ・・・タワマンの危険性
■ 伊香保  とお寺2019年10月15日に伊香保温泉に行ってきた話、渋川総合公園の展望台から見た赤城山と、振り返って水沢山の中腹にできた巨大な寺院の話に触れました。臨済宗佛光山法水寺というオレンジ色のお寺で、台湾・高尾に総本山があります。開祖の星雲大師は、1927年中国江蘇省揚州生まれ、12歳の時、南京の志開上人のもとで出家し、1949年、台湾に渡り、1967年に佛光山寺を開山し、今や世界中に200を超える別院があって500万人以上の信者が居る大きな宗教団体のトップです。92歳にして、健在です。東日本大震災では、日本に対して巨額の支援をしてくれました。筆者がかつて勤務していた東京都板橋区熊野町の社屋からわずか100ｍほどのところに、かつてベッセルという社名の恒温槽の会社がありましたが、グラフテックに買収されて横浜に移りました。その跡地に建ったのが東京佛光山寺です。ややオレンジがかったベージュ色の法衣をまとった女のお坊さんがよくまちを歩いていました。
|
次回へ
前回へ
最新ページへ
つぶやき最終回