■ 東北道を走り、雫石駅前で昼食、七ツ森の墓参り 雫石駅前は寺の下という地名です。新幹線停車駅とは思えない駅前ですが、突き当たりに崖があり、その丘の上に三つの寺が並んでいます。地元の人は俗称で上寺、中寺、下寺と呼んでいます。下寺は永昌寺と言い、曹洞宗で我が父母の菩提寺です。併設の保育園は、福田こうへいが通っていました。すぐ近くに、衆議院議員階猛さんの実家があります。 雫石駅は「銀河ステーション」という名前で、2階改札口前の産直の店は思わず買いたくなる品揃えです。1階には観光案内所や雫石産品販売コーナー、イベントスペースがあります。「ごろすけホーホー」というレストランもあります。
■ 盛岡つなぎ温泉愛真館に宿泊
■ 八幡平ドライブ;樹海ライン〜アスピーテライン 在京盛岡広域産業人会の視察旅行では、松川温泉から八幡平山頂をめざして樹海ラインを約15km、雫石町のマイクロバスで走りました。道路沿いには、蒸気が吹き出る「太古の息吹」や、標高1400mにある藤七温泉、大昔の噴火によってできた蓬莱境など、八幡平の特色を堪能しました。木々はうっそうと生い茂り、山頂近くは紅葉真っ盛りでした。赤と、黄と、緑が目に鮮やかでした。八幡平山頂直下でアスピーテラインに突き当たりました。レストハウスがあります。
■ 松尾八幡平地熱発電所を視察
■ 八幡平温泉
■ 八幡平ハイツに宿泊
内風呂 大浴場は、窓から屋外が眺められて、開放感抜群です。温泉は単純硫黄泉で、何の癖もありません 露天風呂 露天風呂には壷湯もありますが、雄大な岩手山が見えて絶景です ■ ふるさと納税に関わる事件 八幡平ハイツでは、八幡平市の田村正彦市長の臨席のもと、懇親会を行いました。席上田村市長と親しく懇談しましたが、同市では過去「ふるさと応援寄附金事務代行業務受託業者による不正競争防止法違反事件」が起きました。返礼品の名産品「松茸」が降雨不足で高品質のものが確保できず、代行業者が他県産品を送ってしまったのです。産地偽装の疑いで関係者が逮捕されました。市ではインターネット上での寄附の受付を休止し、申し込み者にはお待ち頂いているようです。 今月には鹿児島県いちき串木野市で昨年度、ふるさと納税返礼品の県産黒毛和牛を受け取った寄付者から、「ほとんどが脂身だ」などの苦情が100件以上寄せられていたことが分かり、宮崎県美郷町が返礼品として発送した県産黒毛和牛でも同様の問題が判明、いずれの自治体も、寄付者に謝罪して対応に追われています。 ■ ふるさと納税制度の堕落 ふるさと納税制度は、「地方出身者が故郷に貢献する」という趣旨で2008年度に始まり、返礼品の充実で広く普及しましたが、近年では「金持ちのための制度」と化し、本来の「ふるさと応援寄附金」の主旨から逸脱しているのが実態です。税金を使ったネットショッピングになって、自治体から業者にお金が還流する制度と堕しています。むしろ、現居住地に本来納めるべき税金を納めないため、特に金持ちの多く住む都会の自治体ほど苦渋しているのが現実です。そのため、今年6月に返礼品を「寄付額の3割以下の地場産品」に限った自治体だけが参加できる新制度に移行しました。総務省はこれに先立って同様の基準を守るよう自治体に要請していましたが、泉佐野市など4市町は要請に従わずに多額の寄付金を集めており「昨年11月以降、制度の趣旨に反する方法で著しく多額の寄付を集めていない」との基準に適合していないとして、新制度から除外しました。泉佐野市はこれを不服として、総務相を相手取って高裁に提訴する模様です。泉佐野市のようなずるい自治体がまかり通る制度なら、いっそ廃止すべきです。 ■ 「ふるさと納税」をやめて、「ふるさと応援寄附金」にすべき 菅官房長官が総務大臣時代に始めたふるさと納税制度が、本来の主旨から外れるならば、むしろコレを廃止し、本来の「ふるさと応援寄附金」にすべきだと田村正彦八幡平市長は力説していました。これによって従来型ふるさと納税は激減するでしょうが、本当にふるさとを応援したい人は寄付するでしょうし、現居住自治体にかける迷惑も激減するだろうと言うのです。市長会などでも、国への意見としてこれを注進すべきだと常々主張しているとおっしゃっていました。正論です。 ■ 関電役員の金品受領問題 関西電力は、とんでもない問題を起こしたのに、経営者が辞めませんという信じられない対応、何考えてまんねん、と思いましたが、あらゆる方面からの大ブーイングの結果、ヤッパリ八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)始め、金品を受領していた役員らが辞任することになりました。日本の大企業の企業統治はどうなってるんだ、と悲しくなります。 ■ テコンドー協会の内紛問題 強化方針などを巡って選手との内紛が起きている全日本テコンドー協会、金原昇会長(65)ののワンマン運営に対し、選手たちが反乱して揉めています。なにやらアマチュアボクシング連盟の山根明会長を彷彿とさせる金原昇会長の風貌など、テレビのワイドショーネタには最適の人物みたいで、先行きが懸念されます。そもそも、オリンピック前年にこんな揉め事が起きる団体って、どうなの?と思いますね。 ■ 愛知トリエンナーレ・表現の不自由展再開 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展『表現の不自由展・その後』が再開され、初日10月8日は、抽選で1回30人ずつ、合計60人限定でガイドがつくという警戒態勢のなかでの鑑賞となりました。延べ1300人を超える希望者が殺到したことを見ても、中味の善し悪しは別にして、見てみたいという人が大変多いことが分かりました。会場の安全対策として、手荷物検査の金属探知機を導入したり、抗議電話への対策として、専用の電話回線の設置などが行われました。一方、名古屋市の河村たかし市長は、会場の愛知芸術文化センター前で座り込みをし、抗議の意思を表明しました。市長が座り込み?何考えてまんねん。 ■ 旭化成の吉野彰さんノーベル化学賞 2019年のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池を開発した旭化成名誉フェローの吉野彰氏(71)ら3氏に授与されることが発表されました。小型で高性能の充電池として携帯型の電子機器を急速に普及させ、IT(情報技術)社会の発展に大きく貢献した功績が評価されたそうです。近年リチウムイオン電池は、電気自動車や人工衛星などにも用途が拡大し、再生可能エネルギーを有効に利用する手段としても期待されています。大学ではなく、民間からの受賞も意義ありますね。 ■ 金田正一氏逝去 プロ野球の投手として唯一の400勝を達成した元ロッテ監督の金田正一(かねだ・まさいち)さんが2019年10月6日、急性胆管炎による敗血症のため東京都内の病院で死去されました。86歳でした。「カネやん」の愛称で親しまれ、一線を退いた後もタレントとして活躍、球界のご意見番としても発言し続けました。気性も激しかったけれど、張本さんなどとともに朝鮮をルーツに持ち、もはや誰にも破られないであろう大記録を打ち立てました。ご苦労様でした。 (2019年10月9日) |