328  地下茎植物
 雨が続いて梅雨らしくなってきました。畑には助かりますが、少年野球には困ったものです。土日だけ降らないでちょうだいと思いますが、そういうわけにはいきません。天気予報はめまぐるしく変わっており、気象庁も寒気の動向に翻弄されているようです。22日(土)は雨で流れた試合がいくつも出て、雨天決行でやった試合もあります。こどもたちが雨の中頑張ってるのに、応援の人はともかく、指導者が傘をさしているわけには行かないので、びしょ濡れで帰宅しました。エコパには行かず小さな旅川越温泉に行きました。

■ ヤブガラシ
 少年野球の我がチームのホームグラウンドである西原小学校で、こどもたちの名前が記された植木鉢の中にナント!ヤブガラシが育って花が咲きそうです。植えたのでしょうか?自然に生えたと思われますが、もしかすると野草の観察のためかもしれません。
 他の鉢には朝顔やミニトマト、ベコニア、松葉ボタンなどの花が植えられています。この鉢は以前はチューリップだった気がします。でもヤブガラシの橙色の花は良く見るとキレイですよ。

西原小学校のヤブガラシ

ヤブガラシの生育力は旺盛
 ヤブガラシは、ブドウ科ヤブガラシ属の一種のつる植物で、日本ではよく見かける多年草です。標準和名はヤブカラシで、藪を覆って枯らしてしまうほどのものすごい生命力から付けられた名前でしょう。別名ビンボウカズラ(貧乏葛)とも呼ばれるそうで、庭の手入れどころではない貧乏な人の住居に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味だそうです。若芽は茹でてあく抜きすると食用になり、根は利尿・解毒・鎮痛などに薬効のある生薬として利用されるそうです。ご存知のように駆除が困難な草で、地上部を抜き取っても、地下茎が横に長く伸びるため、一度広がってしまうと、その土地から完全に取り除くのは困難です。

■ チガヤ
 ヤブガラシで思い出しましたが、ふじみ野こどもエコクラブの畑の端に「チガヤ」が群生していて、これの駆除に苦労しています。イネ科の植物で、ヨシ(アシ)やトウモロコシ、クマザサ、サトウキビ、カヤ、ウシクサ、コバンソウ、エノコログサ(別名:ネコジャラシ)、メヒシバ、ヒエ、ムギなどが仲間です。なにしろイネ科の植物と言えば、およそ700属と8000種が属する被子植物単子葉類の大きな科で、世界中で広く分布しています。
 「チガヤ」は、切っても切っても芽が出てきて、それも1週間も経たないのにもうすくすく育ってしまいます。掘ってみて分かったのですが、地下25cmぐらいのところにビッシリと地下茎が張り巡らされています。30cm以上掘って、根こそぎ抜いてしまわない限り駆除は無理、それこそ根絶やしですね。
 チガヤの成分には糖分が多く含まれています。そのため甘みがあって、昔は食用とされていたこともあったようです。その他、カリウムやブドウ糖が含まれ、利尿作用や出血を止める作用があると言われています。ヤブガラシと同じように、生命力の強さは漢方としても使用されるのです。

チガヤ

■ シロガネヨシ
 ふじみ野市の東入間警察署の交差点、餃子の王将との間を大井氷川神社方向に向かって、南南東方向におよそ二百メートル弱のところに、右写真の光景が見えます。「パルミラ」という立派な二階建て集合住宅の隣です。向かいが「おおいケアセンターそよ風」です。大井氷川神社を越えればふじみ野市立東原小学校です。
 この写真は秋のもの、それは「シロガネヨシ」の色で分かります、今の時期は、ススキからでっかい白い房状の羽毛のような花穂が育ちつつあるところです。雄株と雌株があり、雄株の花穂は細長いのに対し、雌株は幅広く綿毛を持ち、色はややピンクがかった白銀色です。イネ科シロガネヨシ属の多年生植物で、英名からパンパスグラスとも呼ばれます。夏には高さ2〜3メートルまで成長し、写真でわかるように二階と並ぶほどに大きく成長し、細長い葉が根元から密生して伸び、葉は縁が鋭いので注意が必要です。花穂は、実に立派、豪華で、「お化けススキ」という俗称もあり、原産地はブラジル、アルゼンチン、チリなどの南米大陸の草原(パンパス)です。日本では観賞用に植えられているようです。

シロガネヨシ

■ クルマの維持費
 車の維持費は1年間でいくらかかっているでしょうか。コスモ石油のMyカーリースのDMが来ました。車検・税金を含めた維持費を、月額一定で支払えるし、さらに「ゴールドパック」なら、定期点検・消耗品交換や万が一のロードサービスまで月額料金に含まれている上に、ガソリン代割引特典があるので、毎月の維持費を抑えたいという方にはぴったりというコマーシャルです。維持費の内訳は、税金、車検、メンテナンス(部品交換)、ガソリン代、駐車場代、各種保険などです。軽自動車とコンパクトカーでの違いを、軽はホンダN-BOX(660cc)、コンパクトカーはトヨタ・アクア(1,496cc)を例に、購入初年度の維持費の試算が出ています。
○自動車税・・・軽自動車:一律10,800円。普通自動車:アクアは34,500円(総排気量が多くなるほど税額が上昇)
○自動車重量税・・・軽自動車:一律3,300円/年。普通自動車:アクアは12,300円/年(重量が重くなるほど税額が上昇)
税金だけで、年間32,700円の差が出ます。
これは軽自動車とコンパクトカーの想定ですが、それでも年間約71,300円の差があります。排気量が大きい車になればなるほどこの差はもっと大きくなります。家族の人数や車の用途など、ライフスタイルで乗りたい車が決まってくるため、なかなか維持費だけを判断基準にはできません。車は持ちたいが維持費が気になって・・・という方はコスモ石油Myカーリースを活用してみませんか・・・というコマーシャルでした。
 
車  種  N-BOX(重さ890kg、660cc)  アクア(重さ1,100kg、1,496cc)
 自動車税 10,800円/年 34,500円/年
 自動車重量税※1 9,900円/3年 36,900円/3年
 自賠責保険料 25,800円/2年 26,680円/2年
 車検・法定点検 70,000円 100,000円
 消耗品等 30,000円 50,000円
 駐車場代 自宅駐車場なので・・・0円 自宅駐車場なので・・・0円
 ガソリン代※2 53,700円/年 38,200円/年
合  計 214,980円 286,280円
 ※1 新車購入時;2019年5月時点
 ※2 軽自動車;年間10,000km走行、ガソリン1リットル145円、燃費27km/Lで計算
    普通自動車;年間10,000km走行、ガソリン1リットル145円、ハイブリッド燃費38km/Lで計算
 車の維持費で大きいのは「駐車場代」です。右上表では「自宅駐車場なので・・・0円」となっていますが、都会の人などはこれが維持費の大きな割合を占めるなどという人も居るはずです。ちなみに、コスモ石油Myカーリース「ゴールドパック」60回払いでは、ホンダN-BOXで月額29,508円(税込)〜、ダイハツ・ムーブで28,728円(税込)〜、スズキ・スペーシアカスタム34,020円(税込)〜など。街乗り向きのダイハツ・ミライースは安く、24,948円(税込)〜だそうです。ホンダN-BOXで考えますと、月額29,508円(税込)×12ヶ月+ガソリン代で、自宅駐車場の人なら年額408千円ぐらいです。新車を購入して維持費を払うことを考えますと、年間1万kmぐらいしか走らない人ならカーリースのほうがお得かもしれませんね。それ以上に都会の高齢者が、最近話題の事故の危険から離れようと、車を手放して電車、バス、タクシーを利用すると考えた場合、1年で40万円の交通費を使う?段々活動的でなくなることを考えると十分ではないでしょうか。

■ 年金制度の改革に伴う支給開始年齢の後退と年金減額
 前回は年金問題について触れました。「老後2千万円必要問題は結構恵まれた人の話であり、しかも老後2千万円は今時点の話で、年金受給額は更に減って行きますから、もっと貯蓄が必要、ないしは生涯現役で働かなければいけません」というのが結論でした。厚労省は5年ごとに年金の「財政検証」結果を公表していますが、今年は先送りしています。100年先までの保険料収入と給付の見通しを試算、制度を点検し、新たな改革を追加することを目的とするもので、以前は5〜6月に公表していましたが、参院選前にその全容を知られると、炎上して第一次安倍政権崩壊の二の舞が想定されるからです。
 では選挙後、どのようになるかと言いますと、在職老齢年金廃止とセットで68歳支給への引き上げを年金改革の俎上に載せて議論を進めると思われます。これまでの財政審の議論からして、68歳支給開始は既定路線です。その先に70歳支給開始も見えています。週刊ポスト2019年6月28日号の記事をYAHOO!ニュースで見ましたが、年金支給開始後も、経済状況に応じて年金給付水準を自動的に引き下げる“マクロ経済スライド”によって年金は毎年0.9%ずつ実質目減りして行くそうです。10年後は91%に、20年後は83%に、30年後は76%になると考えれば良いでしょう。現在70歳(1949年生まれ)の団塊の世代最終年次の人たちが100歳まで年金を受給すると、本来もらえる金額より、マクロ経済スライドによって700万円減額されると見られるとのこと。来年から特別支給が始まる62歳(1957年生まれ)の世代は約1,100万円減、そして年金支給開始年齢が引き上げられる世代は減額幅がさらに膨れ上がり、「68歳支給」となる52歳(1967年生まれ)は2,000万円減、「70歳受給開始」の48歳(1971年生まれ)の団塊ジュニア世代は約2,400万円の減額という計算になるそうです。現在の年金制度でも95歳までに2,000万円足りないのに、そのうえ年金そのものが大きく減って行くわけです。

■ 温泉めぐり;川越〜草津〜万座
 22日(土)は少年野球からびしょ濡れで帰宅して、余熱利用施設エコパには行かず、「小さな旅川越温泉」に行きました。ふじみ野市立東原小学校隣接の「真名井の湯」と違って、すべての浴槽が温泉で、街中の汲み上げ湯にしては珍しく肌がツルツルになります。弱アルカリ性なのです。24日(月)は草津温泉に向かい、湯畑脇の宿に泊まって、日中は湯巡り、草津の強酸性泉で傷を洗い、25日(火)は万座温泉に移動してここでも湯巡り、白・黄・透明の酸性湯に浸かって26日に帰って来ます。
 草津温泉には共同浴場が19ヶ所ありますが、観光客が利用できる無料の湯は三箇所のみ、白旗の湯(湯畑の脇にある白旗源泉)、千代の湯(湯畑源泉)、地蔵の湯(地蔵源泉)です。源泉は6ヶ所ありますが、いずれもpH2ぐらいのキツイ酸性で50℃ぐらい、したがって湯畑などで冷まさないといけないわけです。酸性度が最も強いのは高台の万代で湯量も最多、その下のほうに西の河原源泉、煮川源泉は透明で旅館には引かれておらず、町営大滝乃湯(大人900円)に引かれています。

小さな旅川越温泉「木の湯」の生源泉掛け流し浴槽

■ 志賀草津道路を走りたい
 草津温泉から万座温泉への移動をナビすると、南南西に走って北北西に万座ハイウェー(有料道路)というV字型コースが出てきます。嬬恋村今井まで9.1km、浅間・白根・志賀さわやか街道(国道292号)を進みます。さらに3.1km進んだ三原で右折して浅間白根火山ルートに入ります。万座ハイウェー料金所を経由して16.6kmで万座温泉です。右図の青いルートですが、ここでは「迂回路」と書いてありますね。
 草津から万座へは真っ直ぐ西方への山越えが最短です。今回はあえて国道292号線の志賀草津道路を走ってみようと考えています。元々冬期は大雪で閉鎖される区間ですが、2018年9月28日(金)から草津白根山の湯釜付近の噴火警戒レベルが2に引き上げられ、国道292号線の万座三差路〜殺生ゲート間の通行が禁止されました(図の赤色区間)。しかし2019年4月19日(金)から、草津町長が草津白根山(湯釜付近)の規制区域内にある国道292号に車が立ち入ることを噴火警戒レベル2であっても例外的に認めることとしたことに伴い、群馬県は道路管理者として道路の安全を確認のうえ、条件付きで昼間開通することにしました。夜間通行止:殺生ゲート〜万座三差路ゲート間 8.5km、駐停車禁止:本宮〜万座三差路ゲート間 2.5km、通行可能時間:午前8時〜午後5時、火山活動や悪天候(濃霧など)により時間内であっても一時的に通行止めが発生する場合があり、規制区域内は駐停車禁止が条件です。
 ただし、出発前日の6月23日(日)は悪天候のため、13時から通行止めとなりました。なんとか25日の昼間はOKとなって欲しいものです。

群馬県土整備部道路管理課のホームページから転載
(2019年6月23日)


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