308  十日町
 先週は1月26日(土)市ヶ谷からこまち号で岩手県盛岡市に向かい新年会、27日(日)はMaxたにがわ号で越後湯沢まで行き、ほくほく線に乗り換えて、快速「ゆめぞら」で大雪の新潟県十日町のキナーレに行ってりんご湯に浸かり、帰りはスキー、スノボ客でごったがえす越後湯沢駅のぽんしゅ館で大混雑を経験後、臨時のたにがわ号で自由席に乗ったら、ガーラ湯沢始発で既に立ち席状態だったらしく、久々に立ったまま大宮まで来て帰宅しました。
28日(月)はつばさ129号で山形県かみのやま温泉に行って観光、温泉を楽しみ、またつばさ139号に乗って山形駅に行き、仙山線に乗り換えて、その車窓から山寺、作並温泉の雪景色を見て、仙台からはやぶさ30号で大宮まで来て帰宅し、29日(火)は再びこまち21号で岩手県盛岡市に向かい、岩手県雫石町の鶯宿温泉・加賀助に泊まり、30日(水)盛岡市で国立大学法人岩手大学での会議の後、妹宅で懇親して、はやぶさ号で埼玉に戻り、31日(木)と2月1日(金)は自宅でHP作業、2月2日(土)グランドヒル市ヶ谷で高校の同期会と、まあこういうわけです。ちなみに2月3日(日)は朝から埼玉県東入間学童野球連盟風の子駅伝、途中で抜け出し護国寺に行きます。福田こうへいが歌い、その後豆まきするからです。

■ 雪の越後湯沢から十日町へ
 27日(日)は東武東上線上福岡駅10:01→10:06川越駅、JR川越線10:10→10:34大宮駅、上越新幹線Maxたにがわ315号で10:42→11:35越後湯沢駅、ほくほく線に乗り換えて、快速「ゆめぞら」で11:48→12:15十日町駅到着。2時間14分で着きました。

越後湯沢駅の窓から線路を望む・・・大雪です

■ ほくほく線快速「ゆめぞら」
 越後湯沢駅に着いたらもうそこは一面の雪景色、大宮駅から1時間も経っていないのに、夢のような銀世界です。ここでほくほく線に乗り換えて、快速「ゆめぞら」で十日町駅に向かいました。途中六日町駅しか停車せず、途中駅はぶっ飛ばします。線路は雪深い!大丈夫?と心配。
越後湯沢駅でほくほく線の2両の列車に乗り換え

十日町駅前はスプリンクラーで融雪水ジャブジャブ
ほくほく線の「ゆめぞら」は快速とは限りません。普通列車にも有り、2両のうち1両がトンネルに入ると車内が真っ暗になって、天井にいろいろな画像が映るのです。本を読みたい人などは、投影車両じゃないほうに乗れば照明は点いたままです。
 この映像は海の中をイルカや魚が泳いだりして、まるで水族館にいるみたいで幻想的、楽しい!

■ 十日町に到着
 十日町駅に着いて、目の前に真っ直ぐ伸びる商店街の道路を見たら雪の塊が随所に山になっています。屋根上の積雪はゆうに1mを越えますが、道路は雪が少ない、それもそのはず、道路中央のスプリンクラーからピューピュー水が出ています。したがって道路は一種の川状態、履いていったスニーカーではヤバイ、水溜りを避けて、ピョンピョン飛んで歩きました。それでもちょっと中に水が浸みてしまいました。雪国の人にはこの時期、長靴が常識みたいです。
ほくほく線「ゆめぞら」の天井投影の模様

トンネルから出たところ

車内を真っ暗にして天井投影
豪雪地帯で育った身ですが、我が少年時代は圧雪が当然で、道路から水が出るなんて考えられません。十日町駅のすぐ近くにあるリオン・ドールという大きいスーパーでは、靴売り場に長靴がズラリ・・・なるほど。

■ 十日町の温泉
 ちなみに十日町駅は右図のように、JR飯山線が南北に走り、北越急行ほくほく線が、東の越後湯沢〜六日町方面から長いトンネルを潜ってやってきて、トンネル内の駅;美佐島と、トンネルを抜けたしんざという駅を過ぎたら大きく南へ90度左折して直ぐ十日町駅に至り、更に西へ90度右折して長いトンネルを潜り、松代から上越市方面に向かい、海辺で左折、信越本線と並行して直江津に至ります。右の地図はやや北北西から南南東に傾いており、現実には十日町駅からまつだい駅方面に東から真西に北越急行ほくほく線が延びています。地図をやや右回転して、JR飯山線が津南から越後川口に向けて、南南西から北北東へ北上する形にすると南北が正規になります。
 十日町は図のように温泉がたくさんあるように見えますが、実際にはあまり有名な温泉はありません。中では「松之山温泉」が日本三大薬湯として名高いのですが、市内各地で泉質が異なる、変化に富んだお湯が楽しめるとされています。
十日町地域・・・越後妻有交流館キナーレ・明石の湯
川西地域・・・千手温泉 千年の湯
中里地域・・・ゆくら妻有、ミオンなかさと、清津峡小出温泉 湯処よーへり
松代地域・・・まつだい芝峠温泉 雲海
松之山地域・・・ナステビュウ湯の山、松之山温泉センター 鷹の湯(越後の三名湯の一つ。鷹の湯、鏡の湯、湯田の湯、じょうもんの湯、湯坂の湯、まきばの湯の6ヶ所の源泉あり)

■ 越後妻有交流館キナーレ
 十日町駅から歩いてすぐの越後妻有交流館キナーレは、一辺が72mの正方形型で真中が屋根のない池になっている回廊(2階建)と、その一辺に接地して奥行きが76mにも及ぶ温泉棟(平屋)により構成されています。

(一社)十日町市観光協会のHP「どきどき十日町」から
回廊中央の池は中東の市場から着想を得て設計されたものであり、イベントの開催時にはこの水を排水してオープンエアの会場に転用されることもあります。とにかく立派な施設だなぁと感嘆します。外観はコンクリートの素地のままの灰色の建物です。

1階 右奥の扉から入る
 
2階のショップ

■ キナーレ・明石の湯
 キナーレ内にある日帰り温泉施設明石の湯は、浴場そのものも非常に大型で、しかも高級な設備を誇ります。受付から浴場に至る廊下には大休憩場(80畳の大広間)があって、食事も提供しています。しかも男女別の仮眠室もあります。浴場に入ると大きな脱衣場があり、ピッカピカの新しい建物で、奥は前面ガラス張りで、外庭が見えて、そこにはたっぷりの積雪、しかも雪が降っています。嬉しくなりました。
 鍵付きロッカーも大型で、浴室内も広く、窓も大きく、窓に沿って大浴槽、中浴槽、水風呂が並んでいます。なお、浴場には入り口左に掛け湯槽があり、その隣は洗い場です。大浴槽はジャグジー付きで25人〜30人入れそうな広さです。中浴槽は毎週趣向を凝らした薬仁湯になるそうですが、この日はりんご湯でした。床や浴槽は赤御影石造りで、窓側には大きな窓から植栽がありましたが、行った日は期待通りの雪見風呂でした。積もってるだけでなく、シンシンと降ってきます。最高です。お湯はアルカリ性単純泉とのことですが、成分としてはメタ珪酸成分が多いので一応温泉と言うことになっているとのこと。源泉温度は20数℃なので、いわゆる鉱泉を加温、循環濾過、滅菌、加水しているようです。したがってスーパー銭湯と同じような感じです。この日の男性はちぢみ浴室だったのでドライサウナ室がありました。

明石の湯のちぢみ浴室 左奥はドライサウナ室

りんご湯
窓の外は雪景色
 ドライサウナ室には老人たちがたくさん居ます。その会話を聞いていたら、さっきまで除雪作業をしていて、あ〜疲れた、と、その癒しにお風呂に来たようです。こんなお年寄りが、大変だなぁと心打たれました。雪見風呂だなんて楽しんでるのとはご身分が違うのよということですね。

■ 再び十日町から越後湯沢経由で帰宅
 帰りはふたたびほくほく線に乗り、各駅停車の「ゆめぞら」に乗って越後湯沢駅に行きました。スキー、スノボ客でごったがえすぽんしゅ館で大混雑を経験後、冬のみ運行(12月20日〜2月28日)のたにがわ86号で自由席に乗ったら、ガーラ湯沢始発で既に立ち席状態だったらしく、久々に立ったまま大宮まで来て帰宅しました。

■ 護国寺節分会と福田こうへい
 2月2日(土)はグランドヒル市ヶ谷で高校同期の新年会がありました。その7日前には盛岡で高校同期の新年会があり、両方参加したという人もいました。仙台からわざわざ駆け付けてくれた女医の歯医者さんもいました。この会は筆者が世話人をしています。二次会はこれまではカラオケでしたが、今回はプロントでコーヒーを飲みながら語らいました。名残惜しくて三次会に行く人もいました。
 2月3日(日)は朝から埼玉県東入間学童野球連盟風の子駅伝がありました。埼玉県富士見市のヘラブナのメッカ、びん沼自然公園です。我が家から5.7km、自転車で行きました。いつものことですが、こどもたちが必死にタスキをつなぐ姿に感動します。二部(5年生)、一部(6年生)のレースが終わるや、表彰式の前に抜け出して帰宅、護国寺に出発しました。福田こうへいが歌い、その後豆まきするからです。イヤハヤびっくり、大人気、こうへいのハッピを着たオバサン(ほとんどおばあさん)、ウチワを持ったファン、圧倒的に女、女、女、たまにおじいさん、数千人が境内を埋め尽くし、まずは「南部蝉しぐれ」、続いて山形の民謡で福はウチ、鬼はソトの唄、2作目「峠越え」、「北の出世舟」、そして新曲「男川」を熱唱しました。

護国寺節分会のポスター

護国寺本堂で熱唱する福田こうへい
 「こうへ〜〜い!」とアチラコチラから声が掛かり、あまりの大人気に感動したか、福田こうへいは力強く全身全霊で歌った感じでした。ちなみにこの日の歌手は福田こうへいと水城なつみ、毎年キングレコードの歌手なのは、護国寺近くにキングレコードの本社があるからだそうです。

■ 豆まき
 豆まきは年男、年女、時津風部屋の力士たち・・・正代、豊山、豊ノ島など、福田こうへいと水城なつみ、政治家は深谷隆司と片山さつきでした。ずいぶんたくさんの人が豆を撒きました。終わってから護国寺の正面階段下りればすぐ東京メトロの3番入出口ですが、混雑して危険なので本道裏をぐるっと回れとアナウンスがあったので素直にソチラへ足を運びました。そしたらそこはお墓で、驚いたことに立派なお墓ばかり、昔のお殿様の墓地みたいです。道路へ出たら目の前に雑司が谷霊園、運動のため歩いて池袋へ行くことにしました。都電荒川線を越えたら、東池袋です。

■ 大勝軒本店で中華そば
 東池袋の大勝軒本店で中華そばを食べました。並800円、小750円です。ちなみに麺の量ですが、もうずっと昔、まだ山岸さんご尊命の頃、会社が池袋だったので昔のいつも行列している店に行きました。およそ40〜50分待ちなので、本を持参します。あの頃で600円ぐらいだったか、他のラーメン屋よりは高いけれど麺の量が多いので高いとは感じません。あるとき「大盛り」と注文した客が、回り中のお客さんに一斉に振り向かれて戸惑っていました。やがて洗面器みたいなどんぶりに出てきた中華そばを見て目を白黒、一見さんで大勝軒の詳細を知らず、ウワサだけで来たんですね。回りの客がクスクスしていました、可哀そうに...麺の量は小:160g、並:320g、中:480g、大:640gです。並で他のラーメン屋の「大盛り」なので、余程自信が無ければ「大」なんて注文しないはずです。
 東池袋から南池袋公園に寄り道して、池袋駅へ、西武の地下食品売り場を見たら恵方巻き売り場に行列、太巻き1本2,653円、ハーフ1,432円、飛ぶように売れてました。

大勝軒本店の中華そば

■ 鶯宿温泉加賀助
 最近は岩手県雫石町の鶯宿温泉・ホテル加賀助にはまってしまいました。6階の南向きのお風呂から鶯宿温泉が眺望できます。ジョージョーと大量に掛け流す温泉はもったいないくらいです。熱くて温まる湯なので、外は氷点下の厳寒ですが、部屋の暖房を切りました。食事も美味しく、盛岡駅から送迎してくれるし、言うことありません。
    

鴬宿温泉ホテル加賀助の檜風呂、同じ大浴場にもうひとつ浴槽あり 大理石風呂と日替わり
 鶯宿温泉は加賀の国から来た「助」という山賤(ヤマガツ)がこの地を気に入って住み着き、湯煙を辿って発見したと伝えられ、それに由来した名前の宿です。ぬるい湯は熱くできませんが、熱い湯はぬるく出来るし、最初熱く感じても、入っているうちに良い湯加減と感じる・・・温泉好きには堪りません。また10日後、今度は少し大人数で訪れる予定です。

■ 厚労省の毎月勤労統計の不正問題
 厚生労働省の統計不正問題は大事になってきましたね。外部有識者でつくる特別監察委員会の調査も全面的にやり直すそうです。これまで部局長級、課長級計20人の聴取は外部委員が担当したと説明していましたが、約半数の8人は身内の同省職員のみで実施したのだそうです。前身の監察チームを含め、課長補佐級以下を合わせた対象37人のうち7割近い25人が身内のみの聴取で、抜本的な再調査が必要と判断されたそうです。困ったもんだなぁ〜。
(2019年2月3日)


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