猛暑・酷暑が続いています。平年なら関東梅雨明けの2018年7月21日の京都府舞鶴市では38.2℃まで上昇し、鳥取市と並んで全国最高気温となりました。京都市は37.7℃で、38度超の連続記録は7日間で止まりましたが、35度以上の猛暑日は8日連続となりました。テレビでは、京都を訪れた観光客が「暑い、暑い」と言っていました。気象庁は少なくとも今月末までは高温が続くとして、熱中症への警戒を呼び掛けています。京都府高野連は7月23日、わかさスタジアム京都の準々決勝以降の試合開始時間を変更し、第一試合を早め、高温の昼はやめて夕方また行うことにしたのですが、第4試合はナイターで行われ、これが延長11回まで行われ、試合終了は22時37分でした。26日午後の予定だった決勝は午前9時に早めるとのこと。 ■ 祇園祭「花傘巡行」中止 八坂神社(京都市東山区)は2018年7月21日、着物姿の女性らが参加する祇園祭の「花傘巡行」を中止すると発表しました。予定していた24日の予想最高気温は38度で、みこしに参加する子どもが通う小学校から熱中症を心配する声も上がったため、「花傘巡行を行うのは危険と判断した」のだそうです。花傘巡行は子どもや女性らが行列をつくり、今年は約800〜1000人が午前10時から約2時間にわたり、市内中心部を約3キロ歩くことになっていました。神社の境内で行われる舞踊奉納は予定通り同日正午から実施するそうです。 ■ 「大暑」に熊谷で日本最高温度記録 2018年7月23日(月)は「大暑」でした。先日も老神への道すがら通った埼玉県熊谷市の道の駅で、「暑さ」を売り物にした幟(のぼり)の前で、テレビ局のご一行でしょうか、撮影していました。バラ園の薔薇はあまりの暑さに元気を失っていました。その熊谷市では23日13時前に40℃を突破、その後も気温の上昇は止まらずに、14時16分、41.1℃を観測して、2013年8月12日に記録した高知県四万十市江川崎の41.0℃を上回る日本歴代最高気温となりました。「暑さ」と言えばかつては山形が長く1位でしたが、最近では埼玉県の熊谷や群馬県の館林、岐阜県の多治見などが有名です。しかし埼玉県で唯一気象台があるのが熊谷なので、熊谷が埼玉代表で発表されるのですが、川越市の人たちの中には「ウチのほうが暑い」と言う人もいるそうです。「暑さ自慢」は今年ますますヒートアップしています。東京都内も23日は熱波に覆われ、青梅市で13時29分に気温40.8℃を記録、都内で40度以上になるのは観測史上初だそうで、今やこうした「観測史上初」は日常茶飯事となりました。2100年には44℃も...と言われていますが、生きてませんね ■ 暑すぎて野菜高価に 連日の暑さで電力需要が伸びています。東京、中部、関西エリアの最大電力は、連日、2016年4月の電力小売り全面自由化以降の最大記録を更新し続けています。 暑いだけでなく雨が降りません。関東では山間部にも降っていないのが今年の特徴です。このままで行くと、関東の水がめはピンチになる恐れがあります。ただそんなことを言っているうちに今度は台風がやってくる可能性もあります。 困っているのは農家です。酪農では牛に大型換気扇で送風したりミストシャワーでなんとかバテないように気を使っています。畑作農家は、日中は熱中症になるので農作業は出来ません。降雨が無いので水タンクを積んだトラックで給水に必死です。それでも葉物野菜が枯れたり、キュウリも結実しないなどの被害が出ています。我が家では昨年の今頃はキュウリがバンバン獲れて、ゴウヤは2階の屋根に到達し、茗荷が出てきたとこのエッセイに書いてあります。今年はキュウリがさっぱり成らず、ゴウヤも伸びず、茗荷も出てきません。野菜の価格も急騰しています。 ■ 「土用」と言えば 夏になると、スーパーマーケットの店頭に「土用の丑の日」のキャッチコピーと共にウナギが並びます。日本人はウナギが大好きです。2018年は夏に土用の丑の日が2回あります。7月20日(金)を「一の丑」、8月1日(水)を「二の丑」と呼びます。
■ 夏の高校野球、埼玉2代表決まる
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